装甲車輌調達の下手な国とうまい国。

5月27日付のJane’s Defece Weeklyで、 Tricky Procurments という装甲車輌調達の問題を指摘する記事が乗っております。ざっくりいうと英米の装甲車輌調達プログラムは開発&調達コストの高騰、期間の遅れがひどい。対してフランス、イスラエル、オーストラリアは概ね成功しているという分析です。

米国のブラッドレーの調達、及びその近代化、後継、AAV7後継、英国のウォーリアの近代化やアジャックスの導入などです。
英米が駄目、プログラムマネジメントの欠如、調達&開発戦略における明確なビジョンが欠けていること、更には政治やメーカーのロビー活動で政治家が、国内に仕事を落とすこと、特に自分の票田に仕事を回すように画策したりすることも挙げています。これは特に米国で顕著です。そのためにサプライチェーンが不効率になったり、実力の無いベンダーを使ったりすることも問題です。

更にプライムの能力が欠如していることを記事は指摘しています。英国の例ではウォーリアの近代化は単にC4IRの追加と砲塔の交換です。エイジャックスはASCORDという既存車輌ベースの開発なのに費用が高騰、時間も掛かっている。これらは例えば両方とも既存のC4IRシステムを導入し、ウォーリアはCMIインターナショナルやラインメタルあたりの砲塔でもインストールし、エイジャックスはASCORDそのまま採用、あるいは最低限の近代化すれば良かったと思います。採用後にスパイラル的に近代化すればよかった。あるいはBAEの子会社が開発したCV90の最新型で良かったでしょう。

英米に共通しているのは強欲資本主義にどっぷり使っていることでしょう。英国は強欲資本主義の本場の米国と親和性が大変高いのが実態です。そしてBAEシステムなども事実上米国企業みたいなものです。

いつも申しておりますが、米国強欲資本主義では、株主の短期利益を最大に尊重します。それはストックオプションで利益を得られる経営陣もメリットがあります。
このためにバランスシートをキレイにするために、工場、製造設備をできるだけ減らし、人件費や教育費用もケチります。当然中長期に渡る研究開発投資もしません。技術はベンチャー企業を買収すればいい、利益がでればそれで退職金を払って従業員を解雇したりします。経営陣は儲かりますが、従業員の賃金は極力低減されますから士気も落ちます。なにより、教育費もケチるのでプロとして能力も維持できなくなります。
さらに利益がでても配当と自社株買いで株価釣上げに使います。

こういう感じですから従業員も会社に対する忠誠心はなくなります。詐欺当然の手段でも短期的に成績を上げて、それを手土産により高給で雇ってくれる会社に転職します。実際にそういう例をぼくはビジネスの現場で多く見てきました。

こういう環境では中長期の開発であるとか、地道なコストダウンとかに力が入りませんし、能力の高い社員が育たないのでベンダーのコミュニケーションもうまく行かない。何かあれば互いにお前が悪いと罵り合います。これでは高いシステム統合能力なんぞ身につきはしません。
ボーイングの737のトラブルもこういうことが背景にあると思います。

更に申せば、全体的な調達計画がきっちり決められておらずバラバラに動いています。

変革の兆しもあります。2019年に米国主要企業の参加する経営者団体のビジネス・ラウンドテーブルはこれまでの株主第一主義を見直して、顧客、従業員などのステークホルダーの利益を優先すると宣言をだしています。


対してフランスはスコーピオン計画という大きなフレームを作っています。
その中で、既存車両の任務を統合して車種を減らしたり、プラットフォームを共通化したりコストを下げています。

https://japan-indepth.jp/?p=43786
https://japan-indepth.jp/?p=43793


さらに6つあったバトルマネジメントシステムもスコーピオンシステムに統合しています。しかも新たな統合無線機は既存の無線機の12倍も周波数帯が広いので周波数帯を容易に変更できて妨害にも強い。

イスラエルも同様にバトルマネジメントシステムやC4IRシステムを共通化しています。
なによりイスラエルは常に臨戦態勢にあって、国家の存亡をかけて軍備を整えています。それによって官僚主義や不効率が排除されています。これはかつての南ア国防軍も同じでした。

オーストラリアもランド121、ランド400という包括的な装甲車輌調達計画をまず作って、そこからブレイクダウンして各装甲車輌を調達しています。またあれこれ小細工せずに他国で実績のある装備を調達することが多いのも特徴です。
もっとも英国の強い影響を受けたままの海軍の調達は潜水艦含めてお粗末なようです。

これらの国々に共通しているのは明確な戦略があり、強いリーダーシップに基づく確固とした要求があり、実現可能でアフォーダブルなレベルで、計画管理を厳格にしていると記事は分析しています。

さて翻って我が国はどうでしょうか。80年代以降調達された装甲車輌全体の更新(あるいは近代化)計画は存在しません。
コマツのものを採用した8輪装甲車は開発費もろくに出さなく、キチンとコミットメットもしなかったので無残に失敗。その仕切り直しで採用の次期汎用8輪装甲車は、ファミリー化はされるものの、同じような8輪装甲車を調達しようとしています軽装甲機動車後継のビジョンも見えていません。89式ICVなどの後継も不透明です。
 装甲車輌のポートフォリオ更新にどれだけの費用がかけられて、どの程度の期間で行うかもアナウンスがありません。これは防衛省の無能を隠すためのものであり、納税者に対して充分な情報公開をしているとは言えません。


今のビジネス環境を知るためのおすすめの本です。
勤勉な国の悲しい生産性 なぜ経営の正義としてまかり通るのか - ルディー和子
勤勉な国の悲しい生産性 なぜ経営の正義としてまかり通るのか - ルディー和子


Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。

90式戦車の有効活用考えよ
https://japan-indepth.jp/?p=52366
 
陸自新小銃に多くの課題
https://japan-indepth.jp/?p=52127

防衛省、陸自の新小銃と新拳銃公開
https://japan-indepth.jp/?p=52014

19式自走榴弾砲を安価に調達する方法
https://japan-indepth.jp/?p=51931


European Security & Defence に以下の記事を寄稿しました。
https://euro-sd.com/2020/04/articles/exclusive/17070/bulldozer-contract-win-for-hitachi/


東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。

培養肉がこの先「有望」な食材になりうる事情
環境負荷や食料自給の観点からも期待集まる
https://toyokeizai.net/articles/-/342551

防衛記者クラブの「台所事情」何とも厳しい実態
不要不急の支出、財政破綻の危機を迎えていた
https://toyokeizai.net/articles/-/343696

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 11

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス

この記事へのコメント

やれやれ
2020年06月20日 14:21
陸自もドイツのボクサーのようなミッションモジュール型にすればモジュール交換あけで色々なタイプに対応できて便利だと思うんですがね。ただモジュール型の弱点として合体部分の仕組みが必要で構造が冗長になりその分大きく重くなりそれを嫌うと内装が一回り狭くなります。
どっちが良いか悩ましいですが大部分のコンポーネントを共通化して兵員輸送、装甲救急、指揮通信、砲弾輸送、自走迫撃砲、機関砲、化学防護などの派生モデルでベース車両(ついでに水陸両用)は統一した方が良いと思います。
今まで専用車あかり少量作ってはどれもイマイチで良くない物を少量多品種揃えるなら同一シリーズの派生車を買うか開発したほうがコスト面、部品の調達面においても有利。
そんな考え方をしてくれる人が大臣含め防衛省にいるでしょうか。問題はそこですね。
通りすがりの名無し
2020年06月20日 17:21
やっぱ調達って一筋縄ではなかなか上手くいかないんですね。海外製を買うにしろ、その海外企業もちゃんと見なくてはいけないわけで
ブロガー(志望)
2020年06月21日 11:52
お邪魔します。
 所謂「陸軍国」と「海軍国」の違いではないかと思われます。大陸で地続きの国はまず「自国内に侵入してくる敵戦闘車両に対抗するための戦闘車両」を開発します。そうして開発された車両はスウェーデンのS戦車のように極端に最適化された車両でもなければ、最適とまではいかなくても様々な用途にそこそこ使える車両になるのでしょう。一方地続きに強敵を持たない国は「艦船で運び、運んだ先で使う」車両になります。それ故「どんな状況で何をさせるか」(砂漠や平原かそれとも森林や湿地や山間部か、限定的な介入や警備活動か敵正規軍との全面対決か)がそれ程絞り込めず、その結果中途半端な仕様及び調達計画になるのではないかと。後「旧ソ連消滅 ⇒ 中国の海洋進出の加速」といった予測し切れない国際情勢の変化にも振り回されるでしょうし。
KU
2020年06月22日 12:45
>イージス代替策、検討着手 「メガフロート」案も浮上ー政府

http://www.jiji.com/sp/article?k=2020062100230&g=soc

>>>慢性的な人手不足

まずは旧式艦をバッサリ切り捨て、尚且つFFMやらOPVの建造数を見直し、それでもって、こうした新装備↓

>DARPAと米海軍、無人完全自律航行艦の建造を計画

http://engineer.fabcross.jp/archeive/200614_no-manning-required-ship.html

の導入を大々的に進めてもらいたいですが。
やれやれ
2020年06月23日 10:04
KUさん

「こんな国を相手に、ドローン市場で巻き返すことは無理ですよね。」
そんな事はありません!日本の科学力をもってすれば巻き返しは十分可能です!現にスパコンの富嶽で世界一になったではありませんか!
パチモノ中国なんてものの数ではありません!安物を多数作るだけの中国が性能で日本より優れたドローンを作れるはずが無いし勝負はこれからです!輸出さえできれば日本の素晴らしい軍用ドローンが世界を席巻する日も近いのです!

...なんて事があるわけありません。酷使様はそう思っているでしょうが。初めて珠海のエアショーに行った時に既にグローバルホークやプレデターをパクった小さな模型を展示していました。正直笑いましたね。米軍に追いつくなど絶対無理だろうと。
ところが実際には10年しないうちに民生用ドローンの多くが中国製で今や軍民合わせて陸海空、種類の多さでもピカイチですよ。
よくもこんなに雨後の筍のように次から次へと色々なドローンが出るもんだと感心します。農業用で種や肥料、農薬散布のアタッチメント以外にもグレネードを投下できるアタッチメントもあります(笑)。もう何でもありですよ。本当に使いものになるかどうかよりまず作って売ってみると言う発想のようで。
日本こそ自動化を進めるべきなのに人海戦術優先ですからね(汗)。人口の多い中国が自動化に邁進...少しは見習うべきかと。
最も力が入っているのがドローンですからね。

珠海のエアショーに行ってみると面白いですよ。自衛隊も真っ青になりそうな装甲車のシリーズ総揃いとか小型のバギーから装軌式自走榴弾砲、ミサイルシステムから小火器色々、弾薬色々、戦闘機色々、現役空軍機色々(でも中華フランカーは来ない)ですからね。
KU
2020年06月23日 10:35
>イージス・アショア導入断念で日米同盟に亀裂も

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/61011?page=3

地元住民の感情や被害なんざ気にしないと言い切っちゃうとかホントに、この人は幹部自衛官だったんですか?おまけに日米同盟大事!とか。盲目的にアメリカ最高!なんてやっているから、足下を見られ自ら選択肢も狭め、戦闘機の自主開発の基盤も捨て去るハメに陥ったのに、まるで気にならないようでorz 。
Goodman80
2020年06月23日 11:17
防衛省の調達を担う防衛装備局は、自分達の天下り先の為の、予算の取合いに終始し、彼らのパトロンの力で予算の割当が決定されます。よって、必要性の無い無駄な装備品が調達される訳です。
自衛隊は彼らの下部機関に過ぎず、調達された装備品を各部隊に振り分けるに過ぎません。彼らには戦略的な思想など存在せず、割当てられた装備を、それなりに説明がつくような任務や訓練等を支持するに過ぎません。国防を担うなんてことを考える訳も無いのです。
国防の為には、どこに、どれだけの兵力を、どのような装備で、何時までなどは、考えもしません。与えられた場所で、与えられた人数で、与えられた装備で、指示された期間任務に就くだけなのです。この国に自分自身で守る能力など全くないのです。
与えられた高価な玩具で戦争ごっこをしているに過ぎません。
「駐留している米国が何とかしてくれるハズ、してくれるに違いない」と思い込んでいるのでしょう。平和です(頭の中が)。
Suica割
2020年06月23日 12:23
KU様

地上イージス取り消しても、日米同盟を揺るがせない方法なんていくらでもあるはずです。
ましてや、国内の情勢をアメリカがもうわかったからいいというまで、懇切丁寧に微に入り細に渡るまできちんとレクチャーしたのか疑問に思いますね。
今が最終ライン付近だから、現状仕方ないと納得させるための報告が日本には足らない。

それやった数年後に野党議員が不自然に週刊誌発端の騒動で失脚しそうですが。
やれやれ
2020年06月23日 16:02
KUさん、

あまりにもアレなので見てポイしちゃったからどこにも転載しませんでしたけど。この方は空自にいて米空軍大学に留学して何を学んだのでしょうね。
そもそも米国からイージス・アショアを押し付けられた事をどう考えているのか。

「国民を何がなくても守るという堅確な信念を失った国は、米国にとって異質なエイリアンであり、同盟国たり得ない。」
この御方の考え方も変ですね。国民を、では無く米国を、の書き間違いではないでしょうか。もし原文通りに考えているとしたらイージス・アショアより先にやることが色々あると思いますが。
それに費用と運用にかかるまでの年月を考えるととても国民を守るものになるとも思えませんが。

まあ迎撃ミサイルの迎撃や失敗によって地上に落下し国民が被害を受けることは湾岸戦争のパトリオットミサイル(PAC2)ではっきり分かりました。撃墜できないのに被害が倍増ではね。ゲームなどで遊んでいると分からないものですがミサイルを迎撃すると成功しても失敗しても弾道ミサイル+迎撃ミサイルが地面に降って来るわけです。どこで爆発するか塊が落ちてくるかバラバラかは別にして。少なくとも国民はこの事実を知っていないといけないとは思いますが。それはともかく、
イージス・アショアが同盟の証明になるならその目的はグアムとハワイの防御でしょう。日本海上空で迎撃できれば都合がいい。
日本が失敗したら自分たちで迎撃する2段構えでしょうから保険位の意味合いでしょう。日本に落ちようが攻撃されようが関係ない、米国の為に堅持しろと米国が言うかどうか分かりませんが。

それにSuica割さんも書かれていますが私も同意見です。
無駄な物を配備する余力は無いとはっきり言わないと。
代わりに買えと言われたらイージス艦の追加やストライカーでも
T7Aでも買ってやるで良いのでは。
やれやれ
2020年06月23日 18:50
フィリピンの攻撃ヘリ選定にシコルスキー参戦、廉価版S-70i ブラックホークを提案?
https://grandfleet.info/indo-pacific-related/sikorsky-participates-in-the-selection-of-attack-helicopters-in-the-philippines/

「シコルスキーは16機の輸送型S-70iを2億6,500万ドルで受注しており1機あたりの価格は約1,650万ドル(約17.5億円)で米軍が運用しているUH-60(約5,000万ドル)よりも劇的に安い。」
何がそんなに違うのか知らないけど安い!日本にも売ってくれ~って感じです。
Suica割
2020年06月23日 19:32
今、推進中の地上イージスって、やり方がちぐはぐというかおかしいのですよね。
まず、レーダーという構成要素をいきなりの新型で補う。
スピード命なら今あるもので作っておいて、改修という手段もありますし、開発が中止や失敗に終わるリスクを考えたら、出来合いで対処して、改造する方が手堅いです。
弾道弾対処を急いでやるなら、建屋がいる地上イージスよりも、車載のザードの方が完成は早いですし、パトリオット増強で人口密集地帯の守りを固め、カバー率を上げて、国民の安心感を高める方法もあります。
いずれにせよ、本質的な防衛強化にも、国民の安心感アップにも役立たない地上イージスは悪手でしょう。
濡れネズミ
2020年06月23日 21:32
見事に日米の軍官僚関係者以外の予想通りになりましたね。
結局ぬるま湯の国産開発/国内調達は破綻しました、くたばれ陸幕!
(すいません爽やかな挨拶です)

パトリア社やジョン・コッカリル社を三菱以下と馬鹿にした挙句に試作した新型が機動力、火力、防御力がAMVより低くて高価とか頭に蛆が湧いてんでしょうか?


調達担当は、リビア内戦が急展開を迎えて、ラダック地区の紛争が拡大しかけてる時に国内メーカー救済を考える無能の極みの様で。

三菱がコロナで厳しそうだから助けて恩を売るとかあり得ない状況ですから今すぐ首を括って欲しいです。
Suica割
2020年06月23日 22:52
やれやれ様

まずは、まともな野戦救急車と個人救命用品、野戦用ドクターヘリ、NBC対策拡充でしょう。
次にまともな小銃や機関銃、弾薬や付属品でしょうね。
言うこと機関銃の映像とか見せたら、一発で納得しそうです。
軽装甲機動車の代替えなんかもいいでしょう。
アフガニスタンとかで、泥縄式で手に入れた車両でも、軽装甲機動車よりはましなものがありますし、米国としても、安値でも引取りしてくれるなら、ありがたいお話になります。
日本の軽装甲機動車は、外国人が納得するような基準で説明すると、小型超軽装甲機動車(英語で説明すると、ウルトラ ライト アーマード ミニ ビークル位になりますかね。)ですからね。(ペイロードが小さい。ソフトスキンとは言えないが、フル規格のアサルトライフル用NATO弾を防げない時点で軽装甲というには烏滸がましい。)
まともなヘリコプター部隊再編、トランスポーター増強、使える輸送機の増加と飛行場整備、頑丈な航空機用えん体建設とかいろいろやったら、地上イージス代なんか安い位、使いかねないのが、恐ろしい所。
しかし、印象強そうな新装備より、ズタズタな既存装備や手薄い弱点をなんとかするのが最優先です。
必要なプランニングはしてみましたが、これも、バランス見ながらというのはありますが、アメリカの有償援助のつけ等、各所への支払いが先というのがなんとも悲しい所です。
国民の安心感優先ならば、弾道弾対処でわりかし早く揃えられるパトリオットやザード購入がいいですね。(どちらも車載機材。巨大な建物はいらない。)
防衛力アップにも、国民の安心感醸成にも繋がらない装備を買う余裕は日本にはありません。
19190213
2020年06月23日 23:51
アメリカの救いはベンチャーが強いことですよね・・・。

それに比べて・・・・

本邦においては融資もそうだと思いますが規制も厳しいので育たないというのは正しい認識なんですかね?

諸兄の意見賜りたく。
偽陸士
2020年06月24日 00:38
濡れネズミ様。

>パトリア社やジョン・コッカリル社を三菱以下と馬鹿にした挙句に試作した新型が機動力、火力、防御力がAMVより低くて高価とか頭に蛆が湧いてんでしょうか?

夜郎自大という点では旧軍と何ら変わり無い我等の古巣。
いや、日本人の大多数だろうか。

此処は日本だ。
他国の惨事、戦火など関係無いと宣うのでしょうが、PKOにせよ防衛出動にせよ自衛隊が戦う相手は濡れネズミ様が警鐘を鳴らした兵器の数々です。

保守層や高官の頭に蛆が湧いているかは判りかねますが、ハエは飛び回っているように見受けられます。
通りすがりの名無し
2020年06月24日 12:06
suica割さん
LAVは装甲レベルを2か3に変更、対地雷にv字モジュラー装甲、スポールライナー装備、対NBC構造にした上でAPCから偵察対戦車に運用するのはどうなんですかね?
やれやれ
2020年06月24日 15:36
Suica割さん、
内容はごもっともだと思います。配備する優先順位のほどは良く分かりませんが、必要な装備だとは思います。

「しかし、印象強そうな新装備より、ズタズタな既存装備や手薄い弱点をなんとかするのが最優先です。」
そうなんですが、ヲタ含めて目が行くのは張子の虎でも新装備なんですよね...あまり自衛隊の装備の実態を知らないからそっちは完璧だと思っているのでしょう。中身は昭和でも。

都知事選でもちょっと話題に出たようですが、前回のオリンピック地代というかその頃に整備した各種インフラ(橋、トンネル、上下水道設備など)が寿命を迎え近々に新しくしないと橋が落ちたり水道管が破裂したりという事故が多発する見込みです。ところが人間今あるものは永遠と考えがちで古いものを新しいものに取り替えるだけの地味な変更には大金が掛かる割に地味で誰も気にしないので新都知事がこれらのことを強力に推進しないと遠からず東京が物理的に破綻しかねない状況に陥る危険があるのだとか。東京だけに限らないですが、東京が戦後復興したのも早いですしそれだけ寿命を迎えるインフラ設備が多数あるということみたいです。
同じく変な装備を欲しがると既存のゴミ兵器が残ることになり自衛隊も遠からず破綻するでしょうね。酷使様は防衛費を増やせばいいと簡単に言うでしょうがこのような事こそ計画的に導入と更新が必要かと思います。

19190213さん、
「本邦においては融資もそうだと思いますが規制も厳しいので育たないというのは正しい認識なんですかね?」
合っていると思いますが半分位だと思います。日本は出る杭は打たれる国ですしそれを跳ね飛ばすパワーが必要なのと、1回倒産したら2回目のチャンスはそうそう来ない、チャレンジしにくい融資と投資熱が低いのもあるでしょうね。アイディアがあっても簡単に実現できないので海外に渡る人もいますし、文化や国民性などの問題もあるかも知れません。なにより一山当ててやろうと言う気概のある創設者がどれくらいいることやら。中小企業が多いのもそこそこの成功で満足して社運を賭けても大企業にのし上がろうとまではしない、できないのもあるかも知れません。
ベンチャーで小さく成功する人は多いと思いますが、大企業まで育った会社がどれくらいあることか。志もそこまで大きくないのかも知れませんが。
最初は小さくても世界に冠たる大企業にするぞ!という人がいない事も大きいかも知れません。なんにせよ日本に世界的大企業ってどれくらいあるか考えたら日本ではそこまでの巨大企業を育てられないんでしょうね。
Suica割
2020年06月24日 17:17
通りすがりの名無し様

LAVは装甲レベルを2か3に変更、対地雷にv字モジュラー装甲、スポールライナー装備、対NBC構造にした上でAPCから偵察対戦車に運用するのはどうなんですかね?

全部は現実的に難しい気がします。

LAVは装甲レベルを2か3に変更
>外に鉄板張ればいけるように思います。が、重量増加で足回り等に負担が。スピードが遅くなったり、燃費が悪くなったりするでしょう。ただ、実現性は高い改造です。
対地雷にv字モジュラー装甲
>車高が下がるので、クリアランスが悪くなる。いずれにしろ、現在のクリアランスが必要なら、足回りの改修が必要。出来るのか?
スポールライナー装備
>スポールライナーがどんなものかわからないですが、そこまで厚くなければ、実現性は高いでしょう。
対NBC構造にした上でAPCから偵察対戦車に運用する
>APCから偵察対戦車は運用変えるだけなんでいいのですが、対NBC構造にするのは、かなりきつい気がする。
そのための装置が載るかどうかが鍵。
新造するとして、手直ししたところで、いろいろ無理しそうです。
偽陸士
2020年06月24日 18:37
19190213様。

我国はベンチャーに限らず、何か新しい事をやろうとすると規制にぶつかります。

ドローンだけをとっても、ドローンから何かモノを落とすだけで国土交通省の御伺いをたてなければならないのですから。

悪用されたドローンを迎撃する手段を開発せず、すべてのドローンに法の網を被せるのですから新たなビジネスなんて育ちません。

首相官邸にドローンが墜ちて大騒ぎするなら、放火に使われるガソリンや通り魔に使われるレンタカーの規制を銃器並みにやったら如何でしょうか?

役人の規制しまくるから、日本と珠海の距離は開く一方です。
KU
2020年06月24日 22:44
>「防衛報告書入手」イージス・アショアのレーダーは使い物にならない

http://bunshun.jp/articles/-/38614?page=1

とうとう、文春もいろいろと書き始めましたね(^_^)。これで、あんな補佐官の名前が出てくれば尚、良いですけど。
濡れネズミ
2020年06月25日 08:56
偽陸士さん、国内メーカーなら直ぐに開発できると豪語してこの様は納税者の立場としては納得がいかないですね。

https://www.armyrecognition.com/june_2020_news_defense_global_security_army_industry/french_company_arquus_presents_new_apc_fortress_mk_2_-_sherpa_light_-_vab_mk_iii_at_e-xpo_defense.html

フランス軍の新型装甲車に関する記事です、
やっぱり実用性を考えるとゴツくなるのが気に入らないとか考えてる気がします。
偽陸士
2020年06月25日 10:22
濡れネズミ様。

フランスの装甲車、ゴツくて良いですね。
これなら兵士を路肩爆弾から守れるのではと思えます。
値段と性能が見合うなら多少のヘビートップもやむ得ません。

にしても彼我の落差に溜め息が出ます。
やれやれ
2020年06月25日 11:38
Suica割さん、
スポールライナーはぶっちゃけ装甲車内に貼り付ける防弾、破片を防ぐ内張りみたいなものの様です。
一例ですがこれは塗料のように吹き付けるタイプです。
卵やスイカに塗りつけると野球のボールやサッカーボールに早変わり。それなのに中身が割れない(汗)みたいな動画もありました。
https://line-x.jp/index.aspx
https://www.linex-auto.co.jp/news/2015/12/08/3843/
https://www.linex-auto.co.jp/about/movie/
他にも探せば沢山出てくるのですが、本当にこんな性能があるなら塗りつけて欲しい一品です。

Goodman80
2020年06月25日 15:38
欧州の装輪装甲車の調達は、アメリカ、ロシアの影響下である程度分かれている様に思います。
アメリカ影響下の国家ではスイスのピラーニャ系列の様な軽量な物、ロシア影響下の国家ではパトリアAMVやパンデュールIIの様な重装甲の物が調達されています。これらは前の旧式の物に置換える為に、調達数、調達期限等が決定されます。必要な装備を調達する為に各国で共同開発等も行い、各国の仕様で各種のタイプが調達されます。よって、必要な性能の機材がそれなりの価格で、それなりの期日に調達される訳です。発展途上国においても装輪装甲車程度の機材であれば、武器輸出国の支援を受け、開発しています。
この国の場合、旧機材の更新の為の資金を、他の国が開発した機材を欲しがる為、これらの開発費用にしてしまうことが多く、旧機材の更新は放置し、開発、調達された時点で、時代遅れになってしまう機材を多額の開発費をつぎ込み、少量調達し部隊へ押し付けるのです。新しい玩具を欲しがる子供のレベルです。
部隊からの要望を無視し、自分達のレベルで作り上げた使えない装備を造り続けた旧陸軍から一歩も進歩していないどころか、明らかに後退しています。今のままでは真面な装備が部隊に届くことは、100%無いでしょう。
ふきのとう
2020年06月27日 03:09
アクティビストファンドのやってる事って言っちゃなんですが旧軍の政治干渉みたいなのもありますからね。横車を押す癖にガヴァナンスの責任は取らない。