安倍政権下で、防衛費を低く見せるために、第2防衛予算と化した防衛省補正予算



今月防衛省の令和2年度の予算案が発表され。合わせて令和元年度補正予算案(防衛省所管)の概要も公表されました。
https://www.mod.go.jp/j/yosan/yosan_gaiyo/2020/yosan_191220.pdf

第二次安倍政権下においては、補正予算が完全に第2防衛予算となっております。これによって防衛費を過小に見せています。ある意味の世論操作でありますが、ほとんどの記者クラブメディアはこれを解説しておりません。

この件は東洋経済オンラインにも寄稿しております。

日本人は防衛予算の正しい見方をわかってない
2020年度は「5.3兆円超」でなく6兆円前後に?
https://toyokeizai.net/articles/-/313774

財政法第29条では以下の場合に補正予算を編成できると規定しています。

1. 法律上又は契約上国の義務に属する経費の不足を補うほか、予算作成後に生じた事由に基づき特に緊要となった経費の支出(当該年度において国庫内の移換えにとどまるものを含む。)又は債務の負担を行うため必要な予算の追加を行う場合
2. 予算作成後に生じた事由に基づいて、予算に追加以外の変更を加える場合

次年度の予算を小さく見せるために補正予算で買い物をしていいとは書いておりません。
さて本年度の補正予算ですが、以下の通りとなっています。


令和元年度補正予算案(防衛省所管)の概要
防衛省計上額 ・・・・・・・・・・・・・ 4,287億円

その内訳は
1 国土強靭化のための措置 344億円
台風等の被害を受けた自衛隊施設や災害派遣活動で損耗した装備品等の復旧・整備及び災
害対処能力の向上に必要な装備品等を整備するための経費。
○ 自衛隊施設(横須賀地区等)の復旧(崩落した護岸等の整備) 41億円
○ 装輪車両・施設器材の損耗更新等 40億円
○ 固定式自家発電機の整備 13億円
○ 航空輸送能力の向上(輸送機の整備の促進) 234億円
○ 災害対処能力向上のための資機材(簡易ベッド等) 8億円 等

2 自衛隊の安定的な運用態勢の確保 2,327億円
我が国を取り巻く安全保障環境や頻発する自然災害に対応するため、装備品等の着実な整
備等を行い、自衛隊の安定的な運用態勢を確保するための経費。
○ 航空機・艦艇等の維持整備 81億円
○ 航空機等の整備の促進 2,191億円
○ 隊員の生活・勤務環境の改善 17億円
○ 小型無人機対処器材の整備 22億円 等

3 総合ミサイル防空能力の強化 1,456億円
弾道ミサイルなどの多様な空からの脅威に対する対処能力の強化に必要な装備品等の整備
のための経費。
4 その他の追加財政需要 160億円
○ 原油価格の上昇に伴う油購入費・営舎用燃料費の増額 133億円 等

これらの項目で本来の補正予算の趣旨に合致するのは、
1の、 自衛隊施設(横須賀地区等)の復旧(崩落した護岸等の整備) 41億円
4 その他の追加財政需要 160億円
○ 原油価格の上昇に伴う油購入費・営舎用燃料費の増額 133億円 等
だけでしょう。つまり補正予算の4287億円の内、4168億円は「お買い物予算」第二の防衛費というわけです。
防衛費は人件糧食費などの義務的な固定費用が多いので、実際の装備調達などに使える予算は約1兆円程度しかありません。補正予算の「お買い物予算」はその4割強に当たる予算を手当しています。

これでは国会がきちんと防衛費を精査することはできないでしょう。
政治による文民統制の基幹は人事と予算の掌握です。それが我が国にはないがしろのされています。これで文民統制問題なしというのは、文民統制のなんたるかを理解していないということです。
総統官邸、じゃねえや、首相官邸が自衛隊に不要で高価な米国製兵器を押し付けて、それで予算が浪費され、あまつさえ補正予算までお買い物予算にしても、自衛隊の弱体化が回避できないわけです。
総統、じゃねえ、首相の現実無視の思いついきを自衛隊に押し付けることが文民統制ではありません。


■本日の市ヶ谷の噂■
19式自走りゅう弾砲がキャブを5人乗りにも、装甲化もしなく、NBCシステムも搭載されておらず、機銃すら装備されず、搭載弾薬が少ないのは調達単価低減と、たった22機しか調達されないC-2輸送機で空輸という机上の空論のため重量低減のためとの噂。

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この記事へのコメント

やれやれ
2019年12月30日 17:13
19式自走榴弾砲、アウトリガーを両脇に付けないと発射の衝撃で揺れるんですよね?
重量重くなりませんか?
他国のを見ると板でなくてハの字に開く
FH70の足の様なのを使っていますが、
実は軽量化の為に使って無いとしたら
結局軽量化で乗員は危険、精度は劣る
軽量なだけのトホホな榴弾砲になり
ませんかね?
それに展開優先ならFH70の改良で良いのでは?それとC2で一体何処に運ぶつもりなんだか。必要なら先に島嶼部に運んでおけば?
と思わなくも無いですが、むしろ対艦ミサイルの方が良いのでは?どうもC2とのコラボ運用が分かりかねます。どの様な戦術を想定しての事なのか。
まさか尖閣で使おうとか考えて無いですよね。
質の悪い軍事オタク
2019年12月30日 17:54
 F-2戦闘機、OH-1ヘリコプターも途中で調達中止したのですから、C-2輸送機も、調達中止にできないのでしょうかね。
 まぁ失敗作とは認めたくないでしょうから、、適当な理由つけて。
 C-2はどう見ても失敗作ですが、少なくても、技術者は貴重な経験をしたのですから、(多額の税金を使って)その経験を次に活かせるといいのですが、次の開発の頃にはいつものパターンでC-2を経験した技術者のほとんどは退職してるでしょうね。
濡れネズミ
2019年12月30日 20:17
もう、仮想敵国たる北の連邦、西の人民共和国、半島南北が大っぴらに軍備増強してるんだから予算をかなり多めに取るべきだと思うんですがね。
なんで低く見せたいのか。

19式はやはりC-2搭載というハードルの為にいろいろやったらいけない削減をやらかしたみたいですね。
NBC対応以前に小火器の攻撃に耐えられないとか戦闘兵科の装備としては論外でしょう。
対砲兵射撃が果たしてこの自走砲もどきに出来るのやら。
偽陸士
2019年12月31日 00:03
濡れネズミさん。

ここはもう陸上自衛隊改め、机上もしくは紙上自閉隊と改名した方が良さげな体たらく。

しかも正規軍と真っ向勝負してナンボの組織が猟銃程度の想定で演習とは・・・・

ベトナムもアフガンも、RPG7、P-SAMがこれでもかと使われたのは衆知の事実。

猟銃にしても侮って良い物ではありません。南スーダンではAK中心のスーダン政府軍が猟銃で遠距離から狙撃され、南部から叩き出されています。

小銃もアサルトとボルトアクションは同数で良いと思います。

繁華街ばかりでなく、山岳部、平野、飛行場、港湾、外洋とボルトアクション有利な場面も多い。

それにヒグマ相手だと口径は最低でも8.58mmは無いと勝負に成らないし。

演習中にM2担いで逃げるなんて惨めすぎる。
ボルトアクション否定派は北部で勤務してみるが良い。
反省する前に生きながら自分のハラワタを喰われるかも知れませんがね。
やれやれ
2019年12月31日 10:01
濡れネズミさん、
恐らく防衛費はGDPの1%と言う縛りがあるからでしょう。できるだけそこから超えたくない。
他方国家予算から見た防衛費は国が自由に決める事ができる予算は100兆円のうち40兆円程(実際はガチガチに決まっているので勝手に変えられない)その中で防衛費が5.3兆円。
これを6兆円まで増やすと101兆円位に予算を増額して税金だとか国債だとか増やさないといけない訳で手続きが面倒だからとかじゃないですか?財源も無いのに簡単には増やせないから想定外の出費という扱いで補正予算にねじ込んだと言う所かも?本音では無駄遣い多くても増額したいんですよ。しかしこんな有様ではGDPの2%など夢のまた夢。仮に10兆円とすると国家予算を105兆円に増額するか5兆円分税金取るか国債発行するか、国家予算から何かの予算を削るしか無い訳で、
そうすると国民全体か一部か分かりませんが割を買う所が出るわけです。分かりやすく来年から医療費負担5割とか消費税13%とかになったら政権はこけるのでは?政治家もそこまでしたくないでしょう。欲しがりません勝つまではってのは通用しないと思いますよ。そうするとGDPが減って2%に上げた防衛費も下がり結局6兆円程度になるなら小手先の誤魔化しの方がマシって思うでしょうね。
お金って思った程どこからか湧いて出てくるものじゃないんですよ。一度MMT理論を頭から信じて今以上にお札刷って放漫な予算運営してみると面白い事が起きるかどうか興味ありますが、怖いもの見たさの側面が大きいかも。面白い事が起こると防衛費がいきなり2兆円位(0かも知れないけど)に下がるかもしれませんけど。
CPR
2019年12月31日 10:48
予算を低く見せたい傾向については、軍民両面の要素が絡むと考えられます。
防衛省自衛隊は旧軍の反省(?)から、国民の支持を得ることに腐心してきました。
災害派遣を存在意義の広報に利用してきたのはその一端です。
視覚に訴えられる見た目は立派な装備調達を続けるのは、国防を忘れ、軍事に疎い国民への広報とも言えます。
外圧を含む政治事情が複雑に絡んでいるにせよ、国民の国防意識の水準が反映された結果といえるのではないかと。
政治家の質はその国の国民の質を反映したものと同じ話です。

C-2と19式の件は本末転倒ですね。
素直にC-17を調達していれば良かったものを。
自分の過ちを認められない病ですから、調達中止の理由も考えるのは得意じゃないですかね。
濡れネズミ
2019年12月31日 17:39
偽陸士さん、私も北海道に居たので正直クマは怖いので分かります。

やれやれさん、縛りですか。
何というかそれで予算が嵩むのは嫌ですね。

CPRさん、政治はもうお腹いっぱいです。

おそらく以前にお話ししたあり得ない状況の演習に関してのおそらく信じていただけないと思われる話をさせて下さい。

私が在隊した2014〜17年間のうちダーイッシュ(ISIL)の脅威と周辺国への兵器の拡散、クリミア半島の戦いについて訴えても2016年半ば過ぎまで狂人扱いでした。
私自身飲み会で報告した際の様子をネタにされたくらいです。
当時は上層部には頭の痛い問題があり、そちらの方に注意が行っていました。
それは「北朝鮮」と「南スーダン」です。

民主党政権で派遣が決まった南スーダンはすでに内戦の気配があり、ハッキリ言って派遣部隊に志願する人員が不足していました。

もちろん上層部も手を拱いてはいません。
人事評価、給与面での高い評価や志願者に関しては2年勤めれば方面間での移動に関してかなり寛容になると言う「餌」がありました。

しかし、おそらく皆さんご存知でしょう。
自衛隊が派遣された地域は周辺にロシア製の「T-72主力戦車」、「Mi-17ヘリ」など対抗装備なしでは危険すぎる兵器を有する部隊が部族間の対立を背景にぶつかり合う事態になりつつあり、それは派遣部隊の報告等で一般隊員にも漏れ伝わって来ました。

北朝鮮がミサイル等を発射している状況で下手に実戦部隊を削る訳にはいかない、でも派遣する人員は足りない。
こうして後方部隊に対反乱鎮圧の訓練を行わせ、いざという時に備えようと言う話になった訳です。(市街地戦の訓練なのに市街地戦闘訓練場を使うな、防弾チョッキ無し、携行弾数を少なくした状況にされる、ビルの上から撃ち込まれている状況なのに応戦するななど死ねと直接言わないだけで最低な命令の連発。おまけにベテラン勢(2曹以上)は高みの見物です、ゲラゲラ笑って「いい酒のつまみだなw」とありがたいお言葉で私は辞める決心がつきました。トドメにはなんと中隊長からの陸士へのお説教と一人一人吊し上げもつきました。)

明らかに準備不足なのに現地の状況を緩くしておいて、いざ演習では想定される状況に合わせて訓練をさせようと言う腹です。
相手は弱い、だから大丈夫と言う説明を信じさせて志願者を増やしたかったんです。

もちろんそんなバカな話は無い訳で先日お話しした状況になった訳です。
(国士の方や在隊中の皆さん、あくまで私の部隊の忌まわしいエピソードなので勘弁してください。ただ必ずしも不正(賭博、窃盗、暴行、収賄)や人間関係が崩壊していない部隊ばかりでは無いと理解して頂けたら幸いです。)

そうこうしているうちに中国軍の部隊がロケット砲で攻撃されて任務を放棄しました。

欧州、東南アジアで連続してテロ事件が発生してしまいました。
私を貶していた連中はみんな黙ってしまい、南スーダンは泥沼に。

それっきりです、上も諦めて水機団の編成に切り替えました。
少し前まで国際貢献の素晴らしさと各種特典について語っていた方々の手のひらの鮮やかな返しには国士の方々も怒りを覚えていただけるでしょう。
チグハグどころか詐欺もいいとこが国際貢献部隊への志願者の現実です。

連投になりますがCPRさん、私の部隊の私物弾嚢に関する統制ならお応え出来ます。
濡れネズミ
2019年12月31日 18:07
連投すいません。
私のいた部隊でも私物弾嚢は基本的には禁止でした
あくまで基本的にはです。

理由はお下がりだったからです。
金具が壊れていてすぐに外れる、底が抜けかけている、クリップの部分がバカになっていて直ぐ外れる。
一般的にこのような症状が出ているものが多かったです。
PXで私物を購入すると怒られてしまうのですが、かと言ってすぐに新しい弾嚢は支給されません。
ブラックテープでぐるぐる巻きにして弾帯にくくりつけたり、靴紐(多分そこらの運動靴用の黒い紐です。)を結んで脱落防止していました。
本末転倒な話ですがワイヤーの脱落防止用品は高価な上に盗難(大抵タチの悪い陸曹や陸士長が犯人です)が相次ぐので陸士が使うのは危険でした。

自分の装備には他人は触れない筈だ?
理由を話して上司に助けてもらう?

演習終了時、早く撤収する為に他の作業についた人間の装備から弾倉や銃剣を外す様に指示されるのは結構あります。
手癖の悪い奴らには大義名分がありいくらでも物色できます。
もちろん私物の弾嚢も彼らの獲物です。
官品が有れば良いので平気で盗むのです。

盗難を上司に訴えた時には、大抵の尉官以上の幹部、営内陸曹は部隊運営の上で重要な陸曹や陸曹候補生の陸士長たちの味方ですから助けてもらえません。
(例として私の同期はイカサマで20万以上騙し取られましたが取った陸曹はお咎め無し。
彼は泣いていました。)
こうしたトラブルが後を立たず禁止になった訳です。
防ぐ方法はただ一つ、補給陸曹やベテラン勢への賄賂だけです。
賄賂を受けた陸曹が犯人や狙っている者に「金に変えてないなら返せ」とか「失せろ」と正にヤクザみたいにしてやる訳で、運がいいと見つかったとか災難だったなとか言われて新しい官品が支給されるので、本当に疲れます。

私の場合は新品が支給されました。
偽陸士
2020年01月01日 12:33
ったくこの国は。

普通、マシンガンもマガジンも薬莢も消耗品なのに脱落防止ワイヤーなんて訳が分からん。

ガンコントロールで安全な社会になるんだったら、全家庭にアサルトライフルを常備してる欧州なんてどーなるのよ。

民生の安定がおざなりになっても、大丈夫ですと言わんばかりですね。

国民が武力を政府任せにする国は呆気なく滅びる事でしょう。

にしても、泥棒がはびこるなんて祖父から聞かされた旧日本陸軍みたいですね。
自分が在職中にはそんな事無かったのに・・・・・・・
CPR
2020年01月01日 13:47
濡れネズミ様
自衛隊は社会の縮図と言われますが、そこまで不逞の輩が跋扈する部隊は初耳です。
私物脱落防止ワイヤーすら盗む、係陸曹への賄賂等耳を疑う話ばかりですね。
何よりも問題なのは、高みの見物を決め込む上級陸曹、陸士を吊し上げる中隊長のような幹部(患部)です。
愚かな指揮官・指導者に誰が命を預けるというのでしょうか。
こうした事例は募集難にも影響するでしょう。
悪い話ほど広がりやすいですし、組織は低い水準を基準に見られますから。

偽陸士様
過剰な武器規制を敷いた我が国では、自衛隊の武器管理にも悪影響が出るのは致し方ないですね。
銃所持許可は非常に面倒ですが、返納はあっという間です。
凶悪犯罪に対し自衛手段が限られるという自分の首を自分で絞めている状態には辟易します。
救急医療も同じ事が言えることですが、平時はまだしも、有事になると被害者・被災者に厳しくなるのが今の日本です。
二読者
2020年01月02日 19:37
>濡れネズミさん
>偽陸士さん

何というかまあ、目を覆わんばかりの惨状の部隊にいらっしゃったんですね。
本当にお疲れ様でした。
社会批評社辺りに持ち込んで書籍化して世に問うてみるのはいかがでしょう。
事なかれのバ幹部やアホ陸曹のみならず、勇ましいことばかり言ってる政治家のセンセイ方の面を張ることにもなって、いいんじゃないでしょうか?
19190213
2020年01月02日 21:37
19式ですが、まず装甲がないというのは致し方がないと思っています。
それは、対射撃で想定される敵の砲は中砲以上の火力があるので装甲を施した処で重量が超過してしまうだろうと言った所です。
そもそもそれでは輸送機はおろか山林の軟弱な地盤では運用が難しくなる。
ここはトレードオフであろうかと。
次に対NBC能力ですが、これも恐らく防護服着ろということでしょうね。
当然真夏は行動できる時間も減りますしきついですが、現在の多くの特科もそれでやっているので出来なくはないと言ったところでしょう。
まあ、特科の展開地域にまで落とす状況が日本で生起する可能性とコストカットして配備を進める事を見比べれば私はオミットされるべきと思います。

これらは勿論配備を良しとする意見ではありませんが無くても良かろうやという機能ではあるとは思います。

寧ろ砲迫単体の戦術レベルの展開力というのは陣地変換速度であって、それは砲布置から反覘そして弾薬を砲班に割り振るまでの早さです。
これは陣地変換の迅速性が求められる現代では高い水準で要求されます。
自走化と即応弾薬の一体化は必須です。
特に、陣地進入においての慣性航行装置とGPSによる自己位置測量機能は非常に作業を短縮させますし精度も確か上がるはずです。
弾薬の展張もそうですね。
あれは相当に骨です。
よって射撃陣地で卸すと時間も掛かるし撤収も大変かつ弾が敵火に曝される。別途掩蔽しないといけない。
怠いです。(悪い意味で)
其れなら後方(そんなに離れていない場所、敵の砲はレーダで捉えて打ち返すんで射撃陣地から離隔されてればok)で即応弾薬積み替えて遣れるなら良しです。
まあ即応弾薬が幾らかは知らないですし、変換中は他の中隊がカバーするのが前提ですけどね。
勿論他の任務では弾薬車があった方が良いですし至近に弾薬を置くなら掩蔽はなるだけやった方が良い(状況による)
と言った処でその着眼を戦術的には不要とは私は言えません。

ただし、戦略的には全く別の話ですし今要るか??
と言われたら大いに疑問です。
寧ろ輸送機に制限されるなら米軍のテスト車両のように105ミリを志向すべきで・・とまあぶっちゃけ105で対射撃に用いれるかと言えばきついし、かといって更新の必要性を語る為には色々要素をつけたい。
でも欲しいのは、比較的安価なFHと高価な99HSPの間の子。
そんな処でないですかね?
一寸中途半端に見える理由は。
要るのかいらんのかはべつですけどね。
19194213
2020年01月02日 22:25
とまあ色々書きましたが、少なくともウクライナで得られた戦訓を辿れば必要な事は通信の確保と保護であってさらに言えばGPSの妨害から諸元をどう維持するのかといった、ソフト面の向上こそが砲迫のみならず火力の発揮には必要です。
通信無くして火力はありません。
寧ろ通信という概念を棄てて光波を自律ドローンで中継することが求められるようになるかもしれません。
現代の戦場では、微細な電波の漏洩は即死に繋がるのだと思っています。
若しくは・・・電子戦で勝利するか・・(ウクライナ軍はある試みをしたそうですが)。

尤も予算配分で言えば私は普通科にこそ割り振るべきと考えています。
それは、これから予想される島嶼戦闘では旧来の重火器を持ち込むことの困難さや制限を考えれば彼ら普通科を軽視して代用として重火器で敵を減殺するという発想は成り立たなくなってきていることや上記のように通信を敵にやられる蓋然性を考えればおのずと縦の連携は取れず自分たちで対処しないといけないからです。
当然個別に自立した戦闘力を求められる訳でそれは、普通科の火器を改めなければならない事を意味しています。
LWMMG、汎用機関銃は勿論で60迫若しくはアドオン式のランチャー、81迫の増強。それらを運びうるだけの輸送力(装軌式のドローンとかは未来すぎ?)
そして普通科衛生の増強と情報小隊の増強。
当然自分たちで更に賄える能力の中には情報の付与まで入ってくるわけで米軍の未来構想のように情報オペレーターを入れる事も必要になるかもしれません。
最早戦闘団だけで全部対処できる訳では無くなったのですからよりコンパクトな単位でも行動出来る火力と能力を持たせるべきです。
確か某文書でも通信が取れない自立した戦闘力に触れていた気がするのですよ・・・だったらまず普通科からでしょと。
19190213
2020年01月02日 22:43
自衛隊に要らない物・・・それは無駄な式典だと思います。
勿論全てではありませんし広報要素を兼ねていることも事実です。
しかし、方面や旅団師団の式典を連発する意味はあるのでしょうか??
であれば、5年おきにするとか各駐屯地も2年おきで持回りにする。
そして駐屯地の夏祭りなんかも減らして式典がない年にやる。
その上で広報として一番大切な層である一般国民を呼び込む方に浮いた予算を使う。
もっと地元の商会を巻き込んで経済に貢献する。
やり方はもっともっとあるはずです。
工夫している駐屯地も沢山ありますが正直現場だけでは厳しい。
国民を呼び込んでお祭り騒ぎ出来る良い機会なのですからもっと活用するべきです。
結果的に時間は浮くし効果的に予算は使えるはずだと思うのです。
ブロガー(志望)
2020年01月03日 21:36
お邪魔します。
 こんな事を言うのも何ですが、他の省庁の予算はどうなのか、きちんと本予算で要求して獲得しているのかなと思っています。無論「他がやっているから防衛省がやっても構わない。」という気はありませんが。後2020年東京オリンピックとかにもあると聞いたのですが、グレーゾーンというか「どこまでを範囲に入れるか」の問題もあるのではないかと思われます。軍事はある意味「特殊」なので、引っ張ってくる「関連」があまり無いのではないかと。
CPR
2020年01月04日 07:32
19190213様

式典の削減は全くその通りです。
駐屯地創立記念(基地際)は負担がそれほど大きくありませんし、地元との交流機会でもあるので、毎年でもいいとは思います。
師旅団、自衛隊観閲式のような規模の大きな式典ほど隔年、あるいは5年10年といった区切りの年にすべきです。
式典のためにどれだけの人物金が浪費されていることか。
参加部隊にとっては、本来すべき教育訓練が出来ずません。
参加しても列を整頓して手を揃えて振って歩くという、ありがたくない練度が上がるだけです。
(航空機の編隊飛行や艦隊行動はまた別の話ですが)
米中戦争が起きている中で斯様な平和ボケはいい加減改めるべきです。