曙ブレーキだけじゃない。日本の大企業凋落の理由。

債務超過の曙ブレーキ、銀行との溝は埋まるか
経営危機の引き金となったアメリカでの失敗
https://toyokeizai.net/articles/-/296693

曙ブレーキの債務超過が話題になっていますが、多くのメディアの分析は表層的です。

問題の根源は同社の硬直した体質や社風にあるでしょう。
実際に勤めていた人間やで出入り業者、自動車関連の人間に聞いたのですが、同社では社長兼会長の車が見えなくなるまで、見送りの社員はお辞儀をしなくてはならない。また大株主のトヨタ以外の車で業者がくると叱り飛ばす。

まるで封建時代です。

21世紀になってこういう企業が生き残れるわけがないでしょう。
多くのメディアは財務体質やトップの決断、特にアメリカでの買収失敗という直接的な原因に言及するだけで、同社の封建時代のような社風まで
を問題にしません。

こういう体質では社内で特に上司に自由に物が言えず、ヒラメ社員が増えます。
また革新的なアイディアはでないし、出ても潰されるでしょうし、悪くすれば会社を追い出されます。
このような体質では21世紀の複雑化したビジネス社会で生き残れるわけがない。

昔の話ですが弟が、ダイエーに営業に行ったときのことです。
ダイエーのレストラン事業部長に直接話しかけたら、おつきの社員から「不遜である」と叱責されたそうです。
いちいち担当の社員に話しかけて、それをその社員がオウム返しに事業部長に伝えるわけです。
まるで天皇陛下か将軍様です。
ダイエーはその後潰れました。

ですが、未だにこういう事大主義、硬直した体質の大企業が多いわけです。

ですから、変化を嫌うし、多様な意見や、社員を尊重しません。ですからいつまでの旧来のやり方を踏襲して何度でも失敗します。
第一世界大戦で機銃や火砲が発達したのに、後方で指揮を執る将軍たちは、従来の突撃による白兵戦を強要し、あたら兵隊を殺しました。
何度突撃に失敗してもそれを改めませんでした。このため前線の将校の寿命は3週間と言われていました。

それと同じことを日本企業はやっているわけです。

例えば白物家電が駄目になったのにそれの固執して事業転換をせずに駄目になっているのが東芝やシャープなどです。
仮に家電をやるにしてもやり方があるのに、銃剣突撃を繰り返して、韓国や中国の企業に負けました。

ところが一方、アイリスオーヤマは新規で家電に参入し儲けをだしています。それは既存企業と違うアプローチを
したからです。そして家電大手をリストラされた技術者を雇用しています。
つまり、経営者が無能だったということです。
時代の変化が理解できず、通用しなくなった自社の文化の変革もできなかった。

特に駄目なのが我々バブル世代の以上の経営者やシニア社員です。
こういう企業は外国企業に買収されるか、解体しないと駄目でしょう。

また得てしてこういう大企業の文化にどっぷり使った社員は「会社の常識」にどっぷりつかっているので、
他社にいっても使い物になりません。だから大抵転職する給料が大幅に下ったり、再就職が難しくなります。
その会社の文化にどっぷりで、市場価値が低いのが日本のサラリーマンの問題かと思います。


■本日の市ヶ谷噂■
いずも級、ひゅうが級DDHの、1基100億円のNEC製の艦首ソナーは、公試で一度使った以来使用していない無用の長物との噂。




























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この記事へのコメント

濡れネズミ
2019年08月13日 18:33
核ラムジェットエンジンというパワーワードに正直言って恐怖しています。

後、やはり国産では話にならないのなら最初から輸入をしてでも性能の向上を目指すべき情勢だと思っています。

海自がどう考えているか分かりませんが、明らかに情勢に合わせて対応しているように感じられません。
ガネット
2019年08月13日 20:22
大企業の中間管理職は「二ホンスゴイ!」の
ネトウヨ思想と親和性があると聞きます。
作業員
2019年08月14日 16:40
見送り社員のお辞儀についてはその通りとは思いますが、トヨタにはそういった悪弊はないのでしょうか。”大株主のトヨタ以外の車で業者がくると叱り飛ばす。”の話はトヨタについても聞いたことがあります。かなり昔、納入業者がトヨタ以外の車でトヨタを訪問したら取引停止になったとか。地元行政が他者メーカの車でトヨタを訪れたら敷地に入る前にトヨタ車に乗り換えて訪問することになったとの話も聞いたことがあります。そういった用途のトヨタ車が用意してあるそうです。で、これは悪弊かと考えると、トヨタにすれば自社の敷地内に他社の車が入ってくることも、取引業者がトヨタからの利益で他社の車を購入することも鑑みれば不快感を抱くのは自明です。取引業者もそれぐらいは礼儀として当然で、そんな配慮もできない業者と取引するなど信頼を寄せられない、というのが実のところかと。

アイリスオーヤマについては家電製品参入著しいわけですが、冷蔵庫、洗濯機といった長期の信頼性が求められ、故障すると生活に支障をきたす家電製品の普及まで評価は尚早とみています。シュレッダーや掃除機で不具合を耳にしていますし。
ブロガー(志望)
2019年08月14日 20:35
お邪魔します。
 山火事等で森林が失われた後最初に生えるのは「他の植物との競争には弱いが過酷な環境には強い」植物で、それらによって環境が改善されていくにつれ次第に「過酷な環境には弱いが他の植物との競争には強い」植物に置き換わっていきます。人間も「衣食住足りて礼節を知る」で、生存が困難な状況では「外部」に対して強い人間が優勢ですが、それが改善されるにつれ「人間同士の関係」に強い人間が優勢になっていきます。尤も日本の場合は「衣食住足りてその時その場の己の感情が全て」になる傾向があるようですが。特定の「何か(会社他)」が優勢であり続ける事は変化の妨げになり、環境の変化への対応力の低下にもなりますから、「硬直化し衰退する」というのは一種の「アポトーシス(自死)」というか「自然の摂理」なのかとも思ったりもします。

 余談ですが「平和を願う心」よりも「兵器の高額化を含む戦争コストの著しい増大」の方が戦争を抑止しているのかも知れません。尤もそれは「対立等のマグマがテロや不正規戦といった形で噴き出す」事なのかも知れませんが。
2019年08月14日 21:46
最後の行の文章途中で切れてませんか?
やれやれ
2019年08月15日 01:45
作業員さん、
見送りは見たことがないので分かりませんが、
自動車工場へ自動車会社のブランド、系列のブランドで行くことは当然の事で(大学時代の先生が昔某自動車会社に勤務してました)、特別な許可がなければ敷地にも入れなかったと記憶しています(大体は工場の入口前に駐車場がありそこに他社ブランドの車を駐車し徒歩で入ります)。これは日本の大手自動車会社ではどこでもやっている事で、例えばトヨタならダイハツやスバル車だったら入れるかも知れません。提携しているマツダ車は微妙な線かも?(OEMでファミリアバンとして売っているトヨタのプロボックス型ならOK?)
うちの会社も某自動車会社の工場に納品等に行くときはその会社の車をレンタカーで借りて行きますよ。そうしないと工場に車で入れてくれませんから、とはうちの営業の話(今の話です)。荷物のない時は徒歩や工場内循環バスでも良いですが、大きな荷物のある時は自動車でないと悲惨でしょうね。
日本の自動車会社ってそんなもんですよ...
KU
2019年08月15日 20:53
>半ば国王の趣味!陸自61式戦車がヨルダンへ 退役済みながら日本戦車初の中東派遣

http://trafficnews.jp/post/88652#readmore

返礼は、まさかの装甲フォークリフトですか...。ヨルダンだし日本にプレゼントともなれば、ランクルベースのあんな車体かなと思っていましたが、これはこれで使い道がありそうな気がしてきました。
ひゃっはー
2019年08月15日 23:03
8月9日の日経に書いてあったのですが、1986年創業のエレコムでは、20代の開発者が社長や役員に企画書を一斉にメール送信して、2時間程で開発にゴーサインが出る仕組みになっているそうです。このスピードが曙ブレーキにはなかったんですねえ。
キヨタニ
2019年08月16日 09:26
ご指摘ありがとうございます。
訂正しました。

>さん
>
>最後の行の文章途中で切れてませんか?
やれやれ
2019年08月16日 10:02
清谷さん、なんか文章おかしくないですか?
「他社にいっても使い物になりません。だから大抵転職するとつかものになりません。」

曙ブレーキに限らず過去の成功体験が悪しき文化を生んだ悪い例か日本企業に多いのかも知れません。買収にしても買収することが目的になってその後の経営のことまで十分考えないので失敗するのでは?特に海外企業や工場だと現地の文化もあるでしょう。日本の考え方を一方的に押し付けるだけではうまく行かない例もあるでしょう。最終的には経営者のセンスによるのでしょうが、曙ブレーキの場合、トップからして老害以外の何者でもなかった事が原因でしょうね。しかも自分では責任を取らない様子。どっかの軍隊のDNAでも受け継いでいるのでしょうかね。
キヨタニ
2019年08月16日 15:27
ご指摘ありがとうございます。訂正しました。

>やれやれさん
>
>清谷さん、なんか文章おかしくないですか?
>「他社にいっても使い物になりません。だから大抵転職するとつかものになりません。」
>
>曙ブレーキに限らず過去の成功体験が悪しき文化を生んだ悪い例か日本企業に多いのかも知れません。買収にしても買収することが目的になってその後の経営のことまで十分考えないので失敗するのでは?特に海外企業や工場だと現地の文化もあるでしょう。日本の考え方を一方的に押し付けるだけではうまく行かない例もあるでしょう。最終的には経営者のセンスによるのでしょうが、曙ブレーキの場合、トップからして老害以外の何者でもなかった事が原因でしょうね。しかも自分では責任を取らない様子。どっかの軍隊のDNAでも受け継いでいるのでしょうかね。
KU
2019年08月16日 19:27
>F35B導入を正式決定=「空母」艦載を想定ー防衛省

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190816-00000087-jij-pol

あからさまな出来レースでしたが、こうまでしないと、いろいろ五月蝿く言ってくる人がいるのでしょうかね。
2019年08月17日 08:01
  この記事も興味深いです。いま思い出したのですが
「ナポレオンの亡霊」
という古い本が、第一次世界大戦がどうしてあんな修羅場になってしまったのか分析しているそうです。図書館で探したのですが、県内の公共図書館にはないということで諦めました。amazonにはあるでしょうけど・・・・・・・・きっと高いのでしょう。
  わたしは、若いころ、ある会社で機械清掃のアルバイトしたことがあります。二ヶ月ほどの契約で。労働条件通知書をもらったのですが、時給が求人票に書かれた時給より安く、怒って上司に詰め寄りました。すると上司は労働条件通知書を書き直しました。修正液で時給欄を塗りつぶし、その上に本当の時給を書きました。わたしはもう、怒る気力もなかった。あれが社風というものでしょうか。
KU
2019年08月19日 12:40
>衛星電波の妨害を監視 防衛省、自衛隊に新装備 概算要求へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190819-00000509-san-pol

既存の部隊に配備するのか、あちこちから間引く形で人員をかき集める形で部隊を新設して運用するのやら...
KU
2019年08月19日 21:18
いつの間にやら、制式化されていましたか...

>総火演なう。試験中の超最新装備品★19式装輪155mm自走りゅう弾砲!!!!

http://mobile.twitter.com/ranmaru_type_a/status/1162923828839768064

コメント欄で誰1人、MANのトラックをベースにしている、と触れていないのがorz
2019年08月20日 18:04
  日露戦争で、遼陽の戦いというものがありまして。これに日本軍が辛勝したそうです。
  ノースチャイナ・ヘラルドという新聞の記者が
「いかなるヨーロッパの軍隊も遼陽や南山において日本軍がなしたことはなし得ない」
と述べ
「ヨーロッパの将軍ならだれも、数多くの特派員の厳しい目にさらされた中で、この速射砲や機関銃の時代に、要塞化された陣地への攻撃をくり返して大量虐殺を招くようなことはとうてきできないからだ」
と加えた。

  この記者は買いかぶっていたのでしょう。ヨーロッパの、えーーーーーーーーーー先進性を。第一次世界大戦の惨禍が証明しています。へっ。火がついたら、みんなやることは同じだ。
やれやれ
2019年08月21日 09:54
F2後継戦闘機、「事項要求」で開発費計上へ
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20190821-OYT1T50130/
政府内では、海洋進出を強める中国への抑止力を念頭に、後継機は国産初のステルス戦闘機とし、高い空戦能力の実現を目指す案が有力だ。長距離巡航ミサイルを搭載し、高水準の対艦能力を併せて備えさせる案もある。F2と同様の約90機の配備を想定している。

F111の様な実質爆撃機&攻撃機になりそうな予感...
そんな巨大な戦闘機を作れるのだろうか?