キヨタニの防衛省記者会見の質問がウザい件について

先日、某外国通信社の記者と話していたのですが、某幕僚監部広報室に取材を申し込んだら「その情報は記者クラブには出せますが、あなた達には出せません」と言われたそうです。

 実はこの手の話は多くありまして、ぼくも多々経験があります。
 出せません、でも理由は言えません、というの話があまりに多いのです。でも同じ情報は記者クラブには出す。外国メディアやフリーランスの人間と記者クラブには大きな情報格差があります。

 先の内閣府主催の防衛大綱と国家安全保障戦略のレクチャーにしても外国メディア向けのものは閣議決定後、既に国内メディアが報道した後に行われました。しかも英文の文書は国家安全保障戦略は暫定訳、大綱と中期防に関してはサマリーでした。そのうえ、中期防に関してはレクチャーがありませんでした。

 これではまるで中国政府の記者会見だ!」〜情報発信強化を謳いながら、安全保障報道で外国メディアを差別する安倍政権
http://japan-indepth.jp/?p=1939

 国家安全保障戦略や大綱では対外情報の発信強化が謳われていたのですがね。この様子を見ていると、お先があまり明るいようには思えません。
 

 3年ぐらい前でしょうか、空幕の広報の内薗2佐(当時)からは「フリーランスの取材は雑誌に載る前提でないと受けない」と何度も言われました。当時の室長に抗議ましたが、そんな方針は取っていないとのこと。でも現場ではそう言われました。

 記者クラブ以外の面倒くさい取材は極力断りたかったのでしょう。広報の仕事は「掲載」という形になると「評価」され易いところがあります。ですから、自衛隊に「好意的」なドラマなどのへ協力に防衛省は協力的です。
 ですが、その面倒なこともこれまた広報の大事な仕事です。ご自分のお仕事なのですがその自覚はないようです。

 自衛隊広報の担当者としては理想的な職場は北朝鮮やジンバブエでしょう。上からお仕着せの情報だけを垂れ流させばいい。ブンヤが反抗的なことをかけばムショにブチ込めばいい。首領様、ムガベ大統領閣下マンセーを連呼していればいい。
 ですが民主国家ではそうはいきません。

 空自広報室長は単に取り繕ったのか、部下が室長を無視していたのでしょうか。
 
  しかし防衛省は記者クラブ向けには掲載を前提としないレクチャーを多数受けています。特にキャップクラス向けのレクチャーは高官からオフレコの話も聞けたりします。
 つまり記者クラブはの取材は必ずしも書かなくともよい、だけどもフリーや外国メディアはその限りではない、というわけです。一般社会では差別だと思うのですが市ヶ谷の常識では違うようです。


 記者、ジャーナリストは記事を書く際には紙面に載らずとも、膨大な過去の取材の経験が土台となっています。ですから直接記事にのらないことでも取材をする必要があるわけです。予備知識がないと、取材に際して相手の言ったことを検証できません。

 つまり先の空自の担当者の本音は、自分たちの出す情報だけを載せればいいんだよ、ということでしょう。ですがそれは御用メディアです。

 以前「航空情報」に連載していたときに、空自様のご機嫌を損ねる記事を書きました。その時空幕広報室はぼくには抗議を行わず、「キヨタニの主張は編集部の主張か!」と編集長を呼び出して抗議しました。

 普通に考えれば、文句があるならばまず著者にするべきでしょう。
 編集部、出版社に抗議をするのはこんな記事を載せていると、今後協力しないからな、という恫喝と考えるのがオトナでしょう。
 
 またこれをやれば書き手に対しても編集部から圧力がかかるので、自粛を促せる効果があります。まあ「ソフトな脅迫」です。あまり褒めれた手段ではないですが、普通のフリーランスを黙らせるには有効な手段です。
 ですがぼくには全く効きませんでした。元々国外取材からこの仕事を始めたので国内で取材できなければ海外の話だけを書いていればいいだけです。よしんばこの仕事をやめても別に喰うには困らない収入もあります。

 この手の人間に上記のような高圧的な対処をすると逆効果です。ぼくはこの件の後、空自に不都合な情報をブログで連続して公開しました。
 

 まあ、そんなわけでぼくたちフリーランスや外国メディアの記者はイスラエルにおけるパレスチナ人、アパルトヘイト時代の南アの黒人のような二等市民扱いを受けております。


 ところが大臣や幕僚長の記者会見ならば、大抵の質問には何らかの形で回答が得られます。ですからぼくらが記者会見に出る価値があるわけです。

 最近他の役所の人から、あまり細かい質問を大臣や幕僚長にするとウザがられるから、損ですよ、できるだけ良好な関係を持ったほうがいいよ、ともアドバイスされることもあります。

 ぼくだってできるだけ嫌われずに、仕事がしたいのは山々です。
 ですが先述のように、現場レベルでは欲しい情報が出てこない。あるいは木で鼻をくくったような回答しか出てこないことが多々あります。現状としてはある程度細かい話も記者会見で聞かざるを得ないという事情があります。

 またどこまでが「細かい話」というのも見方によります。これでもぼくもはあまりミクロな話を大臣や幕僚長にしないようには心がけているつもりです。

 ただ記者クラブの「常識」と専門記者の「常識」は同一ではありません。

 基本的に記者クラブの求めるものと、我々専門記者の求めるものは異なります。新聞・TVは老若男女、幅の広い層を相手にしています。また紙面や放送時間の制限から極めて単純化けされた話しか紹介できません。我々からみれば記者クラブの記者の質問の98パーセントぐらいは役に立ちません。

 対して我々の業界では更に細かい情報が求められます。どちらいい悪い、正しい間違っているのではなく媒体特性が違うわけです。
 当然ながら質問も性質も異なってきます。

 スカートの長さに例えるならば、普段昔のスケバンみたいなロングスカートを履いている女性からみれば、ひざ下のスカートでも「短すぎる」でしょう。
 逆にパンツが見えそうなひざ上20センチぐらいのミニスカを履いている女性からみれば、ひざ上ぐらいのスカートの丈は結構長い、ということになるでしょう。

 どのあたりが適当か、例えばこれは大臣に聞くべきか報道官に聞くべきことなのかは、現在手探りでやっています。何しろ防衛省記者会見に関しては初心者ですから。
  
 恐らく官側の「常識」は記者クラブの「常識」に近いのでしょう。


 昨年末住友重機の不祥事の件で大臣に質問しましたが、そのとき「MINIMIやM2などは輸入に切り替えることは検討しなかったのか」ということを聞きました。
 これを「機銃を輸入に切り替えないのか」と尋ねれば、「74式とかは国産ですから輸入できません」と切り返されて終わりです。ですからMINIMIとM2というライセンス品に絞って質問をしたわけです。
 またこの時、たった5ヶ月の指名停止で、その間に不具合は直るかとも尋ねました。無論大臣がそんな、細かいことを知るわけはないでしょう。

 ですがことは極めて深刻です。機銃という極めて重要な装備が40年にわたってデータを偽装され、要求に合う品質のものが納められてなかったわけです。僅か5ヶ月で本当に問題が解決するのか、普通に考えれば疑問が湧くでしょう。

 であれば他の国産装備についても疑われてしかるべきですし、また今後の防衛装備調達の改革にも、この件は大きな影響を与えるのではないと思ったから質問したわけです。以前から
優先順位を考えて、国産装備を輸入に切り替えるべきという話は事あるごとに防衛装備取得改革に盛り込まれています。

 これは官僚ではなく政治家が大きな影響力を持つ案件です。
 ですから、大臣の回答によってどれだけ大臣がどれで装備調達改革を真剣に考えているか、ということが推し量れます。
 この質問の後には大臣は部下を呼んで、その後に予定されていた次年度の予算のレクチャーでぼくの質問に対して備えたようです。

 また同様に君塚陸幕長(当時)に昨年から導入された個人救急キットについて、PKO用と国内用のセット内容が違うのはなぜかと質問しました。
 このセット内容が違うというは陸幕は発表していません。ぼくが足で稼いだ取材で知ったことです。

 国内用のセットはPKO用に較べてかなり簡略化されており、の理由を問うたわけです。

陸自の救急セットでは、自衛隊員の命を救えない
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013082100006.html


 当初ぼくは医師法などの法的な制限のためかと思っていました。というのも、自衛隊の衛生は通常の医療関連の法律に縛られて実戦的ではないことが多いからです。
 諸外国の衛生兵に当たる看護陸曹は、看護士と同等の権限しかなく、投薬や簡単や手術など他国の衛生兵ができることもできいなどの制限が多いとか、有事法ができるまで陸自には野戦病院があっても有事には法的に設置できないなどの、ある意味喜劇的な法制限が多数あります。

 ところが陸幕から回答では、法的な制限ではなく国内には病院などの施設が整備されているから、というもので、ぼくの予想とは異なっていました。

 ですが、南西諸島のどこに総合病院があるのでしょうか。また応急処置をキチンとすれば、その後の回復が大きく異なります。逆に言えば応急処置をおざなりにすれば、死ななくていい人間が死に、失われくていい手足が失われたりします。 ですが陸幕の回答からは陸自がそこまでの意識を持っていない事がわかりました。
 ただ将来的にはセットの内容を見直すことも回答にありました。
 
 この件はファーストエイドキットという「細かい装備の話」でしたが、この回答から陸自の衛生に対する姿勢や有事をどの程度真剣に考えているのか、浮き彫りになったと思います。マスメディアの報道では実際に戦闘が起きた場合の隊員の生命や心身の保護が殆ど話題になることはありません。ですが実戦になれば死傷者がでるのが当たり前です。
 
 因みに次期防衛大綱でも衛生に力を入れるということが明記されています。
 また、君塚陸幕長からは「いい質問だ」とコメントを頂きました.


仮にぼくが「大臣、オスプレイの沖縄配備についての沖縄県民の感情をどのように思われますかぁ」とかいうような質問をしてればい、大臣や事務方の手もわずらわせないでしょう。
 また、そのような質問をばかりをしてれば非常に「友好的」な関係を官の側と構築できるでしょう。

  ですが、それならばぼくがわざわざ記者会見に参加する意味はありません。ぼくはそのような関係は馴れ合いだと思っております。また敢えて誤解を恐れずにいえば、大臣や幕僚長が困る質問をすることがぼくの役割だと思っています。別に佐藤正久議員のようにクイズ大会をやろうとは思っておりません。


 陸幕しろ、先の大震災でヘリ型UAVが一度も飛ばなかったのはなぜかとか、空幕にしても新型救難ヘリの調達単価は平均24億円なにに、何故過去の3カ年約40億円なのか、平均24億円弱にできるような具体的な算段はあるのか、などといった質問は嫌でしょう。

 ですが、このような質問をしない限り、納税者が自衛隊にどのような問題があるのか知ることはかないません。またこのような質問が常に行われるのであれば、防衛省や自衛隊側も襟を正すことろがあるでしょう。

 因みに上記の質問に対する空幕の回答は「特にコスト削減の手段はありません。努力します」です。

 つまり、新型救難ヘリの機種決定にあたって、真剣に調達コストが検討されなかったということです。これは入札のレジティマシー(正当性)が謳われて然るべきです。陸自のUHーX同様の官製談合が疑われても仕方ないでしょう。
 
 このような「細かい話」は殆ど新聞やテレビでは紹介されません。しかし、一度UH-Xのスキャンダルになるとそればかりがクローズアップされて報道されます。
 ですが、急にそんな話をされても読者や視聴者は理解できません。ですからぼくはもっとマスメディアも掘り下げた報道をすべきだと考えています。紙面や画面で無理でもネットと合わせ技ならば可能はなずです。

 またこのような「細かい話」を掘り下げて報道することが専門記者としての存在意義だと考えています。


新しいウェブニュースサイト、NEXT MADIA Japan In-Depthに寄稿しております

陸上自衛隊の水陸両用車の調達先は『アメリカ製』だけが候補の「出来レース」?〜水陸両用装甲車=AAV7は導入ありきでいいのか①
http://japan-indepth.jp/?p=2220
陸上自衛隊の水陸両用車の調達先は『アメリカ製』だけが候補の「出来レース」?〜水陸両用装甲車=AAV7は導入ありきでいいのか②
http://japan-indepth.jp/?p=2220
陸上自衛隊の水陸両用車の調達先は『アメリカ製』だけが候補の「出来レース」?〜水陸両用装甲車=AAV7は導入ありきでいいのか③

http://japan-indepth.jp/?p=2234
安倍政権の安全保障軽視が露呈!やっつけ仕事の国防計画?〜安倍首相はまともに安全保障を考えていない
http://japan-indepth.jp/?p=1956
これではまるで中国政府の記者会見だ!」〜情報発信強化を謳いながら、安全保障報道で外国メディアを差別する安倍政権
http://japan-indepth.jp/?p=1939
低性能でも価格は数倍から10倍の国産小火器〜住友重機が防衛省に納入していた機関銃データの改竄も露呈
http://japan-indepth.jp/?p=1930

夢想的な平和主義者ではなかったネルソン・マンデラ〜武装組織への上手な処遇が生んだ安定政権
http://japan-indepth.jp/?p=1900
「軍事産業は国の財産」と演説した現実的政治家ネルソン・マンデラの死と「最後の未開拓巨大市場」南アフリカの現在
http://japan-indepth.jp/?p=1919


朝日新聞のWEBRONZA+に以下の記事を寄稿しています。
陸自の水陸両用装甲車、AAV7導入は裏口入学だ
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013122500002.html?iref=webronza


日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(上)――トルコの狙いは何か?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013112500006.html
日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(下)――日本がパートナーを組むべき国はどこか?

アベノミクスで食材偽装が増える?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013111100009.html
機動戦闘車は必要か(上)――島嶼防衛にもゲリラ・コマンドウ対処にも不向き
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013103100010.html?iref=webronza
機動戦闘車は必要か(中)――脆弱な防御力
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013110100004.html?iref=webronza
以下は12月24日の防衛大臣記者会見のぼくの質問です。
http://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2013/12/24.html

Q:韓国からの弾薬の要求ということは、5.56mm以外の要求というのはあったのでしょうか。それとも、5.56mm弾だけだったのでしょうか。
A:今回、私どもが現地から報告を受けているのは5.56mm弾のみの要請というふうに承知をしております。

Q:中期防で水陸両用車とオスプレイと思われるティルトローター機の調達が明記されているのですが、両方ともまだ十分な評価をしていない段階だと思います。AAV-7に関しては先日報道官の方から平成26年度中に評価を行うという回答があったのですけれども、平成26年度中ですとAAV-7指揮通信型、回収型が到着していないということで、APC型のみで判断をすると。そうすると、そもそもなぜ指揮通信型と回収型は評価目的で購入しているのかということになりますし、オスプレイに至ってはそういう評価を全くしていない段階で既にもう中期防で調達を決めるということで、すごく拙速な感じを受ける。何か政治的な導入をしなければ行けないという理由が両方ともあるのでしょうか。
A:私どもは、部隊から様々なヒアリングをする中でこのような装備についての検討を行っております。今日具体的な予算についてのレクチャーがあるというように聞いておりますので、そこでしっかり聞いていただければありがたいと思います。

Q:住友重工の指名停止の件なのですけれども、機関銃関係で非常にデータなんかに一貫して不備があったということで、これに関して5ヶ月というのは非常に軽いのではないかと思うのです。74式機銃を調達された時期ではじめから全てデータが偽装されていると。これに関して例えばもう少し重たい処置はないのか、あとは例えばM2であるとかMINIMIに関しては外国からの輸入に切り替えるということは考えていないのか、あとは過去の損害賠償などは考えていらっしゃるのでしょうか。

A:この問題については、担当部局から私の方に報告があった時点から、ある程度時間をかけての対応について協議させていただき、内部でかなり検討して、最終的には報告も受けております。いずれにしても、今日終わった後細かく説明させますので、そこでお話をしていただければと思います。



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この記事へのコメント

ブリンデン
2014年01月05日 16:45
清谷様の主張はごもっともだと思います。

専門家ならではの視点での質問で、各種問題の背景や考え方が浮き彫りになってくるのは当然です。実際、防衛省の記者会見内容を見ていると、「つまらない質問」も沢山ありますよね。

ただ、これは防衛省だけではなく、他の官公庁でも同じではないかと思います。

結局、一番の問題は「記者クラブ」という利権団体が、自分たちの利権を死守しようしていることにあると思うのですが、清谷様はどのようにお考えでしょうか。

仮に記者クラブ所属記者と他のメディア記者を同一に厚かった場合、記者クラブ所属各社から抗議が来るような気がします。
ルーフィー
2014年01月05日 19:40
今回もブログ主さんのお考えに賛同します。

広報の在り方は、永遠の課題であり、現状も少なからず問題があると私も感じています。
ただ外国メディアや有名ではないフリーランスに対しては、一定以上の制限を課すのは仕方ないことと思いますし、また、記者クラブ在籍各社と差別化をしないと記者クラブ在籍各社から猛烈な抗議が出て、担当者の出世にまで影響が出かねないほどの圧力をかけてくるわけですから根本的な問題は記者クラブ在籍各社にあるように私は思います。

それと装備調達に関する質問を制服にして実戦を想定しているか確認しているというのは理解できますが、それは制服担当者にしても真実は出てこないと思います。

ブログ主さんは、有刺鉄線が陸自だけでいいですが、どの位保有しているかご存知ですか?
ちなみにPKOに出るようになる前までは、2個中隊分程度しか陸自全体でもっていませんでした。
死体収納袋は、全自衛隊でどの位保有しているかご存知ですか?

いずれも今に至ってもお寒い実情です。
実戦を全く想定してないのがこれでもわかります。

なぜ、お寒い状況か調べたらわかると思います。表面的ではない取材が必要になりますが。
各幕が要求を出していますが削られるのです。
誰から削られ何故削られるのか?

各幕の広報に聞いても正しい答えは出ません。
内局がOK出さないからなんぞ言うわけありません。
ルーフィー
2014年01月05日 19:44
以下は憶測になりますが、ファーストエイドキットに関しても内局に問題があると思われます。

とにかく予算を抑制したがる訳ですから実戦など想定しない内局からすれば、国内用のファーストエイドキットの内容を少しでも削るのはある意味当然です。ある意味多少はOKしたわけですからまだマシなほうかもしれません。
いつ使うのか、そのような事態がいつ起きるのかというお決まり文句が出ればどれだけ幕が頑張っても結果は見えています。
国内向けは病院とかあるんだからファーストエイドキットの内容は最低限で構わないはず、それ以上は不可と言われたのでしょう。実戦を想定しない内局からすれば、南西諸島の小島に病院があるのかとか考えているわけがありません。実に内局らしい発想です。陸幕からすれば、国内用、海外用にわけて要求を最初からするとは思えません。在庫管理が面倒になりますし、はなから国内外どちらでも病院があってそこで治療を受けれるとは思ってない筈ですから。

幕は、誰が何を言ったのかは、詳細はあまり言いません。自分たちの力不足、意識不足と誤解されてもあえて甘受する傾向が強くあります。
特に内局マターは、真実を言うとあとで碌でもないことが起きるから特にオブラートに包みます。

この事を前提にして取材されたり、問題指摘をされたらより有効ではないかと思う次第です。
ひゃっはー
2014年01月05日 22:07
以前、情報の分析で最も重要なことは相手の意図を知ることだ、という言葉を紹介しましたが、それは、兵器の分析で最も重要なことは開発者の意図を知ることだ、とか、歴史の分析で最も重要なことは当事者の意図を知ることだ、という言葉に派生させても構わないでしょう。
釈迦に説法なことを書きますが、そのための材料を収集するとともに、時には分析をも行うのがジャーナリストの仕事なのかもしれません。
一番くだらないジャーナリストは、すでに出ている結論を補強するための材料を収集するような人達なのでしょう。
2014年01月05日 22:30
【報道について】これは国家の成熟度ですね。近代化の進捗度ともいえます。ある学者が「史上最も高度に発展した途上国」と現在の日本を表現していました。日本国民が主体的に自国の近代化を欲していないのでどうしようもないです。私には日本人が「優れた独裁制」を望んでいるようにみえます。今上陛下のようなストイックで穏やかな人物に導かれたいという潜在的願望です。

日本のマスメディアが独立した複数の民間法人で形成されていますが、仏作って魂入れずの典型です。新華社通信がいくつあっても意味がないのです。なぜ「マスゴミ」が生存できるのかといえば、情報を受ける側のリテラシーが足りないからです(一般の日本人は症状を自覚していない)。例えば戦後のドイツ(西独)ではナチスを教訓にして、義務教育段階でメディアリテラシーについて本格的に学ぶ機会を確保したそうです。

上記のような環境では優秀なジャーナリストが正当に評価されません。ただし清谷氏の試みは、防衛省内で良識な官僚が絶滅するのを防ぐ効果があります。
マリンロイヤル
2014年01月05日 22:38
この記者クラブ制度は、日本の害悪の根源ですね。多様な言論を阻んで国民をミスリードするんですから。
ひゃっはー
2014年01月06日 09:12
清谷様に差し支えがなければ教えて頂きたいのですが、このブログで日経を批判しているにも関わらず、日経ビジネスオンラインに寄稿できるのはなぜですか?
日経も「よくぞ批判してくれた」とほめてくれるほど、懐の広い会社でもないでしょう。
2014年01月06日 09:53
>日経を批判
日経本体と日経ビジネスオンラインをやっている日経BP社はかなり気質が違います。
まあ、朝日の批判をしていますが、WEBRONZAでも書いております。別にその会社の人間が全部同じというわけではない、というところです。

ひゃっはー
2014年01月06日 10:19
同じ日本軍の中にも山本五十六もいれば辻正信もいた、ということと同じですね。
人間の社会というものは複雑です。
2014年01月06日 21:09
どちらも国家戦略を考えられなかったと言う意味で
似た様な者だと思うが・・・
unimaro
2014年01月06日 22:19
お疲れ様です。
外人記者さんたちは訴訟を起こさないんですかね?
差別による損害。
また、それは「記者クラブ」が、自分たちだけ優位になろうと、他を差別させているということを他国の記者さんたちにしっかり理解してもらい、自国でも「日本の記者クラブ加入記者は記者会見にでられません」と自国政府に働きかけてもらうこととかできないんですかね?
バカになればなるほど、本当に痛い目をみないと絶対に理解できません。本当は死ぬ恐怖くらいさせたいところですがね
ちきてり
2014年01月07日 01:24
有刺鉄線は最近南アフリカ製が増えてます。土嚢も凄いですよね、中東製の紛い物をとんでもない値段で買ってきて尚且つ国内改造して有り難く使ってます。偽物だから米軍/NATO軍と互換性ゼロ、あんな消耗品に凄いお金かけてるんだから…陸自さんはお金があって羨ましい限りです。
ひゃっはー
2014年01月07日 11:24
? 様へ
アメリカと戦争をやれ、と言わなかったという意味で、山本五十六はマシだったと思います。
ブロガー(志望)
2014年01月11日 15:47
お邪魔します。
 自衛隊の前身の警察予備隊は朝鮮戦争の頃作られました。中国、北朝鮮と共産化し次は朝鮮半島全土ひいては日本もという状況だったわけです(今となっては信じられないでしょうが)。ですから自衛隊の本質は「対外的な脅威に立ち向かう軍隊」ではなく「日本の共産化・革命を防ぐ治安部隊」ではないかと思います(60年安保闘争ですら出動には至らなかったですが)。「対外的な脅威に立ち向かう軍隊」なら財布を握っておけばコントロールできるのでしょうが、「自国民に銃口を向けさせる治安部隊」はもっと強く押さえつけておく必要があります。だから自衛隊には内局があり、旧ソ連軍には政治将校がいたのでしょう。

 自衛隊が「日本の共産化・革命を防ぐ治安部隊」だからこそ、フリーのジャーナリストは「潜在的な敵(側の人間)」とみなすのではないでしょうか。
ローブロー
2017年07月06日 03:56
他人には厳しく自分には甘い。
自己擁護と保身に満ちた文章には嫌悪感しかありません
オフレコの話なんて長く付き合っていてお互い信頼関係がないと普通しないでしょう。
それをぽっと出の何しでかすか分からない信頼の置けない三流記者にするとは到底思いません。
防衛省とあなたの常識には開きがあるそうですが、どうやら一般常識とあなたの常識にもだいぶ差がありそうです。
2017年07月06日 16:28
頭の悪いコメントありがとうがざいます。

今の記者クラブにぼく以上のキャリアをもった記者はいないんですけどねえw

専門記者としての期間もさることながら海外取材、ジェーンズという軍事の世界ではもっとも権威ある媒体でも仕事をして入りましたが。

想像だけで人を誹謗する三流以下のコメントしかできないクズこそこの世からきえてほしいものですw

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