住友重機、防衛省に納入機関銃の試験データを改ざん、
機関銃の試験データを改ざん、防衛省に納入 住友重機
http://www.asahi.com/articles/TKY201312130454.html?ref=com_top6_1st
62式機銃の出来の悪さは論外ですが、MINIMIにしろM2重機関銃にしろ、同社の生産しているライセンス品は品質でオリジナルに劣ると、現場の隊員や関係者から聞いておりました。
しかも言わずもがなですが、日本の小火器はオリジナルの何倍も高い。
この問題の病根は非常に少ない小火器の国内需要をミネベア、豊和工業、住友重機などでわけあっているということです。
当然基礎研究費なども3重にダブっており、単純計算すれば三分の一になるわけです。これでまともな火器が開発できるわけもないでしょう。
各社に仕事を分散させなければいけないから機関拳銃のような胡乱な兵器を無理やり開発して調達しなければならなかったわけです。
ですから以前からぼくは、小火器や火砲を一社に統合すべきだと主張してきました。
一社に統合すれば、例えばこの5年は小銃だけ、次の3年は拳銃だけとかローテーションで生産できますし、開発者も一生のうちに担当できる開発回数も増えます。
また四半世紀もわたって小銃の更新がまだ完了しないなどいう馬鹿なことも起こらないでしょう。
他国では拳銃から大砲まで一社ですべてて担当している国もあります。
我が国でも火器メーカーを統合すべきです。またまともなものが出来ないものは輸入に切り替えれば宜しい。自動火器は経験工学に頼るところが大なので、ダメなメーカーが努力しても容易に品質が上がるわけではありません。
体力から言えば日本製鋼所に集約するのが一番でしょう。同社がそれをよしとするか否かは別ですが。
ニュース
以前から出ていた話ですが、「ユーロコプター」が1月8日で社名を「エアバス・ヘリコプターズ」に変更するそうです。「ユーロコプター」でいいような気がしますが。
林信吾との共著、真・大東亜戦争キンドル版1巻が現在49とお得になっております。
新しいウェブニュースサイト、NEXT MADIA Japan In-Depthに寄稿しております
民主主義・法治の危機〜国家安全保障会議(日本版NSC)と特定機密保護法は警察官僚に支配される(1/2)
http://japan-indepth.jp/?p=1821
民主主義・法治の危機〜国家安全保障会議(日本版NSC)と特定機密保護法は警察官僚に支配される(2/2)
http://japan-indepth.jp/?p=1824
防衛省・技術研究本部に実戦的な装備は開発できるのか①〜リモート・ウェポン・ステーションとは何か?
http://japan-indepth.jp/?p=1703
防衛省・技術研究本部に実戦的な装備は開発できるのか②〜必要な調達をする気のない自衛隊と必要ない装備を技術実証する技術研究本部の悪すぎる連携
http://japan-indepth.jp/?p=1720
防衛省・技術研究本部の海外視察費はわずか92万円〜写真やカタログだけで十分な開発ができるのか?(1/2)
http://japan-indepth.jp/?p=1750
防衛省・技術研究本部の海外視察費はわずか92万円〜写真やカタログだけで十分な開発ができるのか?(2/2)
http://japan-indepth.jp/?p=1758
[仏パリ“ミリポール”リポート]防衛産業の輸出を阻害しているのは防衛産業を擁する大企業トップの無知蒙昧と保身
http://japan-indepth.jp/?p=1508
朝日新聞のWEBRONZA+に以下の記事を寄稿しています。
日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(上)――トルコの狙いは何か?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013112500006.html
日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(下)――日本がパートナーを組むべき国はどこか?
アベノミクスで食材偽装が増える?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013111100009.html
機動戦闘車は必要か(上)――島嶼防衛にもゲリラ・コマンドウ対処にも不向き
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013103100010.html?iref=webronza
機動戦闘車は必要か(中)――脆弱な防御力
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013110100004.html?iref=webronza
http://www.asahi.com/articles/TKY201312130454.html?ref=com_top6_1st
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しかも言わずもがなですが、日本の小火器はオリジナルの何倍も高い。
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当然基礎研究費なども3重にダブっており、単純計算すれば三分の一になるわけです。これでまともな火器が開発できるわけもないでしょう。
各社に仕事を分散させなければいけないから機関拳銃のような胡乱な兵器を無理やり開発して調達しなければならなかったわけです。
ですから以前からぼくは、小火器や火砲を一社に統合すべきだと主張してきました。
一社に統合すれば、例えばこの5年は小銃だけ、次の3年は拳銃だけとかローテーションで生産できますし、開発者も一生のうちに担当できる開発回数も増えます。
また四半世紀もわたって小銃の更新がまだ完了しないなどいう馬鹿なことも起こらないでしょう。
他国では拳銃から大砲まで一社ですべてて担当している国もあります。
我が国でも火器メーカーを統合すべきです。またまともなものが出来ないものは輸入に切り替えれば宜しい。自動火器は経験工学に頼るところが大なので、ダメなメーカーが努力しても容易に品質が上がるわけではありません。
体力から言えば日本製鋼所に集約するのが一番でしょう。同社がそれをよしとするか否かは別ですが。
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以前から出ていた話ですが、「ユーロコプター」が1月8日で社名を「エアバス・ヘリコプターズ」に変更するそうです。「ユーロコプター」でいいような気がしますが。
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日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(上)――トルコの狙いは何か?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013112500006.html
日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(下)――日本がパートナーを組むべき国はどこか?
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機動戦闘車は必要か(上)――島嶼防衛にもゲリラ・コマンドウ対処にも不向き
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機動戦闘車は必要か(中)――脆弱な防御力
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013110100004.html?iref=webronza
この記事へのコメント
それは不味いと思ふ。
独占禁止法で起訴されたら終了フラグ。
財閥と批判されかねないし。
戦後の銃器開発は、民間側のいわはナショナリズムに傾倒された国産振興と、外貨流出を減らしたい官僚の思惑が一致して進行し、ある程度成果が出始めたところでAR180の件が発端となって、武器輸出三原則により、輸出ができなくなり、事実上衰退した。
半世紀保護政策をして成果が出せないのであれば国産化はあきらめるべきでは?
現状の国内メーカーは「たわけ者」の例え通りになってしまっているように思えます。
日本製と唄いながら派遣の外人が作る国産品の価値にありがたみは無い日本人ですが。製品監理は期待してたので残念に思います。