谷本真由美@May_Roma の妄想 その10
谷本真由美さんの『日本が世界一「貧しい」国である件について』に対する分析と批評です。
谷本真由美さんのツイッター
https://twitter.com/May_Roma
谷本さんは日本の教育は無駄が多すぎると批判しています(P216)
で、英国の教育は素晴らしい、知識を使いこなせている教育をしている、と。
確かに日本の教育には無駄もあるでしょう、欠点もあるでしょう。ですが、全般的にみれば英国よりも遙かに巧く言っていると思います。英国の労働者なんて読むのはタブロイド新聞ぐらいですからね。階級によってあからさまに違うわけです。その階級が固定されるような教育制度があります。
まあ、確かに大学や大学院などの高等教育はいいでしょう。
ですが全般的に英国の教育が優れており、日本は駄目だと結論つけるのはいかにも乱暴です。
谷本さんは日本の教育は暗記ばかりだ、
「日本以外の先進国では、詰め込み式の暗記もやりますが『考えさせること』に重きを置いた教育をする学校が少なくないのです。実社会では『考えること』が子供の人生を左右していくからです。 (P129)
で、実例を挙げて英国の教育が「『考える力』『情報を正しく使う力』『説得する力』が身につきます。(P131)
お説はご立派です。ですが、それならばそうやって教育を受けた英国人たちが、何で英語ネイティブでもない移民たちに易々と職を奪われているのでしょうか。
フランスのマクドナルドでは日本のマクドよりも多くのクルーがいたりしますが、生産性は低くお客は長蛇の列を作っています。『考える力』『情報を正しく使う力』『説得する力』が身につきいているフランス人がなんでこんなに生産性が低いのでしょうか。
谷本さんは、東日本大震災を例に出し、
「重要だったのは何が起こっているのかを正確に『理解』し、『解釈』し、誰の言っていることが本当なのかを『判断』し、身を守るためにどんな行動をとるかを『考える』こと。そして決断すること、だったのではないでしょうか。 (P132)
と述べていますが、これまで検証してきたように谷本さんが情報を正確に理解し、解釈し、誰の言っていることが本当なのかを判断できているようには思えません。これは日本の欠陥教育を受けた結果でしょうか。
谷本さんは学級会など胡乱なものは必要ない、というような主張しています。
「実は外国の学校には『学級会』というものがないところがたくさんあります。ですから日本の『学級会』とは外国人に説明するのが難儀です。(P135)
外国人に説明できないから必要ない、劣ったシステムだというのでしょうか。谷本さんの書いている通りならば、学級会がある外国も谷本さんはご存じなはずですが、谷本さんは彼らに学級会についてきいみたことがあるのでしょうか。
また学級会について彼らと議論したことがあるのでしょうか。単に日本意外に学級会が存在しないかどうか、確証がなかったから「学級会無い」とかけなかったのでぼかしているのではないでしょうか。すくなくとも本書を読むとそのような疑いを持たざるを得ません。
しかも谷本さんの学級会批判はご自分の体験と、「悪口大会やつるし上げ大会になっているだろう」などと、想像に基づくものであります。
無論学級会が形骸化しているところもあるでしょうし、存在自体を見直すべきだという議論に異論はありません。ですが、極めてレアな事例をあげてすべてがそのようなものだと批判るのはフェアではないでしょう。すくなくとも知性ある批判とは言えません。
かつて日本の学校の制服は軍隊的だ、遅れているという批判が出羽の守やら一部の外国人からありましたが、現在は外国でも日本を見習って制服を導入していることころがあり、団体生活の規律の面で宜しいなどいい評価を受けているようです。
また警察の交番も日本独特の制度ですが、外国でも交番を導入して成功しているケースが多々あります。
日本独自のものは皆劣っているというのは偏見であり、人種差別的ですらあります。外国になくて日本にあるから劣っている、必要ないというのは欧米人の傲慢だったりします。黄色い日本人がその尻馬に乗っかるのは極めて滑稽です。
また谷本さんは入学式も批判しています。
「イギリス人やイタリア人、フランス人、ビルマ人の友人達は、日本の小学生が着用する入学式用の『衣装』が何万円もするのをみて目を回しました。『たった一回しか着ないような子供用のスーツが何万円もするのをおかしいと思わないのか、着なければいけないきまりはあるのか?』という質問が飛び交いました。 (P138)
で、谷本さんは「着なければいけないきまりはあるのか?、という質問になんと答えたのでしょうか。
そのような学校がどうか、ぼくは知りません。ですが公立学校ではまずないし、普通の私立学校でもないでしょう。恐らくは存在しても極めて特殊なケースではないでしょうか。
普通に考えれば制服がある学校ならば、その制服を着用するでしょう。中学高校で制服のある学校で、入学式専用の服なんて買わせる学校はないでしょう。
これらはお母さん方の見栄で、こどもに着せているような感じではないでしょうか。ならば個人の勝手であるということになります。
谷本さんはどの程度の学校がそのような入学式専門の服の着用を強要しているのか、お友達に説明したのでしょうか。
まるで日本の多くの小学校で入学式専用の服を買うことを強要してるかのように説明したのではないでしょうか。
こういうのは針小棒大、羊頭狗肉といいます。
一部の極端な例を挙げて批判するのであれば、フーリガンを典型的な英国人として、彼らを念頭に英国人を批判するのが常識的でしょうか。
また谷本さんは、
「日本のファッション誌に『入学式のママ向けファッション』なる特集記事が掲載されているのをみて目を回していました」 (P138~139)
お友達はよほど変わった人なのでしょう。英国の寄宿学校などの入学式ではお母さん方にしてもお父さん方にしてもマークス&スペサーあたりで買った吊しのスーツを着てくる人はすくないでしょう。これはどうなんでしょうかね?
その国によって多々習慣は違います。外国の学校では先進国も含めて宗教の時間がある国もありますが、それにも「目を回す」のでしょうか。
お友達は欧米の基準こそが、人類普遍の基準と信じ込んでいるのではいでしょうか。
我々日本人からみれば、先進国なのに暴動が多々起こるフランスや英国は奇異に見えます。
かつて欧米では日本人は生魚を喰う野蛮人というイメージが多々ありましたが、いまやそんなことを言う人は少数派でしょう(当時から自分たちは生牡蠣とかタルタルステーキとか食べていたのにそれは問題にならなかったわけです)。
そのようは批判が的外れだったのは言うまでもありません。
谷本さんは単に欧米崇拝をしたがっているようにしか見えません。
では谷口さんは、労働社会級の子供は労働者になるしかないような、階級移動が極めてこんなんである欧州的(まあアメリカも概ねそうですが)な教育を肯定なさるのでしょうか。
英国では上流社会の子供は優先的にふさわしい学校に入学が許されます。階級固定式の教育システムはぼくは人権侵害だし、社会の閉塞感を招くと思います。
また欧米エリート校は入学式専用服どころではない、極めて高いコストが掛かります。
それともご自分は「安全圏」にいるから、「下の奴ら」がどんな教育を受けようと知ったこっちゃない、というお考えなのでしょうか。
訂正
以下のご指摘がありありましたが、コメント欄に書き込みができないのでここでご指摘をと対処内容を表示します。
《ニックネーム》
ひよ
《内容》
マイケルは白人になりたかったわけではなく、白斑と言う病気で肌が白くなったのです。
誤った認識でプログに書かないで下さい。
>マイケルは白人になりたかったわけではなく、白斑と言う病気で肌が白くなったのです。
誤解しておりました。該当部分を削除します
以下の記事を朝日深部のWEBRONZA+に寄稿しております。
空自のF-35は中国が導入するSu-35に対抗できるか(上)
――ロシアが売却する事情とは?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013070400007.html?iref=webronza
空自のF-35は中国が導入するSu-35に対抗できるか(中)――日本が不利な理由
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013071000011.html?iref=webronza
空自のF-35は中国が導入するSu-35に対抗できるか(下)――F-35導入の是非を再考すべき
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013071100005.html?iref=webronza
東日本大震災で防衛省の無人機はなぜ飛ばなかったか(1)――墜落を恐れた?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013061900007.html
東日本大震災で防衛省の無人機はなぜ飛ばなかったか(2)――省内の食い違い
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013062000004.html
東日本大震災で防衛省の無人機はなぜ飛ばなかったか(3)――難しい新規参入
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013062700005.html?iref=webronza
東日本大震災で防衛省の無人機はなぜ飛ばなかったか(4)――「我が国固有の環境」とは何か
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013070100008.html?iref=webronza
谷本真由美さんのツイッター
https://twitter.com/May_Roma
谷本さんは日本の教育は無駄が多すぎると批判しています(P216)
で、英国の教育は素晴らしい、知識を使いこなせている教育をしている、と。
確かに日本の教育には無駄もあるでしょう、欠点もあるでしょう。ですが、全般的にみれば英国よりも遙かに巧く言っていると思います。英国の労働者なんて読むのはタブロイド新聞ぐらいですからね。階級によってあからさまに違うわけです。その階級が固定されるような教育制度があります。
まあ、確かに大学や大学院などの高等教育はいいでしょう。
ですが全般的に英国の教育が優れており、日本は駄目だと結論つけるのはいかにも乱暴です。
谷本さんは日本の教育は暗記ばかりだ、
「日本以外の先進国では、詰め込み式の暗記もやりますが『考えさせること』に重きを置いた教育をする学校が少なくないのです。実社会では『考えること』が子供の人生を左右していくからです。 (P129)
で、実例を挙げて英国の教育が「『考える力』『情報を正しく使う力』『説得する力』が身につきます。(P131)
お説はご立派です。ですが、それならばそうやって教育を受けた英国人たちが、何で英語ネイティブでもない移民たちに易々と職を奪われているのでしょうか。
フランスのマクドナルドでは日本のマクドよりも多くのクルーがいたりしますが、生産性は低くお客は長蛇の列を作っています。『考える力』『情報を正しく使う力』『説得する力』が身につきいているフランス人がなんでこんなに生産性が低いのでしょうか。
谷本さんは、東日本大震災を例に出し、
「重要だったのは何が起こっているのかを正確に『理解』し、『解釈』し、誰の言っていることが本当なのかを『判断』し、身を守るためにどんな行動をとるかを『考える』こと。そして決断すること、だったのではないでしょうか。 (P132)
と述べていますが、これまで検証してきたように谷本さんが情報を正確に理解し、解釈し、誰の言っていることが本当なのかを判断できているようには思えません。これは日本の欠陥教育を受けた結果でしょうか。
谷本さんは学級会など胡乱なものは必要ない、というような主張しています。
「実は外国の学校には『学級会』というものがないところがたくさんあります。ですから日本の『学級会』とは外国人に説明するのが難儀です。(P135)
外国人に説明できないから必要ない、劣ったシステムだというのでしょうか。谷本さんの書いている通りならば、学級会がある外国も谷本さんはご存じなはずですが、谷本さんは彼らに学級会についてきいみたことがあるのでしょうか。
また学級会について彼らと議論したことがあるのでしょうか。単に日本意外に学級会が存在しないかどうか、確証がなかったから「学級会無い」とかけなかったのでぼかしているのではないでしょうか。すくなくとも本書を読むとそのような疑いを持たざるを得ません。
しかも谷本さんの学級会批判はご自分の体験と、「悪口大会やつるし上げ大会になっているだろう」などと、想像に基づくものであります。
無論学級会が形骸化しているところもあるでしょうし、存在自体を見直すべきだという議論に異論はありません。ですが、極めてレアな事例をあげてすべてがそのようなものだと批判るのはフェアではないでしょう。すくなくとも知性ある批判とは言えません。
かつて日本の学校の制服は軍隊的だ、遅れているという批判が出羽の守やら一部の外国人からありましたが、現在は外国でも日本を見習って制服を導入していることころがあり、団体生活の規律の面で宜しいなどいい評価を受けているようです。
また警察の交番も日本独特の制度ですが、外国でも交番を導入して成功しているケースが多々あります。
日本独自のものは皆劣っているというのは偏見であり、人種差別的ですらあります。外国になくて日本にあるから劣っている、必要ないというのは欧米人の傲慢だったりします。黄色い日本人がその尻馬に乗っかるのは極めて滑稽です。
また谷本さんは入学式も批判しています。
「イギリス人やイタリア人、フランス人、ビルマ人の友人達は、日本の小学生が着用する入学式用の『衣装』が何万円もするのをみて目を回しました。『たった一回しか着ないような子供用のスーツが何万円もするのをおかしいと思わないのか、着なければいけないきまりはあるのか?』という質問が飛び交いました。 (P138)
で、谷本さんは「着なければいけないきまりはあるのか?、という質問になんと答えたのでしょうか。
そのような学校がどうか、ぼくは知りません。ですが公立学校ではまずないし、普通の私立学校でもないでしょう。恐らくは存在しても極めて特殊なケースではないでしょうか。
普通に考えれば制服がある学校ならば、その制服を着用するでしょう。中学高校で制服のある学校で、入学式専用の服なんて買わせる学校はないでしょう。
これらはお母さん方の見栄で、こどもに着せているような感じではないでしょうか。ならば個人の勝手であるということになります。
谷本さんはどの程度の学校がそのような入学式専門の服の着用を強要しているのか、お友達に説明したのでしょうか。
まるで日本の多くの小学校で入学式専用の服を買うことを強要してるかのように説明したのではないでしょうか。
こういうのは針小棒大、羊頭狗肉といいます。
一部の極端な例を挙げて批判するのであれば、フーリガンを典型的な英国人として、彼らを念頭に英国人を批判するのが常識的でしょうか。
また谷本さんは、
「日本のファッション誌に『入学式のママ向けファッション』なる特集記事が掲載されているのをみて目を回していました」 (P138~139)
お友達はよほど変わった人なのでしょう。英国の寄宿学校などの入学式ではお母さん方にしてもお父さん方にしてもマークス&スペサーあたりで買った吊しのスーツを着てくる人はすくないでしょう。これはどうなんでしょうかね?
その国によって多々習慣は違います。外国の学校では先進国も含めて宗教の時間がある国もありますが、それにも「目を回す」のでしょうか。
お友達は欧米の基準こそが、人類普遍の基準と信じ込んでいるのではいでしょうか。
我々日本人からみれば、先進国なのに暴動が多々起こるフランスや英国は奇異に見えます。
かつて欧米では日本人は生魚を喰う野蛮人というイメージが多々ありましたが、いまやそんなことを言う人は少数派でしょう(当時から自分たちは生牡蠣とかタルタルステーキとか食べていたのにそれは問題にならなかったわけです)。
そのようは批判が的外れだったのは言うまでもありません。
谷本さんは単に欧米崇拝をしたがっているようにしか見えません。
では谷口さんは、労働社会級の子供は労働者になるしかないような、階級移動が極めてこんなんである欧州的(まあアメリカも概ねそうですが)な教育を肯定なさるのでしょうか。
英国では上流社会の子供は優先的にふさわしい学校に入学が許されます。階級固定式の教育システムはぼくは人権侵害だし、社会の閉塞感を招くと思います。
また欧米エリート校は入学式専用服どころではない、極めて高いコストが掛かります。
それともご自分は「安全圏」にいるから、「下の奴ら」がどんな教育を受けようと知ったこっちゃない、というお考えなのでしょうか。
訂正
以下のご指摘がありありましたが、コメント欄に書き込みができないのでここでご指摘をと対処内容を表示します。
《ニックネーム》
ひよ
《内容》
マイケルは白人になりたかったわけではなく、白斑と言う病気で肌が白くなったのです。
誤った認識でプログに書かないで下さい。
>マイケルは白人になりたかったわけではなく、白斑と言う病気で肌が白くなったのです。
誤解しておりました。該当部分を削除します
以下の記事を朝日深部のWEBRONZA+に寄稿しております。
空自のF-35は中国が導入するSu-35に対抗できるか(上)
――ロシアが売却する事情とは?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013070400007.html?iref=webronza
空自のF-35は中国が導入するSu-35に対抗できるか(中)――日本が不利な理由
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空自のF-35は中国が導入するSu-35に対抗できるか(下)――F-35導入の是非を再考すべき
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東日本大震災で防衛省の無人機はなぜ飛ばなかったか(1)――墜落を恐れた?
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東日本大震災で防衛省の無人機はなぜ飛ばなかったか(2)――省内の食い違い
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013062000004.html
東日本大震災で防衛省の無人機はなぜ飛ばなかったか(3)――難しい新規参入
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013062700005.html?iref=webronza
東日本大震災で防衛省の無人機はなぜ飛ばなかったか(4)――「我が国固有の環境」とは何か
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この記事へのコメント
誤った認識でプログに書かないで下さい。
日本語には時制がない。日本人には意思がない。が、恣意がある。恣意は文章にならない。小言、片言、独り言の段階で終わる。意味がないので議論の対象にならないが、談合の題材にはなる。一座の者が首を縦に振れば決着する。以心伝心である。これは、勝手な解釈というべきか。議会には、決められない政治がある。
拙い議会政治の抜け道として、日本人には、阿吽の呼吸・以心伝心が必要である。恣意のぶつかり合いでは、どうにもならないから、とりわけ和をもって尊しとなす。いつも静かに笑っている。このような言語状態では、日本人の主張に外国人から理解を得ることも難しい。
韓非子の『逆鱗』のように、谷本女史が英国を称賛するために挙げた事を英国への非難に使ったとしても自分は驚きません。