実名報道は「容疑者」や「被害者」の実名じゃなく書いた記者、乗せたデスクの名前の公開であるべき。

言うまでもなく、新聞報道は実名報道が原則だ。その理由はいくつもあるが、記事の真実性を担保するためには、実名報道は欠かせない。

実名報道の重みと責任
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130322/crm13032207340004-n2.htm

 「言うまでもなく」、と言い切るところがすごいですね。頭のおかしい人間ほど自覚症状がないのは本当らしいですね。少なくとも欧米の記者にこんな事をいうとエッという顔をされると思いますよ。

 実名報道や顔写真を出すことが公共の利益にならなかったり、容疑者や被害者の人権を侵害することがあるからです。先日インドでスイス人女性がご主人の目の前で輪姦される事件がありましたが、被害者やご主人の氏名や名前が公開されましたか?

 仮にそれを日本のメディアで公開してなにか世間が得をしますか?
 得をするとすればゲスな野次馬根性を満たすことだけでしょう。
 それを新聞社は公共の利益と言うらしい。
 
 
 新聞やテレビ、週刊誌まで容疑者を「犯人」として扱い、報道します。
 また被害者の氏名や写真も容赦なく暴露します。

 日本の警察は順法精神がなく、主観で容疑者を犯人と断定して、代用監獄を使って拘留をひきのばし、長所を捏造します。検察もその方向で仕事をします。
 そして、裁判所も警察、検察は常に正しい。反論する奴は犯罪者だというスタンスです。

 そこで瓦版屋まで尻馬に乗っかって、こいつが犯人だとやるわけです。いくら冤罪事件が起きても反省はありません。ぼくはこれは報道ではなく犯罪行為だと思います。

 メディアが実名報道に拘るのはその方が読者・視聴者の劣情を刺激して商売になるから、というのが本音でしょう。


 対して報道側は殆ど記者やデスクが実名を出すことはありません。
 メディアの世界は別にして世間様ではこれを二重基準、ダブルスタンダードといいます。



 新聞など大手メディアの報道は殆どが匿名です。つまり「2ちゃんねる」あたりと同じで、ということになります。
 ぼくが福知山線事故のときに読売新聞の記者の名前を公表しましたが、読売新聞は紙面で謝罪しながらも記者の名前は出さなかった。しかもその舞台となってJR西日本の記者クラブは取材拒否、幹事会社の社名も担当者の名前すら教えなかった。
 これがマスメディアの被害者実名報道、自分たちは匿名でやりたい放題、責任はとらない、の実例です。


 日経も一面に防衛関連の誤報を載せ、ぼくが氏名も職業も名乗って誤りをしてきたのですが、日経は訂正もせず、書いた記者の氏名も、デスクの氏名も教えられない。記者の安全を守るためだといいました。
 
 ぼくらフリーランスの人間は名前を出して仕事をしています。ですから書いた記事の責任の所在は明らかです。明らかな脅迫や恫喝を受けることもあります。
 
 身の安全という面ではむしろ組織に属している新聞記者よりも不利な立場なんですが、何故組織に守られている記者が我々よりも「危険な商売」なんでしょうかね。

 その記事を書いたのが誰か、その記事を採用し、手をいえたのは誰かがわからなければ抗議のしようがありません。結局読者の抗議は届きません。

 だからいつまでたっても同じような間違いを起こします。

 これは役所と同じです。陸幕広報室に質問をして、回答を得ても疑問な回答や明らかに逃げも多いのですが、広報室は応えた部署や人物の名前は出しませんといいます。ですから、人様の本の正誤表をウィキペディアや2ちゃんねるあたりを根拠に作ったりするわけです。

 結局自分の名前を出さないから、責任を取らなくていい。だから加減な仕事をするわけです。
  
 故に報道の名を借りた人権侵害が今も続いているわけです。

 それは読者にもわかっています。ですからら2ちゃんねるレベルの「報道」に対してはカネを払わなくなっています。 新聞・雑誌の販売、テレビの視聴率が振るわず、売上げが落ちているのには訳があります。

 
マスメディアの実名報道 他人に厳しく自分に甘く
http://kiyotani.at.webry.info/201301/article_13.html

JR西日本記者会見で罵声を浴びせたヒゲ記者の[正体] 読売新聞大阪本社社会部遊軍 竹村文之
http://kiyotani.at.webry.info/200505/article_29.html


潔くない読売のお詫び。何故に問題記者の氏名を伏せる?
http://kiyotani.at.webry.info/200505/article_31.html

新聞記者が匿名ってのは卑怯じゃありませんか?   A新聞社記者、団藤保晴さんへの公開質問状。 
http://kiyotani.at.webry.info/200506/article_44.html

「実名はメディアの原点」新聞協会、冊子で決意強調 ただし新聞関係者を除く
http://kiyotani.at.webry.info/200612/article_10.html


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この記事へのコメント

SNK22
2013年03月23日 11:54
「首長パンチ」という著書(面白かったです)で知った佐賀県・武雄市の樋渡啓祐市長が市民の依頼に対して「フェイスブック課」というのを作って、「この件は私○○が承りました」と責任の所在をはっきりさせ、可及的速やかに対処させるというのをやっているそうです。
まだまだ小さな動きではありますが、フェイスブックの実名登録を使ったこのような流れが本文のようなメディアや役所の無責任体質を変える一歩になるのではないかと考えています。

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