4月2日付・読売社説[匿名掲示板]「中傷“無法地帯”は放置できない」 で、いままで新聞は何をしてきた

 まあ、ネットが無法地帯という嘆きの社説です。それはごもっともです。ぼくも事実無根の悪口を書かれたりしております。
 で、トラブルがあったら当人同士で話し合え、と規約にも書いてあるにもかかわらず、書き込んだ相手の連絡先も教えない。
 恐らくその誹謗中傷文を清谷信一のところをその会社か社長の名前に変えてアップしたら即座に削除するか、名誉毀損でぼくを訴えるでしょうね。

 まあ、ぼくもそのような被害にあっておるわけですが、では大新聞がしたり顔して説教できる立場かというと違うんじゃないでしょうか。少し引用してみましょう。

『国内最大の掲示板「2ちゃんねる」管理人の西村博之氏の場合、損害賠償と制裁金で計約5億円の支払いを命じられながら、「死刑になるなら払うが、支払わなくてもどうということはない」と言って、判決を公然と無視している。
 こうした債務者に対しては、強制執行の制度があるが、債権者が自ら、債務者の財産の所在を特定しなくてはならない。それは容易でなく、被害者側はしばしば泣き寝入りするしかない』

 このようなことはネット社会になったから起きているのではないわけです。昔から我が国の司法システムの欠陥としてあったわけです。
 ぼくがいつも書いているように、数十万円から数百万円の詐欺や、家賃の未払いなんぞはやった者勝ちです。

 民事で判決がでたところで、なんの強制力も実質的にないし、差し押さえとかやろうとしても、回収金額を遙かにうわまってしまうわけです。
 ぼくはこのような現実を弱者のための喧嘩術でのべておりますが、大新聞や他のマスメディアがどれだけ、このような不条理を解消するために何をやってきたんでしょうね。特に社会部、司法クラブ。怠慢は明らかです。

 司法が社会の変革においつけてない、というのも一面真実ではありますが、それ以前に、無法がまかりとおってきたことを放置してきた報道機関の責任は大だと思います。

 本気でメディアが取り上げてきたら、法律の不備は随分と解消されていたのではないでしょうか。穿った見方をすればいままでは自分たちマスメディアは「被害者」にならなかったけど、今の世の中、メディアがネットで叩かれ、被害者になったからじゃないでしょうか。

 清谷ごとき、どこの馬の骨とも分からない奴に自社の記者の氏名をブログで暴露され、世間から袋だたきにあったりするし。それで、詫びの記事を掲載しても件の記者の氏名は公表しなかったりするわけです。

  それでひろゆきを非難できるかね。

 自分たちマスメディアは抗議されても、黙殺してきたではないですか。名誉毀損もずーっと訴訟をしても費用倒れに程度のカネしかとれなかったし、裁判には長期の時間がかかる。個人はメディア相手に名誉や被害の回復を求めることが事実上できなかった。
 過去マスメディアがこの問題にはほっかむりしてきてわけです。ネットだけを叩くのは片手オチのような気がするのですが、気のせいでしょうか。

 しかも冤罪にしろ、誤報道にしろ。メディアは自意識が肥大しておりますから、自分たちがなんでタカかが「取材対象」に頭を下げなきゃならのだ、そういうメンタリティがあるわけです。昨今のTBSの不二家報道や朝日の教科書問題なんてその典型例です。
 
 単に目先の問題に場当たり的な非難をするのでなく、もっと問題の根源に言及するのが社説の仕事ではないでしょうか。

 

この記事へのコメント

あーちゃん
2007年04月04日 06:07
そうですね。
大新聞や大手出版社は好き放題のことを書いて差支えがあると会社に守ってもらい、被害者は泣き寝入りというパターンは多いようですし。

ネットの匿名性というのはそういう大手マスコミに対するある種のカウンターバランスになるので匿名性を完全に否定してしまうのはどうかと思います。

まあ、大手マスコミや政府にとっては匿名性の高いネットというのは目の上のタンコブのようなものでしょう。

しかしやたらとネットを敵視もしくは警戒する発想法は支那と共通するものを感じてしまいますが・・・。
team9
2007年04月04日 10:00
第四の権力とか言われていい気分に浸っていられるわけがない。権力を持った以上批判されるべき対象になったと思ってほしいかな。
大手マスコミきらい男
2007年04月04日 22:22
大手マスコミは自分の手に負えないときだけ、泣き言をいうのはみっともない。言論でどんな相手も説得できぬことはないと、主張し続け、国内でも国際的にも日本を貶めてきたではないか。
いまこそ、”得意”の言論で、「2ちゃんねる」はじめ世間の人々を納得させて、”無法状態”を脱したらどうなのだ。
guest
2007年04月05日 05:54
新聞記事の内容が過去学となっている中
で、2chに見る匿名の掲示板の書き込みは、新鮮な意見(未来学)もある。読者は未来学を求めだしている状況を各国メデイア(記者)が気付かないのが問題なのだ。さらに、国際間で容認されるテレコミニケーションプロコールを取る能力が日本の記者には無いので、これが、各国通信社(一種のスパイ組織かも知れない)との競争に全く負けとる。記事とは読者の批判なり、検証に晒すものであり、言論エスタブリッシュメントなる記者の感性が滑稽である。たかが瓦版屋、されど瓦版ていどの認識が日本の記者には無いから困る。時代は変化している中で、100年前の瓦版屋の古色蒼然の世界が
あること自体が社会の変化に遅れているのだ。
2007年04月06日 22:29
例の福知山線の時、取材を私用と電話をしたら記者クラブの幹事会社は電話にもでなかったし、氏名すら教えなかった。
 不祥事を起こした会社がこんな態度とっらたあんたら罵詈雑言浴びせた上で、ペンの暴力を振るうでしょう。
 まあ、攻守変わると「正義」とか「国民の知る権利」ってかわるもんなんですね。
俺だ
2011年12月29日 05:23
べっ、べつにアンタのためじゃないんだからね!(ノ゚Д゚)ノシ$ http://m-s.e29.mobi/

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