朝日新聞が事実上の敗北宣言 「風考計」打ち切りへ

 朝日新聞の若宮啓文氏が執筆する連載コラム、「風考計」が12月25日をもって終了しました。
 その理由は明らかにされていませんが、この毎度妄言を振りまくコラムが営業上大きなマイナスだったからでしょう。まあある意味「人気コラム」ではありました。これほど、ネットで引用された新聞コラムはないでしょうから。
 
 撤退ならば黙ってフェードアウトすればいいものを、世論から寄ってたかって批判されたことが、若宮氏は余程悔しかったのでしょう。
 最終回では読者への恨み辛みで満々ています。この人、発つ鳥跡を濁さずって言葉を知らんのでしょうなあ。
 
 しかも、この連載をまとめて単行本するそうです。そうでもしないと世論に負けて連載を中止した、と認識されるからでしょう。が、わざわざカネをかけて「恥」を永遠に残るモニュメントにするには朝日にとって得ではなしょうに。

 まあ、朝日人のプライドが許さないのでしょう。

 素直に敗北による「撤退」を認めればいいのに、「転進」と言い張るようなもんです。昔そのような軍隊がありましたがな。

 さて最終回の「言論の覚悟 ナショナリズムの道具ではない」を見てみましょう。
http://www.asahi.com/column/wakamiya/TKY200612250160.html
 
 またまた若宮氏は「夢想」したそうです。余程夢を見るのが好きなようですね。

 で、夢のなかの学校でおまえは「首相の靖国神社参拝に反対し、中国や韓国に味方した」「卒業式で国旗掲揚や国歌斉唱に従わなかった教職員の処分を『やりすぎ』だと言って、かばったとして落第した」、てなお話だそうです。
、「自衛隊官舎に反戦ビラを配った者が75日間も勾留(こうりゅう)されたのだから、よからぬ記事を全国に配った罪はもっと大きいぞ、とも言われた。『そんなばかな』と声を上げて目が覚めた」そうです。

 まあ現実にそういうことはあり得ないでしょう。あり得ないシナリオを自分の都合のいいように膨らまして、あたかも「今、そこにある危機」という風に煽る。これが若宮氏が世論から非難されている理由の一つです。が、本人にはその自覚がないようです。
 妄想を膨らまして作品にするのは小説家の仕事であってジャーナリストの仕事ではありません。

「思えばこの間(連載期間中)、社説ともども、小泉前首相や安倍首相らに失礼を書き連ねた。夢でよかったが、世が世なら落第どころか逮捕もされていただろう」

 てなもんです。今の我が国でリアリティはまったくありません。
 それをいうならば、
「思えばこの間(連載期間中)、社説ともども、小泉前首相や安倍首相らに失礼を書き連ねた。夢でよかったが、これが中国で非難の対象が中国要人だったら、落第どころか逮捕もされていただろう」
 
 ぐらい書いて欲しいものです。

 でもって自分、あるいは他のジャーナリストたちは現在表現の自由を脅かされておる、そう力説するわけですなあ。この人、被害妄想のけがあるのでのでないでしょうか。

  
「日本の言論はいま本当に自由なのか。そこには怪しい現実も横たわる。 靖国参拝に反対した経済人や天皇発言を報じた新聞社が、火炎ビンで脅かされる。加藤紘一氏に至っては実家が放火されてしまった。言論の封圧をねらう卑劣な脅しである」

 まあ、少くなとも朝日に取っては報道の自由は確保されています。ありもしない教科書問題やら戦時中の蛮行、更には文化大革命を礼賛すらして悪質な世論操作をする新聞社が堂々と新聞を発行しているのですから。我が国はこのような新聞でも発禁になることはないのです。

 それに朝日、若宮氏は言論に対する暴力に関して「右翼の暴力」だけを取り上げるていますが、これまた世論操作です。
 戦後多かったのは寧ろ「左翼の暴力」です。共産党は武力革命のために軍事訓練をやってきたし、成田闘争では極左暴力集団が多くのテロで関係者を殺傷し、「暴力による主張」を繰り返して来ました。
 新聞が空港反対派の左翼テロを真剣に批判していれば成田空港の問題はここまでこじれなかったでしょう。

 また同様に労働組合などに対する革マル派や中核派の暴力あるいは暴力を背景とした恫喝もこれまた無視してきました。よほど極左暴力集団にシンパシーでも感じてらっしるのでしょうか。

 報道機関としての使命を全うせず、極左暴力集団にのテロには目をつぶり、都合のいいときだけ「右翼の暴力」をクローズアップするのは卑怯です。

 無論加藤などに対するテロを容認するつもりは毛頭ありません。ですが、世の中に「右翼の暴力」がはびこっているとうのは針小棒大、我田引水です。


「気に入らない言論に、一方的な非難や罵詈雑言(ばりぞうごん)を浴びせる風潮もある。それにいたたまれず、つい発言を控える人々は少なくない。この国にも言論の『不自由』は漂っている」

 これを換言すると、虫けらみたいな読者や一般人が、大朝日、特にその中でも偉い論説主幹の俺様に意見するたぁフテぇ魂胆だ。
  ということとになります。かつては大新聞が口から出任せ出放題のインチキ記事を書こうと読者はそれに反論するすべがあませんでした。

 昔は良かったと言う年寄りの繰り言でしょうが、読者から反論されるのが不快である。またそれに耐えられない、あるいは読者からの反論が恐くて自粛するのであれば若宮氏はジャーナリストにには向いておりません。筆を折って営業とか、経理の仕事に移るべきでしょう。

 まあ反論批判をすべて「罵詈雑言」としとしか見ないのがこの人の度量が如何に低いか
を物語っています。それじゃあどこぞの巨大新興宗教と同じです。少なくともジャーナリズムではありません。
 
 この程度の人物が論説主幹をやっていればそりゃ、発行部数は下がる一方でしょう。日本人の民度をなめちゃいけません。

 で、かつてこのコラムで竹島を韓国にくれてやれと「夢想」したことをうじうじと言い訳するわけです。

 韓国は武力によって一方的に竹島を侵略したわけです。我が国は平和的に解決しようと呼びかけても韓国は無視しています。
 韓国に竹島をくれてやれ、というには朝日新聞は武力による領土強奪をオーソライズする、そういうことになります。それは自動的に我が国が武力によって他国の領土を収奪することをも認めるということになります。無論これは朝日の大好きな「平和憲法」と相容れません。
 まさか韓国はやってもいいけど、我が国がそれをやるのほケシカランと二重基準を振り回すのでしょうか。

「では100年ほど前、力ずくで日本に併合された韓国の主権はどうなのか」

 これは議論のすり替えです。当時併合は先方の政府と合意のもとに行われました。そうではない、と異論はあるでしょう。ですが一方的に日本が悪かったとしても戦後、日韓の政府間で補償問題は合意し、解決しました。
 
 にもかからず、韓国は武力で竹島を占領した。若宮氏は韓国の武力侵攻ぐらい大目にみてやれというのでしょうか。若宮氏がそのうち対馬や九州までくれてやれ、と言い出さないか心配です。

 それほどいうのであれあば、少しは中国政府によるチベット侵略を非難するキャンペーンでも打ってみてはいかがでしょうか。あれだけの蛮行が行われているのに朝日新聞は知らん顔です。
   
 夢想するのは勝手ですが、大人たるもの夢の内容を人に話すかどうかは言う前によく考えべきでしょう。
 例えば若宮氏がリア・ディゾンとセックスした、編集局長とホモ関係になり会社でまぐわったとかそういう夢を見たとしましょう。
 その場合、そんなことは世間体が悪くてコラムで書かないでしょう。竹島の問題もおなじようなものです。社会人として。

「外国の主張に耳を傾けるだけで『どこの国の新聞か』と言われることがある。冗談ではない。いくら日本の幸せを祈ろうと、新聞が身びいきばかりになり、狭い視野で国益を考えたらどうなるか。それは、かつて競うように軍国日本への愛国心をあおった新聞の、重い教訓ではないか」

 冗談ではない、といいたいのは読者の方です。日本国民の知的レベルを相当低いとおもっているのでしょう、が若宮氏が思っているほど日本人の知的レベルは低くもなく、偏狭でもありません。
 事実上の内戦だった文革をベタ褒めして提灯記事を延々と書き、特定の外国の独裁政権の国益に沿った発言を一方的に書き散らしてきたことが批判されるのは当然のことでしょう。
 逆に先に述べたチベット侵略では中国を非難することは全くしません。
 「どこの国の新聞だ」といわれても仕方ないでしょう。それが嫌ならば中国政府と同じ論調で記事を書き、事実であれば中国に対して不利な記事も書くべきでしょう。

 かつては新聞記者ことに論説委員など「殿上人」には読者=下々の批判はとどきませんでした。ところが現在では「悪事」がネット上で執拗に引用され、増幅し続けます。
 若宮氏のナイーブな神経はこういう現実に耐えられないのでしょう。だからといって世間様に八つ当たりしてはいけません。

「かつて競うように軍国日本への愛国心をあおった新聞の、重い教訓」と仰いますが、朝日がいつそのような過去の悪行を自己批判したんでしょうか。

 自分に甘く他人に厳しくで、人に道徳論を諭すような輩は世の中で信用されませんぜ。

「ジャーナリズムはナショナリズムの道具ではないのだ」

 それは同感ですが、ジャーナリズムはまた特定の外国の、特定の外国政府のプロパガンダであってはならない、国民の多くはそう思っています。
 また朝日新聞は核武装の議論自体に異議をとなえてきました。議論自体を封殺しようという行為もこれまたジャーナリズムの精神からはほど遠いものです。

 朝日新聞が信頼を失っているのはジャーナリズムの本道をはずれている、読者および多くの国民がそう感じているからです。


 
 残念ながら若宮氏にはこのことは理解できないでしょうが。

 

  
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                 軍事を知らずして平和を語るな

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この記事へのコメント

落武者
2006年12月28日 00:30
いや、酷い。
醜悪な捨て台詞ですわ。
出来レースで言論人気取り、
唾棄すべきものですな、この手の
輩どもは。
土門見人
2006年12月28日 00:45
 さすがは「マイトレーヤ」若宮です。
 思うに、暇さえあれば2ちゃんねるにアクセスし、自分に対する批判を細かくチェックしているんでしょう。で、パンピーの2ちゃんねらーが、身の程知らずにも朝日論説委員の俺様に楯突くところが、よほどお気に召さない模様です。ネットの発達には陰の面もありますが、大新聞の出鱈目さが暴かれた面は非常に大きな恩恵です。
 若宮への筆誅は、こちらにも↓
http://blog.livedoor.jp/
mumur/archives/50715187.html

truly_false
2006年12月28日 22:31
>戦後多かったのは寧ろ「左翼の暴力」です。

“朝日の暴力”による犠牲者(↓
(ヒロさん日記
http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=950555
より)
藤尾正行(中曽根内閣・文部大臣)....1986年9月
奥野誠亮(竹下内閣・国土庁長官)....1988年5月
中西啓介(細川内閣・防衛庁長官)....1993年12月
永野茂門(羽田内閣・法務大臣)....1994年5月
桜井 新(村山内閣・環境庁長官)....1994年8月
江藤隆美(村山内閣・総務庁長官)....1995年10月

若宮論説主幹(前政治部長)ドノも先代方々の偉業を継げず、さぞやホゾを噛む思ひなのでせう。
abusan
2007年01月01日 10:13
2ちゃんねるの社説スレッドを伝って
来ました。

若宮啓文の様な低俗も良いところの
記事を連載し、しかもかような輩が
論説委員をやっているようじゃあ
そりゃタブロイド夕刊紙以下の
低俗新聞と読者から斬り捨てられ
ますわなあ┐(´ー`)┌

かつては大朝日と言われた新聞も
堕ちたものです。

驕れる者も久しからず。
2007年01月03日 21:26
天声人語も深代惇郎氏のころは面白かったんですがねえ。
土門見人
2007年01月14日 00:21
 週刊新潮によると、ブチキレ若宮を苦々しく思っているのは、朝日経営陣も同じ模様です。
 現在の秋山社長は極左ともいうべき現在の朝日を多少なりとも正常化したい模様ですが、そのため若宮系の論陣はもちろん邪魔。で、若宮を切りたいのはやまやまですが、若宮を切ると、更に左の勢力が台頭してくる。丁度イスラエル政府にとっての生前のアラファトのような存在であるわけです。で、若宮は秋山社長の足元を見てゴーイングマイウェイ。狙っているのは、将来の社長の椅子。
 若宮が粛清されるならその方がいいに決まっていますが、若宮がまかり間違って社長になろうものなら、朝日はそれこそ「前進」化するでしょう。しかし、若宮が朝日というモンスターを内側から滅ぼす腐ったリンゴになってくれるわけだから、馬鹿と若宮は使いようかも知れません。

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