【あんた何様?】死ぬ死ぬ詐欺 と OhmyNews と 音羽 理史 その2

 さてさくらちゃんのご両親の年収の件を続けます。

 「死ぬ死ぬ詐欺 まとめ」の示しているのは目安に、あるいはたたき台にはなります。NHKに質問するにしてもこの数字より多いのですか、少ないのですかと質問すればより回答を引き出せるでしょう。
 
 しかも仮に両親の「2200万円」であるならば、それは世間の相場からみれば十分に高いものです。そういう高額な所得の人に貯金がないのか、それは普通に感じる疑問です。
 音羽氏は2200万円の年収が世間様の相場よりも高いとは思わないのでしょうか。それともそのような疑問を持つことすら「卑劣」「ゲスの勘ぐり」と仰るのでしょうか。

 「両親の資産。結局、両親の所有する不動産は70坪足らずの持ち家で、1億円を捻出するには無理がある。それが分かったのは、ほかでもない、今はなぜか消えているが、まとめサイトの登記簿によってである。
 『ほかにも資産がある』と主張するなら、まず根拠を示すべきだし、それが推測でしかないなら単なる中傷である」


 前回述べたように「まとめ」では公開情報から両親の年収を推定しているわけです。これがいけないのならば、スポーツ選手の契約金額やらに関する「不確かな報道」も禁止すべきでしょうし、公表されているより3倍以上と言われる中国の軍事予算に関しても報道でなくなります。

 世間の相場よりかなり高額の収入があり、つい最近までDINKSだった夫婦ならばそれなりの貯蓄をもっている、そう考えるのが普通の人の感覚でしょう。パパの「馬鹿遣いして、ほとんど貯金はありません」、という発言の方がにわかに信じられないでしょう。
 
 後先を考えず、放蕩生活を続け、急に困ったから他人の善意を利用しようという姿勢が悪いとは思いません。人それぞれですから。

 しかしながら、ぼくのようにそういう姿勢を快く思わない人間も世の中にはいるわけです。
 そういう輩が他人のふんどしで集めた金で、札びらで頬を張るようなやりかたでアメリカで移植手術を行うのであれば、その分助かるかも知れないアメリカの患者の命を金で奪っているという構図は音羽氏の頭には浮かんでこないのでしょう。

 ところが音羽氏は三つ目の記事『死ぬ死ぬ詐欺』問題で見えてきたこと」になると、一転していきなり、自分は何も分からないといいます。

 「彼らが批判するのは、さくらちゃんの両親の資産やお金の問題であったり、心臓病のこれから数年内の生存確率の問題であったりする。
なるほど、数字は非常に明確である。非常に分かりやすい。金額や確率はすべて数値として処理できるものだ。そこには、金策に走りまわることへの倦怠も明日心臓が止まるかもしれない不安もない
 しかし、批判をする彼らが、自分の命を『お金』」や『確率』であることに耐えられるだろうか? 少なくともぼくは耐えられない」

と主張なさる。
 今までの2ちゃんの「卑劣な非難中傷」にたいする、論理的な検証は全部捨てて、何故か確率のお話になっています。

でもって、
「ぼくは最初NHK職員の給与などのつまらない数字の問題に拘泥してみる気でいた。しかし、そんなふうに必要以上に数字にこだわったこと自体、彼らと同じことばを話していた気がする」
ほう、それならば数字は挙げずにNHKのプロデューサーとディレクターなら高額所得者にきまってるだろうが、という乱暴な推論で非難する人物にも一理あることになります。
そのつまらない事実のかけらを拾い集め、類推するのがジャーナリストの仕事じゃありませんか。
 
 理詰めで話しをすると形勢が不利になったので逃げを打っているとしか見えません。

「それでも。それでもぼくは思う。目の前の命が救われるのはいいことだ」

目に見えないところで苦しんでいる人間はどうなってもいいですかい、やっぱり親がメディア関係者でかわいい女の子って得だよね、という嫌みのひとつも言いたくなります。

「祈りと言っていいかもしれない。いつかすべての命が救われる日が来る。そう信じたい。だからまず目の前の命が救われればそれは素敵なことだと言いたい。目の前の命が救われ、ぼくの知らないところでも命が救われてゆく。そんな日が来る。そうぼくは信じている」 
ここに至ってはほとんどポエムの世界です。音羽氏はジャーナリスと詩人は同意語なのでしょうか。

 寄せられた反論に対して効果的に再反論ができず、単に情緒の世界に逃げ込むのは「卑劣」です。音羽氏は「文学者」に転向することを切にお勧めします。


「死ぬ死ぬ詐欺・まとめサイト」の卑劣さを考える
http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000001995
「死ぬ死ぬ詐欺」記事の反響に答える
http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000002121
「死ぬ死ぬ詐欺」問題で見えてきたこと
http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000002149

人の振りみて我が振り直せ●読売新聞の「死ぬ死ぬ詐欺批判」の批判はメディアの驕り
https://bblog.sso.biglobe.ne.jp/ap/tool/newscaredisplay.do

死ぬ死ぬ詐欺---善意の募金ってどうよ?
https://bblog.sso.biglobe.ne.jp/ap/tool/newscaredisplay.do





 清谷信一、石破茂共著の新刊が今週から発売となります。
画像

軍事を知らずして平和を語るな―Issues on Japanese defense

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

落武者
2006年10月20日 03:24
キヨタニさん
話は若干ずれますが
福岡のいじめ問題教諭
嫁さんも地元の役場の公務員との事。
夫婦田舎役人で生涯楽勝高給。
人の良い子供を死に追いやり
「一生償う」などとぼけたコメント。
キヨタニさんの子供時代の経験は未だに
繰り替えされていますな。
腐れ役人には民間の娑婆空気注入せな駄目ですわ。
2006年10月20日 12:50
教師個人の問題ではなく、教師がコネで採用され、しかも個人も学校教育委員会、自治体という組織も全く責任をとらない体質だからでしょう。
 権限と責任、それから信賞必罰が必要だと思います。
土門見人
2006年10月21日 00:25
 昔交際していた女性が、広島市の小学校教師でした(出来過ぎた組み合わせですが、長崎生まれの被爆3世で、当人はそのことを非常に気に病んでいました)。
 では、反戦平和教育にハッスル……どころか、30そこそこで学年主任を押し付けられたため、日々の仕事に追われて、それどころではなかったようです。真面目な教師は、平和教育どころではなく、他の教師の分まで仕事を抱え込んで、死ぬような思いをしていることを、知ってあげましょう。
2006年10月21日 10:01
私は、マスコミやネットを利用して募金してもらっているんですから、少し批判的な意見があったからといって、募金を頼む側(善意に訴えている)の過剰反応と思いました。

自分らも善意を利用しているのだから、批判的記事が募金集めの障害になるとは思えないのですが。
2006年10月22日 22:43
 そういえば全学連のとなりで教師達がハンストしてました。リレーハンストだってなんだそりゃ?
 こんど目の前で弁当喰いながらビール飲んでやろうかと思っています。

 善意だから疑うな、お上のいうことは疑うな、そう言う調子で前の戦争始めたようなきが・・・

この記事へのトラックバック