【無知蒙昧】日本が無条件降伏?民主党、岡田克也代表、あんた東大法卒の元インテリ官僚ってウソだろ?

 現在発売中の「週刊新潮」8月25日に『日本ルネッサンス「拡大版」桜井よしこVS岡田克也』という対談がございます。
 この中で岡田代表は東京裁判のA級戦犯問題に関して「我が国は無条件降伏していますから、異議を唱えられるのかという問題もあります」
と発言しているんですね。

 これが大きな間違い。
 我が国が受託したポツダム宣言では「条件付き降伏」です。「日本軍が『無条件』降伏をする」という条件を呑んだんであって、国家が無条件降伏するという内容ない。


 今日日の学校の教科書でも無条件降伏と教えてものもあるし、学者やジャーナリストやらもこの「与太話」を歴史的真実と思い込んでいるのだから困ったもんです。ですが、こんなこと多少現代史、近代史に興味を持っている人間にとっては「常識」ですよ。

 桜井よしこ氏も、対談で岡田屋の若旦那をこう諭しています。
日本は無条件降伏していないのです。日本が受諾したポツダム宣言でも無条件ではない。日本軍は無条件に武装を解除する、無条件はそこにかかっているんです。日本国の降伏は条件付きの降伏なのです
極めて常識的な見解です。ところが岡田代表は、
「見解の乖離ですよ」
とこれを一蹴。おいおい。
「見解ではなくてこれは国際法に明記された事実です」
と、桜井氏はさらに畳みかけます。その後話は別な話題に移りました。

さて、ポツダム宣言の無条件降伏云々に関するところですが、以下の部分です。河原一敏氏の「ポツダム」共同宣言(米、英、支三國宣言)翻訳に寄って見てみましょう。http://list.room.ne.jp/~lawtext/1945Potsdam.html#top

第9条 
日本國軍隊ハ完全ニ武装ヲ解除セラレタル後各自ノ家庭ニ復歸シ平和的且生産的ノ生活ヲ營ムノ機會ヲ得シメラルベシ
【 現代語訳】   
日本国軍隊は、完全に武装を解除された後、各自の家庭に復帰し、平和的かつ生産的な生活を営む機会を与えられる。

第13条   
  吾等ハ日本國政府ガ直ニ全日本國軍隊ノ無條件降伏ヲ宣言シ且右行動ニ於ケル同政府ニ對ノ誠意ニ付適當且充分ナル保障ヲ提供センコトヲ同政府ニ對シ要求ス右以外ノ日本國ノ選択ハ迅速且完全ナル壊滅アルノミトス
【 現代語訳】
 われらは、日本国政府が直ちに全日本国軍隊の無条件降伏を宣言し、かつこの行動における同政府の誠意について適当かつ充分な保障を提供することを同政府に対し要求する。これ以外の日本国の選択には、迅速かつ完全な壊滅があるだけである。

ポツダム宣言が日本軍の無条件降伏を要求していますが、日本国の無条件降伏を求めていたものではないことは明白でしょう。

 ところが与党第一党、今度の選挙で大勝し、与党となり総理大臣になろうかという人物がこんな基本的なことすら知らなかったというのは驚きです。
 岡田さん、東大法学部卒で、通産省大臣官房企画官だったってのはホントウですかぁ?
 これじゃ同じ民主党の非武装中立論を唱えた水島広子氏の「『非武装中立』という言葉は私が作った言葉と思った」と同じレベルでしょう。

この程度の歴史観をもった人物が総理大臣を目指すなんざぁ、百年早いよ。

 岡田屋の若旦那。家業で丁稚からやり直して世の中勉強し直すことを、切にお勧めしますね。

 さて、有権者の皆さん、民主党本部および、同党の衆議院候補者に「先の大戦で我が国は『無条件降伏』したのですか?」と尋ねてみましょう。
民主党HP:http://www.dpj.or.jp/

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この記事へのコメント

へろ
2005年08月18日 10:13
>A級戦犯問題
まあ、私も子供の頃「日本国の無条件降伏」とか教わりましたね。
日本国は「条件降伏」だったと知ったのは、つい最近ですね。

もしかして、岡田代表は
東京裁判で有罪判決を受けた重光や賀屋が、
釈放後に大臣になったのも知らないかもしれないな。
 A級戦犯に対して否定的な人にこのことを話すと
知らないのか大抵驚くんだよなあ。
キヨタニ
2005年08月18日 11:00
しかし、次の総理をまさに狙おうという御仁
ですからねえ。こいつはマズイでしょう。今間の国会の議論はその程度の認識で行っていたのか、ということにもなるでしょう。
truely_false
2005年08月18日 13:14
というか、「降伏」をなしうるのは、“軍隊”(または交戦団体およびそれらの構成員)であって、“国家”は、「降伏」をなしえないという、単純なハナシなんですが。連合国が要求していたことも、
“政府が軍隊に降伏を命ずる”という、シビリアンコントロールの原則からして、まっとうなモノでしかないんであって。しかし、こんなことも知らずに、総理の座を目指そうとは、ミンスの政権奪取の日も遠いですな。
らいとる
2005年08月18日 13:22
スレ違いながら・・・
我が広島より亀井氏ほか5名が新党を結成しましたが、その結末はすでに予測済み(想定内)です。
『200X年、党首の亀井氏はこう語った。「我が党の役目は終えた。これからは保守本流で国民に貢献したい。」国民新党は自民党に合流し、X年の短い党史に幕を閉じた。』
安芸の住人
2005年08月18日 15:44
みえみえ過ぎて面白くないですね!
これが、小説なら誰も買わないぞ。
キヨタニ
2005年08月18日 16:33
政権奪取しか共通点がない民主党故、一番
無害そうなのが選ばれた、というところでしょう。
ひろぽん
2005年08月18日 18:26
ま、次の選挙は自民がものすごい墓穴でも
掘らない限り、民主が65議席も増やして
単独過半数なんて材料が見当たりません。
〔ワタシは減らす可能性すらあると……〕
岡田総理なんて絵に描いた餅。完全に失脚で
次の目も無いと思われますが。
しかし、何で民主党の鼻息が荒いのかが
さっぱり理解できない。前回、年金問題で
反自民の風が吹いていたにも関わらず177議席
だったのに。
D
2005年08月19日 20:50
 ちょ、ちょっと待って。
 あのー、全然知らなかったんですが。まぁ次の総理を狙ってるわけでもないんで見逃してやってください、という感じですが。

>「降伏」をなしうるのは、“軍隊”(または交戦団体およびそれらの構成員)であって、“国家”は、「降伏」をなしえない

 という立場からは、日本国が「条件付きの降伏」をしたというのもナンセンスだということになると思うのですが。
 どれが正しいのでしょうか?
キヨタニ
2005年08月19日 22:15
岡田代表は政権をとる、といっているわけで、それは与党の代表=総理をねらっていると公言しているわけです。
>“国家”は、「降伏」をなしえない
これは誤解です。日本国は降伏をえんだんです。
あくまで軍は政府の下部組織です。降伏に関しては軍隊は無条件に武装解除するが、政府の方はネゴの余地がある、そういう話です。


2005年08月19日 22:50
民主党は選挙が下手。前回にしろ今回にしろ敵失で十分勝ち目があるのに。
ブレア労働党を手本にすべきではないか。
キヨタニ
2005年08月19日 23:02
船頭というか小姑(鳩山、菅、小沢など)が多い上に、融通が利かない岡田君が代表。変に頭だけはいいから奇策やぶっ飛んだ戦略が思いつかない。所詮、役人やってりゃよかったんですよ。この人。下手をすると、自民にかなりの人数が釣られる可能性すらあります。
2005年08月20日 12:38
小泉自民党勝利

小さな政府に向けて改革開始
本格的な改革は行なわず
無思慮な「福祉切捨て」「地方切捨て」で治安悪化、少子化加速
急激な人口減少

経済界の強い要請で外国人労働者の大量受入れ開始
中国人、韓国人を筆頭にアジア各国から大量流入
準備の整わない中での受入れで社会はパニック状態
輸出型企業は労働者賃金の低下により利益向上

結局、根本的な改革は行なわれず官僚層はウハウハ

日本に居ついた外国人も少子化傾向になる

一人当たりのGDPの下がった日本に魅力を感じず
外国人の流入が減少

そして、日本は本格的な縮小均衡へ
キヨタニ
2005年08月20日 13:21
さあ、それはどうでしょう。
労働組合が支持母体の民主党が勝利して小さな政府が可能でしょうか。
また岡田代表にリーダーシップがあるでしょうか。
今回のマニフェストには自衛隊のイラクからの
年内撤退とありますが、これは市ヶ谷では既に
常識となっています。マニフェストに書くべき
内容じゃないでしょう。

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