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zoom RSS 国民の知る権利から当局を守る防波堤、記者クラブは駄目だってよ。

<<   作成日時 : 2017/06/03 16:56   >>

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記者クラブ加盟の新聞、テレビは情報操作をして自分たちに都合の悪い情報を隠蔽しております。
こういう政府との癒着・談合団体を、我が国では「社会の木鐸」と呼ぶそうです。



「記者クラブ廃止」「独立機関設立」…国連特別報告者が提言 大手メディアはほぼ無視

https://news.yahoo.co.jp/byline/yanaihitofumi/20160426-00057026/

>表現の自由に関する日本の状況を来日調査した国連の特別報告者、デビッド・ケイ氏が4月19日、暫定的な調査報告(以下「暫定報告」)を発表し、外国特派員協会で記者会見を行った。これについて新聞・テレビの大手メディアがどう報道したか調べたところ、案の定というべきか、肝心なメッセージが抜け落ちていた。

>デビッド氏は、暫定報告の「メディアの独立性」(Media Independence)という節で、こう指摘した。
もし日本のジャーナリストが独立、団結、自主規制のためのプロフェッショナルなメディア横断組織をもっていたなら、政府の影響力行使に容易に抵抗することができたであろう。しかし、彼らはそうしない。いわゆる「記者クラブ」制度はアクセスと排除を重んじ、フリーランスやオンラインジャーナリズムに害を与えている。


>記者クラブについても、「アクセスジャーナリズム」(引用注:取材対象と癒着した不健全なジャーナリズム)を促進し、メディアの独立性を阻害し、国民の知る権利を制約していると批判し、明確に「廃止すべき」(should be abolished)との考えを表明した(会見動画45:09〜)。

>ところが、4月25日までの在京6紙の報道を調べたところ、記者クラブ廃止の提言については、東京新聞(20日付朝刊3面)と朝日新聞(デジタル版)が少し触れた程度で、毎日、読売、産経は全く触れていなかった(日経は、デビッド氏の来日調査について報じた記事がゼロ)。朝日はデジタル版記事で、デビッド氏が「記者クラブの排他性も指摘し『記者クラブは廃止すべきだ。情報へのアクセスを制限し、メディアの独立を妨害している制度だ』と批判した」と報じていたのに、なぜか紙面版記事では提言の部分がカットされていた。

>テレビはどうだったか。NHKや民放の主なニュースを調べたが、デビッド氏の来日調査についてのニュースは扱い自体が非常に小さく、記者クラブ廃止やメディア横断組織の提言を報じたものは一つも見つからなかった。



ぼくは昨年まで約3年ほど防衛省記者会見に出ておりました。
それは外国メディアの代表として外務省のパスをとり、外国特派員の団体、FPIJに加盟していたから可能でした。これは民主党時代に岡田外相時代にできたシステムです。これだけは民主党政権の成果です。

通常のフリーランスや雑誌の記者は記者会見に出られません。防衛省では市ヶ谷クラブという専門媒体の第2記者クラブがありますが、色々と差別的な扱いがあります。記者クラブが白人ならば、市ヶ谷クラブは黒人、我々フリーランスや雑誌の記者は人間扱いされないということです。

防衛省では大臣や各幕僚長の記者会見は外国メディアでも参加できますが、次官の会見、その他記者クラブ会員のキャップや論説員クラスだけが参加できる会見は我々には解放されていませんでした。

更に、各種のセミナーや勉強会、自衛官との意見交換の懇親会なども記者クラブ以外参加できないものが殆どです。何しろ通知があるのは記者クラブ内の掲示板ですから記者クラブ会員以外は知ることは極め困難です。

どれだけ記者クラブが当局へのアクセスを独占してるか分かるでしょう。

ところが記者クラブの記者たちは殆どがその道の「シロウト」です。ぼくは防衛関連の原稿を書くようになって、四半世紀が過ぎております。海外での取材、特に人があまり行かない中東や南アフリカにも繰り返し行ってきました。また我々の業界では評価の高いジェーンズの媒体の仕事もしてきました。

ところが、防衛省担当の記者は若手が殆どで、キャップクラスでもぼくからみれば「小僧、嬢ちゃん」です。これは単に若いからということではありません。軍事の知識が欠如していることを問題だといっているわけです。
単に会社の都合のローテーションで防衛省という役所の担当になっただけです。

つまり、記者会見はシロウトが独占してその道の専門家であるジャーナリストを排除する団体ということです。

彼らは取材をしても原稿を書いても内向きで防衛省、自衛隊、それと在日米軍の視点からでしか思考ができません。軍事というフレームで思考ができません。また外国の軍隊と比べてるということができません。
ですから、衛生が全くお子様レベルとか、装備調達が事実上計画がないということが如何に問題であるか理解できません。

それにレクチャーを受ける相手が、世界の軍隊の実態を知らず、月刊軍事研究すら読んでいないような井戸の底身に住んでいる蛙みたいな自衛官ばかりですから、まともな情報を持っているわけがありません。

基本リリースや、会見で大臣がどういうことを述べたかということ、つまりは当局が伝えたいことを伝えるのがお仕事です。間違ってもぼくのように防衛省が納税者に伝えたくないことをしつこく聞くことはしません。「大臣、沖縄の感情をどう思われますか」とか無難な情緒を聞いたりします。
これを発表ジャーナリズムといいます。 つまりは政府の広報のアシスタントをしているだけです。

だから、装備調達の初度費がついたことも知りませんでした。
だって、防衛省がリリースもくれず、レクチャーも開いてくれなかったからです。
つまり、防衛省が知らせたくない情報だったわけです。でもこっそりと防衛白書はHPの書類の欄外などに初度費の存在を記載していました。
まあ、アリバイ工作という奴です。公開はしたのだから、読まない奴が悪いと。
だからぼくが初度費について報じるまで、記者クラブは誰も知りませんでした。しかも防衛省の説明は間違っていました。初度費は初期費用と説明していますが、実は延々と払い続けることができ、装備調達のコストを不透明にしております。ですから、防衛省の発表しているライフサイクルコスト報告書も眉につばをつけて読む必要があります。
こういう取材を記者クラブの皆さんは積極的にしません。


ぼくが記者会見に出ている時に、大臣や幕僚長が困るような質問は聞いたことがありませんでした(たまに声を荒げる人はおりましたが内容はねえ、という感じ)。

そしてぼくは常に大臣や幕僚長が困るような質問をすることを旨としてきました。無論、一般メディアとぼくら専門記者が専門媒体向けの質問や記事や関心は違います。
ですが、それを割引いても残念な質問が多かったですね。

しかもオスプレイに関して、ぼくがAW609が競合というのはおかしいだろうとか、AAV7でまともな試験していないだろうという一般媒体でも興味がありそうな質問をしても誰も後追いをしませんでした。
フリーランスごときの後追いはしたくないのでしょう。ところが、あいも変わらず、オスプレイに関しては悪意と無知による、土人のような批判記事と提灯記事ばかりでした。

その上、そういう当局が嫌がる質問をすると「皆様のNHK」の防衛省記者クラブ・キャップだった鈴木徹也記者から、そういう質問をするなとインネンをつけられました。これは取材妨害です。「皆様のNHK」が同業他社の取材を妨害しようとしたわけですが、この件でNHKの広報に連絡を取ろうとしても、電話を「視聴者係」にしかつなぎません。

徹底して自分たちへの批判を無視するのが記者クラブの体質らしいです。
なにしろ防衛記者クラブのコーヒーサーバーでコーヒーをつくるのも防衛省の事務官のお仕事です。これは癒着という奴ではないでしょうかねえ。

こういう組織が官庁などの取材機会を囲い込んでいる訳です。
繰り返しますが、その分野の知見をもった専門記者のアクセスを妨害して、自分たちで独占してるわけです。
政府の問題点の追求なんてできるわけがないでしょう。

彼らが重視するのは当局のとの良好な関係です。関係が悪くなると情報をもらえなくなります。
ですから、記者会見でも八百長試合みたいな質問ばかりが出てきます。


ところが、いったんスキャンダルとか事件が起こると、ぼくのような専門ジャーナリストに話を聞きにきます。
防衛省の取材機会を独占している君らの、方が詳しいんじゃ無いの?と、嫌みの一つも言って、取材を断ろうかと思うことも多々あるのですが、間違ったことを書かれてもかなわんな、と取材に応じるわけです。

ギャラがでることもでないこともあります。コメントがでても所詮、数千円程度です。自分の時間を数時間も使ってレクチャーするのは納得いかんなあ、とか思うのですがこれもお国のためと(笑

最近真面目に、防衛省か防衛記者クラブを相手に裁判を起こそうかとも思っています。
どうせ裁判所は行政と、メディアよりですからろくな判決はでないでしょうけども、ぼくは今日この商売やめても喰っていけるので、面白いから裁判起こしてみようかなあ、と。

本来こういう訴訟は雑誌を発行している出版社など、カネと兵隊がいるところがやるべきことだとは思いますが、大人の事情があるのでしょう。

いずれにしても記者クラブは国民の知る権利から当局を守る防波堤でしかありません。それで楽な商売をしているギルドです。早急に解体すべきです。























































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初めてコメントさせていただきます。

外国人記者が、いわゆる共謀罪や放送法第4条に対して開陳した体制批判は報道しながら、自らの閉鎖性に言及したパートは口をつぐんだわけですか。

記者クラブは取材報道活動の「カルテル」ですから、如何にもありそうな話であります。

ところで、
>記者会見はシロウトが独占してその道の専門家であるジャーナリストを排除する
が常態ならば。
大衆が軍事的知識情報(詳細でないにしても間違っていないところの)を得る機会、媒体はどう求めたらよいのでしょうか。

内外の専門誌やメールマガジンの購読、講演会の聴講など積極的な情報収集をもとに判断するのが当然望ましいが。
一般大衆には如何にも敷居が高く。

たとえば、
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は30日、同国が実施した新型弾道ミサイル試験で着弾の誤差わずか7メートルであり、直ちに量産体制が指示されたと主張した。
これが事実ならば、北は対艦弾道ミサイルの初期作戦能力を手中にしたことになりますが。

そもそも「半数命中界」の理論に従えば、「誤差○メートルで着弾」という物の言い様自体が本質的でないのに。
国内主要報道機関は、着弾の誤差7メートルという北朝鮮の発表を右から左へ配信するだけで、直ちに真偽を究明する追跡検証報道を行ったふしが見当たらず。

危機の根幹にかかわる情報が、真偽もはっきりしないまま感覚的に言い広められている。
「うそ・大げさ・紛らわしい」軍事的マターを見分けるオピニオンは、この国には存在しないのでしょうか。
yakozen888
2017/06/04 10:37
清谷様

専門知識=軍事的知識の欠如した記者の存在?
専門知識のある記者又はジャーナリストを育成するという課題が出てきます。 手っ取り早いのが自衛隊OBが軍事ジャーナリスト又は軍事雑誌記者になることです。専門知識はさほど問題はない。取材の手法や記事の構成?校正?を身に付ければ即戦力として期待できます。
ハッタリは利かないし、真偽を検証できます。故に政策・仕事の質は向上できます。問題は生計が成り立つのか?
清谷さんどうでしょうか?この案は?
元キャプテン
2017/06/04 17:30
yakozen888様

私は自衛隊OBとして助言します。
御下問であります、正しい軍事的知識を得る媒体や機会は? についてお答えします。
媒体について、雑誌の丸や軍事研究が 信憑性が高いと思います。丸は戦史、テクノロジー、軍事情勢、国際政治等マルチで内容が素人に分かりやすく、ビジュアルが多い。
軍事研究は専門性が高く、上記に付随して契約内容や防衛官僚や将官級の人事占いとか。丸は素人向きで軍事研究は専門家や自衛官向きかな?と思います。
医療雑誌で言えば、丸は今日の健康、軍事研究はガンサポートみたいな感じです。
機会として、基地・創立記念日、地域のイベントで現役隊員に質問する。地方防衛局主催の防衛セミナーを聴講する等が考えられます。上記は守秘義務があり、建前的なお話ばかりです。本音話は基地・駐屯地周辺の居酒屋で現役隊員と呑み友達になることです。
元キャプテン
2017/06/05 11:36
yakozen888 様へ
5月31日付けの読売新聞では、「7メートルの誤差」というのは疑わしいという見方があるんだそうです。その理由は、
・北朝鮮は軍事衛星を保有しておらず、地上レーダーの探知距離も100キロ程度
・中国の対艦弾道ミサイル「DF21D」でも誤差は30〜40m
とのことです。
また、元自衛艦隊司令官の香田洋二氏は
・対艦弾道ミサイルの実験は、10年以上も開発を続けている中国でも成功していない。
・ミサイルの軌道を大きく変える技術を持っていない。
等とコメントしています。
ゆえに、読売新聞は直ちに真偽を究明する追跡検証報道を、一応行っております。
ひゃっはー
2017/06/05 19:00
私は、後期高齢者なので。もはやユーモアもウィットも解せず、いつも場を白けさせてしまうのをご容赦願いたいが。
戦後70年たって、この国に初めて直接的な脅威が目前に表れてきたのに、わが国人の態度はノン・シャランにすぎます。

北朝鮮の軍事的挑発は、自国民を餓死まで至らせるような「失敗国家」であっても、弾道弾開発やもう一歩で核弾頭まで、作ってのける能力がある事を実証しました。
彼らには日本に侵攻し占領するだけの能力はなく、自国の滅亡を意味する弾道弾攻撃など自らの体制維持からすればありえない選択肢ですが。

その意思決定の不安定さ、不合理な得体の知れなさは、冷戦時代に相互破壊確証の重しで三すくみになった、米中露(ソ)の脅威の比ではありません。
究極、核を持つ金正恩の北朝鮮と我が国が、果たしてこの先共存できるのか。
一方政府は、北朝鮮の弾道弾に対抗する唯一の答えとして、新新防衛大綱で「日米関係の強化」を言っているだけである。

有事は、
いつ始まるのか
どのような経過をたどるか
戦後処理はどうなるか
この3つが常にキーワードになるが。

大衆にその指針を示さずして、報道は何の社会の公器か。
軍事安全保障の専門家と自認する者ならば、市井の疑問に答え蒙を拓くのが使命ではないのですか。
yakozen888
2017/06/05 20:52
承認制ゆえコメントに対するリプライがあっても時間差があり、当意即妙には応答できぬようで。
この年になっても、物を教えてもらえるというのは誠ありがたい事。まず御礼申し上げる。

元キャプテンさんには
>自衛隊OBが軍事ジャーナリスト又は軍事雑誌記
>者になることです
とアイディアを示していただいた。
ジャーナリストの軍事リテラシーの低さを補完するには、外部人材登用というのはまさに同感ですが。

失礼ながら、自衛隊OBの方が記者クラブという「囲い込み」に席のある、五大紙や大手通信社、在京TVキー局の記者として果たして採用になるか、と言う現実問題が横たわっており。

たとい報道業界で海千で鳴らした記者や主幹どもと向こうを張る取材力、パブリシティー、執筆能力があるお方ならば。
むしろ自衛隊にとどまり、駐在武官付にでもなって情報分析に尽くしていただいた方が、よほどお国のためと言うもの。

私は、ランド研究所や世界軍縮フォーラムに論説を書くようなオーサーを、海の向こうから引き抜いてくるしかないのではないかと思います。
これはこれで、言語の障壁があり悩ましいが。
yakozen888
2017/06/07 19:23
ひゃっはーさんには
北のミサイル技術に関する情報を提供していただいたが。
生憎ながら私1人が教えていただくというより、広く一般人に正しい情報を伝えるにはどうしたら、という命題なので。

広報能力でインターネットメディアは、TV新聞等にまだ遠く及ばず。
裏付け取材という点でも、大衆が抱く信頼性(というより、「もっともらしさ」)は、マスメディアに軍配が上がるのが実情です。

さて金大中・盧武鉉政権の10年間に行われた「太陽政策」で、北朝鮮に支払われた経済援助資金は、邦貨に換算して約1兆円と言われる。
北朝鮮による核とミサイル技術は、韓国から人道支援の名目で供与された巨額の資金を、ほぼそのまま転用して飛躍した。

日本の世論がこの事実を知ったのは、1998年8月31日、日本列島上空を飛び越した「テポドン1号」の発射実験を準備段階でスクープした、産経新聞政治部 野口裕之記者の記事によってでした(のちに日本新聞協会賞を受賞)。
これは防衛庁(当時)、外務省、首相官邸など記者クラブ張り付きの政治部担当が独自取材で物にした手柄ではありましたが。

これに対しライバル紙の一部は、なぜか一貫して対ミサイル防衛に批判的な論調を取り続けた。
毎日新聞は2009年3月27日 北朝鮮ミサイル迎撃「ピストルの弾同士当てるのは困難」との鴻池祥肇官房副長官の談話を報道し、ミサイル防衛は攻撃側に大きなアドバンスがあり、迎撃は不可能であるかのような「印象操作」を行った。

卑近なたとえが適切かわからぬが、床屋の親爺や高級クラブの女性が客と話題にできるのは、この辺りまで。
水平線の彼方から突然攻撃されるのか否か、大衆は何も知りませんよ。私にもわからぬが。

yakozen888
2017/06/07 19:50
yakozen888様へ
>広く一般人に正しい情報を伝えるにはどうしたら、という命題

清谷氏曰く、北朝鮮軍やガボン軍がどのような装備を持っているのかはCIAでもわからない、知っていたとしても公表しない、とのことです。ゆえにそれは実行不可能です。
また清谷氏は、世の中には説明しても理解できない人や、初めから理解しようともしない人がいる、と嘆いたこともありました。この意味でも実行不可能です。
ひゃっはー
2017/06/07 22:51
防衛関連の記事を読んでいるとイデオロギー的に批判的なところは冷静な検証と考察を欠いた文章になりがちですし、産経みたいに提灯記事を書くところは無批判に絶賛しています。
どうせ批判するなら朝日や毎日には防衛装備の調達に関するおかしなところをしっかり取材して世に知らしめて欲しいものなんですけど、記者クラブから締め出されることを考えたらやらないでしょうね。
かくて防衛省の異常なところは闇に葬られる訳ですな。
八王子の白豚
2017/06/10 16:22
お邪魔します。
 日本人に「事実と論理」は無く、「心情と人間関係」しかありません。事実と違い心情は本人が口を閉ざせば知りようがないため、「父は子の盗んだ羊を隠し、子は父の盗んだ羊を隠す」といった関係を構築して「偽らざる心情」を聞き出そうとするのでしょうが、たとえそれで聞き出せたとしても上記のような関係に基づくため、それをまた他の人間に伝える事は出来ないというのが、今の日本の記者クラブの現状ではないかと思われます。尤も中国の場合は「血縁といった本人でも変えられないものでなければ社会を支えられない」だからでしょうが、日本の場合は「心情とその場の"空気"」には「血縁」も勝てないわけで。
ブロガー(志望)
2017/06/10 22:21
>読売新聞は直ちに真偽を究明する追跡検証報道を、一応行っております

図書館で読売紙「熟読」して、いわれる記事を検索しました。
5月31日付読売新聞朝刊「新ミサイル4月に公開 北軍事パレードで」のなかで、30日に国営メディアが伝えた試験発射時の「誤差7メートル」の電算表示映像に対して。
軍事筋情報として「商業用GPSしか使えない北朝鮮に可能とは思えない。」と論評。
同日付国際面で、香田洋二氏(元海自艦隊司令)のコメントが掲載されている記事が、「それ」ですか。
違っているならば、記事日付を教示されたい。

他紙が、朝鮮中央通信を「垂れ流した」のに比べれば、読売紙たしかに「まし」である。

5月24日付香港アジアタイムスが、
Is North Korea using China’s satellites to guide its missiles?”(北朝鮮は中国の衛星を利用して誘導する?)で終末誘導のGPS化獲得を追認しており。

対艦は別としても、固定目標に対する「命中精度で一定の技術進展」(読売紙)が具体的にどの程度まで肉薄してきているのか、が気になるところです。
yakozen888
2017/06/11 10:35
読売紙が軍事関係の事実記載に慎重なのは「脛に傷」があるからであり、

2014年11月25日付、東京本社社会部高沢剛史記者の署名記事において、陸上自衛隊の地対艦ミサイルについて、
「陸自が地上レーダーしか持っていないため、百数十キロの射程を持ちながら外洋の艦艇を攻撃できない。」

として、「88式対地対艦誘導弾」の写真を掲載し、これがあたかも欠陥兵器であるかのように報じた。

これに対し月刊『WiLL』2015年3月号で、小川和久氏は、
「マスコミの記事がいかに的を外れているか、その原因は記者のレベルの低下にある。」といい、上記読売新聞記事を「事実誤認であり誤報」と断じた。

読売新聞は小川氏の指摘を受け、2015年2月13日付朝刊において
「海自と空自が米軍と敵艦情報を自動共有するネットワーク「リンク16」に陸自のSSMは入っていない。(中略)上空から得た敵艦情報を発射する側が同時に共有できないことがSSMの大きな弱点で、自衛隊幹部は「今のままでは、効果的な打撃を与えることは難しい」と指摘する。」
と「訂正記事」(?)とも言えないような、追跡取材でお茶を濁した。

なお、小川氏はこの一連のやり取りを、日本報道検証機構HPの2015年2月20日付コラムで明らかにし、
「国家社会の安全に関する重要テーマの担当者の層の薄さという点からみて、社会の公器を自認し、天下国家を論じる全国紙として、貧しすぎる実態」(小川氏)
と締めくくっています。

小川氏、軍事アナリストとして毀誉褒貶も一部にあるようですが。この警句もって憶すべきでしょう。
yakozen888
2017/06/11 10:38
どうも皆さん、諦念と悲観論に満ちているようで。なぜにかくも「大人の事情」で丸めてしまわれるのか。
お忙しい現役の方々とお見受けするので、暇なお前と一緒にするなと言われそうですが。聞き飽きたであろう爺の小言を呈しておきたい。

八王子の白豚さんから、
>記者クラブから締め出されることを考えたらやらないでしょうね。かくて防衛省の異常なところは闇に葬られる訳ですな。

自衛隊のスポンサーは国民である我々でありますから、しっかり批判せよ、異論を申し立てよとジャーナリストの尻を叩くのに何の躊躇が要りましょう。
お国の国家予算97兆円(一般会計)の3分の1は、年金医療介護の社会保障費です。日本の社会保障費は、今後10年で30兆円増加すると言われています。

とかく逆風にさらされる防衛費など、簡単に増やせませんよ。どうしますか?
国民大多数は「省庁に付託しているから、国防もしっかりやってくれ!」としか言えぬが、「防衛装備の調達に関するおかしなところ」が分かるなら「社会の鏡」にしかるべく物申すべきで。
私など様々な記事へ投書の常連、もはや掲載不採用お知らせか定型文の礼状しか来ぬ。

ブロガー(志望)さんから
>たとえそれで聞き出せたとしても上記のような関係に基づくため、それをまた他の人間に伝える事は出来ない

ほう、論語ですな。
しかしながら、儒教の言う子爲父隠の孝は、日本社会の馴合いのたとえとしても、もはや世界標準ではない事は明らか。
父子が「爲」した罪を「隠」するなら、犯人蔵匿、証拠隠滅で摘発しなければもはや法治なく、なし崩しに人治に流れるのみで。
yakozen888
2017/06/11 16:29
ひゃっはーさんから、
>清谷氏曰く、北朝鮮軍やガボン軍がどのような装備を持っているのかはCIAでもわからない、知っていたとしても公表しない、とのことです。

あれだけ「無慈悲な攻撃」手段を必死に見せびらかしているのに、そういわれては将軍様もさぞ落胆することでしょう。

差し当たって北の装備の内容など、兵器年鑑に列挙されているとおりで必要十分ではないのですか。
この場合問題になるのは大量破壊兵器だけであり。

杳として知れずの実態があるとすれば、ずばり核でしょう。

電子諜報戦でNSA(国家安全保障局)にお株を奪われ、今や政府予算削減で影の薄いCIAが何を知り、公表を渋っているか存ぜぬが。

DIA(米国防情報局)のジャコービ局長は米上院で、2005年に北朝鮮は核弾頭をミサイルに搭載する技術と、ハワイとアラスカに加えて米本土の一部にも到達できる大陸間弾道弾の技術を既に持っていると証言しています。

核弾頭のミサイル搭載技術を北が真に持っているか、事柄の性質上検証は極めて困難なだけに米国としては、この時点で北朝鮮の核の存在を喧伝したかったのかもしれませんが。

日本列島の枢要地を射爆線下に収める射程1000キロ程度の通常弾頭で充分な脅威であるという情報は、防衛白書にすでに「公表」されているところで。
国はこうした脅威が存在することを前提に、国民保護法制で「武力攻撃事態」を想定し広報してもおる。

なおもって、「他の人間に伝える事は出来ない」「一般人に正しい情報を伝える」のが「実行不可能」と不可知論をいうなら、そもそもジャーナリズムの出番すらなく防衛議論など広く公論に決すべくもない、ということになりますまいか。

分割投稿でテキストが重複しましたら、失礼を。
さて、硬い頭で思いついたこともほぼ言い尽くしましたので、これにて。
yakozen888
2017/06/11 16:39
yakozen888様へ
その読売の記事でございます。

しかし読売が「百数十キロの射程を持ちながら外洋の艦艇を攻撃できない。」と断定してしまったのはまずかったと思うのですが、陸自のSSM部隊は
・リンク16に接続できない。
・現状では、地上レーダーの範囲外の敵を攻撃するためには、P−3Cの情報を聞き取って手作業で火力戦闘指揮統制システムに入力しなければならない。
という大きな弱点があることは間違いないでしょう。
自衛隊もNIFC−CAを導入して、SSM部隊もそれに加入できればいいと思うのですが。
ひゃっはー
2017/06/11 17:08
yakozen888様へ
繰り返しますが、広く一般人に正しい情報を伝えることは実行不可能です。ゆえに、そんな無駄な努力をするよりも、むしろ国民一人一人が正しい情報を得ようと努力することの方が重要でしょう。するとマスコミやジャーナリストの出番になるというわけです。
そもそも、広く一般人に正しい情報を伝えようとするだなんて、思い上がりもいいところです。かつての朝日新聞が誤報を連発したのは、そうした思い上がりや傲慢さがあったことも一因です。記者クラブのメンバーにも、そうした面があるのではないのでしょうか。
ひゃっはー
2017/06/11 23:24
>そもそも、広く一般人に正しい情報を伝えようとするだなんて、思い上がりもいいところです。

小池知事が東京都議会で唐突に言った「アウフヘーベン(止揚)」という哲学用語には、思わず懐かしさを禁じ得ない。
私らの世代は「大衆の団結と直接行動による社会の変革は歴史の必然」とする思想が大いに言われ、背後関係には左翼革命勢力の教唆・扇動があった。

国会周辺や沖縄で反政権・反基地を叫んでいる老いたる全共闘世代に、皆さんも実例を見るであろう。
「大衆の直接行動」を促す手段は、執拗なオルグと情宣であり。

個人の価値観や心のありようが尊重される現在から想像もできないであろうが、個人主義やシニカルな態度には「無覚醒」「挫折し切っている」などと運動に同調しない者を、公然と面罵する個人批判が大流行りしていた。

当時、高い位置から無知な大衆を啓蒙しようと青臭い反体制運動を仕掛けた連中が、今や大企業や政府機関それこそ報道関係の枢要な役職について、勤労者を虐げるパワハラを行っていたりと、皮肉なことだ。

なお私はメディアの使命は、政府の失敗を伝え、国民大衆に適切な判断材料を提供することと信じて疑わないのであるが。

まあ、捕えようはそれこそ各々の勝手次第で。認識の落差には、ジェネレーション・ギャップを再確認させてもらったというしかなく。
yakozen888
2017/06/17 13:38
yakozen888様へ
>高い位置から無知な大衆を啓蒙しようと青臭い反体制運動を仕掛けた連中

その連中と、訳の分からん理由で清谷氏を批判・罵倒してくる人々には共通点があるんですよ。それは「自分が理解もしていないような、難しい単語を使いたがる」ことなんですね。たぶん、社会の役に立たん落ちこぼれが、一般ではあまり使用されない単語を使うと、少し自分が偉くなったかのような錯覚を抱いてハイな気分になれるんでしょう。坂口弘の話を聞いたことがある人が最近になって、もっと簡単に表現できないのだろうかと当時思った、と言ってましたよ。
まあ、そんな文章も難解な現代文の入試問題を作る時には役に立つんじゃないんでしょうか。そして、永田洋子や上祐史浩みたいなのが受験勉強を通して再生産されていくわけだ(笑)
ひゃっはー
2017/06/17 19:35
ああ、
坂口弘をご存知ですか。今や彼の名は解説付きでなければ、わからぬという人もおおい。

この確定死刑囚は、なまじ文才があり。人質交換による釈放を断ったり、老母が永年に渡り遺族の許を訪れて謝罪行脚したので。
情緒的なシンパもいまだにいる。

当時はあのような「活動家」がはいて捨てるほど居。
確かに小難しい政治哲学用語を連呼して、授業妨害のアジ演説などしていました。
彼らは実際凶暴であり、活動に加われと強圧的なオルグを仕掛けてきたりもした。

分断された個人は、言葉巧みな勧誘や先輩後輩の強制に弱いものです。
坂口弘に捕まっていたら私も「総括」の名でリンチされ、山中に埋められていたかもしれぬ。

さて、
アジア的専制とマルクス主義もどきの個人崇拝がドッキングした、醜怪な政治体制が我が国の近隣に実在しております。

軍国主義を標榜しており、主要装備は1980年代どまりであるのに。核と弾道兵器に集中して飽くなく開発しながら、威嚇を突きつけてきておる。

その実力の程は、まだこけおどしに過ぎない。
危機を言うことすら、策動に呑まれていると評価する向きもあるが。

20世紀の遺物である全体主義、北朝鮮の政治主体の生き残りをかけて、金政権はもはや「吹っ切れている」と言われ。

先のコメントで述べたように戦後70年たって、初めて出現した市民生活を直接脅かす脅威であるから。
リスクを過小評価し、無視するのは適当でないことは言うまでもなく。
yakozen888
2017/06/18 08:41
インドネシアは、独ラインメタル社の開発した「スカイシールド35」拠点防御システムを導入しました。

航空機、巡航ミサイル、ロケット、迫撃砲弾など小型の飛来物まで瞬時捕捉、口径35ミリのペレット弾で物理的に破壊。
ただし、防御範囲半径3キロメートル。射程がない代わりに危険界も限られ、落下弾道先の被害も軽減でき。

インドネシアの調達価格、1システム3千4百万米ドル(38億円)。
PAC-3は発射基1式116億円、1発5億3千万円。陸自1高射隊はPAC3発射基を2基、計16発、総計316億8千万円。

たとえば
原発の直接防御は、自衛隊がオミットされているせいで全く手薄であり。
原子力関連施設警戒隊を、常駐させているのは福井県だけ。

「スカイシールド」は弾道ミサイルへの有効性は果たしてあるのか、これを直ちに導入せよと主張するものではないが。
日本国内17カ所の原発に1セットづつ備えても646億円。

重要拠点の近接防御としての得失やコスト、調達先の政治外交的調整など。
省内で課題整理と比較検討くらいはやっておくべきで。

「アメリカ縛り」で、他国からの高額兵器調達など夢にも考えられぬ、と言うなら米国からの有償軍事援助(FMS)のあり方そのものを、国論の場で議論するのが当然である。

こちらのフォーラムでは大量破壊兵器関係は、皆さん関心が薄いのかあまり話題にのぼらぬようで。場違い他所へ行けとそろそろ言われそうですが。

世論喚起の題材として、相手側の攻撃手段とわが方の防御装備双方の能力と限界をメディアが可能な限り「正しく伝え」。
一般人が「正しく知る」ことの必要性は再度強調しつつ、退散の潮としたいと思います。
yakozen888
2017/06/18 08:43
>アジア的専制とマルクス主義もどきの個人崇拝がドッキング

北朝鮮は儒教と共産主義が結婚した体制を採っている国なんです。「醜い韓国人」という本に書いてました。
ひゃっはー
2017/06/18 21:13

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国民の知る権利から当局を守る防波堤、記者クラブは駄目だってよ。 清谷信一公式ブログ  清谷防衛経済研究所 /BIGLOBEウェブリブログ
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