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zoom RSS SPA!の軍事系ライターの質が低いのは何故?

<<   作成日時 : 2016/12/30 13:28   >>

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かつてもぼくもお仕事をさせて頂いたSPA!、ですが最近の軍事系ライターの質の低さは何なんでしょうかね。
前にダイアモンドオンラインでシン・ゴジラのアレな記事を書いたライター氏もSPA!でよくお仕事をしているようです。
ですが以下の梨恵華も大概なものです。

自衛隊が貧乏すぎる…制服が予算不足で足らない、給料・退職金カットも
梨恵華
https://nikkan-spa.jp/1261548

軍オタのブログならばまだしも、一般とはいえ商業媒体に載せるに値しない原稿です。
あぁ、御用媒体のMAMORならばお仕事があるかもしれません。

>「自衛隊の制服なんて海外での大量生産品で何が悪いの?」という論調に当時びっくりしたものです。
>自衛隊に限らず、軍の制服のデザインや素材は、その制服と同じものが第三者の手に渡ってしまえば、いくらでも軍の中に潜入することができてしまいます。


国産以外許さんとでも言いたいようです。
ですが欧州にしても他国では第三国に軍服を発注することは珍しいことではありません。
英国でもベルギーの業者に発注しているし、ドイツもトルコの業者などに発注しています。

無論、スイスなどのように日本同様に戦闘服などを払い下げずに処分する国はあります。それを無意味だとはいいませんが、精巧なレプリカや自衛官が私費で買う戦闘服や装備も民間で簡単に入手できます。89式のエアソフトガンもありますしね。それに多くの部隊では、私費で調達したマガジンポーチやらチェストリグ、バックパックの使用が許されています。
こういうものを禁止すべきでしょう。それは何故言わないのでしょうか。レプリカで一式揃うのに。
かつての南アフリカでは民間人の迷彩服着用は禁止、軍警察関係者でも勤務時以外は着用禁止でした。
そのような法律でも提案してはどうでしょうか。


更に申せば、自衛隊の被服、個人装備は高い。それは独占、寡占状態になっており、競争が働いていません。

単に国産品だから高いのでありません。中国で作ってもバングラデシュで作っても、独占、寡占の談合体制を取る限り値段は下がりません。ですからただでさえ少ない予算で買えるものが限られてくるわけです。

知らないのか、知らないふりをしているのか知りませんが。


>長年使うと全体に色あせて繊維が薄くなり擦り切れてくるのでそこまで行くと交換してもらうことになります。

これも笑うべきところなのでしょう。
陸自の戦闘服は世界で既にどこも使っていないであろう、ビニロンを使っておりますが、これは染料のノリがわるくて、長年使わずとも直ぐに色落ちしています。これも2社寡占状態が長年続いておりますが、お値段が高いのは言うまでもありません。

ブーツにしても安全靴屋が作るコンバットブーツが本当に約立つのでしょうか。現場では不満が大きいのですが、他のメーカーが参入できないようです。

自衛隊装備の劣悪さ、本来支給すべきものが支給されていないのは、何も東日本大震災以降ではなくはるか昔からの伝統です。


>制服が、予算不足でまったく足らない状況になっています。東日本大震災への陸自の大規模な派遣がありました。普段の演習などとは違い、荒れ果てた被災地で、泥水に体を浸しながらの救難活動を自衛隊は必死で行いました。瓦礫の山での作業ですから制服も切り裂かれたり、擦り切れたり、傷だらけになります。だから、自衛隊は通常時なら使い果たすことのない在庫をすべて使い果たしてしまったのです。東日本大震災で自衛隊も沢山の予算を使い、これまで持っていた多くの資材を使い果たしたというのに、震災の年の平成23年度予算は4兆6625億円、平成24年度予算は4兆6453億円と減っています。


以前からつらつら申し上げておりますが、セーターですら支給しておりません。
この人は戦闘服の上下さえ支給すれば軍隊は戦えると思っているのでしょう。

官給品が存在しない、あるいは劣悪なので、官給品はしまったままで私物を使う人が多いのも昔からです。
批判するのであればそもそもまともな被服を支給して来なかった自衛隊、防衛省を批判すべきです。

それに上記の批判も的外れです。
防衛省はかなりの額の補正予算、復興特会でお買い物をしています。
被服を充実させるのではなく、そのカネで開発中のC-2を2機買ったりしています。
でも、著者は防衛省や自衛隊を批判しません。
悪いのは自衛隊の予讃を増やさない「悪い政治家」や「悪いマスコミ」だというのでしょう。


>その人のせいではなく、予算が無くて制服が交換できないためなのですから、とても可哀想だと思います。


その可哀想な状態を延々と是としてきたのは当の自衛隊ですが
他国の数倍から10倍以上の兵器を買っていれば、予算が足りなくなるのは当たり前の話です。国際的に見て非常識なほど高い装備を買っているから、被服や兵站、衛生、通信などにカネがまわってこないのはあたりませです。

>「我々は東北が被災して大変な時だから、『君たちの給料もしばらく10%カットする』と国から言われ、退職金も値下がりしたんだよ」と説明したところ、何度説明しても米軍には「冗談だろう」と言われ、理解してもらえなかったそうです。

リテラシーの低い人間が読めば自衛官だけ給料を減らされたと思うでしょう。事情を全く知らない米軍関係者は自衛官だけ給料が下がったのだと思ったのではないですか?

あるいは著者がそう信じ込んでいるのかもしれません。ですが、公務員全体で給料を減らしたわけです。国民の相応の負担をしています。
それとも著者は普通の公務員の給料を減らすのは当たり前だが、自衛隊だけは特別扱いしろと言いたいのでしょうか。被災地の公務員も給料を減らされておりますがそれは良いのでしょうか。

更に輪をかめてひどいのは著者のブログです。

http://ameblo.jp/calorstars/entry-12232939973.html

>正面装備だけでGDP1%近くになるために、本来なら装備品を運用するために必要な人員の拡大も、燃料費も維持費用もけずっている実態など、自衛隊の生活面や福利厚生、待遇面をみているとはっきり危機的な状況が浮かび上がります。

ばかも休み休み言って欲しいものです。
この著者は糧食人件費だけでも防衛費の4割を超ていることしも知らないわけですが、そのような人物がなんと「自衛官守る会」という団体の「顧問」だそうです。

http://yakamochi.org/index.html

この団体は政治家に陳情に行ったりしているようですが、政治家もいい迷惑でしょう。
主義主張を戦わせるのは無論否定しないし、どのような政治活動をしようとご勝手ですが、小学生レベルの知識の人間がトンチンカンな要求を出すために政治家に面会を要求するのは常識的にみて政治家の時間を奪うだけで、で有害でしょう。まあ、この手合も有権者だからと歓迎する政治家もいるんでしょうけども。

>自衛隊は退職が一部を除き大部分が54歳〜56歳で定年となります。これだけ定年が早いのですから、手厚い退職金や年金が本来はあるべきなのですが、激減しています。


諸外国では一定の年齢で一定の階級に達しない将兵は軍を去るシステムを採用している国は少なくなりません。
それは組織としてのピラミッドを維持するためにです。ところが自衛隊にはそのようなシステムが無いために、基本前が定年まで自衛隊にいることになります。それが防衛省の人件費の比率を挙げている一因になっています。
著者はそのようなことも知らないのでしょう。

また以下のような話は知らないのでしょうか。知っていても無視しているのでしょうか。

庶民マイナス金利でも…公務員の定期預金は“破格の高利”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/196788
若林亜紀

>私は陸上自衛隊の予備自衛官に登録しています。民間人が年に5日ほどの訓練を受けて、有事の際の支援要員になる制度です。

> 先週、訓練で陸自の朝霞駐屯地で5日間を過ごしました。駐屯地には福利厚生棟があり、コンビニや図書室、喫茶店や床屋が入っており、職員の憩いの場となっています。そこの掲示板を見ていて驚きました。「定期貯金の利率2.46%」とあります。

> 自衛隊員のいわば社内預金にあたる共済組合貯金の利率は、普通貯金で0.99%、1年以上の預け入れが条件の定期貯金は2.46%です。来年4月から下げるそうですが、それでも普通貯金で0.49%、定期貯金で1.23%と、銀行預金や民間企業の財形貯蓄と比べて破格の高利です。私はため息をつきました。

随分と優遇されていませんか?

>民間でも必要な人材ですら合理化で早期退職制度をひいてどんどん人材をカットするという動きですが、自衛隊も同じで優秀な人材が足らず、ブラック化しているのにもかかわらず、早期退職制度をつくってどんどん人材にやめてもらえるような制度も公務員横並びであります。
>そこで、たくさんやめてさらに人手がたらないので、いつも寝不足で酩酊状態だから、演習訓練でも最後にはボロボロになるとこの記事でも確認されています。


まず士長以下の「兵隊」が足りないのはぼくが、何度も書いているように、人員削減をするときに、「正社員」である将官、幹部、曹クラスを減らさず、むしろ増やしておいて、「契約社員」の兵隊さんの採用を減らしたためです。このため1士、2士の充足率は4割台、士長を入れても7割です。兵隊が足りないのは当然でしょう。

また本来部隊を削減すべきところを、ポストが欲しいからそれをやらないがために、スカスカの部隊になっているわけです。ですから現場は常に人で不足です。

その上に他国の数倍から10倍以上も高い兵器を気前よく買っているわけです。これを適正化して人件費にまわせばいいでしょう。また自衛隊には非効率な組織運営、いわゆるお役所仕事で多くの人員が取られています。こういう無駄を削減すればいいのですがやりません

別に他人が悪いわけじゃなくて身から出たサビです。
予讃に応じて部隊規模を縮小すればいいだけの話です。
欧米先進国は勿論、中国ですらやっていることです。それが、当事者能力が無いからできないだけで、5倍に薄めるカルピスを10倍に薄めて飲んでいるのは防衛省、自衛隊です。

水増しで、人間も足りず装備も旧式で稼働率が低く、実戦で役に立たない部隊が100個あるのと、装備も人員も訓練も充実した部隊が70個あるのとどちらが有用でしょうか。
予讃の現実に目を向けず、規模だけを維持しようとするから、使えない部隊ばかりになって、戦力を弱体化されているわけです。自衛隊弱体化の原因は当の自衛隊にあります。



>解決するのは予算を倍増させることしかありません。
>少額の予算増などでは何の役にもたちません。


全くの思考停止です。

まともにカネが使えない輩にカネをばらまけば、尚更無駄遣いをするだけですよ。いくら増やして満足ですとはいいません。

例えば悪いですが、オヤジがギャンブル依存症で、女房がブランド狂いの買い物依存症の家庭みたいなものです。
借金までして競馬やパチンコにつぎ込み、昼飯は5千円のコースを食べる。結果子どもの給食費も払えない状態が、自衛隊です。

著者がいっているのは、このサラリーマンの雇い主の社長に今の給料では足りないから給料を二倍にしてほしいというようなものです。仮に給料を二倍にしてもオヤジは更に多額をギャンブルに突っ込み、ランチに1万円を使うようになって、女房はこれまたバーキンやらダイヤの指輪やらを買いまくるでしょう。
子どもの給食費にはカネはまわりません。

また現状国の借金がGDPの2倍を超えるという異常な事態となっています。
このため国民はより多くの負担を求められています。社会保障費は上がり続け、間接税も上がりました。
当然国の「社員」である公務員も相応の痛みを分け合うのは当然でしょう。むしろ税金を使う側ですから
尚更負担は必要でしょう。
民間に較べてまだまだ優遇されています。そんなことはないという人もいますが、それは上場企業など一部の例外的な「国民」をベースに比較をしているからです。特に地方自治体ではそれが顕著です。


この手の自称自衛隊の味方、自衛官の味方ほど胡散臭い連中はおりません。
はっきり申し上げて、こういう自衛隊におべっかを使う連中こそ、国防と自衛官の最大の敵でしょう。
別に愛国を商売にするなとまではいいませんが、あまりに胡乱であります。

もっとも余りアレとはいえないのかもしれません。自民党の世耕、丸川、佐藤正久氏らは「絶対に正しい自衛隊様、自衛官様を盲信することが文民統制である」てな、他の民主主義国家の議員が聞いたら卒倒するようなことを国会で平然と述べちゃうぐらい人たちですから、ある意味著者の見識は国会議員並であると言えなくもありません。


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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
清谷様へ

この種の問題解決の根本は民営化すれば解決できます。
戦えない、存在することが意義があるという組織に国家予算を投資する必要はありません。第7艦隊を買収したり、PMCに業務委託した方がコスパは良い。
資産=不動産、施設、装備品を国内外に払い下げ、金を国庫に入れる。サービス会社に変え、稼ぐ。 民営化・独立採算制を導入すればコスト意識が芽生え、余剰人員や不要な組織を削減できます。中国人民解放軍や朝鮮人民軍でも兵士は農作物を栽培したり、建設現場で働いています。共産主義国家でも兵士は稼いでいるんですよ。
軍事オタクや自衛隊賛美している方は 映画や漫画でなく、現実を直視してください。あと賛美したり褒め殺しして何か利益あるのでしょうか?防衛産業や自衛隊と取引している企業の社員でもそれほど褒めたりしません。金と仕事を貰ってでもです。褒め殺しする目的や理由がわかりません。自分の趣味の世界ではいいのですが、パブリックやビジネスではあり得ないでしょう!
元キャプテン
2016/12/30 19:08
来年度以降は即応集団司令部こそ廃止されるものの、陸上総隊や水陸機動団が発足するんですよね。でも既存の部隊や方面隊は削減されるでもなし、嫌でも人手不足が生じるでしょうにね・・・。内局や陸幕のお偉いさんは何を考えているのやらorz かといって、海保よろしく大幅に増員されるわけでもなし。その一方で、オスプレイやら何やらと不要不急かつ導入にも維持にもカネの掛かるオモチャを相手の言い値で買いまくるわ、ラ国生産した装備を余所の何倍もの金額で堂々と購入するわ、そんな有り様では、いくら予算が増えても増えても足りるわけはありませんよね。でも自衛隊マンセーな方々は、そうした実状はガン無視して「まだ予算が足らん!もっと増やせ!」と喚くし。逆に自衛隊を感情的に批判する方々は「軍事費や軍事研究費を増やすだなんて、とんでもない!」と、これまた実状を知ろうともせずに脊髄反射的に騒ぐだけだし。いつになったら、まともな議論が行われるのでしょうね・・・


>世界最強の戦闘ヘリコプター「AH64E」アパッチの実弾射撃訓練を初めて実施・・・韓国陸軍が今年5月末に導入!

http://blog.livedoor.jp/corez18c24-mili777/archives/49185581.html

韓国ですらガーディアンを揃えているんですよね。韓国ですらorz ホント、陸自は攻撃ヘリに関しては相変わらず、放置プレーなままですよね。コブラが全機退役する日まで、このままなのでしょうかね?
KU
2016/12/30 19:21
防衛予算の増額自体に異を唱える訳ではありませんが、今までの自衛隊の「前科」を見るに増えたら増えただけしょーもない不要不急のおもちゃを買って浪費してしまいそうですよね。
ま、ここまで揃えてしまったものを今更すべて入れ替えるのは難しいんでしょうが、自衛隊は一度「お試し」でいいから海外メーカーの一流とまでいかなくても「世界標準」になってる装備品を一通り揃えて使ってみたらどうですかね?
そこで比較して「やっぱ国産装備は世界に冠たる超一流の装備だ!」となるんであればクソ高い・低性能という評価を改めて高くても素晴らしいんだから国産を買おう、って言えるんですけどね。
拳銃一つ取ってもミネベアがラ国してるSIGのP220なんて、もうどこの国も一線部隊から姿を消してるのに平然と使ってますし・・・
八王子の白豚
2016/12/31 22:37
清谷様

新年明けまして、おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
これからも忌憚のない批判、意見よろしくお願いします。 批判がなければ、モラルハザードや仕事の質が落ちます。それは自衛隊だけでなく、どの業種も同じです。清谷さんは子供=自衛隊にとって口うるさく、うざいオジサンです。そういう存在は必要なんです。私もOBですが、他の方からOBのくせに古巣の職場批判しておかしいぞ!と言われますが、 存在する集団でなく、戦う集団なんですよ!
KU様
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
仰るとおり、経営概念が欠如し、存在する組織から脱皮していません。私は民営化・独立法人化するのは経営意識を持たせる、緊張感を持たせるひとつの方法だと思います。大日本帝国陸海軍と同じく官僚化しているとOBとして感じます。OB・外部の批判はどんどんすべきです。
八王子の白豚様
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
ステークホルダー ・株主の視点として 的を射た指摘・批判に舌を巻いています。八王子の白豚様の本業でも顧客・取引先からの苦情・クレームは品質・サービスの質が向上します。しかし自閉隊はお客様の意識・概念がない。私が退官して 顧客満足、顧客ファースト、コスト意識、経営意識がゼロだと思い知らされました。足りないのはそこ何ですよ!
元キャプテン
2017/01/01 10:07
元キャプテン様、皆様

初めまして。民営化視点はいいですが、本当に自衛隊を改革したいと思ったら、どういう方法をとれば変えていけるのか、具体的な提案をぜひ提示していただきたいです。
ひとつで全て解決するような妙案やウルトラCなど決して存在しませんが、だからと言って「民間視点で」と言ったところで変わりません。
元仲間たちにどうやって働きかけていくか、国民にどうやって理解を得ていくか。
私も5年間だけの元職ですが、政治家や元職にはもちろん、周りの一般の人たちに理解してもらうことすら難しいのが現状です。
元職の人たちへの働きかけはとても重要と思います。しかし、政治利用を恐れるのか、みな口をつぐみ、意見を返してくれません。「ニッポンのジレンマ」のように、元職、現職も入れてかんかんがくがくの討論ができないものか。討論に耐える自衛官はいないのでしょうか。

世間では盲目的に「戦争反対」や「駆けつけ警護反対」「9条守れ」という言葉が使われていますが、そもそもこんなお粗末な状態の自衛隊が国を守れるはずがないわけです。PKOに出ること自体、間違っているわけです。
戦う組織として立て直し、真に国防に価する仕事をするためにはどうしていけばいいのか。その点でのコメントを伺うことができれば嬉しいです。

よろしくお願いします。
ぽぽ
2017/01/02 09:43
ぽぽ様

民営化するのは、ひとつの選択肢として捉えてください。 独立採算制にすれば 経営観念、コスト意識が芽生えます。
真剣に組織運営を考えるキッカケになるというけとです。
法律・政策の矛盾ですが、組織が生まれた経緯、真剣に政策論争をしてこなかったツケ、OBが情報発信しない怠慢が原因だと思います。
私が現役時代、世話になった先輩幹部で次の衆院選挙で青森3区から民進党公認の工藤元2佐が立候補します。聡明な方で当選すれば、防衛政策の論客として 政府・与党と対峙でき、まともな政策論争ができると思います。防衛の中枢ー。陸幕防衛部や統幕運用部のスタッフ、イラクでの幕僚活動、 偵察隊長として東日本大震災の救援活動 豊富な経験をお持ちです。見識・経験を活かして防衛政策の論争をしていただきたいと思います。
後輩として健闘をお祈りいたします。
政治家になるのも 政策・組織改革の手段ではないでしょうか?私は看板・地盤・鞄はありませんし、政治家になろうとする能力も根性もありません。
できるのは情報発信と教育=現在の仕事というアプローチです。OBの方は政治家、ジャーナリスト、教授・教師になり、正しい情報を普及することではないでしょうか?私はそう思います。
元キャプテン
2017/01/02 14:28
ぽぽ様

麻生幾原作の宣戦布告という映画がこの種の問題を凝縮して表現しているのではないでしょうか?現役時代は私は中隊長、小隊長の視点・立場でしか考察できません。つまり現場監督と変わりません。戦術レベル、兵隊バカしか過ぎませんでした。
私は自衛隊の教育での弊害として、教養が足りない。あらゆるジャンルの知識が必要でしょう。多様性の容認です。
元キャプテン
2017/01/02 21:00
お邪魔します。

 思えば日本の大学には軍事学部とかは無いため、軍事系ライターへの道は"獣道"というか「行ける奴は行けるが、行けない奴は行けない」で、「ここを通れば大抵の人間はある程度までは行ける道筋」といったものは無いのではないかと思われます。後日本のジャーナリズムの常としての「事実や論理なんかよりも耳障りの良さ」もあるのかも。

日本は「アメリカ様が守ってくだされば安泰、守ってくださらなければ中国やロシアに成す術は無いどころか、北朝鮮にすら危うい。」という認識と思われるので、「何をどうやってどこまで守るのか」の考察や議論にまでは至らないのかも知れません。それが無ければ「今やっている事が妥当か否か」の判断もしようがないのでは。
ブロガー(志望)
2017/01/02 23:06
元キャプテンさん、明けましておめでとうございます。
たかが浅いミリヲタの私に過分なお言葉をいただきありがとうございます。
ところで、自衛隊民営化・PMCへの業務委託という話でしたが、コスト意識という点では確かに私企業化することでその意識は高まるとは思います。
しかしながらいざ実戦となった時にそのPMCなり国防企業の兵士(この場合は社員ですかね)はどういう立ち位置になるんでしょう?
私の浅い知識では国防軍じゃない組織は民兵や武装組織と同じに扱われてハーグ条約の対象外、つまり捕虜になれずにその場で処刑されても文句が言えない存在になってしまうと思いますが・・・
また、かつての高名なEO社のように雇用先の信頼に応えて最高の戦果を挙げるケースもあるでしょうが、悪名高きブラックウォーター社のように問題を起こす可能性もあり得ます。(後者はPKO派遣で起きる問題と考えた方が良いでしょう。国内にいる内は起きないと思いたいです。)
また、雇用先の国家への忠誠心も微妙かと。
これらは未だに解決されないままですが、米軍などはお金さえ払えば丸投げに出来るお手軽さから重宝しているようです。
国防にコスト意識を持たせることはとても重要ですが、そのための手段としての民営化には不安が拭えません。
八王子の白豚
2017/01/03 03:05
遅まきながら清谷さんはじめ皆様、今年もよろしくお願い致します。八王子の白豚さんが触れられたP220・・・いつになったら、新拳銃(陸のSはグロック辺りを使っているんでしたか?)が採用されるのやら。個人的にはP226や228が好みですw。どうせ採用するならするで、ミネベア辺りでラ国生産なんぞしないで、完成品を輸入して欲しいですけど(>_<)。あと今年は機動戦闘車(結局、派生型の採用はナシでしょうか?)の配備開始やら「かが」の就役やらありますね(臨時F-35飛行隊の発足も今年かと思っていましたが、ググってみたら来年度でしたね)。いずれにせよ、陸の戦闘医療体制や装備品の調達方法など、いろいろな面で多少なりとも改善へ向かう年であってほしいものです。
KU
2017/01/03 07:17
八王子の白豚様

私の説明不足でした。自衛隊の民営化と同時にDDR=武装解除です。サービスを提供する会社です。例えば施設科部隊は土建会社、兵站部隊は物流会社とか。
装備品を持たせるのは豚に真珠です。金を食い潰すだけです。労働生産性の悪い、働かねぇ老害のオッサンをリストラでき若い衆やまじめに働いている隊員からは支持されるのでは? 組織を食い物にしている、依存している輩は生理的にヘドが出ます。
駐留経費全額負担どころか第7艦隊や在日米軍を買収して、不足部分をPMCに業務委託すれはよし。張り子の虎に投資したって金をドブに捨てることと変わらない。
失業したらどうすんだ! という意見がありますが、私から言わせれば甘えるな!です。五体満足なら働けます。不況や震災で職を失った方 御万といます。その方餓死しましたか? サービス業をやるとコスト意識、経営意識を持ち、危機感や当事者意識を持ちます。収益はGDPに加算されます。私が新兵の若い衆時代、自衛隊が民営化されたら?という本がバカ売れでした。頭の体操、想像力です。
元キャプテン
2017/01/03 18:28
元キャプテンさん、ご回答ありがとうございます。
解体的出直しって事ですね、そういう事なら理解できます。
民業をやってみればいかに無駄な事を自分たちがやって来たかが理解できて良いかも知れませんね。

KUさん、この話をすると大体自衛隊擁護論者からは「たかが拳銃だろ?30年更新しないくらいどうって事無いじゃん、海兵隊なんかMEUピストルと称してまだガバメント使い続けてるよ?それだけ重要な装備じゃないって事だよ」というような意見が返ってきます。
それでいいんですかね?
八王子の白豚
2017/01/05 23:47
八王子の白豚様

御理解していただきありがとうございます。会社更正法の民事再生です。
老害のジジィは退場し、30代の若手が経営陣に就任。
緊張感とコスト意識を持たせます。
まともな隊員は士気が上がるのではないでしょうか?自衛隊は共産主義経済ですからね。まぁ共産主義大好きの左翼の思想の方ならパラダイスな職場じゃないですか?笑い。
慈善事業じゃないし、財源・人材・時間は無限ではありません。現役の若い頃、ある幹部の方は自衛隊は存在することに意義があり、存在が抑止力だ!と力説するアホいました。 じゃ案山子でいいじゃん!余計な仕事作らないし、悪さしないし、給料払わなくていいし。海岸線に迷彩服着た案山子でも立てればいいんじゃない。案山子は文句言わないし。
元キャプテン
2017/01/30 16:18
私は学生時代に予備自衛官をしていたことがありまして、半長靴について同様の疑問を持っていました。なんと半長靴がミドリ安全製でしたからね(笑)
建築現場と戦場を一緒くたにするなといいたい。
やんばる
2017/02/12 20:10

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