清谷信一公式ブログ  清谷防衛経済研究所 

アクセスカウンタ

zoom RSS アメリカにテロは根絶できない。

<<   作成日時 : 2015/01/26 18:15   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 12 / トラックバック 0 / コメント 14

アメリカにテロは根絶できません。

 まず第一に、彼らは他国の文化を尊重する習慣がありません。自分たちの正義感、論理や文化は古今東西普遍なものだと思い込んでおり、それをあらゆる場合に押し付けようとします。摩擦が起きるのは当然です。
またアメリカ英語を話さないやつは人間ではないとすら思っております。ですからアラブやアフリカなど多くの国で余計な恨みを買っております。

第二に貧富の差の拡大を当然していることです。
テロリストが多数発生する主たる原因は貧困や経済格差、差別です。ですからその国が豊かになればテロは減るし、仮にテロ集団がでてきても民衆の指示は得られず、自滅していきます。
ですからテロ対策は迂遠なようで、その国を豊かにすることが一番の近道です。ことに宗教に起因するテロはそうでしょう。宗教と共産主義は貧しいところで繁殖します。

ところが米国は貧乏人から搾り取れるだけ、絞りとってやろう、それのどこが悪いという意識が政府、企業、そして多くの一般人に共有されています。米国では中産階級がかなり減っていますが、未だにその意識は変わりません。億万長者とマクドやウォルマートで時給、週給で働く労働者と犯罪者だけになってもOKというのが彼の国の人たちのメンタリティです。

そのような国が他国の貧富の差をなくそうと努力などするものでしょうか。「土人」から搾取して何が悪い、そう思っているでしょう。
で、あいも変わらず熱心なのはテロリストの親玉を暗殺するとか、空爆とか対処療法ばかりです。そもそもイスラム国のようなヤクザな集団ができたのも、因縁をつけて、サダム・フセインを抹殺し、シリアのアサド憎しで内戦を煽ったからでしょう。その原因となった9・11のテロもアメリカの傲慢が誘発したものだといえるでしょう。
いくらCIAやインテリジェンス機関をもっていても、基本的に頭がおかしいからインテリジェンス・アセットを活用できません。



 
■東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
補正予算は「平成の臨時軍事費特別会計」だ
防衛費は、補正を含めると5兆円の大台を突破
http://toyokeizai.net/articles/-/58914
P-1哨戒機の対英輸出計画は「画餅」である
武器輸出で華々しい成果を狙い過ぎ
http://toyokeizai.net/articles/-/58317


C-2輸送機の輸出構想は、「画に描いた餅」
事実を踏まえない空虚な政策は止めるべき
http://toyokeizai.net/articles/-/56949

■Japan in Depth に以下の記事を寄稿しました。
【自衛隊の戦力は大きく弱体化する】〜安倍政権の無邪気な兵器”大人買い“〜
http://japan-indepth.jp/?p=13619

 ぼくが主筆をつとめている東京防衛航空宇宙時評/Tokyo D&A Reviewに以下の記事を寄稿しております。

エアバスヘリと川重、陸自UH-Xに新機種「X-9」を提案へ
http://www.tokyo-dar.com/news/1109/
防衛省、平成27年度予算案にAAV7 30輌の調達費を計上
http://www.tokyo-dar.com/news/1101/
防衛省、平成27年度予算案にV-22 5機の調達費を計上
http://www.tokyo-dar.com/news/1104/
防衛省、平成27年度予算案にグローバルホークの取得費の一部を計上
http://www.tokyo-dar.com/news/1097/


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 12
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス ナイス ナイス
かわいい かわいい

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
と言う事は我々の身分は安泰ということなんですね。これって泥棒がいてこその警察みたいなものですよね。海外での邦人保護が専権事項の外務官僚は対策予算が付いて嬉しくてしかたないと思いますよ。
特殊部隊
2015/01/26 20:00
アメリカが絶対正しい、正義だと洗脳されている保守の方いますが、日本はトモダチと思い込んでないでしょうか?パシリ、家来ということがわかっていません。
人間関係でも力任せに価値観を押し付ければ反感を買います。受容ということがテーマになります。国家も人間の集団なので価値観、思想、文化、宗教、習慣が違います。そこを尊重すれば戦争・テロは少なくなると思います。理想論かもしれませんが・ 人間関係も喧嘩=戦争ばかりしていると体もダメージ受けるし、粗暴な人間と思われ、孤立します。ヤグザ業界でも最近は抗争してません。アメリカはヤクザより狂暴だと言うことなのでしょうか?

元キャプテン
2015/01/26 20:42
続く

アメリカと日本の関係について考えました。 日本の安全保障を考える上で、日米安全保障条約と憲法9条のニ本柱になっています。日米安保がアクセル、憲法9条がブレーキという役割を果たしていると思います。相反するものです。サンフランシスコ講話会議から60年以上も外国の軍隊が駐留しています。和平が成立すれば撤兵するのが自然の流れではないでしょうか。米軍が駐留しなければ侵略されるという固定観念や呪縛があるのではないでしょうか?小沢先生が在日米軍の抑止力は第7艦隊で事足りると主張したことあります。集団的自衛権を契機に考える機会だと思います。
※ 元レバノン大使 天木直人と元空幕長 田母神 俊雄の共作 自立する国家へ を読むことを推奨します。 ※ 非武装中立は考えていません。国力に適した軍事力は保有すべきで、専守防衛、国際協力、治安、災害救援活動に限定すべきだと主張します。憲法改正より、有事法制整備が優先します。
元キャプテン
2015/01/26 21:08
他国の文化を尊重する習慣がない、というのは本当でしょうか? そんな人々が黒澤映画を見たり「ラスト・サムライ」を作るでしょうか? お寿司を食べるでしょうか? 日本の寺に修行に来るでしょうか?
ひゃっはー
2015/01/27 08:40
「ジーザスキャンプ」なんて映画を見たら、アメリカは本当にキリスト教原理主義の国だってことがよくわかりますね。

政治と宗教の分離を掲げ建国したのに、いまや宗教が政治を動かしている。おそろしい話です。
ハインツ
2015/01/27 13:48
お邪魔します。

 アメリカは資本主義イデオロギーによって作られた国家です。ですから社会・共産主義が資本主義よりも貧しくて自由が無く不平等な社会しか作れなかった事を認めざるを得なくなってソ連が消滅したように、「イデオロギーの破綻=国家の破綻」になるのです。プロテスタント的禁欲で「労働=隣人愛の実践」としたため、「貧乏人=隣人愛を実践しなかった人」と見なすのです。富裕層がどれだけ「隣人愛」を実践しているかは知りませんが。

 山本七平氏が普遍的自由主義者について「神・赤ん坊・野獣」と言っていました。己を普遍にまで押し上げるので「神」、人間は時間的にも空間的にも極めて限られた存在なので、ベビーサークルのような限られた空間で「お山の大将」を気取る「赤ん坊」、他の「普遍」に対しては、その存在自体が「自らが普遍ではない事の立証」になるため、それに対して牙を剥く「野獣」だそうです。思えばイスラムはある意味「普遍・グローバルの先輩」なので、「アメリカ vs.イスラム原理主義」は一種の”近親憎悪”なのかも知れません。

 またアメリカはネイティブアメリカンから土地を奪って建国されました。ですから「奪われる恐怖」があるのでしょう。ですから自分達への「挑戦者」と思われるものは叩き潰さずにはおられないのでしょう。日本を叩き潰し、旧ソ連をを叩き潰し、その次はイスラムというわけで。

 中世のイスラムは「世界史の主役」で、同時代の欧州は「自分達の聖典のはずの聖書すらろくに読まない・読めない野蛮人」でした。しかしその後イスラムは欧州の後塵を拝するようになりました。それに対し「こうなったのは自分達の信仰が足りなかったためである」といった宗教的な解釈が、原理主義の台頭を招く一因ではなかったかと思っています。
ブロガー(志望)
2015/01/27 22:44
宗教と共産主義は貧しいところで繁殖する、というのも確かにそのような傾向はあるとは思うのですが、ではビンラディンはどうなるのでしょうか。ビンラディンはサウジの大富豪の息子です。
「人はパンの実のみにて生くるにあらず」というキリストの言葉も、同時に真実であるように思えます。
ひゃっはー
2015/01/27 23:06
アメリカうんぬんよりも、イスラムと中国の共通性に注目すべきです。どちらも、過去に他の世界よりも先進地域だった時代があり、その当時は遅れた国として彼らがバカにしていた今の先進国とのギャップがあるのが我慢ならん許せない、という感情です。今のイスラムはテロをやるしか手段がないが、豊かになればテロは無くなっても、中国のように軍事力を建設して威圧を始めるでしょう。アメリカに傲慢さが目立つと言っても、力を付けたイスラムが、アメリカよりも傲慢でない保証などありませんよ。
マリンロイヤル
2015/01/27 23:41
テロは軍事力で鎮圧し、防げるか?
テロはゲリラ戦と同じく、弱者の戦術です。軍服も着ていない、国際法も無視、個人又は少人数で攻撃します。テロリストも馬鹿ではありませんので、弱点や盲点を奇襲をします。
昔、ミスDDR=武装解除と称される瀬谷るみ子氏の講演を聞いたことがあります。
テロは民族の歴史、宗教、経済の対立で根絶できないが、減少させる方法があります。職の確保と経済的自立らしい。経済の安定は治安の安定に繋がります。現在の刀狩りみたいなものです。テロも交通事故と同じく根絶は無理です。 交通事故も罰則強化だけでは不十分です。車の機能向上、交通環境の整備、教育である程度抑制できます。
軍事によるテロの鎮圧は対処療法です。経済、民族、宗教的 背景を分析し、対策を取るのがベターではないでしょうかと思います。
元キャプテン
2015/01/28 11:18
 アメリカの現状を見ると、戦前、満州で朝鮮系抗日ゲリラ(若き日の金日成を含む。)を包囲殲滅した日満軍警の戦略戦術が際立ちます。日本統治時代の朝鮮でもテロはありませんでしたが、独立後はテロの嵐となりました。
 ゲリラやテロリストの対策では、軍もさることながら、前面に立つ警察力の向上が急務です。正面から軍事力で叩き潰すことではなく、まず警察力で草の根を分ける努力が求められます。
英知の人・エイチマン
2015/01/31 22:30
再びお邪魔します。

 「重大な事件や事故」は「氷山の水面上の部分」で、その下(水面下)には「軽微な事件や事故」があり、さらにその下には「事件や事故にまでは至らなかったもの」があります。空襲とかが功を奏さないのは、それが「氷山の天辺(水面上)を叩く」事なので、「叩いても叩いても下から浮き上がる」のです。となれば必要なのは「氷山自体を小さくする」事ではないかと思います。

 宗教やイデオロギーに全て(生命・身体・人生等)をかけられる人はそう多くありません。例えば自分は一応仏教徒ですが、「家族を含めて全てを捨てて出家できるか」か言われればできませんし、もし社会の構成員全員が出家すれば、「喜捨」をする人がいなくなりますから、仏道修行する事自体が不可能になるでしょう。ですから「支える人」と「支えられる人」とを分断するのが有効と思われます。特に「神出鬼没」を最大(唯一?)の強みとするテロリストには「安定した存立基盤」は持てないでしょうから(もし持てばそれが最大の弱点になる)。
ブロガー(志望)
2015/02/01 20:59
続きです。

余談1 聖地メッカを抱えるサウジアラビアはイスラムの盟主を自認していますが、一方親米国でもあります。となれば「イスラムの盟主を自認するのであれば、率先して欧米キリスト教世界に立ち向かうべきである。」と考える人が出てくるでしょう。旧約聖書の預言者が「神の道を歩まない民衆を神の道に戻らせる」ために己の生命身体を賭けたように、「国や民をイスラムの道に戻すために己の生命身体を賭ける」人間も出てくるのでは。

余談2 評論家の小室直樹氏がイスラムと中国の共通点として、「刺客といった人間に価値を認める事」と述べていました。『史記』にも「壮士去ってまた還らず」他の『刺客列伝』があるそうです。でその根幹にあるのは「社会(の本質)は変化しない。昔正しかった事が時代の変化で間違いとはされない。」という考えだそうで。中国は「昔を以て艦(かがみ)とする」ですし、イスラムはムハンマドが「最後の預言者」ですから。
ブロガー(志望)
2015/02/01 21:00
米国が他者の文化を尊重してないと言うのは言い過ぎのようにも思えますが、「余計なお世話」で軍事力を行使する悪癖があるとは思いますね。
少なくとも中東ではそのおせっかいが悪いほうに出ています。
八王子の白豚
2015/02/09 00:07
次のリンクは、他のブログで見つけたんだけど、結構、面白いので見てみて下さい。

http://www.veteranstoday.com/category/911-and-terror-war/

これは、アメリカ軍OBのホームページなんだけど、米軍が、テロは金融資本家たちがやらせているんだ、と、金融資本家の実名と写真を出して、徹底的に攻撃してるんですよ。
ISILもアメリカの資本家から、相当資金が行っているみたい。
テロリストなんて、金融資本家にとっては、現場の作業員みたいなもんだから、そいつらと交渉しても始まりませんよね。
やっぱり、雇い主である資本家のところへ、電話でもして、止めるように言えば、もしかして交渉が捗るかも...、って無理か?

なんで銀行家連中が、そんなことをするのかっていうのは、次のリンクを見れば少し分るかも...

http://www.thinker-japan.com/thinkwar.html

本当かかどうか分らないけど、歴史教科書だって本当かどうか分りませんからね。
山口 芳信
2015/02/11 02:32

コメントする help

ニックネーム
本 文
アメリカにテロは根絶できない。 清谷信一公式ブログ  清谷防衛経済研究所 /BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる