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zoom RSS 日経が後追い記事 国産無人機で国防強化 ミサイルなど常時警戒 防衛省検討

<<   作成日時 : 2014/09/14 14:42   >>

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 防衛省は国防を目的とした無人航空機を国内で生産する検討に入った。日本企業のセンサー技術を生かして、偵察のほか、北朝鮮を念頭に置いたミサイル発射の動きの探知や、電波情報の収集などを想定している。2015年度に3機購入する米軍の無人偵察機「グローバルホーク」と一体で運用する。

 センサーの開発は富士通などと組む。窒化ガリウムと呼ばれる半導体素子を活用し、省電力で高出力の赤外線センサーをめざす。無人機用のエンジンや衝突回避装置といった基幹部品も開発する。国内で実用化のメドが立っていない機体そのものは米国やイスラエルなど外国製品を輸入し、日本での組み立てを検討する。開発期間は5年程度とし、20年度をメドに運用を開始したい考えだ。

国産無人機で国防強化 ミサイルなど常時警戒 防衛省検討
2014/9/14 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDE13H04_T10C14A9PE8000/

 ぼくがこの半年ほど報じてきた「国産」MALE (Medium Altitude Long Endurance:中高度長時間滞空)型無人機の件を日経が後追いしました。

下記の東洋経済オンラインの記事でもこのことには述べています。

オスプレイの拙速導入は、安倍政権による濫費 防衛省概算要求に隠された問題<後編>
2014年09月05日 東洋経済オンライン
http://toyokeizai.net/articles/-/47070?page=3


 記事にもありますが、3機導入するグローバルホークが常時運用できるのは整備などで1機です。週に数回程度飛べるにすぎません。まともな監視なんぞできるわけがありません。
ですからアメリカ側から、もう3機買えと圧力がかかっています。報道はされておりませんけども。

 現段階で「滞空型無人機」について公式発表では候補の機体も決まっていない、運用部隊もきまっていない、どの程度の機数を最終的に調達するかも決まっていない。だけど実際にはグローバルホークを買うことにしました、ですから納税者をなめているとしかいいようがありません。
 
 この日経の記事にはありませんが、防衛省内部ではグローバルホークの導入に賛成な人は殆どおりません。調達は安倍政権による押し付けでしょう。安部首相は何かアメリカ様に弱みでも握られているのでしょうか。

 記事にあるように機体は輸入です。で、日本製のミッションペイロードを搭載する。これを輸出するという構想があります。この手法は欧米でもよく使われています。イスラエルの機体を導入してフィンメカニカやらタレスやら地元のインテグレーターが最終的な製品に仕上げるわけです。

 機体は米国製かイスラエル製とありますが、これまたぼくが報じてきたように本命はIAI(イスラエル)のヘロンと目されています。
 ヘロンは実績もあり優れた機体ですが、対アラブ感情、特に輸出となった場合は問題が起こる可能性が大でしょう。また国際共同開発の経験が少ない我が国が、いきなり海千山千のイスラエルの軍需企業と一緒にやってもいいところだけを持っていかれる可能性もあるでしょう。

 最終的なシステム統合や整備などは富士重工が有力なようです。

 グローバルホークの導入は手段が目的化されており、何のための導入かわかりません。まともにリサーチをしていないのに、しかも自衛隊ののUAVの運用経験は殆ど皆無でこのような大型UAVを導入するのは無謀でもあります。しかも投入するのは中途半端な予算。
 これを考えた奴は(たぶん官邸にいるんでしょうけども)自衛隊の弱体化を図っているとしか思えません。

 グローバルホークの調達は中止し、MALE型UAVの導入に予算とリソースを集中すべきです。
 MALE型UAVを運用し、その結果不十分だとどうしてもグローバルホークが必要だというのであれば、その時に調達すれば宜しい。


 また既存のUAVの改良ではなく、プラットフォームに余剰になるP-3Cを使ってはどうでしょうか。まだまだ使える機体をスクラップにするのはもったいない。
 ミッションシステムだけを入れ替え、当面クルーはパイロット二名だけを搭乗させて運用し、その間に無人操縦の技術を確立し、以後完全無人に切り替える。充分に運用のノウハウを獲得した段階で無人機の開発に踏み切る。そのようなプロセスを経れば無理なく、開発・導入が進むのではないでしょうか。

 MALE型UAVを国産開発するならば、洋上でのエンジントラブルなどに際しても生存性の高い双発機にしてはどうでしょうか。UAVといってもこのクラスの機体は価格が高く、おいそれと調達はできません。維持費は単発より双発が高いですが、機体のロストの確率を考えた場合双発の方が有利ではないでしょうか。結構世界のマーケットで需要を見込めるかもしれません。

 P-3Cの改造費は大した金額にはなりません。また、整備は当然ながらP-3Cと同じですからP-3Cが配備されている基地で運用すれば効率的な運用が可能でしょう。



 東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
戦傷者は「想定外」という、自衛隊の平和ボケ
「国内では銃創や火傷は負わない」との前提
http://toyokeizai.net/articles/-/47994

結論ありき」で高額な兵器を調達する怪
防衛省概算要求に隠された問題<前編>
http://toyokeizai.net/preview/dd9c698dc49dbfafe1fdddad129294461604ead0

オスプレイの拙速導入は、安倍政権による濫費
防衛省概算要求に隠された問題<後編>
http://toyokeizai.net/articles/-/47070?page=3


 
フジテレビ、愛国報道の「異様な光景」
ジャパンエキスポは排他的なイベントではない
http://toyokeizai.net/articles/-/45401?page=2
 

コマツが防衛事業から撤退すべき5つの理由
取り組み姿勢が、キャタピラーとは対照的
http://toyokeizai.net/articles/-/45208

英航空ショー出展、中小企業「匠の技」とは?
盛んな商談、航空機ビジネスに食いこむ好機に
http://toyokeizai.net/articles/-/44434

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内 容 ニックネーム/日時
清谷様
グローバルホークの導入ありきは、3年前の中国の高速鉄道の事故のように、ソフトがハードに追いつかない事態に陥る気がします。何事にも基盤=インフラが不可欠です。補給、整備、教育、指揮通信、運用組織等です。基盤なくして運用はありません。電力、水道、港、空港、高速道路、市場、労働力等の条件があって工場が建てられます。自分は、現役の頃、補給・調達の仕事をした経験を言わせていただくと、偏った輸入品の装備化の弊害として1 メンテナスはブラックボックスで海外のメーカでメインテナスになります。その時間は半年や1年の単位で長期不稼働になります。
2 部品調達や海外整備で中間マージンが生じコスト高になります。3 運用サイド=部隊として、互換性のない装備品の完熟に時間を要します。その教育コストも発生します。4 旧装備品の部品が生産取り止め、在庫として持たなくなり、旧装備品が故障したら修理不可能となります。
現行の装備品の改良型の方が開発、調達、整備、教育、運用の観点から新規装備品導入よりもコストと労力が軽減されるでしょう。現役の頃から、ダボハゼな装備体系は運用・兵站に混乱をもたらしています。ハコモノに走るのは日本人の悪いクセなんですかねぇ!オツムが弱いギャルがブランド品を買い漁り、ホストクラブで遊びまくるメンタリティーと変わらない気がします。国債1000兆円超え、人口減るんですよ!必然的に財政は縮小されます。防衛費も削られます。優先順位で予算を配分しなければなりません。大本営=防衛省のお偉い方々、認識しているんですかね?清谷先生、私の主張、的はずれなんですかね?ご意見ください。
元キャプテン
2014/09/14 21:14
お邪魔します。

 作家で精神科医のなだいなだのエッセイの中に「尿を入れた湯呑でお茶を出されたら(十分に洗った後でも)何人が抵抗無くお茶を飲めるか?」というのを読んだ記憶があります。人間が理性的・合理的判断よりも感覚で動くという一例です。逆に危険ドラッグを使う人が後を絶たないのは、多くの毒のように(少なくとも使用直後は)苦しくならない(気持ち良くなる)危険ドラッグを「危険」とは「感覚的に」認識し難いのでしょう。運用体制といった「(外部からは)見えないもの」ではなく、最新兵器といった「見えるもの」が無いと人は「感覚的」に「安心」できないのかも知れません。たとえそれが実際には十分機能しないものであっても。ハコモノもそれ自体は目に見えても、維持コスト等は目に見えませんし。

 危機管理は「危機を無くす事も完全に逃れる事もできない」事を受け入れる事から始めます。生活習慣病が一生付き合っていかなければならないように。「危機を受け入れる事ができず、完全に無くすか逃れなければ不安でたまらない」事が日本の危機管理を妨げている(自らが危機から目を背けるだけではなく、向き合おうとする人達を妨害する)のではないかと思われます。
ブロガー(志望)
2014/09/20 22:16

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