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zoom RSS 軍オタ的には「いずも」級は強襲揚陸艦らしい

<<   作成日時 : 2014/01/10 15:50   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 8 / トラックバック 2 / コメント 21

このブログでとりあげた朝日新聞の「いずも」級にの記事について以下の様なブログが
ブロゴズあることを昨日知りました。

護衛艦いずもは空母だって? ご冗談を
http://dragoner-jp.blogspot.jp/2014/01/blog-post_8.html

これが件の朝日の記事です。
海自最大の護衛艦「いずも」、どう見ても空母なのでは…
http://www.asahi.com/articles/ASFDT5KFRFDTUTIL03D.html

以下は関連したぼくのブログです。
海自最大の護衛艦「いずも」は空母か
http://kiyotani.at.webry.info/201401/article_10.html
「いずも」級ヘリ「空母」を駆逐艦と称していいのかね?
http://kiyotani.at.webry.info/201401/article_11.html

「護衛艦いずもは空母だって? ご冗談を」は、悪質な印象操作です。
あまりの粗雑な主張に怒るとか以前に笑ってしまいました。しかもブログ主のdragoner氏はご自身が実質的にいずもを護衛艦ではないと主張しているのですが、その自覚も無いようです。

 dragoner氏は空母とは固定翼の戦闘機や攻撃機を搭載している軍艦だ、ぐらいに思っているようです。
 ですが、空母には米海軍の原子力空母も含まれれば、イラストリアスのようなVTOL機を搭載できる軽空母、対潜ヘリなど搭載したヘリ空母など多様な空母が含まれます。

 ところがdragoner氏はあたかも朝日の記事が、「自衛隊は戦闘機が搭載できるような攻撃的な空母を、駆逐艦と偽って調達している。軍靴の音が聞こえてくる!!」的なヒステリックな記事だと攻撃したいようです。

「”いずも”型護衛艦は、艦首から艦尾に至る長大な飛行甲板を持っており、この事をして見た目が空母と同じだから空母と言いたいようです。」

全通甲板を持つ事で空母(あるいは軽空母)である、またはその能力を持つという主張は、90年代に”おおすみ”型輸送艦が建造された際に加え、”いずも”型護衛艦の姉妹艦に相当する”ひゅうが”型護衛艦が計画されていた時も、朝日新聞は繰り返し報道しております。20年近くも同じネタを繰り返すのは、売れない芸人を見ているのに似て、憐憫の情が湧かなくもないですが、一体何回繰り返すつもりなんでしょうか。


 このような主張を裏付ける記述は全く存在せず、単なるレッテル貼りです。軍事ブロガーには相手が主張してもいないことを、主張したと決めつけて攻撃する人が少ないないようですが、リテラリーが低いのか、悪意があって捏造しているのか。はたまたその両方なのでしょう。

 dragoner氏は空母には軽空母やヘリ空母が含まれることを知っていて、煽っているのかも知れません。
 恐らくは自分が煽りたい対象の軍オタや自衛隊は常に正しいと信じている、純朴だけどリテラシーが低い国士様たちはどうせ新聞なんてとっていないのだろう、件の記事のネット版もカネを払って見ていなのだろうと思って何を書いてもいいのだ、と思っているのかもしれません。

 まあ、そうでないとこんなブログは書けないでしょう。
 記事を書いた谷田記者は^長いキャリアをもつ防衛専門記者です。防衛省上層部にも多くの取材源をもっており、全通甲板があるから空母だなどと、書くわけがありません。
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/authors/2010052600008.html


 件の朝日の記事は一方的にいずも級を空母であると指弾しているものではありません。かなりの字数を使って防衛省や海自側の主張や説明、海自OBなどのコメントも以下のように掲載されており、この問題を多角的にニュートラルに紹介しています。

なぜ護衛艦なのか。
 艦種を定める防衛省の訓令では、任務別に潜水艦や輸送艦などがあるが、戦闘が主目的の大型水上艦はすべて護衛艦とされるからだ。河野克俊・海上幕僚長は「規則上、護衛艦としか呼びようがない」と話す。
 空母の保有をめぐっては1988年に示された政府見解がある。「大陸間弾道ミサイル、戦略爆撃機、攻撃型空母を自衛隊が保有することは許されない」。遠方に出向いて対地・対艦攻撃ができる戦闘機を積む米空母のような能力は、専守防衛の立場を逸脱するとの判断にもとづく。
 いずもが空母ではないとする理由を防衛省は「大規模災害や国際緊急援助にも使える多目的艦で、打撃力を持つ戦闘機を載せる構想がないから」と説明する。
 F35Bなど垂直発着できる戦闘機の搭載については、同省幹部は「改修は可能だが、航空機の取得や要員養成など膨大な時間と経費がかかり現実的に不可能」と否定した。


香田洋二・元自衛艦隊司令官は「いずもは、空母とはまったく本質を異にする船。空母が将来、必要になるなら、国民に必要性を説明した上で造るべきだ」。

 海自はいずも級をDDHと呼称しています。
 これは国内的にはヘリコプター搭載護衛艦ですが、国際的にはヘリコプター搭載駆逐艦です。DDとは言うまでもありませんが、駆逐艦、デストロイヤーを意味しています。いずもが「駆逐艦」がではないならば、DDHとは称しないはずです。それともDDはなにか別な意味でもあるのでしょうか?

 外国の海軍士官に「満載排水量が2万5千トンもあって、でも砲がなく、対艦ミサイルも、近接防御用以外の対空ミサイルも、魚雷発射管ももたず、全通甲板があってヘリを10機前後同時に運用できる軍艦をなんと呼ぶ」と尋ねれば、まず「駆逐艦」という答えは返ってこないでしょう。
 

dragoner氏は以下の部分についても批判を行っております

「船体の長さ約250メートル。排水量1万9500トン。真珠湾攻撃に参加した旧日本海軍の空母「翔鶴(しょうかく)」「瑞鶴(ずいかく)」に近い大きさだ。

70年前の兵器と現代の兵器の分類を同列に語る時点でどうかしていると思います。自衛隊の90式戦車は50トンの重量がありますが、90式戦車より軽い大戦中のパーシング(アメリカ)、KV-1(ソ連)のように重戦車と呼ぶ事はありません。もっと身近に例えれば、現代のスマートフォンは、昔のスーパーコンピュータ以上の処理能力がありますが、スマートフォンをスーパーコンピュータと呼ぶ人はいないのと同じ事です。

 これは軍オタにありがちな、視野狭窄的な批判です。新聞の読者は多岐にわっており、みんなんがみんな軍事に詳しいわけではありません。
 ですから単にいずもの大きさがどの程度のものであるか、分かり易い例を出したのでしょう。
 例えば公園を東京ドーム5個分とかというのと同じようなものです。dragoner氏の批判は公園と野球場は違うものだ同列に扱うな、というようなものです。
 他人文章を読ませる人間が戒めないといけないことの一つは、読者はすべて自分と同じような知識があって当然だという思い込みです。


 そしてdragoner氏は自作の表を用いてぼくの以下のコメントを批判しているます。

軍事ジャーナリストの清谷信一氏は「世界標準では空母そのもの。政府は政治問題化するのを恐れ、なし崩し的に拡大解釈しているのでは」と指摘する。

ここで朝日新聞と”軍事ジャーナリスト”氏の疑義の通りに、世界では”いずも”型に類する艦艇は、「空母」と呼ばれるのでしょうか? 近年、世界各国で配備が進んでいる似たような全通甲板を持つ艦艇が、各国でどのような呼称がされているのかを一覧にまとめました。

 不思議なことにこの表には1942年に就役したあきつ丸が入っています。第二次大戦中が「近年」なのでしょうか。

 また英海軍のイラストリアス、イタリア海軍のジュゼッペ・ガリバルディ、カヴール、タイ海軍のチャクリ・ナルエベトなど「軽空母」が落とされています。特にカヴールはいずも級によく似た、艦であり、これを落とすのは極めて公正さを欠いています。
 つまり「似たような」というのはdragoner氏のかなり公正さを欠いた主観に基づく取捨選択がなされており、氏は自分の都合のいいよう情報を操作してこの表をつくったということです。
 

 この表にはおおすみまで入っておりますが、dragoner氏はいずも級とおおすみ級が「似たような全通甲板を持つ艦艇」だと考えているようです。素直にこの表を見るならばdragoner氏はカヴールよりもおおすみの方が、いずもに近い艦種だと信じていることになります。
 ヘリを収納・整備するハンガーがなく、同時に1機しかヘリが運用できないいおおすみ級といずもは同じカテゴリーの艦であると考えているのは朝日新聞ではなくて、dragoner氏のようです。

 それは以下の記述からもうかがえます。
全通甲板と航空機積むだけで空母とするような単純な考えで建造されたものではありません。これは、海上自衛隊の”おおすみ”型、”ひゅうが”型、”いずも”型も同じで、実際に護衛艦”ひゅうが”は東日本大震災では洋上基地として、災害救助に活躍しました。

 この表に入れられているオーシャン級をdragoner氏はヘリ空母・揚陸艦と分類しています。この点からも氏がヘリ空母や軽空母を「空母」と考えていないことが伺えます。

 dragoner氏はいずもが空母ではない、と証明したい気持ちが先走って気づいていないのかもしれませんが、この表で挙げられている艦は得てして揚陸艦のたぐいです。

 いずもはこれらと同じ、あるいは近いと称するのであれば、dragoner氏はいずもは「護衛艦」ではなく、「揚陸艦」あるいは「強襲揚陸艦」だと主張していることになります。

 またいずもとおおすみが同じような艦であるならば、おおすみも「護衛艦」=駆逐艦ということになります。 

 揚陸艦の類は海自では護衛艦に入れません。海自には強襲揚陸艦というカテゴリーはありませんが、おおすみと同じく「輸送艦」に分類されるではないでしょうか。

 またこの表にもあるファン・カルロスなどの近年の強襲揚陸艦はヘリ空母的な運用も重視しており、多目的空母とも分類されています。最近はひとつに艦に揚陸やヘリ空母、災害派遣など複数の機能を持たせるようになっています。
 ですからこれらを「強襲揚陸艦」と呼ぼうと「多目的空母」と呼ぼうと、ぶっちゃけどちらでもいいわけです。ですが、これらを駆逐艦と呼ぶ国はないでしょう。
 
 
 仮にdragoner氏がカヴールを見学する機会があって、「立派なデストロイヤーですね」と発言したら失笑を買うことでしょう。
 ぼくが取材現場でそんな発言をしたらまともに取材の相手をしてもらえなくなるでしょうね。

 
 強襲揚陸艦を駆逐艦ないし水上戦闘艦である、あるいは同じカテゴリーに入る艦だと主張するのは極めて乱暴でしょう。

 さて、それではいずもは「強襲揚陸艦」なのでしょうか?

 ぼくはいずもの公開に先駆けて海自が行ったレクチャーにも参加しましたが、海自はいずもの主任務を護衛艦隊の旗艦であり、搭載ヘリをもって対潜水艦戦を行うことだと説明しています。ですから護衛艦と行動を共に出来るように30ノット以上の高速航行が可能である必要があるわけです。

 であれば、いずもは実質的に対潜用ヘリ空母、と考えるのが自然でしょう。
 ですがいずもはまた、無論車輌などを搭載でき、揚陸作戦の指揮を取れる機能を持っているので「揚陸艦」としても運用できます。
 だからといて、その機能があるからといっていずもを「強襲揚陸艦」だと普通呼ばないでしょう。海自もそのようには呼んでいません。

 意地の悪い言い方をすればいずもは他の艦に給油する機能をもっていますから、「護衛艦」でも「強襲揚陸艦」でもなく「艦隊補給艦」だと強弁することもできるでしょう。


 表にあった独島を韓国海軍が駆逐艦やフリゲイトなどの旗艦するでしょうか。フランス海軍がミストラルを同様に使うでしょうか。それはまずありえません。


  常識的に考えればいずもが駆逐艦やフリゲイトなどの仲間なのか、多目的空母やヘリ空母の仲間なのかは論を待たないでしょう。いくら屁理屈をこねても、多目的空母あるいは強襲揚陸艦の類が、駆逐艦に分類できるわけはありません。


 谷田記者が敢えて「ヘリ空母」とか「対潜空母」とより絞り込んだ表現をしなかったのは、いずもにはF-35を搭載できるのではないか、という内外の報道や、疑惑が寄せられていたからでしょう。ですから敢えて広義の空母と表現したのでしょう。


 dragoner氏は防衛省や自衛隊に対する信仰とも言える感情を持っているのでしょう。防衛省、自衛隊は常に正しい。それは証明不要の宇宙の法則だ、ぐらいに思っているのでしょう。
 それは一種の原理主義であり宗教です。あるいは自分の好きなアイドルはウンコをしないといった「愛は盲目」状態なのでしょう。
 
 それは理性の否定です。理性を否定しているから相手が言ってもいないことを捏造してまで攻撃し、自分の都合のいいよう情報だけを取捨選択して持論を補強しても平気なのでしょう。「法敵」を殲滅するためにはすべての手段が正当化されると考えているのでしょう。

 このブログの手口は戦車至上主義の人達が戦車を削減すべきとか、新型の10式戦車は必要ない既存の戦車の近代化で十分だという人達を、戦車不要車だと決めつけて攻撃するのと人たちと同じ病理です。


 率直に申し上げて、このブログがかつての朝日新聞の教科書書き換えや慰安婦報道とどこが違うのでしょうか。手法はそっくりです。

 このブログのような内容は専門誌では使いもにならない代物です。このレベルの原稿を採用する編集部はまずないでしょう。
 文章から推察する限り、dragoner氏はせいぜい高校生あたりではないでしょうか。視野が極めて狭いし、大学生でレポート書いた経験のある人間、一定の社会人経験のある人間ならばこんな文書はまず書かないでしょう。
 
 趣味に没頭するのは悪いとは思いませんが、それよりも学業を優先したり、幅の広い人達と実際に会って建設的な議論をするとかして、一般教養や自分の意見の違う人間の話をきける度量を身につける努力をなさった方が宜しいのではないでしょうか。老婆心ながら申し上げておきます。

 まあ何をいってもドグマを信じている人間を説得することはできまいでしょうけど。ですからこのような人達との論戦を行うのは非生産的な行為であると思います。
 ですから正直いってこれまでこのようなアレで胡乱な話に首を突っ込むことは避けてきたのですが、同じブロゴスに掲載されていたので、今回は敢えて書いてみました。



span style=color:#000;background:#ff9>新しいウェブニュースサイト、NEXT MADIA Japan In-Depthに寄稿しております

陸上自衛隊の水陸両用車の調達先は『アメリカ製』だけが候補の「出来レース」?〜水陸両用装甲車=AAV7は導入ありきでいいのか@
http://japan-indepth.jp/?p=2220
陸上自衛隊の水陸両用車の調達先は『アメリカ製』だけが候補の「出来レース」?〜水陸両用装甲車=AAV7は導入ありきでいいのかA
http://japan-indepth.jp/?p=2220
陸上自衛隊の水陸両用車の調達先は『アメリカ製』だけが候補の「出来レース」?〜水陸両用装甲車=AAV7は導入ありきでいいのかB

http://japan-indepth.jp/?p=2234
安倍政権の安全保障軽視が露呈!やっつけ仕事の国防計画?〜安倍首相はまともに安全保障を考えていない
http://japan-indepth.jp/?p=1956
これではまるで中国政府の記者会見だ!」〜情報発信強化を謳いながら、安全保障報道で外国メディアを差別する安倍政権
http://japan-indepth.jp/?p=1939
低性能でも価格は数倍から10倍の国産小火器〜住友重機が防衛省に納入していた機関銃データの改竄も露呈
http://japan-indepth.jp/?p=1930

夢想的な平和主義者ではなかったネルソン・マンデラ〜武装組織への上手な処遇が生んだ安定政権
http://japan-indepth.jp/?p=1900
「軍事産業は国の財産」と演説した現実的政治家ネルソン・マンデラの死と「最後の未開拓巨大市場」南アフリカの現在
http://japan-indepth.jp/?p=1919


朝日新聞のWEBRONZA+に以下の記事を寄稿しています。
陸自の水陸両用装甲車、AAV7導入は裏口入学だ
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013122500002.html?iref=webronza


日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(上)――トルコの狙いは何か?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013112500006.html
日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(下)――日本がパートナーを組むべき国はどこか?

アベノミクスで食材偽装が増える?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013111100009.html
機動戦闘車は必要か(上)――島嶼防衛にもゲリラ・コマンドウ対処にも不向き
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013103100010.html?iref=webronza
機動戦闘車は必要か(中)――脆弱な防御力
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013110100004.html?iref=webronza



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コメント(21件)

内 容 ニックネーム/日時
日本でDDorDE=護衛艦ならいずもはDDHで問題ないのでは?
それを言ったらこんごう型、あたご型も一万トン近い排水量に旗艦設備、1佐(大佐)艦長と他国なら巡洋艦と言っても過言ではないですし
艦体がアーレイバークベースでもスプルーアンスとタイコンデロガの関係もあるので、イージス護衛艦は艦種記号をCGとすべきだったのではないかと思います
まあ、そのあたりをスルーしてきてるのでヘリ護衛艦がどうこう、というのも今更な感じがします
ゆう
2014/01/10 17:26
日本は言霊の国ですからね(笑)「空母」という言葉が、持ってはイケナイ兵器にカテゴライズされたので、そう呼ばないよう必死なのでしょう。
マリンロイヤル
2014/01/10 19:13
このドラゴナー氏ですが、軍事のプロを目指してるようです

こんな人間をミリタリーライターや研究者にしたらろくなことになりませんね
1145141919
2014/01/10 19:17
InvincibleやGiuseppe GaribaldiやCha kri Narubet(Kuznetsov辺りも)スキージャンプ持ちとして表から脱落されたではないでしょうが?
香港からの客人
2014/01/10 19:56
今晩は。
チャイカですが、昨日、投稿しようと思いましたが、サーバーの都合でしょうか、コメントがはじかれました。
その為、今年最初の投稿となります。
本年もブログ主様並びに諸先輩方からの御指摘等、よろしくお願いします。

現状では、ひゅうが級やいずも級は、V/STOL機の運用こそ不可能ですが、ヘリコプターの複数運用が可能で、船体の大きさ等ではチャクリ・ナルベットやプリンシベ デ アストリアスの様な軽空母と同様か、大きいぐらいです。
ですから、ブログ主様の御指摘通り、護衛艦と言うより、ヘリ空母等と呼ぶべきかも知れません。

ただ、私が以前にも述べましたが、キエフ級やクズネツォフ級空母を重航空巡洋艦と称したロシア海軍や日本同様、憲法の関係から、海兵隊まで存在し、ドミニカやニカラグア内戦に武力介入すら、行った組織を軍隊と呼ばず、市民警察(現在)と称しているコスタリカの事例があり、ある意味、組織や装備の呼び方はその国次第では、無いでしょうか?


チャイカ
2014/01/10 20:55
航空母艦はともかく、巡洋艦や駆逐艦という名称じたい、WWUの段階ですでに実態にそぐわなくなっていますからね。
現代ならなおのことそれらの名称区分には意味がない。
かといって水上戦闘艦をなんでもかんでも一緒くたに「護衛艦」と呼ぶのもどうかと思います。
現代の軍艦(これも旧海軍の特定艦種の呼称なんですが)の役割や形態に見合った
新しい艦種を作る時期が来ているのではないでしょうか。
日本だけが言っても誰も聞いてくれないかも知れませんが。
きらきら星
2014/01/10 21:04
キヨタニさんの、「いずも」はヘリ空母でありDDHは欺瞞ということには同意しますが、ミリオタ的には空母の定義が少し気になります。

空母の定義にはいくつかあると思いますが、簡単に言うと「飛行甲板を持ち、固定翼機が発着艦できて運用可能」となると思います。V/STOL機が登場していらい、そのあたりの区別が難しくなりましたが、V/STOL機を運用する艦は軽空母としてCTOL空母と区別されましたが、これも空母一族です。

ですが、回転翼機のみ運用可能なヘリ空母については、一応空母とは明確に分けられております。
イギリスのオーシャンは、全通甲板型でありながら、揚陸艦とは言われても空母とは言われませんし、旧ソ連のモスクワ級は、重航空巡洋艦と言われましたが、これも空母には分類されません。

ひゅうが型やいずも型は、ヘリ空母であり、現代版の対潜空母に相応しいとは思いますが、固定翼機が運用できないという一点が覆されない以上、やはり空母とは区別して扱われるべきものだと思います。
(かといって、DDHのままでいいとは考えていませんが)

ミリオタ特有の重箱の隅をつつくような話かもしれませんが、そのあたりは明確にすべきだ思います。
PAN
2014/01/10 23:43
政治は言論を以て行うべしという議会制民主主義の当然の帰結からすれば、やはり某ブロガーの論旨は的外れと言わざるを得ません。

どうミリオタが騒ごうと、空母というのは
「航空戦力によって敵に打撃を与えることを主たる目的として建造及び運用されている艦船」
というのが国民および国際社会の理解であって、災害救助などは二の次のお話です。
「いずも」によって一番何がしたいのかといえば、航空戦力による打撃であって、その目的は隠し様がない。
それを今更、呼び方がどうしたと議論してること自体おかしいわけです。

だいたい、それ言い出したら陸上自衛隊は「災害救助隊」とか「国際貢献隊」に名称変更するべきです。
現状、それしか仕事はないんだからね。
おひさま
2014/01/10 23:47
清谷さんが仰ってるのは実態の話でしょう、各国それぞれ呼び方はあるけれど、運用国以外のアナリストや軍人が公表されたデータから戦力を推し量ったり、戦時にどのような運用がされるのかを推測するという部分からすれば海自の「いずも」なんて結局は実態として空母に準ずる扱いにしかなんないよね、っていうような。「世界標準では」って言ってる辺りでも、いずもの要目を各国海軍軍人だとか、あるいは軍事アナリストに聞かせて、現物を見せた上でこの船を一言で言い表すならどう答える?って言った場合に、「(ヘリ)空母」という回答は少なくとも珍奇ではないし、一定割合で見られるだろうという意味でしょうね。

>>香港の客人様
スキージャンプを、飛行甲板のシアの有無、と考えれば貴方が挙げた艦も全通甲板として扱うべきだと思います。
ふきのとう
2014/01/11 05:19
>香港からの客人さん
なるほど、確かに!
だとするとキヨタニ先生は、「カタパルトやスキージャンプ等の発艦促進器材を装備してない全通甲板艦」で空母と呼ばれているものをいくつか挙げれば反証完了というところですね
あとはいずも型がそれらを装備したときに再度提起するとか
ゆう
2014/01/11 09:36
空母か駆逐艦かの問題は、定義をキチンとしておかないとモラルハザード生むことです。どうも軍ヲタ
諸氏には理解できないようですが。
閣議決定された防衛大綱には護衛艦=駆逐艦を48隻整備とか改定あるわけです。ところが現実にはそのうち何隻かは駆逐艦を減らしてヘリ空母を調達すするわけです。
こんなことをしてばかりいると、なんでもありになっちゃうわけです。実際試験もしないでAAV7とかオスプレイなんぞの導入決定などもその類ですよ。どうせ政治家も国民も馬鹿だから大丈夫だろうと、安くみられているのですよ。

それと件のブロゴスのブログでは朝日の記事だからと脊髄反射していたコメントが非常に多かったですね。批判するならばせめて対象を読むべきだと思います。
自分はまともなリテラシーが無いし、カネを出して情報を得る習慣もない人間だと公言しているようなものです。ブランドものを有難がる貧乏OLみたいなものです。
まあ、こういう人達には何をいっても無駄でしょう。

>軍事のプロを目指してるようです

みたいですね。同人誌の締め切りも守れない、しかもそれを恥じることなく公言しているような人間はプロにはなれません。

締め切りを守るのはプロとして最低のルールです。
キヨタニ
2014/01/11 11:38
>>おひさま様
>>「いずも」によって一番何がしたいのかといえば、航空戦力による打撃であって、その目的は隠し様がない。

航空戦力による打撃ということを、どのように捉えていられるのかわかりませんが、通常は対地ミッションでの直接攻撃を指していると思われます。また、対空ミッションでの迎撃や制空も、それに入るかもしれません。

ですが、いずも型にしろひゅうが型にしろ、対潜ミッションや上陸輸送などが目的である一方で、対地や対空の能力は持ちません。つまり航空打撃戦能力は、最初から排除されているのです。それはすべて、搭載する航空機の能力によりますが、いずも型であってもかなりの大改造を施さないと、F-35Bの運用は不可能でしょう。
もし、航空打撃戦を念頭に置いているなら、バウソナーをもっと簡潔なものにするとか、飛行甲板前縁をギリギリまで伸ばしたものとして造られると思います(他にも多々あると思います)。

もし全通甲板=すべて空母というなら、韓国の独島級強襲揚陸艦を、誰も空母だと言わないのはなぜでしょう? 先のコメントであげたイギリスのオーシャン級も、空母には含まれませんね。
一方でアメリカのワスプ級や新しいアメリカ級などの強襲揚陸艦は、軽空母と呼んでも差し支えない能力を保持していますが、これは艦が4万トン級の大きさを持っておりそのままでもV/STOL機の運用が可能だからです。スペインのファンカルロスT世なども、強襲揚陸艦でありながら軽空母の能力も持つ多目的艦で、事実軽空母として扱われていると思います。



PAN
2014/01/11 12:19
>>ふきのとう様
おっしゃるように、実態で空母か否かを論じるというのであれば、なおさらです。
「対潜空母(CVS)」が登場した1950年代半ば、それと区別するためにワザワザ、通常の空母を「攻撃空母CVA)」として分けて呼称していた時代もあるくらいですから。(現在は、ひゅうが/いずもを除いて対潜空母は存在しないので、それと区別するCVAは使われていませんが)。
ひゅうが型は「対潜空母」、いずも型は「対潜空母兼輸送艦」でしょうが、これは明らかに攻撃型空母ではありません。また攻撃型空母に転用するには、可能でしょうが、おそらく護衛艦1隻作るぐらいの改修費用が必要となると思います。

ひゅうが/いずも型を空母(攻撃型空母)というのは、自走榴弾砲を主力戦車というようなものです。軍艦をすべて戦艦と呼ぶような、一般マスゴミならともかく、それなりの専門知識を備えた報道なら、そのあたりの違いは明確に示すべきでしょう。

そういう意味で、ひゅうが型/いずも型をいつまでもDDHと欺瞞呼称することは、かえって論点をアヤフヤにしてしまう、悪しき原因の一つだと考えます。

PAN
2014/01/11 12:25
正規空母・軽空母・ヘリ空母に強襲揚陸艦。
これらの艦種の境界線は曖昧ですし、厳密に区分は出来ないでしょう。
だからといっていずも型をかつての駆逐艦=護衛艦の流れでその区分に含めるのは強引すぎると思う。
現代海軍の艦種区分の境界がはっきりしない事と、いずも型を護衛艦だと一括りにする事とは本来別の話なのではないかと。
くだんのdragoner氏が一覧表に示したフネにしても、空母とは呼ばれていないけど、海自以外のフネはさすがに駆逐艦とは呼ばれていない。
朝日がいずも型を空母と呼ぶことに疑問を示すことは出来るかも知れませんが、だからといって護衛艦と呼ぶことを容認するのはさすがに無理なんじゃないでしょうか。
きらきら星
2014/01/11 14:24
原発も同じでしたが、自衛隊にも教条的な反対派が存在します。原発関係者は、教条的反対派と闘ううちに自分も教条的になり自滅しました。ニーチェの言う、怪物と闘う者は自らも怪物に成らぬよう戒めよ、の言葉通りです。自衛隊もそうならない事を望みます。
マリンロイヤル
2014/01/11 20:08
1:「いずも」型を護衛艦ということに、問題は感じません。「名は体を表しているか?」という視点からは、砲兵を特科、歩兵を普通科と言うよりマシな気がします。

2:「いずも」のペナント番号がDDHであることには、確かに欺瞞を感じます。清谷さんのおっしゃることが正論と思います。

一方で、軽空母で言えば、イタリアの軽空母のペナントナンバーは C = 巡洋艦だと理解しています。イギリスとスペインはは R = 空母。DDH はさすがにひどいですが、CCH でもおかしくないかと。

3:もう一つの問題は、日本でだけ「空母」=「攻撃空母」という印象が強いことかと思います。一般の方は、「ヘリ空母」と言うものを知らず、「全ての空母は攻撃機を搭載している」と考えている気がします。

#余談ですが、650人(大隊)の部隊の長に大佐を補し、6000人(増強旅団)の部隊の長に中将を補していることの方が、余程欺瞞かつ問題かと(笑)。

少しずつでも、改善すべき問題とは思いますが、申し訳ありません、正直に言えば、数多くある細かな問題の一つとしか感じていないのは事実です。「指摘されれば、おっしゃる通りですね」という感じで。。。済みません。
ドナルド
2014/01/11 21:03
ひゅうが型もいずも型も「駆逐艦(DD)には見えない、軽空母じゃないの」と言っていたよ
普通、ヘリコプター駆逐艦と聞いたらカナダ海軍とかイタリア海軍が持ってたような艦形を連想するってさ
(イタリアのヴィットリオ・ヴェネトは巡洋艦だけど)
日本でいうとはるな型、しらね型までがヘリコプター駆逐艦の名前通りだわな
豪州在住の軍オタの知人に訊いてみたよ
2014/01/11 22:33
PAN様>

ご指摘の趣旨は理解しました。
ですが、この元記事の趣旨は「名称を好き勝手に付けるのは国民への欺瞞ではないか」ということなのです。
打撃という言葉の意味に突っ込まれていましたが、単純に「攻撃」の意味です。対地、対空、洋上、潜水艦などの区別はつけません。

というのは、国民が安全保障について議論する、場合によっては選挙の争点となるという状況では、瑣末な艦種の話は正直なところはどうでもいいことなのです(もちろん欺瞞を許すものではないです)
それよりも、現実に何が脅威として考えられ、それを回避するにはどんな手段があるのかが問題です。
今回のいずもの存在は従来型の海自の戦力では不十分な事態が生じていることの象徴であって、その意味で国民に注意を喚起するため、空母として発表すべきだったという議論なのです。

とにかくなすべき事は「従来のやり方では対処できない事態になってきました。現場の対応だけでは処理できません。政治レベルで国民の判断をお願いします。」と自衛隊側がシビリアンコントロールに基づいて、正直に文民の判断を仰ぐという姿勢です。

そういう態度が微塵もないから、ヘリ空母を護衛艦というのは欺瞞だという話になるのです。
おひさま
2014/01/12 19:56
>おひさま様

おっしゃることはある程度賛同いたします。
従来の状況とは変わってきているため、あえて「空母」と発表し国民への注意喚起するということは、理解できる部分もあります。

しかし、この問題は、対国民だけでなく、対周辺諸国という側面も含みます。
私が航空打撃戦の意味と空母の名称に拘るのは、そこに自衛の範囲であるか否かの、大きな線引きがあるからです。

空母が驚異的なスーパーパワー的存在として捉えられるのは、その巨体が故ではなく、敵地侵攻能力を持つ航空打撃戦能力を主武器として備えるからです。これまで、国内外含め散々議論の対象になった空母とはこの一点で判断評価されるべきです。

もちろん、ひゅうが型/いずも型をいつまでもDDHと呼ぶのは、国民に対しても対外的にも欺瞞でしかありません。しかし一方でこれを「空母」と称することは、間違ったメッセージを発信することになります。

そういう意味ではこれまで使われてきた「ヘリ空母」も、本来は非空母ではありますが、空母とつける段階で誤った印象を与えかねません。
「対潜ヘリ母艦」あたりが、妥当な名称のように考えます。けして「空母」と呼ばなくても、国民へのアピールのしかたはいくらでもありますから。

どんな名前で呼ぼうと些末なことだとおっしゃることも分からないでもないですが、言葉や名称というものは使い方を間違えば正しい情報やイメージを捻じ曲げることもありえます。
補給艦だろうが駆逐艦だろうが、軍艦というだけで「戦艦」とひとくくりに言ってしまうマスゴミの言葉が、果たして正しいイメージを伝えているでしょうか?
けしてミリオタ的拘りだけから、いずも≠空母と主張しているわけではないことを、ご理解いただければと思います。
PAN
2014/01/12 21:54
海自で護衛艦以外に分類するというのは護衛隊以外の配備という意味になるので避けたのでは

巡洋艦なら良かったんですか?
巡洋艦でも駄目ですか?

ハープーン運用出来る船をカッターと称した国も有りますよ
第9
2014/01/13 06:08
カッターで思い出しましたが海上保安庁は英名を変更してましたね

艦種でああいう問題は発生しないので良いんじゃないですか
下手に今空母なんて分類使ったら将来空母なら前から有るという理由で正規空母保有とか海自が言い出しませんかね
第9
2014/01/13 06:16

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軍オタ的には「いずも」級は強襲揚陸艦らしい 清谷信一公式ブログ  清谷防衛経済研究所 /BIGLOBEウェブリブログ
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