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zoom RSS クラッシックファンという奇妙な人たち

<<   作成日時 : 2013/07/19 13:42   >>

驚いた ブログ気持玉 35 / トラックバック 1 / コメント 14

 ぼくはクラッシック音楽は殆ど聞かないのですが、どうもクラッシック音楽で理解できなことがあります。

 クラシックではオリジナルを尊重するために楽譜は全くいじらずに弾け、といいつつ、古い楽曲を現在の楽器で鳴らすのは矛盾しています。
 
 以前にもブログで多少書きましたが、いわゆるクラッシック音楽って、300年ぐらい間に作られた楽曲が殆どです。ベートーベンやショパン、モーツアルトが生きていた時代、現在のようなピアノは存在しませんでした。
 まず当時のチェンバロやフォルテピアノは音が違います。

 現在の大ホールで大々的に演奏する「クラッシック」は米国で開発されたもので、「クラッシック」じゃない。昔の音楽は貴族や王様の館でなんぞで演奏していたわけで、大ホールで演奏していたわけじゃありません。
 ピアノに関していえば、フォルテピアノが布張りの複葉機ならば、現代のピアノはジェット戦闘機です。ジェット戦闘機で複葉機の曲芸飛行やるようなもんじゃないでしょうか。

 ピアノが発達したのは19世紀末のデフレの時代で、鉄鋼の値段が大幅に下がり、品質も向上し、また冶金も発達したからです。
 
 オリジナルを尊重するのであれば、当時の楽器を使うべきだし、大ホールで演奏すべきじゃないと思います。
 でも今のピアノでチェンバロやフォルテピアノの時代の音楽をがんがんやるわけですが、疑問を感じないのでしょうか。

 それからクラッシックといいつつ、その源流はオスマン・トルコ、イスラム社会でしょう。クラッシック音楽はこの影響を受けていますが、クラッシックファンでトルコの古典音楽を聴く人は殆どいません。これまた極めて不思議です。

 特に日本の場合、ドイツ(オーストリア含む)偏重です。フランスや英国などの音楽、特に20世紀に入ってからのものは格が低いとされています。
 



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この本ではピアノの歴史や日本のクラッシック業界のおかしなところが具体例を挙げて述べられております。

クラッシックファンには意識するしないに関わらず、クラッシック音楽が偉いという、思い込みある人が少なくないと思います。が、上記のようなことを思いつく人はあまりいないようです。


それからこの本で紹介しているのですが、クラッシックファンには二通りあると。音楽を聞く人間と、オーディオマニアだそうです。で、両者の求める音は異なるそうで、レコーディングではそのバランスをとるのが大変だそうです。そういえば普通に聞いて問題ないCDでも音がおかしいとか糞味噌な評をしているのは後者の方なのでしょう。剣呑ですなあ。

音楽性を重視するならばオーディオファンは切り捨てないといけないと思うのですが、クラッシックのファンの方々はそうは思わないのでしょうか。



モーツァルトは身体にいいか?
http://kiyotani.at.webry.info/200703/article_14.html




 
以下の記事を朝日深部のWEBRONZA+に寄稿しております。

空自のF−35は中国が導入するSu−35に対抗できるか(上)
――ロシアが売却する事情とは?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013070400007.html?iref=webronza
空自のF−35は中国が導入するSu−35に対抗できるか(中)――日本が不利な理由
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013071000011.html?iref=webronza
空自のF−35は中国が導入するSu−35に対抗できるか(下)――F-35導入の是非を再考すべき
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013071100005.html?iref=webronza


東日本大震災で防衛省の無人機はなぜ飛ばなかったか(1)――墜落を恐れた?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013061900007.html
東日本大震災で防衛省の無人機はなぜ飛ばなかったか(2)――省内の食い違い
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013062000004.html
東日本大震災で防衛省の無人機はなぜ飛ばなかったか(3)――難しい新規参入
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013062700005.html?iref=webronza 
東日本大震災で防衛省の無人機はなぜ飛ばなかったか(4)――「我が国固有の環境」とは何か
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013070100008.html?iref=webronza


 

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タイトル (本文) ブログ名/日時
クラッシック音楽が衰退するのは自然の流れじゃないのかなあ。
 佐村河内守氏の問題でクラッシック業界の惨状も合わせて問題になっております。  それでも我が国のクラッシック市場は世界有数です。ですが、5千枚もアルバムが売れたらヒット、という状態らしいです。 ...続きを見る
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2014/02/27 14:21

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
作家の井沢元彦氏によると、邪馬台国も当時の中国語で発音すると「ヤマド」あるいは「ヤマドゥ」に聞こえるので、邪馬台国は大和王朝だ、と言ってますよ。
ひゃっはー
2013/07/19 14:59
キヨタニ様

キヨタニ様のご指摘はごもっともです。とくに日本の場合、偏っているのは事実だと思います。

ただ、ヨーロッパでは古典楽器を使い、当時の演奏スタイルを再現している楽団も存在します。

また、管弦楽やオペラの場合、楽譜についても、実際には手を加えて演奏しています。ご存じのように同じ楽譜を使っても、オーケストラや指揮者によって演奏が変わってくるのが音楽の面白いところで、そのあたりは、日本人のファンも理解していると思います。

楽曲の好みに関しては、聴く機会が少ないことも影響していると思います。
ブリンデン
2013/07/19 15:38
クラシックファンには(私もクラシックファンですが)、こう言っちゃなんですが、頭の具合が悪い人が多いです。HMVやタワーレコードのユーザーレビューなんかを読むとそういう方がたくさんおられます。自分の音楽に対する嗜好は絶対に正しい、自分と嗜好の違うクラシックファンやクラシック以外の音楽を聴いている人は馬鹿かクズと本気で信じている人達です。彼らに権力なんか与えたら真っ先に収容所群島なんかを作るのではないかと思います。私はHのホムペにレビューを書いていたことがありましたが(「きるすてん」名義で)、「まさやん」氏という頭の具合の悪い人にストーカーのように付きまとわれたことがあります。ニックネームを変えて私が好きな曲や演奏家や演奏を貶めるようなレビューを書いて楽しんでいる変質者でした。清谷さんは「弱者のための喧嘩術」で「ネット弁慶は社会的な落伍者への第一歩」と書いておられますが、それを地で行くような御仁でした。「あまりカッカカッカし過ぎると腸捻転になるよ」とやりかえしたら、塩を駆けられたナメクジみたいにおとなしくなってしまいましたが。
きるすてん
2013/07/19 17:01
クラシックは音楽における「ブランド品」でしょう。いろんな意味で「格」がある。だから興業としても成功しやすいしCD等も売りやすい。レコーディングにも費用をかけやすいのでオーディオ業界の高音質商品はソフトもハードの視聴もクラシック中心です。オーディオマニアが高音質のソフトで機器の性能を発揮しようとすると必然的にクラシックを聴くことになります。
このようなクラシックですが、昔と違う音であり、音楽であるのは当然です。そして現代人になじむように色々なアレンジがされてきているのは周知の事実です。それが一番上手かったのがカラヤンだそうで、音楽に現代的な抑揚を強調してつけたり繰り返しの指示のある部分を削って先に進んだりしているそうです。だから我々がクラシックだと思って聴いている音楽は実は相当ロック調だったりポップス調だったりするわけです。
ここまで書いて、「宇宙戦艦ヤマト2199」のイベントで宮川彬良氏が、「父(宮川泰)が作曲したヤマトの曲はクラシックだと思っているでしょ〜。実は違うんです。ロックなんですよ〜」と言っていたことを思い出しました。(クラシック形式は作曲に手間がかかる。クラシック風ロックだと作曲が簡単なため)現代のクラシック音楽の本質を捉えた発言ではないでしょうか。
SNK22
2013/07/19 20:18
ひっじょーーーーーーに、もったいない!!!

欧州にしょっちゅう行っているのに!!!!!

あーーーもったいない!!!

へたくそなクラシックしか聞いたことないですね?
コンクールみたいなものしか聞いたことないですね?
媒体モノは、「もっとも良い演奏のもの」を「何度も聴く」。私は運転中に聞くのがもっとも良く聞こえる状況です。人によるでしょう。

生!欧州!!へたくそからひっじょうにイイ!!ものまで!エラび放題!!!

所詮嗜好品、合う作曲家、合う指揮者、等あるでしょう。それを探すのもまた楽しい♪

飛行機で移動なので、楽しめる時間がものすごくあるじゃないですか。
薀蓄なんぞ全く無くとも、楽しめる、それが「良い音楽」であり、良いクラシックだと思っています
unimaro
2013/07/20 12:50
そういえば、昔シャンゼリゼの裏通りのブラッセリーで商社マンと密談をしていたら、小澤征爾氏が店に入ってきて、奥の個室に消えいった、ということがありました。
キヨタニ
2013/07/20 13:54
お邪魔します。

 それを言うなら宗教はどうなるのでしょう。今の我々はイエス・キリストやゴータマ・シッダルタやムハンマドとは全然違う環境の中にいるわけですから。新旧聖書の大本とされているのは古代ギリシャ語で書かれてあり、イエスがしゃべっていたと思われるアラム語は影も形も無く、(キリスト教の)旧約聖書の大本はどう考えてもヘブライ語のはずと聞いた事があります。法華経とかもゴータマ・シッダルタ没後相当たった後とも。

 それからクラシック音楽をそれが生まれた当時の楽器や環境で演奏したとしても、今の我々がその当時の人間と同じ感性を持ちえない以上、同じようには聞けないと思います。下世話な話ですが、久米の仙人は女性の足を見て空から落ちましたが、AVやYouTubeのエロ動画を見る事が可能な今の我々は女性の足にそこまでは欲情できないでしょう(イスラム圏の男性なら可能?)。

 宗教は「教義」は変えず、「解釈」を変更する事で時代の変化に適応してきたと聞いています(その限界は特にイスラム教で顕著ですが)。クラシックも同様に「譜面」は変えず「解釈」(楽器の変更含む?)を変えているのではないかと思います。
ブロガー(志望)
2013/07/20 15:18
イスラム教徒もアラビア語以外の言語で書いたコーランはコーランではない、と言ってるらしいですよ。
ひゃっはー
2013/07/20 18:00
途中まで飛行機などの乗り物を利用せず最寄の海岸から徒歩で攻めるのが正しい登山だと思っています。そうでなければヘリコで山頂へ。ヘリコで下山もありです。富士を攻めるのなら美穂の松原から徒歩で攻めて欲しいですな。
登山も
2013/07/20 20:20
クラシックのファン@日本は世界(欧米)からみてかなり奇妙キテレツな種族に見えると思いますが。
クラシック以外は雑音とのたまわる方々がいたり、クラシックをきけばモテると自慢したりする高齢者にお目にかかりますが、欧米人の場合はそんな方々はかなりレアですし、クラシックだけでなくジャズやロックを聞いたり演奏するかたもいたり、個性豊かですが、日本のクラシックファンのオヤジという種族はガラパゴスな存在でしょう。
清谷さん、ありがとうございます!
長らく溜め込んだルサンチマンを解放できまして感謝です。
ガラパゴスなクラシックファンオヤジを駆逐したいものです。
テクノマン
2013/07/22 23:59
まずイスラム圏の音楽、この場合、トルコを挙げてらっしゃってましたが、トルコの音楽は和声の音楽ではなく、旋法の音楽であり、音楽の組み立て方が全く違います。

トルコの音楽を西洋音楽の源流としてあげるのは、まず事実誤認なのではないかと思われます。確かにオスマントルコがウィーンを包囲していたという事があり、その影響でトルコの軍楽を意識した音楽が流行していて、モーツァルトも、ベートーヴェンも、トルコ風の音楽を作曲しています。

しかし、それらを証拠にクラシック音楽の源流であるというのは、あまりにも無理があります。
ざらすとろ
2014/05/09 20:52
ふとオーケストラの楽譜を書き写していて私もソレに気がつきました。
以前も『月の光』をピアノで弾いた時 譜面の表現が現在のピアノとは違う?と疑問を抱いたので イロイロ調べた結果
楽器が異なると解りました。吹奏楽器でもかなり廃れてしまった楽器も多いので本当に再現するのは難しいです。音階から変わりますよね。
クラシックを守るなら日本でも楽器を復刻させるのが一番大切なんだと思います。
ねこ
2014/05/22 06:52
アニメ好きなので、気づいたらクラッシクファンになっていました。
BGMやCMによく使われるので、強く印象に残ります。
萌え人
2014/06/28 07:49
書いてることに説得力があまりになさ過ぎる
音楽を楽しめない人には理解できないだろうが
どちらが正しい 間違い などありえない
偉いとか偉くないとかそんな基準は全くない
そんなこと考えて音楽が楽しめるわけがない
清谷信一氏が言うように奇妙な趣味であるならばなぜ、現代でも世界中の人が好んでバッハやモーツアルトを聞くのか?
46時中戦争のことを考えてる 音楽より戦争(殺し合い)が好きなあなたには到底理解できないでしょう。 
クラシック音楽ファン 
2017/07/04 19:02

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