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zoom RSS 兵器の良いガラパゴス化と悪いガラパゴス化

<<   作成日時 : 2013/06/06 10:33   >>

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 日本の工業製品のガラパゴス化がネットでも話題に上っております。
 
 よく、ぼくが国産兵器の開発生産はやめろ、輸入に切り替えろと主張していると批判する人がいますが、ぼくはそのようなことを一度も言ったことがありません。

 ぼくは基本的に兵器や装備は国産が望ましいと何度も書いております。

 拙著「防衛破綻」のあとがきでも以下のように書いております。
「安全保障上の観点から防衛装備はできるだけ、国内開発を行うべきである。また我が国には優れた装備を開発ポテンシャルは充分にある。それは間違いない」

 どうもぼくの本も読まず、記事も読まずにネット引用や伝聞だけで批判している人が多いように思えます
 

 ぼくの主張は一貫して、国産兵器を開発・生産するのであれば、十分に情報とリサーチ、そして必要な開発費をけちることなく、本当の意味で自国の環境に合ったものを開発すべきだ。
 その上でリーズナブルな調達および維持コストを目指すべきだ。国産する必要のないもの、低いもの、国産ではコスト的にあわないもの、あるいは技術が及ばないものは外国製を導入して調達・運用コストを下げ、あるいは調達完了までの期間を短縮すべきだということで、これは長年変わっておりません。



 ぼくが問題にしているのは、防衛省がろくに情報収集も行わず、国産開発という手段が目的化しているからです
 必要なリサーチ費や開発費もかけずに、外見だけはそれらしく見える、実戦には向かずに、調達・維持コストが高いという装備開発や調達を止めろと言っているだけです。


 これのどこが国産否定、輸入絶対主義なのでしょうか。不思議でなりません。
 
 
 そもそもぼくほど真剣に我が国の防衛産業の行く末を心配している人間はいないと思いますが。
 現状のぬるま湯のまま、実用性の怪しい、高額な装備を作り続けていくことはコスト的にも技術的にも近い将来に限界になります。ですから防衛省も、防衛産業も危機感をもって改革しろと主張しているわけです。
 
 
 基本的にその国に合った装備をその国で開発、生産するのが一番です。技術的に一定の水準を維持しているのであればライセンス生産や、輸入する際にも有利です。これを仮に「良いガラパゴス化」としておきましょう。

 ぼくが問題にしているのは「悪いガパラゴス化」です。それは「国情にあった装備が必要だ」ということを錦の御旗に掲げ、国産開発・生産という手段を目的化して、品質の低く、実戦に向かない、しかも調達・維持コストが高い装備をすることです。

 
 それとキヨタニは国産兵器が嫌いだ、だから批判しているのだ、と断言する人もいますが、あまりに幼稚です。

 国防や軍事を好き嫌い、あるいは情緒で論じません。例えば個人的な趣味で好きな哨戒機はニムロッドですが、だからといって海自がニムロッドを採用すべきだとなとはいいません。ご自分が好き嫌い、情緒で軍事を語るから、他人もそうだろううと断定するのは偏狭な思い込みです。

 「悪しきガラパゴス化」が防衛省・自衛隊に多いわけで、それを批判しているわけです。国内開発自体を否定しているわけではありません。

 
 ご存じのように我が国の兵器開発は多くの足かせがあります。
 幸いにも戦後一度も実戦を経験したことがないので、実戦に基づく戦訓やデータがないこと。輸出ができないので、厳しい市場からのフェードバックもないし、メーカーが輸出用に開発する装備もありませんから、設計者が一生に設計する製品も少ない。

 また諜報機関も存在しませんから、非合法な手段で装備情報の入手もできません。

 「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」といいますが、装備開発の基礎となるのは情報です。まず他国の動向や、これからの技術的な方向性などを知り、あるいは想定する必要がありますが、その基礎となるのは情報です。


 我が国はハンディがあるわけですから、他国よりも尚更情報収集に力を入れるべきです。これをぼくは長年主張してきました。

 ところが事実は全く逆で、このようはヘレン・ケラー的な状態にあるのに、情報収集にまったく不熱心です。他国に比べて非常に少ない。
 以前からご案内のように、技本の海外視察予算が年間100万円以下(08年)、しかも原則招待されないといなかない。しかもその少ない機会を、退職間際の偉い人の「卒業旅行」、エンターテインメントとしか考えていない。
 これでまともな情報収集ができるでしょうか。

 世の中で起きている現実を見ようともせず、仮想敵の能力を真剣に評価もせず、防衛省・自衛隊内部各位のメンツや、内部での世間体、立場、天下り先の都合などばかりを優先して装備が開発されいるケースがあまりにも多いのが現状です。

 外国の情報など必要ない。情報が無くとも我が国は優れた兵器を作れるだと、主張する方は軍事について語らない方がよろしいかと思います。

 そして開発予算が少ない。特に基礎研究予算が少ない。始めにつく予算は資料のコピー程度です。メーカーの自主開発も自社ベンチャーなんてできない状態です。ですから試作の数も試験も少ない。

 また体系的な装備開発の哲学もないし、ドクトリンを開発する組織も事実上ありません。これもぼくが繰り返し述べていることです。機動戦闘車にしろ、火力戦闘車にしろ、UH-Xにしろ、開発にあたってドクトリンも、運用構想もありません。これも過去何度もぼくが指摘してきたことろです。
 
 またUAVなどでも優れた技術をもつ企業があるにも関わらず、そのような企業は排除し、天下りを受け入れているけど技術力とコスト意識が怪しい既存の企業ばかりに発注していきました。

 また、どのようなシナリオが想定され、どのような環境で、どのような必然性があり、新型装備を開発し、それが装備体系の中でどのような位置におかれるか、まったく考えられていません。実際機動戦闘車にしても作り始めてから運用を考えている有様です。
 米軍にはドクトリンコマンドのような戦闘教義を開発する組織がありますが、自衛隊にはありません。実質的に自衛隊にはドクトリンがありません。
 
 装備開発の要員も足りません。たとえば英仏独あたりと比べても、調達部門の人員は千人単位ですくないわけです。それでまともな開発ができるでしょうか。
 実際本来官でおこなうべき仕様書などを業者が書いていることが日常化しています。仕様書が書けないということは本当にどういうものが必要かを理解していないということです。
 それとも優秀なる我が日本民族たる防衛省職員、自衛官は他国の数十倍の生産性があるのでしょうか。

  
 
 もう一つは法的な規制です。
 自衛隊の装備は警察や消防以上に方に縛られています。有事法ができるまで、野戦病院のセットはあっても法的には実際に使用することができませんでした。同様に蛸壺一つ掘れませんでした。
 このような軍隊として実質的に活動ができない方の縛りの元、実戦を想定した装備開発ができるでしょうか。

 これらの背景を鑑みれば、我が国で実戦的な装備開発が極めて困難であることが理解できるでしょう。

 
 「我が国固有の環境」とやらも怪しいものばかりです。 先月も防衛省の課長が国会で、日本人の体型に合わせた小銃が必要だから答弁していました。それなら他民族国家で、女性兵士も多い米軍なんて何種類も小銃が必要な理屈になります。未だにこんなお為ごかしを国会で答弁しているわけです。なんでM-16と大同小異の小銃を5倍も6倍も高い単価で買う必要があるんでしょうか。

 しかも人件費が高い、防衛費における人件費の割合が高いという「我が国固有の環境」は何故か、「我が国固有の環境」には含めて語られません。
で、スペックの議論には熱心な人たちが、調達コストや維持費が異常に高い国産兵器を調達すること、、「我が国固有の環境」に適合していないことには触れません。極めて不思議に思えます。
 まるで調達および運用コスト、調達性は兵器や装備品の要素には入っていないようです。


 大規模災害やNBC環境下における偵察に必要として、開発され開発は満足いくと結果とだと政策評価で防衛省が自画自賛していた、長距離偵察システムは東日本大震災という「実戦」で一度も使用されませんでした。

 交戦距離が短い「我が国固有の環境」なので普通科の7.62ミリ機銃はいりません、といいますが本当でしょうか。

 事実上舗装道路でしか使えず、耐地雷防御力も極めて低い96式装甲車は「我が国固有の環境」に合致しているのでしょうか。

「我が国固有の環境」を鑑みれば、野戦装甲救急車など必要ないのでしょうか。
 
 島国という「我が国固有の環境」があり、海自はシーレーン防衛を任務の一つにしていますが、護衛艦は足の短いタービン推進のばかりで、船団護衛にむいた艦はありません。これまた「我が国固有の環境」にあった装備でしょうか。

 96式自走120mm迫撃砲が射撃の反動吸収装置を持たず、正確な射撃ができず,駆動系に負担を与え、調達数がわずか24輛しか調達されなかったのも「我が国固有の環境」に合わせたためでしょうか。

 「我が国固有の環境」に鑑みれば装甲野戦救急車も必要ないのでしょう。ヘリクルー用のNBCスーツも必要なのでしょう。


 国産至上派の方々が礼賛してやまないF-2は何故調達数が削減されたのでしょうか。よく当時の石破長官のせいだという人がいますが本当でしょうか。ぼくは空自の戦闘機パイロト出身の元将官の方を何人も知っておりますが、F-2を優れた戦闘機で、削減は判断ミスだったと主張する人は一人もおりません。

 防衛省(当時は防衛庁)の事情をよく知っていれば、「たかが防衛長官」が、自衛隊や内局の反対を押し切って装備の大幅削減なんてできません。実際石破氏はP-1の開発には大反対でしたが、防衛省、海幕に押し切られて開発されることになりました。F-2の調達削減は空幕も賛同した、と考える方が自然ではありませんか。


 ただ一方で我が国には強い分野もあります。日本製鋼所の砲身は世界でトップレベルの精度です。ですがだからといって90式や10式がいい戦車かというと別問題です。90式はM1などに比べると操作が複雑で実戦に向かないという評価があります。
 60式自走無反動砲などは当時の時代背景を考えればそれこそ我が国の国情にあった国産兵器だったでしょう。

 また極めて高い民生品や両用品の工業技術も存在します。ですが、既存の防衛関連企業の利権の保護を優先し、新規参入を排除しているので、そのようなアドバンテージを活かしていません。

 例えば帝人のトワロンはデュポンのケブラーについて世界第二位の売り上げを誇るアラミド繊維ですが、自衛隊の防弾チョッキは東洋紡と東レの寡占であり、防衛省からは事実上閉め出されています。ですから帝人は既に防衛省のビジネスを諦め、世界稼ぐことにしているそうです。

 果たして国内の世界的なプレーヤーさえ締め出し、寡占体制を続けている、なれ合い状態で、果たして先進的な装備が開発できるのでしょうか。

 国内外の民間市場のシェアはほぼゼロ、使い物になる民間ヘリすら開発もできないヘリメーカーが3社防衛省に寄生してるのが健全な状態でしょうか。


 
画像

 防衛費における保守・維持は高騰しており、装備調達費と金額が逆転しています。多少防衛費が増えたところで、装備調達費を大きく、増やすことはできないでしょう。
 漫然と調達および、維持費が高い装備を調達できる、性能さえ良ければいいのだと考えている人が未だに少なくないようですが、楽観的を通り超してナイーブです。

 現状は正しい、防衛省、自衛隊は正しいと信じて変革を毛嫌いすることは、ぼくは贔屓の引き倒しであり、自衛隊や防衛産業の弱体化を招くオウンゴールだと思っています。


 無論「困難な状況」(率直に申し上げれば、平和ぼけ、なれ合い、官僚主義)において、優れた兵器・装備の開発が全く不可能だというつもりはありません。担当者の献身的な努力が身を結ぶこともあるでしょう。
 例えばの話、50歳で不細工なおばさんが、AKB48以上のアイドルになれるという可能性はゼロではありません。が、夢が叶うことは極めて困難で、事実上不可能でしょう。そういう話です。

 国産兵器に誇りを持つというのは自然な感情ですが、感情を論理の主体にして議論をすることは極めて非生産的な行為である。ぼくはそのように考えます。

 ろくに情報収集もせず、ろくに開発費もかけず、自衛隊村と防衛産業村のメンバーの意向を忖度し、装備調達予算が減っても優秀な国産兵器が出来るのだ、と主張するのであれば、それは「日本人は優秀だからだ」という選民主義でしかないでしょう。
 選民主義は一種の宗教、イデオロギーであり、ぼくはそのような人たちと議論をすることは時間の無駄と考えます。ドグマあるいは好き嫌い、あるいは「愛国心」といった「尊皇攘夷」的な情緒で軍備を語るのはきわめて危うい行為です。



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コメント(20件)

内 容 ニックネーム/日時
何時もブログを拝見してますが、
費用対効果の話になると成熟した納得の行く
説明ができるのが持ち味ですね。
官僚に例えるなら
防衛省官僚よりも財務省主計局防衛担当や
会計検査院と話が合うと思います。
軍事評論家にも文系や理系があり、
スペックで社会現象を語るのもいれば、
政治や外交に重点を置く評論かもいます。
清谷さんは、経理・会計系軍事評論家ですよね。
軍事評論家では希少性の高いタイプです。
経理・会計系、
(たまに政治や外交、風紀、
防衛産業の裏事情インテリジェンス)の分野に重点を置けば
軍事研究やJDWを含めた論文や記事は
これからもすばらしい解説を
提供できると思います。
名無し
2013/06/06 18:56
小銃が高いと言ってもライセンス生産の銃火器の価格見る限りM16導入したとしても安くはならないと思いますよ

89式は警察と海上保安庁の特殊部隊も使ってるし特に問題は無いでしょう

90式と10式に比べてM1A2の操作って簡単なんですか?
第9
2013/06/07 05:30
10年ぐらい前にカナダの武官に協力してもらってカナダ軍のC2(M16のライセンス品)のコストを調べました。米軍調達のM16が当時の邦貨で約5万円、C2が7万円ほどです。またC2は英軍やオランダ軍などに輸出されております。89式みたいに何倍もしませんよ。また高ければ輸出できません。
キヨタニ
2013/06/07 15:01
価格比較する際に、すでに開発コストを回収して、ロットをもこなしてるAR15と、独自開発にこだわって必要以上に開発費をかけたあげく少量生産しかしない89式を同列に検討する価値があるかというと、少し疑問ですね。

装備納入の基準をどこを重視するかは、予算と納期と要求される性能とを検討して決定するべきという点では、ごもっともと思います。
みけねこ
2013/06/07 15:44
今回のFXについては、機種更新のスケジュールが切迫している上、導入運用の必要性も緊急性もあったにも関わらず、わざわざ要求性能に到達していない高価な「ステルス」機をスケジュールを引き伸ばしてまで決定した政府には閉口を通り越して禁治産者ではないかと失望しています
みけねこ
2013/06/07 16:07
我が国は戦争はしない前提なので歩兵はアフリカ辺りからかき集めたAK−47でカッコつけたらいいんでないの。中国との戦争になれば敵の弾も使えるしね。現地での価格は数千円だとさ。
どうせ
2013/06/07 19:18
今晩は。
みけねこ様の御意見の中で、軽火器の部分では、全てではないですが、賛同できる所もあります。
しかし、政府が次期戦闘機にステルスのF−35戦闘機を選んだ事を禁治産者に例えた事は言いすぎで、有る意味、良く考えて、発言してください。
なぜなら、戦闘機は一度装備すれば、最低20年以上は運用する可能性があるでしょう。
ユーロファイターやF/A-18は、今直ぐなら良いです。しかし、ロシア、中国のステルス戦闘機の運用が目の前に見えてきている今。将来、これらを相手にするのは、数などが限られている我が方としては、第4世代+までの戦闘機では、はっきり言ってきついです。

装備の導入と運用などには、予算と納期と要求される性能だけではなく、将来(例として、どのくらい運用出来るのか、どのくらいの友好国が運用するのか、日本が友好国の機体整備等で、貢献する事ができるのか等)の事も考慮して頂きたいと思います。
その上で、日本がF-35戦闘機をあえて選んだのは、将来を選んだのではないでしょうか?
未熟な私からの投稿ですが、皆様方からの御指摘等をお待ちしています。

チャイカ
2013/06/07 23:06
石破大臣が従前より軍事オタクと揶揄されている知識の多くは清谷氏見識を元にしているのでしょうね。その点では大臣の分析、認識はそう間違っていないと思います。

私は氏を知ってからは主政党や政治家に氏のブログを是非、見て参考にしてほしいと意見を出しています。 

一人でも
しんしん
2013/06/07 23:18
情報公開が進んでいる国の軍隊だったら、装備品の調達価格なんかもネットで公開されてる可能性はありますから、輸入装備やライセンス生産のコストに関する資料を比較するということはできるかもしれないですね。
ふきのとう
2013/06/08 01:02
F2計画時は、対艦ミサイル4発搭載可能な戦闘機は存在しなかったが、完成した時には他の戦闘機もクリアーしており、しかも対空、対地能力においてもF2は追い抜かれた状態だった。戦闘機のマルチロール化の進展を読み誤った空自と航空技術のレベルの低さを再確認しただけで終った。
マリンロイヤル
2013/06/08 05:50
>チャイカさん

あなたはミサイル万能論者ならぬステルス万能論者ですか?米海軍のトップでさえステルス万能論に警鐘を鳴らしていますよ。ステルス機なら何でもいいんですか?よしんばF35を少数導入したからと言ってそれで万万歳なのですか?
パイナポー
2013/06/08 20:21
今晩は。
パイナポー様、チャイカです。
御指摘の通り、単一の装備さえ有れば、防衛が成り立つわけではないです。
それに、私はミサイル万能論者と言われた
ロケットに乗った騎士=フルシチョフ書記長では有りませんから。ただし、A ポルトフ氏(ロシア海軍史家)の著書の一説には、次の様な内容がありました。・・・彼が海軍の近代化に貢献したのは、否定し得ない事実であると・・・。
それと同様で、F-35戦闘機のステルス技術等が航空自衛隊の近代化に貢献するのは、否定し得ない事実でしょう。
再度述べます、ロシア、中国のステルス機の運用が目の前に見えてきている今、制約の多い我が方としては、いつまでも、第4世代+では、
きついです。
我が方は諸般の理由から、戦闘機は一度装備すれば、20年以上運用する可能性があるでしょう。
今から20年後、西暦2033年、どのような未来が待っているかは、当然分かりません。
しかし、中露両国とも、いつまでも、第4世代+までの戦闘機が最新鋭機の座にいることはないのでは、無いでしょうか?
それ故、将来をとるなら、F-35戦闘機しかないでしょう。なぜなら、制約の多い我が方としては、相手がいる以上、同じ、もしくは、一歩先を進んだ装備等で無いと、いざという時に苦労するからです。
以上、未熟な私からの投稿ですが、皆様方からの御指摘等をお待ちしています。

チャイカ
2013/06/09 21:46
>パイナポーさん
F35は兵装機外搭載の非ステルス状態でも候補機種中最強でしょう

同じ予算分ほかの機種買った方が空自が弱体化しますよ

F15の後継もF35なら少数でも無いですしね
第9
2013/06/10 05:42
なにを守るかを決められないと、全てを失うと思います。ノキアですら保護されないのをみると、日本の状況にはうんざりします。
多摩っこ
2013/06/10 16:35
>第9さん

やれやれまだ完成もしてない機体を最強だの、F15の後継はF35だの余りにも楽観しすぎとちゃいますか。
パイナポー
2013/06/10 19:47
>チャイカさん

確かに20年後の未来は予想がつきませんね。ただ一つ言える事はカウンターステルス能力は今よりも確実に向上してるはずです。よって私はステルス機と言うだけで相手機より絶対的なアドバンテージに立てるとは考えませんね。
またF35は4.5世代機と比較すると運用上の制約が多い上に稼働率も大幅に下がるんじゃないかと予想しています。元々導入数が少ない上に稼働率も低いんじゃそれは張り子の虎と言うものでしょう。一部の信者が主張する様にF35さえ導入すれは絶対的な抑止力になり中国空軍やロシア空軍の挑発がやむとかそんな風には到底思えないんですよね。
F35が何故緊迫を増している西南地方ではなく北方の三沢に配備されるのかこの意味を考えて見るべきです。
それとなんだかんだ言ってこの先20年くらいはロシアも中国もアメリカも4.5世代機が数の上では主力なんじゃないかと思いますよ。特にロシアなんて新機種の更新が緩やかですし。
パイナポー
2013/06/10 20:13
お邪魔します。
 それ「自体」は優秀であったとしても、必要な時に使えない兵器に意味は無いといった事を清谷様は何度もこのブログでおっしゃっておられたように記憶しています。

 問題は戦闘機ではなく、「F4はもう限界なので、後継機の早急な導入が必要」と言っておきながら、F35が間に合わないとなると「F4はまだ使える」だの「間に合う合わないよりも将来性が重要」とか言い出す日本の防衛当局者が信用できないという事です(最初からそのつもりだったのか、ただ単に行き当たりばったりなのか、たぶん後者だろうけど)。

 さらに完成もしておらず、それどころか開発も順調に進んでいない戦闘機の将来性など「未知数」としか言いようがないと思います。

 最後に

F-35 Lightningの課題は軽量化:東京の郊外より・・・:So-netブログ
<http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-01-15-1>
>●軽量化のため取り外した「fueldraulic fuses」と「PAO shutoff valve」は、機体が被弾した際に燃料爆発を防ぐ役割を果たすものだが、2008年の決定により取り外され、運用要求書の「旧式航空機よりすぐれている」との要求を満たさなくなっている
>●「fueldraulic fuses」は9ポンドで、「PAO shutoff valve」はわずか2ポンドだが、OT&E報告書は「脆弱性が25%増加した」と指摘している。
>●PAOバルブは操縦席の真下にあって操縦者の命を守る装備であるが、F-35計画室は「受け入れ可能なリスクだ」として再搭載の計画はない

もしこれが事実であるならば、F35は「優秀か否か」以前の代物にしか思えません。
ブロガー(志望)
2013/06/10 23:36
清谷様に教えて頂きたいのですが、自衛隊は本当にドクトリンを作っていないのでしょうか?例えば、離島を奪回する作戦等は富士学校や研究本部が研究していないのでしょうか?にわかには、信じられない話なのですが。
ひゃっはー
2013/07/08 17:16
開発実験隊などでそれらしい研究はしていますが、他国のようにドクトリン体系をつくることは実質的にやっていせん。ですから機動戦闘車にしても開発を始めてから、使い方を考えている有様です。本来こういうところにコストをかけなければならないのですが。
キヨタニ
2013/07/08 17:30
清谷様、回答して頂いてありがとうございます。すると、UHXは双発で5トンにしよう、といった事が陸幕・技本・企業の秘密会議で決まったりする訳でなんですね。
ひゃっはー
2013/07/08 18:58

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