清谷信一公式ブログ  清谷防衛経済研究所 

アクセスカウンタ

zoom RSS 戦闘機は軍人の玩具に非ず。当事者能力に問題ありの空自にFX選定を任せていいのか

<<   作成日時 : 2011/11/05 18:26   >>

ナイス ブログ気持玉 47 / トラックバック 2 / コメント 46

 さて、FXでは空自がどうしても欲しいというF-35の採用が本命視されています。ですが、その理由は単に親分の米空軍と同じおもちゃが欲しいということにつきます。

 しかも、FXは単なる体験搭乗を除けば、候補機の試乗すらしていない。書類審査だけで採用を決めます。

 戦闘機は今後の運用費も含めれば何兆円もする買い物です。それをテレビ通販で、1本三千円のダイエットサプリメントを買う感覚で「通販」で決めるというのは、いかにも無責任で、納税者を馬鹿にしています。

 空自の偉い人たちは、家や車を買うときにカタログだけで購入を判断するのでしょうか。
 もし本人はそれで良くても奥さんやご家族は怒るでしょう。ふざけるな、と。



 試乗もしないで提案書だけ見て決めるということは、空自は提案書に書いてあることは全部ホントだという前提で判断するわけです。防衛省・空幕は人間は皆善人であるという、性善説をとる人たちばかりなのでしょう。普通に考えれば、どこの会社も自分に不利なことを積極的には書かないでしょうに。


 ロッキード・マーチン社はF-35の調達価格を六千五〇〇万ドル(約50億円)といっております。同社はオーストラリアではこの価格はエンジンや電子関連装備などを抜いた価格としていましたが、我が国向けにはこれはフライ・アウェイ(全て込み)の価格としています。どちらが正しいのでしょうか。

 ロッキード・マーチンという会社は非常に親日的なようです。日本だけにはF-35の開発パートナー諸国を大きく下回る特別料金でF-35を提供してくれるそうです。ならば、武器輸出三原則を緩和してこれを他国に転売すれば大儲けができます。

 軍事音痴の経済誌や某経済新聞ならまだしも、「軍事の専門家」がこういうことを平気で主張する会社の提案書を鵜呑みにしてよろしいのでしょうか。
 そもそもF-35な機体を候補に入れることが正しかったのでしょうか。戦闘機の開発・生産基盤基盤を維持するのであれば、始めっからF-35は候補にはならないでしょう。


   所詮は税金人の金、後は野となれ山となれ。

 というわけでしょう。人間他人の金だとどうしても大事に使えないようです。
 

 普通他所の国では、試乗もしないで戦闘機を選定などしません。 現在インド空軍でも戦闘機商戦がおこなわれておりますが、「インドの場合、候補機6機種をインド軍の操縦士が飛ばし、六四三項目項目の性能を比較した。その結果、四機種が脱落した」(「選択」11月号)。
 

 「選択」では空自は試乗をするとなると、実機の試乗が困難なF-35が不利になるからだと分析しています。
 
 仮にF-35の試乗が不可能でも他の候補機は可能です。 空自の関係者によると、なにゆえ実際に試乗していないのかですが、試乗させると戦闘機乗りが、予算や兵站などを考えずに自分たちの欲しいおもちゃを欲しがるから、それを防止するためだそうです。

 それが本当ならば、空幕も内局も現場を統制できない、ガバンナンス能力が欠如しているということになります。
 繰り返しますが、他所の国では試乗を当然としています。それができないということは、空幕や防衛省は他国の同業者よりも能力が大きく劣っているということになります。
 ちなみに防衛省は戦闘機だけではなく、ヘリも試乗なしで調達を決定しています。

 空自筋からの情報ではユーロファイター側は採用されればソースコードの開示はもちろんですが、コソボや最近のリビアの戦闘のデータも提供する用意があるそうです。 
 米国製の機体を調達した場合、ソースコードはもちろんアビオやセンサー、システム統合などはブラックボックス化されて全く情報が入って来ません。FA-18にしてもライセンス生産が可能なのはほとんどドンガラだけです。
 ましてや、戦闘のデータ等教えてくれません。FSX開発の時もそうでした。
 F-15Jも電子妨害装置がリリースされず、国産化するはめになりました。

 こういう目に遭うのは、我が国がいつも米国製機体を買うと決まっているです。有り体に言えば、安く見られているのです。

 米国機を採用すれば、これらの情報や技術移転はなく、今後の近代化も全部おまかせです。また国産ミサイルのデータもすべて米国の開示する必要があります。今後国産戦闘機の開発、あるいは既存機の改修にも支障を来すでしょう。
 

 航空自衛隊には学習能力がないのでしょうか。
 あるいは実戦のデータやソフトウェアの必要性が認識できないのでしょうか。
 
 F-35のコストに関してはGAO(米会計検査院)ですら詳細には把握していないようです。防衛省や空幕はGAOよりも質の高い情報を有しているのでしょうか。

 
 仮にF-35を採用して調達価格や運用コストが予想よりも高かった場合、財務省は調達数を減らすことを要求するでしょう。

 海自のP-1も価格が予想の約2倍になり、元から高かった運用コストが災いして調達数が減らされ、P-3Cの延命を余儀なくされています(P-3Cの機体の寿命が尽きるからP-1が必要だったという説明は事実ではなかったこ
とになります)。
 陸自では250機調達するはずのOH-1は34機、62機調達する予定のAH-64Dは13機で調達が打ち切られます。
 同様にF-35も40機の調達が20機程度で終わるかもしれせん。
 その可能性は決して小さいとは言えないでしょう。

 財務省がバッサリ切るまでもなく、空自の使える予算は限られていますから、予定の機数のF-35を行うのであれば、CXの調達を減らすとか、F-15Jの退役を早めるとか、基地をいつくか閉鎖するとかの措置が必要になるでしょう。


 付け加えれば、F-35のデリバリーも未定です。予算的には来年度発注し、そのデリバリーは5年後でもOKです。ですがそうなると、FXの調達計画は10年ほど遅れることになります。しかも最悪場合、5年を超える可能性もあります。

 何れにしてもそれほど長くの、空白期間を放置できるのであれば、FXって必要なったのではないか、空自は必要のなかった戦闘機を欲しがったのではないか、との疑問の声もあがるでしょう。
 
 まあ、F-35が選択されてあれこれトラブルが起きても、調達を決定した人たちは例によって責任をとらずに、しれっとして天下りするんでしょう。
 それとも偵察ポッドの件ようにロッキード・マーチン社を訴えるでしょうか。


 
WEBRONZA+で以下の記事を寄稿しております。
FXはユーロファイターを採用すべきだ
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2011110100003.html
FX購入の代わりに、コンポーネントの輸出を
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2011110200003.html

また同じく、朝日新聞の谷田邦一編集委員が以下の記事を寄稿しております。
最終局面のFX選定――透明性の確保は?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2011110100004.html

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 47
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた 驚いた 驚いた
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)
面白い 面白い
かわいい かわいい

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
F35、日本向けは50億円?
日本向け価格は1機50億円 F35でロッキード幹部 http://sankei.jp.msn.com/world/news/110816/amr11081609550003-n1.htm ...続きを見る
清谷信一公式ブログ  清谷防衛経済研究所...
2011/12/13 23:41
「F-XはF-35に決定」との情報操作記事〜またしても疑惑の選定が繰り返される
 午後のニュース速報を見て、びっくり仰天した。「次期戦闘機、F-35で決定」とある。例によって、ニュースの出元は「政府は」となっており、ソースを明示しないリーク記事だ。報道の世界ではこれを”ヌキ”とか”特ダネ”とか言うが、当局のスピンコントロールに加担する形でこんな記事が飛び交うこと自体が、そもそもおかしい。 ...続きを見る
旅するデジカメ〜札幌発東京定住日記
2011/12/14 09:30

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(46件)

内 容 ニックネーム/日時
すみませんがユーロファイターはリビアにて初の実戦投入となります。しかしながら戦闘はせずに飛んでただけなのに部品不足から共食い整備をしていたそうです。さらにユーロファイター導入国家の財政難により新型の調達計画が潰れてもいます。つまり予定生産数が減った事で単価が上昇することになり後は悪循環だけです。さらに言えばF-Xとして提案している機体は現在影も形もありません。このことを考えた場合、試乗しないと有利になるのはユーロファイターのみになります。
名無し
2011/11/05 21:50
まあF−35は海自の22DDH用にB型の完成機購入で米国には面子を立て、ユーロファイターにすべきじゃないでしょうかね。FSXのFBWソースコードや国産のAAM−2等、米国の戦闘機ビジネスでは毎回泣かされてますし、またその様な味方や同盟でも平気で裏切る事こそ外交の真の姿である事にそろそろ気づくべきでしょう。
あと、国土が狭い我国では空自の機体は『双発』が大原則だったはずですが、F−35ではこの点を問題視しなかったんでしょうか。
Ytokichi
2011/11/06 00:44
125.197.220.248さん。
202.229.177.169さん。
あなた方はアクセス禁止です。別アカウントまで使ってまでの執拗なコメントはお断りいたします。
キヨタニ
2011/11/06 00:45
22DDHはヘリコプター搭載型護衛艦ですよ。F-35を護衛艦に艦載する計画なんて聞いた事はありますが言ってるのはマニアばかり・・・。
名無し
2011/11/06 02:37
清谷先生、FSXの時にアメリカが提供しなかったのはフライバイワイヤに関する技術情報で戦闘データーではありません。未だにそのようなことを書いている軍事評論家は先生ぐらいのものです。間違っていることは素直に訂正したほうがいいと思いますが。
KT
2011/11/06 09:14
ユーロファイターを試乗できるパイロットは空自に一人もいないのですが、どうやって試乗するんですか?
KR
2011/11/06 17:03
>どうやって試乗
インド空軍はやっていますよ。
名無し
2011/11/06 21:15
>(P-3Cの機体の寿命が尽きるからP-1が必要だったという説明は事実ではなかったこ
とになります)。

寿命が尽きるから延命処置が必要なんでしょ。
言ってる意味がさっぱりなんですが…。

ユーロファイターは技術情報がそもそも魅力があるかというのもありますが、F-2と同規模の小型機なのもマイナスかなと。F-2の調達中止の理由の一つに小型なので発展性が云々というのもありましたし。
はる
2011/11/06 21:26
ユーロファイター最新型のトランシェ3AはAESAレーダーを積んでいないのもマイナスです。搭載予定のトランシェ3Bは今のところ調達予算が何処の国もめどが立たないので日本が採用するとなれば40機程度の少量生産となり巨額単価となります。ホーネットやライトニングが搭載している事を売りにしているAESAレーダーですが、搭載するユーロファイタートランシェ3Bは将来生産されるか未定でAESAレーダーそのものも実用化予定は2015年。実用化してからもトランシェ3Bに搭載試験しないといけませんのでユーロファイター採用はありえない考えです。
名無し
2011/11/06 22:42
もう少しまともな文書書けないのですか?
個人のサイトとはいえ、一応は雑誌等に記事書かれていらっしゃるのですから、誤字脱字、文面など一度確認、訂正なされてから掲載された方がよいと思います。
現状、ひど過ぎますよ。

ただでさえ低い批判、さらに落としてるから。
amg
2011/11/07 07:47
名無し
>>どうやって試乗
>インド空軍はやっていますよ。

慣熟訓練をうけたからでしょう。空自のパイロットがユーロファイターの慣熟訓練を受けたって聞いたことないんですが。
KR
2011/11/07 10:30
それにしてもキヨタニさんの言う試乗ってのはどこまでやる物なんでしょうね?
キヨタニさんの記事ではその辺りがさっぱりわからない。
わけがわからないよ
2011/11/07 13:30
F-104を導入する時は、まだ完成していなかったG98に一旦決まったものの、再度渡米して現地での詳細な調査の結果、F-104となりました。

同様な調査をした場合、F-35はどこまでやらせてくれるでしょうかね。
ユーロファイターは、試乗の為の空自パイロットの完熟訓練は厭わないでしょう。

FXが書類だけで、実機の視察も無しに行なわれているのなら問題だと主ます。
ノマメ
2011/11/08 09:43
BAEは何故ここまで日本に媚びを売っているのでしょうか?
まる
2011/11/08 17:09
米企業は何故ここまで日本を舐めた殿様
商売ができるのでしょうか?
おまる
2011/11/08 17:51
>おまる
AWACS等を活用した場合、ユーロファイターよりF-35が有利です。
名無し
2011/11/08 18:27
F-35はF-XXでも買えます。

戦闘機生産の技術は1度途絶えるとしばらくは無理でしょう。

日本には技術はあるが、ビジネスにはならないのです。

武器輸出3原則があるから・・・

せっかく心神も作っているなら1度本気で作ってみて
F-XXでF-35と比べて性能がいい方を採用すればいい。

目の前選定に固執せずに長期的な視点でF-Xを考えましょう。

BAEトステムズ
2011/11/08 21:34
長期的な視野といってもトランシェ3Bは開発中で生産されるかすら怪しいのです。防衛予算が限られている日本では一度チャンスしてみてダメならこっちとかは不可能なんです。というか心神の後の戦闘機って数十年後じゃないですか?ユーロファイターやF-35の次が出てもおかしくはないんですが。それとEUと同盟関係を深めても今回の金融危機で判明したようにEUが崩壊する危険性や彼らの軍事力は欧州限定であり日本周辺への影響は絶無です。アメリカと歩調を合わせるのは日本にとってメリットがあるのです。デメリットは大きいのですよ。
名無し
2011/11/09 03:01
第二次世界大戦の時の英国のように航空機生産大臣を設けてFXの選定を任せてはいかがでしょうか?
アラメイン伯
2011/11/09 09:44
>アラメイン伯
防衛大臣が居ますよ?
というかハンコ捺すだけなんですから新設するのは税金の無駄遣いではないでしょうか。
名無し
2011/11/09 11:15
英国には防衛装備調達を担当する閣外大臣のポストがあります。
装備経理局やらを外局として新組織をつくり、その長に大臣を当てるというのはありでは。
ただ、そのような大臣にふさわしい人材がいるかどうかが問題という気もします。
キヨタニ
2011/11/09 12:22
たとえば日本がF-35J(仮)を購入すれば韓国もお決ま
りの日本よりちょっと性能のがいいF-35K(仮)を購入
するんじゃないでしょうか。
そうなれば戦闘機単体としての航空優勢は確保できないでしょう。
おまけにライセンスが出来ずにF-15Kのような低稼働率な機体になるかも・・・
そこでやはりF-22のような国産制空戦闘機が必要になるのでは?
心神は先進実証機なのでその技術を反映した機体を作るためには生産基盤を残しておかないとむずかしいと思う。
確かに国産では莫大なコストが掛かるがビジネスとして成り立たせればそれをある程度抑えることも可能では?
海外で日本の家電は韓国製品に駆逐されていますが、その勢いは世界の軍需市場にまで至ろうとしているようです。
http://sankei.jp.msn.com/special/topics/premium-15013-t1.htm
そこに日本がビジネスとして参入できる可能性があるなら3原則を見直して国家政策としてそれに取り組むべきです。
まあそのポリシーが日本にないのが1番の問題なんですけど・・・
長期的視点とはそういう意味です。
BAEトステムズ
2011/11/09 21:36
>BAEトステムズ
韓国はF-15Kの分解整備は絶対不可のブラックボックスを故意にバラバラにしました。かなり機密レベルの高い技術情報が韓国に渡った為一悶着してます。日本に限らず輸出した場合、情報が漏れる可能性は高くなりますが自分で故意にブラックボックスをバラした事は重大な問題です。それとF-XはF-4後継機ですので切羽詰まる問題です。心神は戦闘機ではなく試験機で国産戦闘機に結実するのはかなり先の話(F-15後継でも厳しい)です。それとユーロファイターは斬新な技術は使われておりませんので心神開発とは関係ないです。
名無し
2011/11/09 23:36
清谷氏にお聞きしたいのですがユーロファイターは予定よりも100機以上調達出来ないようですが調達単価や運用コストへの影響は無いのでしょうか?またイギリスは自国調達分のトランシェ2を24機分他国に譲ってますがその理由はなんだったのでしょう?
名無し
2011/11/10 18:11
ユーロファイターの調達数の削減はコスト高によって、調達単価が上がるという見方と、ある程度値段は安くとも買ってくれるならば、値段を下げてでも買って欲しいということになるかもしれません。日本政府の交渉力次第だとおもいます。インドの交渉力はかなりのものだと思いますが、それほどの交渉力が我が国にあるかどうか、不安ではあります。
インドと我が国が採用すれば開発国の調達削減がほぼ補えることになります。

>24機分他国に譲って
調達数の削減による措置と理解しています。

F-35は導入がかなり先になりますが、ユーロファイター(多分ホーネットも)現在生産している機体を日本向に輸出するという措置が可能であると思います。となればかなり早期に機体のデリバリーが可能になるということです。

この点もF-35以外の候補機のメリットでしょう。
キヨタニ
2011/11/10 18:20
なぜ空自(運用側)がF-35を希望するのか、理由があると思います。
また、交渉力の根拠となるものは、何なのでしょうか? そして、その根拠は現在の日本にあるのでしょうか? 「戦闘機は軍人の玩具に非ず」、正に仰る通りです! しかし、玩具に自分の命を掛けることができるのしょうか? キヨタニさんは、自身の命を玩具掛けられますか? ぜひともお考え戴きたいと思います。
コメントお待ちしております。 あまり期待はしておりませんが。。。
やん
2011/11/12 01:10
>理由があると思います。
では、ご自分で考えられる理由を挙げてはいかがでしょうか。

>玩具に自分の命を掛けることができるのしょうか?

まかり通っているから問題なのです。

それは、コストを考えずに単に米軍と同じものが欲しいというもの、それと実用上問題があるものに大別ですます。ここで問題になっているのは前者と思われます。

高いおもちゃを買っているから、セーターすら支給でないのが現実です。戦闘機はあってもそれを収容するバンカーもない、戦車はあっても4名の乗員が2名しかいない、随伴する歩兵戦闘車も70両ほどしかありません。野戦装甲救急車すらありません。戦時用の燃料の備蓄もありません。軍隊の体をなしているといえるでしょうか。

キヨタニ
2011/11/12 11:06
軍隊も役所ですから予算の制限があります。例えば性能は100点の兵器でも使えるべき予算の3倍の調達コスト、運用コストかかるとしましょう。これを調達すれば問題が生じます。例えばAH-64Dはたった13機、OH-1も34機で調達が中止です。ずさんな計画で高尾玩具をかった結果です。

ちなみに現在の陸のヘリは約470機、ちょっと前まで500機ありました。現在のペースの調達をしてれば10年もしないうちに機体の数は半分になります。欲しい機体が手に入ればいくらかけてもいいというわけではありません。

例えばあなたが手取り30万円のサラリーマンで、通勤一時間のマンションに家賃10万円で、住んでいるとしましょう。
仕事が忙しいので、もっと便利なところに引っ越した。で、いくら仕事に便利だからといって、会社から5分のところの25万円のマンションに引越しますか。普通はせいぜい通勤時間は30分で家賃が15万円程度で我慢するでしょう。


>キヨタニさんは、自身の命を玩具掛けられますか?ぜひともお考え戴きたいと思います。

考えるまでもありません。ごめんですね。ですが、現場の隊員は装備を選べません。ですから自衛隊の装備の問題点を指摘していわけです。

また技本の年間の海外視察予算は100万円以下でした。しかもその少ない予算を将軍閣下が退職前の卒業旅行に使っていました。ぼくにはとても隊員が命をかける装備を開発する人たちのありようには思えません。ぼくが告発後それはなくなり、旅費も若干は増えたようです。

当然ながら当局は不都合な発表はしません。例えば個々の初度費もぼくが報じました。
官の発表を鵜呑みして、防衛省、自衛隊は常に正しい的な報道をすることは現場の隊員や納税者のためはならないと思います。もっとも、そういう本の方が売れるのですが。
キヨタニ
2011/11/12 11:06
久しぶりに書き込みます
最近寒くなって来たこともあって書かせていただくのですが、
よく清谷先生はセーターについて書かれてますが、自分の経験で言うとあまり必要ないかと思います
何故かというと、現在大体の部隊が保有して、隊員に貸与している戦闘装着セットとその他の支給品でほぼ寒さは我慢できる範囲になります。(この書き込みの範囲は東部・中部方面の常識的な寒さの地域と考えてください)
支給品の迷彩シャツから数えて5枚、雨衣も着れば上下ともに6枚着込めます
主観的な感覚で申し訳ないのですが、これだけ着込めば雪の日の東富士演習場でもなんとかなります。どちらかと言うと手と足先の寒さが耐えがたかったです
そういった経験から、自分は特にセーターは必要ないと思います
清谷先生には一層、現場の隊員からの切実な意見を世に広めて頂ければ、嬉しく思います
ゆう
2011/11/12 13:11
ぼくのまわりではセーターを支給して欲しいという声は少なくありません。
近年外国では防寒に優れたジップ式の戦闘シャツ、フリースなどの素材の衣料など、防寒対策
の衣料は多様化しています。これだけ被服や素材が増えると、どのようにそれらを組み合わせるか難しくなってきます。

自衛隊ではソックスは、ブーツソックスすら使っていない人も多いようですが、ちゃんとしたブーツソックスを支給すべきだと思います。
また手袋も用途に合わせて、ウインドストップやゴアテックスなど多様なものが必要だと思います。



キヨタニ
2011/11/12 17:12
確かに手袋と靴下は要改善ですね、特に手袋は使い道が無いか耐久性が低すぎるかのどちらかだったり…
靴下は個人の好みがかなり幅広いので難しいかなとは思います。もちろん良い靴下が必要量もらえればそれに越したことはありませんが(詳しくは覚えていませんが靴下の支給ペースはかなりの酷さ→年1〜2足?)

ちなみに私の周りではセーターが欲しいなんて聞いたことはありません(笑)もちろんそれほど寒い地域では…あったかな?
もしかして戦闘用じゃない制服着用時に上に着るセーターではないでしょうか?それなら私も官品で欲しいです(笑)
ゆう
2011/11/12 20:22
というか清谷氏の周辺意見が自衛隊員の意見とは限らないのですが。たしか軍装用品店を経営されてましたね、となると顧客のマニアが自衛隊セーターが欲しいので清谷氏に要求しているのでしょうか?清谷氏の主張はイマイチ現実味が無いので残念です。それと自衛隊や防衛省がいくらF-35欲しいと駄々をこねようが財務省には関係ないですよ。現状世界最最低水準の予算比率で大幅な増額の見込みもないのに新装備予算を要求したらそれこそ人件費・衣食住(セーター含)について予算を減らされて隊員(将官含)はかなり苦労を強いられますよ?
名無し
2011/11/13 00:32
>主張はイマイチ現実味が無いので

現実問題としてセーターを支給していない軍隊はありません(北朝鮮やジンバブエはその可能性がありますが)。そのような例あればご教授ねがいます。

また外国の軍関係者に自衛隊がセーターを支給していない話をすると皆一様にびっくりします。また某退役した陸将は支給したいが金がないと仰っておりました。

>現状世界最最低水準の予算比率

意味がよくわかりませんが?
何に対しての比率なんでしょうか。
キヨタニ
2011/11/13 01:18
国内総生産(GDP)に占める割合です。日本は0.9%位で全国家中150位前後になっています。日本の防衛予算は金額が一見高く見えますが実際の比率は非常に低い事が分かります。日本は物価が高く人件費も高い事もあり予算が世界でも上位にあっても実際の軍事力に反映される訳ではありません。イギリスはGDP比2%位の軍事費でありますが全国家中上位5位内に入り世界中に軍を派遣し空母(今はヘリ空母)や戦略原潜を多数保有しています。ちなみにイギリスは日本以下のGDPや人口でこれを達成していますがGDP比2%は実は世界平均以下だったりします。
名無し
2011/11/13 02:12
長くなったので続きです。
軍事費は予算の大小で比べる事もありますがGDPで比較する事もあります。その国の物価や人件費も重要ですが実際それらの事柄で軍事力を算出する事は困難な事ではあります。ただ参考情報としては重要であります。自衛隊は防衛予算のかなりが人件費です。欧州と比較しても大差しませんので例えばイギリスが日本と同レベルの予算比率であれば空母や原潜が重過ぎてセーターどころか水も飲めないでしょう。以上の説明はかなりおおざっぱであります。詳細に説明を入力するのは極めて重労働ですので・・・。
名無し
2011/11/13 02:27
あれ?自衛隊には支給品の防寒着ってありませんでしたっけ?色がODと白のリバーシブルのやつ。
その上で聞きたいんですけど、清谷氏の言うセーターっていうのはどういうシチュエーションで使われいて、他の防寒着に比べてどういう利点があるんでしょう?清谷氏自身も同じようなことを書いてますが、セーター以外にも防寒の方法はあるのですが、それすらも自衛隊は対策してないのでしょうか?
KEI
2011/11/13 23:28
コメントありがとうございます。
キヨタニさんには、ぜひともお考え戴きたかったのですが、当方の意見を述べさせて戴きます。
F-35は運用側の要求です。いざという時に
命を掛ける方々の要求です。よって、決して
キヨタニさんのおっしゃる「おもちゃ」では
なく、頼りになる兵器なのです。
いざという場合に、レーダーに映りにくい機体であれば、相手側が損耗率を計算し辛いという利点があります。 損耗率が計算し辛ければ
相手側が、より多くの装備をしなければならず、相手側も予算の制限があるので、事を起こすタイミングを遅らせたり、事を起こすことを断念させることができると思います。

現状では、自衛隊が戦うことが非常に難しい
ので、まずは戦うことを回避できる方法に予算を掛けることは、間違っていないと思います。
陸の方々の装備品不足は、大変かと思いますが、陸の出番は最後の最後になりますから、制限のある予算を効率的に使うには、ある程度仕方が無いと思います。 また64の失敗は、ボーイングの裏切りに原因があります。 残念ながら、日本では失敗に対して不寛容ですから、最先端の技術開発はやりにくい状況です。 最先端の技術を導入しようと思えば、この程度の失敗は、「想定の範囲内」にしておかないと、
何もできません。

従って、F-35は決して「おもちゃ」ではないと考えます。 国内の技術基盤が大事なのか、それとも戦わないことを優先させるのか? 簡単には、決断できないでしょう。 キヨタニさんは、どちらが大事だと思いますか? ぜひとも反論をお待ちしております。
やん
2011/11/14 00:40
>64の失敗は、ボーイングの裏切りに原因があります。

そのような話は始めて聞きましたが、よくある陰謀論ではありませんか。ボーイング社はブロック2のパーツの供給を引き続きおこなうといっておりましたが。

AH-64DにしろOH-1にしろ調達の大幅縮小は
自衛隊の調達がずさんだからです。

予算には上限があり、優先順位をつけなければならない。装備の導入にしろ、数を揃え、それを運用するコストが必要です。そのコストを確保できなければ導入した兵器はガラクタと同じです。
F-35をずらりと滑走路に並べているだけで国防が全うできるならばいいのですが、そうではないでしょう。

予算の上限を考えない議論は不毛です。実際の国防はTVゲームの空戦モノで贔屓の機体を選ぶのとはことなります。

特に反論はございません。ご自分の信じたいことを信じればよろしいのではないでしょうか。
キヨタニ
2011/11/14 12:28
清谷氏は1番優先順位が高いとされる物はセーターなんでしょうか?何個か前のコメントで指摘された日本の防衛予算がGDP比率では異常に低いとされる意見に何かご意見はないでしょうか?
名無し
2011/11/14 12:49
清谷氏、防衛予算に一応の上限はあります、おっしゃる通りです。一応の上限とはGDP比率1%の事ですが現在の予算は0.9%ですので上限に達していません。
名無し
2011/11/14 13:37
想定内の残念なコメントでした。
反論が無いのであれば、ご自分の「F-35
はおもちゃ」という主張を撤回されるべき
でしょう。 反論が無いのではなく、反論
が「できない」という表現が正しいと思い
ます。 まともな反論は期待しておりません
でしたが。。。
やん
2011/11/15 00:33
想定内の残念なコメントでした。
反論が無いのであれば、ご自分の「F-35
はおもちゃ」という主張を撤回されるべき
でしょう。 反論が無いのではなく、反論
が「できない」という表現が正しいと思い
ます。 まともな反論は期待しておりません
でしたが。。。
やん
2011/11/15 00:33
二重投稿失礼しました。
やん
2011/11/15 00:34
IPアドレスを変えの失礼な連続投稿があったので削除しました。

>今日朝日新聞のWEBRONZA(無料)を読みましたが

人を批判する、特に本人対しておこなうのであれば、全文を読んでからおこなうべきです。

>南アフリカのローイファルクは『ガラクタ』ですね。36機配備予定なのに12機位しか手生産されてない

ローイファルクではなく、ロイホックです。ロイホックの調達が減らされたのは、94年に総選挙があり、ANC政権に変わりました。南アを取り巻く戦略環境が変わったこと、財政の悪化、旧式化が激しい戦闘機、潜水艦などの更新を優先したからです。戦略環境が変わり、財政が悪化しているのに以前の計画通りに装備を調達するのあればそのほうが愚かです。

南ア兵器をけなせば、ぼくが困るとでもおもっているのでしょうか。あまりにも子供ぽいですね。ぼくは軍事研究などで南アの潜水艦や戦闘機の問題など南アの抱える問題を述べています。

軍事に限りませんが、興味ある分野に関しては身銭をきって、本や雑誌を読むべきです。それができなければ図書館を使えばいいでしょう。




キヨタニ
2011/11/15 11:23
>一応の上限とはGDP比率1%の事ですが
そんなのとっくに撤廃されていますよ。今は中期防で5年間の総額明示方式で予備費も入れて24兆4900億円。仮に5年で割れば1年あたり約4兆8900億円で、23年度水準で計算すればGDP比0.9が上限。
つまり単年度では増減があるけど、もはや防衛関係費は上限いっぱいになっているってこと。
ハゲワシ
2011/11/18 14:27
>210.153.84.129
あなたのコメントは受け付けません。
アカウントを変えてまでコメントすることは
お断りしています。
あなたのやっていることは単なるストーカー
行為です。
キヨタニ
2011/11/19 23:04

コメントする help

ニックネーム
本 文
戦闘機は軍人の玩具に非ず。当事者能力に問題ありの空自にFX選定を任せていいのか 清谷信一公式ブログ  清谷防衛経済研究所 /BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる