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zoom RSS 停止した列車に乗客を雪隠詰めがJRの流儀か

<<   作成日時 : 2011/06/02 19:29   >>

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脱落の推進軸、燃料タンク壊し出火か JR石勝線
http://allatanys.jp/B002/20110530THK00337.html

 今回の事故は一歩間違えば大惨事でした。幸い乗客が自己の判断で避難したので被害が少なく済みました。

いつも思うのですが、JRは電車が停止したとき乗客を外に出さないことを良しとしているのではないでしょうか。しかも経過の情報は乗客に伝えられないことが多いようです。

 10年以上も前ですが、総武線の各停に乗っていたの時のことです。新小岩の駅を出たところで急に停車しました。真夏ではありませんでしたが、冷房も止まって車内はかなり蒸し暑く、30分経っても殆ど情報らしい情報もアナウンスされませんでした。

 予定していた約束の時間もあったので連れと一緒に列車の窓から列車を降りて、新小岩の駅に向かいました。駅は列車の最後尾から100メートルほどでした。多くの乗客がぼくたちに続きました。

 無論第一義的にはJRの指示に従うべきです。JRがとりあえず乗客を列車に留まらせるのはそれが安全だからでしょう。降りて避難するとなれば乗客を安全に誘導する義務があります。現場が駅から遠ければそのような判断が正しいことは多いでしょう。

 ですが、駅がすぐそばで乗客に情報も与えず放置するのは正しいかといえば違うでしょう。
 上記のケースは駅から100メートルほどでした。しかも通勤列車でトイレもないので、トイレを我慢していた乗客も多かったはずです。実際ぼくの連れもその一人でした。また車内では暑さのため体調の不良を訴えていた乗客もいました。

 実はJRが車内に乗客を留め置くのは、単に降車させて移動させる手間が面倒臭い、何か問題が生じた時に責任を取るのが嫌だからではないでしょうか。

 先の大震災のときも早々と駅を閉め切ってシャッターを下ろしてしまいましたが、同様なメンタリティがあったからではないでしょうか。せめて駅の窓口はあけてべきだったのではないでしょうか。

 またテロ対策で駅の構内からゴミ箱を撤去したのも、顧客の都合よりも自分たちの都合を優先したのではないでしょうか。

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コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
この件はネットの各所で論議を呼んでいますが、やはり日本人と日本の組織の危機対応に関する本質的な欠陥が見え隠れするような気がします。昔の北陸トンネル列車火災事故と比較する意見も多かったですが、自己判断で危機を回避しても上層部の作った規定に従わないと処罰される、そして規定を意固地に遵守したために大惨事に…といったケースが明らかに存在するようです。
ちなみに私の母親は実家に帰るため事故の起きるすぐ前の特急列車に乗っていました。帰りの特急列車は不通区間はバス代行運転で相当時間をかけて帰ってきました。
SNK22
2011/06/03 06:01
乗客を一旦線路に降ろすと、早期に回復しても、乗客の線路上からの排除と安全確認に時間がかかる。
一部でも降ろすと、後続全てに迷惑がかかる。
難しいところ。
K
2011/06/03 13:25
日本の組織は現場に頼っているくせに現場の臨機応変を認めないところがありますね。国民性でしょうか。

列車内に乗客を留め置くならば情報をキチンとながすべきです。どのような原因で、どれだけ復旧に時間がかかるかなどなど。仮に復旧時間も見込みが違ってきても、なにも情報がないよりはましです。
あとは、せめて具合が悪くなった人間や妊婦、老人だけでも降ろすようなシステムが出来ないものでしょうか。
キヨタニ
2011/06/03 13:32
障害時の対応ってケースバイケースにならざるを得ない(というか事前に全てのケースを想定することなんてできっこない)わけで、乗務員というのはそのために(も)存在すると思うんですけどねぇ。
運転室や車掌室にいるから客の状況はわからないんですかね? まぁ、全部を見通すのは難しいでしょうけど。

> 現場に頼っているくせに現場の臨機応変を認めないところがあります

無条件に認めると統制がとれない、ってのはあるでしょうけど…バランスの問題だとは思いますが、難しいですよね。
でもまぁ、責任は組織じゃなくて客に対してとるのだ、ということを明確にさせればすこしはよくなる……かな?
Null_Devices
2011/06/03 14:19
列車から線路まではけっこう高さがありますから誰もが安全に降りられる訳ではありません。駅までの距離が100mだろうが10mだろうがそこは同じです。何でも自己責任で済むならいいですがそうも行きません。列車から安易に降りられないのは、世間の安全に対する要求の裏返しでもあります。

あと、情報については、駅員も乗務員も意図的に隠している訳ではありません。当の本人たちも見通しとか情報が欲しいんですよ。何せ客の最前線に立っているのは自分たちなんですから。でも、事故時の見通しなんて誰にも分からないんですよ。仮に設備の故障だとしたら、故障箇所の特定すら容易でないこともありますし、さらに作業員が現場にたどり着くまでだってけっこう時間はかかります。待つ方にしたら30分ですら気の遠くなるような時間かもしれませんが、遊んでいるわけでも情報を隠しているわけでもないんです。事故時に情報をすぐに把握して完璧に対応するにはそれこそエスパーでも雇うしかないですね。
SSS
2011/06/03 20:42
他所でも言われていますが、今回のケースは、まず石勝線は単線である。すなわち対向列車にはねられる心配などはない。また、石勝線は人里離れた山間部を走行しており、駅間距離はとても長く、途中には相当に長いトンネルが多数存在します。トンネルの中で走行不能になると脱出は非常に困難です。そして、特急スーパーおおぞらはディーゼル特急なので燃料を積んでいるという条件が重なっています。自分も昔山間部で車両が故障を起こし、乗務員が降りて見回っていましたが結局走行はなんとかできたので最寄りの駅(といっても10km以上先でしたが…)まで列車を戻してそこで降ろされたことがありました。今回の件では煙が明らかに発生しているのだから乗務員は乗客の避難をさせるのは自明の理だと思いますが…。何も経験のない乗客でさえ自分で避難しているんだから。それができないのが何らかの組織的な欠陥でしょうね。
SNK22
2011/06/03 22:30
本題の主旨とはちょっと外れますが、母親が帰ってきたとき特急の隣の席にいたおばさんは帯広の友人宅に来ていて、その日帰る予定だったのが何だか帰りたくない、行きたくない気分になって友人宅にもう1日泊めてもらうことにしたそうです。そうしたら当初乗る予定だった特急が事故を起こし、ぞっとしたそうです。
昔から何らかの予知能力のようなもののある人の話は聞きますが、こんなケースもあるんですね。ヒトラー総統もそうした話では有名ですね。まあ、敵にとっては悪夢だったでしょうが…。
SNK22
2011/06/03 22:42
北陸トンネル火災事故 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/北陸トンネル火災事故
K
2011/06/04 00:06
慎重であることとグズであることは違う。

震災日、JRの特急電車の中にいました。
何と驚いたことに車内にハシゴを積んでおらず、職員が近くの駅まで取りに行くとのこと。
なので、その後のJRの諸々の対応に驚くことはありませんでした。
パニック映画のなかの主人公は、大抵自ら行動してますね。待ったりしません。
ほほでみ
2011/06/06 17:31
航空機は、乗務員に定期的に脱出訓練を義務付けていますが、おそらくJRはやっていないのでしょう。
キャビンアテンダントは保安要員という位置づけですが、JRの車掌は、そういう位置づけではないのでしょうね。
ワタリガラス
2011/06/08 13:14
国鉄OBの方によると、雪隠詰めの最大の理由は
「復旧遅れを防ぐため」
だそうです。一旦乗客が降りると復旧が大幅に遅れるので
いかなることがあっても極力乗客を外には出さないように
するとのことでした。
はと
2011/07/22 19:04

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