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zoom RSS JAXSAに存在意義はありや?

<<   作成日時 : 2008/01/16 00:03   >>

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極超音速機:マッハ5へ挑戦 エンジン燃焼実験成功

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080113k0000e040023000c.html

「夢の極超音速機」確かに夢でしょう。

「予冷ターボジェット方式の極超音速エンジンの起動に世界で初めて成功し、極超音速機の実現に一歩近づいた」

 本当に実用化に向かっているのでしょうか。そもそも危険な水素を燃料の安全性にも疑問があると思います。そういえば昔は原子力旅客機などという構想が持て囃されたじたいもありました。「サンダーバード」の第一話がその話でした。

 
 我が国の航空産業は小型の旅客機さえ開発できていないのに、こういう研究することに疑問を感じます。 
 民間機部門では下請け仕事だけ。それできて超音速機開発の技術を研究するのは犬かきしかできない人間がオリンピックを目指すようなものだと思います。

  こういう技術は航空自衛隊が地球の裏側まで爆撃できる高速爆撃機が必要で、防衛省の予算で開発するなら話は別ですが。

 むしろこういう研究はやめて国産旅客機開発とその商業的成功のために資源を集中すべきです。

 どうもJAXA(独立行政法人 宇宙航空研究開発機構)って本当に航空産業に必要な仕事をしていないような気がします。予算のつけ方も中途半端。フランスとのSSTの共同開発とか、あれこれ色々なプロジェクトはやっていますがものになっているのが少ない。
しかも非効率。丸の内にある「ショールーム」も必要性を感じません。さすがつぶれる危険のない独立行政法人という臭いがプンプンしていました。
 あのショールームこそ「税金所詮は人の金、あとは野となれ山となれ」的なJAXSAの体質を表しているといえるでしょう。

 我が国の航空宇宙産業の発展の足をひっぱっておるのがこの組織ではないかと思います。産業界や学界の人間と話していてもこの組織のあり方に疑問を持つ人は控えめに言っても少なくありません。

 実際問題として航空産業は防衛省と外国の下請けで自立はできず、人工衛星打ち上げビジネスも低迷しています。ハッキリ言って国家として航空宇宙産業育成のビジョンが無いわけです。

 やはり純然たる研究は文科省の所轄、それ以外の産業に関しては経産省が主導するべきでしょう(まあその経産省にしてもあまり当てにはならんのですが・・・・)。


 




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コメント(7件)

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JAXAだからこそ、今回のような有象無象の技術に邁進すべきでしょう。お役所が商用機に口を挟んだり手を突っ込んだりするほうが、仕事が縺れると。自動車会社なんてそうでしょう。造船だって今治なんかが強い訳ですし。
pongchang
2008/01/16 05:46
日本の航空機産業の浮上は、国家や官が口を出しすぎることにある。この構造では航空機産業の勃興は不可能。 日本のネットゲーム産業が世界最強となった理由をよくよく分析すれば、官が一切の口を出さなかったし、税も投入しなかったところにあり、自由放任した結果である。日本の場合には、アキバ地球村に趣味的研究開発会が生まれ、納税者負担無く、納税者に依って生活を賄われている
者の知的関与も無く、自律+遠隔手動操縦型UAV(玩具無人機)の飛行デバイスの研究開発が自主的に行われ始めて、
シミュレーション段階ながら成功しているので、変な国家スパイ罪なんて言う規制を掛けずに、自由に推進させれば、これを足掛かりに、商業ベースで強い航空機産業の勃興となる。 絶対に航空族議員や、官僚や、変な**重工なんて言う
ところへ税を投入すべきでは無い。電脳児(新世代)の多国間共同国際開発開発に任せておけばヨロチイ! 「JAXSAの存在こそが、日本の航空機産業浮上の癌である。断言できる。
guest
2008/01/16 07:43
他の先進諸国とくらべてもほっといても民間がっていうのが考えられない現状ですし、かといってJAXAがらみでどうにかなるものが出来上がる気配は皆無。。。
駄目なものは駄目だと切り捨てられれば、やっぱり抜本的に変えないと、って政治家も官僚もやらないだろうなぁ。
あー憂鬱な気分になります。
guest2
2008/01/16 21:32
なにせJAXAの前進である宇宙開発事業団は、佐藤内閣時代に「核武装はしないが、核武装できる潜在的能力は保持する」という裏の目的で創設された機関といわれていますからね(笑)。外部からみるとやっていることが、チグハグに見えるのでしょうな。
シロ
2008/01/16 22:38
guest2 & シロ 先生へ、      納税者負担によるこの手の研究開発は
最終的には、その応用を民間企業の手に
委ね、母国であれ、敵国であれ、技術を
拡散させ、地球上の最も有利な地域で生産し、全世界の消費者の為にその果実を還元するしか無い世界に変化しているから、従来の様に、納税者負担で研究開発した果実を母国だけに留めておくことは不可能なのです。よって、この手の研究開発は多国間連帯合弁研究で「世界共有知」とする政策転換が必要です。 国家(幕藩)、企業、軍、学術機関を超えるボーダレスな趣味的研究会さえ勃興している現状で、納税者負担(一幕藩)の研究開発推進は、幕藩技術主権や、幕藩技術覇権の形骸化を招きバカげている。

guest
2008/01/19 06:50
これはひどく中身の無い暴論ですね。

即金に結びつかなければその研究は全て無駄ですか?商業に直結しない技術開発は無意味ですか?

こんなこと、三流の以下のTVコメンテーターですら言わないですね。ココまであからさまに“基礎研究などバッサリ切ってしまえ”という“常識人”も珍しいものです。

さすが一人で研究所名乗ってるほどのことはあるな、と思いました。
guest 00
2008/02/20 20:12
ってかJAXSAって書いてる時点でだめだめですよ。商業に結びつかなきゃ意味が無い技術って言ったらTVだって元は兵器だったんですから。電子レンジだってパソコンだって、商業に結びつかないものが結びつく技術に変わる。それが技術って言うものなんですよ。文系の人は、技術って言うのは、すぐポンとできると思ってる人いますけど、そんなことでできる技術を優先する国なら、未来は無いですよ。
MW
2009/03/16 01:13

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