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zoom RSS 【持って他山の石】南アフリカでコンピューター制御の対空機関砲が暴走、20名以上が死傷

<<   作成日時 : 2007/10/21 20:00   >>

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 http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200710191751&page=2

 前代未聞の事故ですね。極めて珍しいケースだと思います。

 南アはエリコン・コントラバース社の35ミリ二連装機関砲は確か一部を除いて現地生産品だと思います。で、90年代後半ぐらいからこれらの近代化をやってきたわけです。
 機関砲自体の延命化及び、改良に加えて火器管制装置、レーダーなどの換装、更にデネル社の地対空ミサイルと組み合わせたシステムも提案されました。実際に採用はされていませんが。

 現在のこの機関砲にどの程度の近代化が行われているかわかりません。ただ南ア兵器の常として不断の改良を行っている可能性はあります。
ソースでは、
「開発元のOerlikon社でも旧式の対空機関砲を自動制御に改造することは危険だとして、警告を発していた」

 と報じていますが、おかしな話です。これは事実でありません。
 少なくも90年代からは同社はこの機関砲の近代化に協力してきました。ぼくは現地でエリコン社の人間から実際に近代化はエリコンが協力しているとの説明を受けています。本当に同社がそう発言しているならそれは責任のがれでしょう。

 原因に関しては恐らくソフトウェアでしょう。報道の通りの事故であればそれ以外の原因はあまりあり得ないと思います。

 最近の兵器は航空機にしても装甲車輛にしても火器にしても電子機器を組み込まれており、ソフトウェアの比率が非常に上がっています。その傾向は今後も増えていくでしょう。

 ですから、ソフトウェアに起因する事故は増えることはあっても減ることはないでしょう。今回の件は我が国も持って他山の石とすべきです。防衛省はこの事故に関しては、調査員を派遣してもいいのではないでしょうか。また装備のソフトウェアを検証する体制を構築する必要もあるでしょう。
 

 幸か不幸か、我が国では装備の近代化に不熱心ではありますが。

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コメント(2件)

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機関銃が暴走するなんて・・。恐ろしいですね
長田ドーム
2007/10/22 19:08
元の記事を読んだのですが、何だかよく分からない記述です。
「発砲する状態にはなかった」というのは、誰も発射のための操作をしていなかったということなのでしょうか。
つまり、周囲に人が居なかった?
なのに、弾丸を発射しようとして、ジャムって爆発。
機関砲が弾丸を発射し続けながら倒れて、周囲の人間に弾丸が当たって、死傷者が続出したということなのでしょうか?

もし、誰も操作していないのに、発砲を始めたとしたら、とても危険なことだと思います。
KKMM
2007/10/24 22:22

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