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zoom RSS ■写真を追加 【FX商戦】米空軍F−22輸出に前向きか

<<   作成日時 : 2006/02/22 00:15   >>

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 軍事産業業界のニュースレター「インサイド・ジ・エアフォース」が伝えるところによると米空軍が
F−22の対日輸出に前向きな雰囲気になっているとのことです。

 まあ、これは米国の観測気球のようなもんでしょう。別に空軍の公式見解でもないし。

 米国にとってF−22を輸出するメリットは二つあります。第一に当初の計画より機数が随分と削減されたので、頭数を増やすことにより単価を下げることができる。またメーカーも仕事の確保ができる。第二にF−22ならば金額の面からも完全輸入ないし、せいぜいアッセンブリーでしょう。
 
 しかも今度のFX商戦でF−22が採用されればFXXでもF−22が選択される可能性が強くなる。とならば、日本の戦闘機製造能力を弱め、対米依存を強めることができる。
 うまくいけばFB−22も買わせて米空軍の調達コストをさげることができる、と革算用をしているでしょう。

 実際F−22に決定されれば、価格は安くともなんだかんだ言って160億円ぐらいですから、導入するのであれば2個飛行隊+訓練用機材で30機程度まで減らさざるを得ないでしょう(まあ、メーカーは既存の10倍のパフォーマンスがある言っていますから、それが本当ならば6機程度でも十分となりますが(ですが、実際の値段はそんな値段で済まないでしょう。色々難癖つけられたりFー2の時のように議会がごねて、200億ぐらいは平気で超えるでしょう)。
 完成品を輸入するのであれば我が国の航空産業は再編成を余儀なくされるでしょう。まあそれはそれで我が国のメリットといえるでしょう。

 ぼくは第一にF−15Eベースを挙げます。現用のF−15Jと訓練兵站などが共用できる。また機体の製造設備も持っておりますから、最低限の投資で製造が可能です。
 特にエンジンはF−15、F−2と同じですから兵站面ではより有利です。

 F−15Jとほぼ同じだと機体になにか不都合があった場合、全機飛行中止となる、との懸念もありますが機体、エンジンとも十分に枯れていますから兵站の共用のメリットに比べれば小さいでしょう。
 それにF−22で大金使うなら、そのカネを基地の抗堪性の向上やら電子戦機財の充実、空中給油機などシステムとしての空自の能力向上を図るべきでしょう。
 
 二番目はユーロファイター。これを導入すれば「F−2で煮え湯をのまされたから、欧州製の機体を入れた」今後も米国製の機体を選ぶとは限らない、というメッセージを米国に送れます。
 ただ、日本政府にそれだけの度胸があるかどうかは極めて疑問です。

 ユーロファイターを選べば今後の米国のビヘイビアも多少は良くなるでしょう。また欧州の防衛航空宇宙産業とのパイプが強化されます。
 機能的にはまだ発展途中で未知数の機体ですが、F−22以外の候補に比べれば最も新しい機体です。50機程度ならば冒険しても良いのではないでしょうか。リースでしのぐという裏技を使うと面白いことができるでしょう。あまり思わしくなければ、リース終了後に返却すればよい。買った物を転売すれば武器禁輸にひっかかるが、借りたモノをかえすのであればOKでしょう。

 巷では本命と言われているF/A―18スーパーホーネットは基本設計がF−15と同じ時代ですから、敢えてそんな古い機体を入れる必要はないと思います。また騒音が五月蠅いので、基地の周辺対策が大変ですから、(自衛隊が好きな)「我が国固有の運用環境」に合致しないでしょう。

 グリペンは単発ですから将来の拡張性が小さい、また洋上での生存性がどうか、という問題があります。もっともぼくが主張しているように将来FXXはスウェーデンと戦闘機の共同開発を進めるというのであれば採用するメリットはあります。

 いずれにしても空自は将来の環境、仮想敵の能力の向上、FXXの開発など想定し、
きちんとした中長期的なグランドデザインを描いて決定すべきでしょう。

(写真:ボーイング社)


米の最新鋭戦闘機F22「日本への輸出有力」 専門紙
http://www.asahi.com/international/update/0220/001.html

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コメント(47件)

内 容 ニックネーム/日時
米軍といかに多くの面で共同して運用を進めるかがさしあたりの自衛隊の行動様式なんだから、欧州製の軍用機の導入など天地がひっくり返ってもありえないでしょう。
お話の中では、F15Eの派生型機の導入案に、かなり現実味を感じますね。ところで、F15Cなどの従来型F15とF15Eを、外見から判別するポイントは何でしょうか。基地ウォッチングの際、それが分かればありがたいんですが・・・
thin
2006/02/22 00:36
「低強度(非対称)紛争多国間市民連帯防禦システム」構築と、その初段階ボーダレス実験に
入らんとしている今、有人機防衛なんて、なんとピントハズレがセンスであろうことか?
「一蓮托生の地球村」なる認識を持ちて、全世界を対象に防衛なり、防犯なり、安全保障を考えるべし!



guest
2006/02/22 06:26
thinさん
従来型のF15とF15Eの外見上の違いは主翼付け根にある燃料タンクの有無です。
いわゆるコンフォーマル・タンクというヤツでエアインテーク付近に注目するとF15Eはぷっくらとしております。
もっとも実機が並んでいるところを見たことはないのですが・・・。
禿鷲
2006/02/22 09:37
個人的にはF−22がいいですね。でも、子供みたいに「ママ、あれ欲しい。勝ってよ」とおねだりするわけには行きません。実利的にみれば、F−15Eが一番でしょうが、自衛隊って何となく新しいおもちゃを欲しがる子供みたいなところがありますから・・・・
シロ
2006/02/22 10:59
guestさんの見解…
「低強度(非対称)紛争多国間市民連帯防禦システム」
なんでしょうかこれ?
「「一蓮托生の地球村」なる認識」
今こんな認識もつ必要があるのでしょうか?
どうも「有人機防衛」が「ピントはずれ」な意味が分からないんですが…
清谷さんをはじめ多くの方のご意見をお伺いしたいです
nao
2006/02/22 11:02
この際、空自のF-15とF-2を纏めて入れ替えたらどうでしょうか?
F/A-22×50機とF-15E×150機程度を導入して、要撃と支援戦闘の両方で使えば、機数は減っても性能は格段に向上しているので、トータルでの空軍力は変わらないと思うのですが…。
ラプ
2006/02/22 12:21
F−22は開発は済んだが、配備がされたばかり。これから細かいトラブルシュートが必要な機体です。F−22を導入するのであればそのようなトラブル処理の情報が共有されるか、というような点も問題となります。
 それにF−2ですが色々と問題が有るでしょうが、捨てるわけにもいかないし、改良する必要があるでしょう。特に中距離AAMを運用可能にする必要があるでしょう。
キヨタニ
2006/02/22 13:47
GUESTさんには前から申し上げているのですが、
「低強度(非対称)紛争多国間市民連帯防禦システム」「一蓮托生の地球村」なる認識」
このようなおそらくご自分の造語を羅列しても他人は理解できません。造語を使うのあれば、他の人間
が理解できるように解説するなりすべきです。
ネットに限りませんが文章は他人に読んでもらうものです。ですから書くときにはこの文章が他人に通じるかどうか、認識したほうがよいですよ。
そうでないと本人の自己満足で終わってしまいます。
キヨタニ
2006/02/22 14:25
>個人的にはF−22がいいですね。でも、子供みたいに「ママ、あれ欲しい。勝ってよ」とおねだりするわけには行きません。実利的にみれば、F−15Eが一番でしょうが、自衛隊って何となく新しいおもちゃを欲しがる子供みたいなところがありますから・・・・


シロさん自身がおねだりしてどうするんですか?

自衛隊の武器輸入費は2002年で
一億五千四百万ドル
国防費に占める割合は0,004パーセント
これは世界最低レベルですよ
(‘06年現在は分かりませんが)

まるまる
2006/02/22 15:38
輸入額にしても
中国(23億ドル)
インド(17億ドル)
パキスタン(13億ドル)
トルコ(7億ドル)
エジプト(6億ドル)
英国(5億7千万ドル)
ギリシャ(5億6千万ドル)
イエメン(4億9千600万ドル)
サウジアラビア(4億7千8百万ドル)
また下がって
米国(3億4千6百万ドル)
イタリア(3億ドル)
イラン(2億9千万ドル)

ずっと下がって
韓国(2億2900万ドル)
台湾(2億300万ドル)
さらに下がって
ロシア(1億7千万ドル)
タイ(1億5千万ドル)
ブラジル(1億5千4百万ドル)

・・・とこの辺りですね(国際軍事データ2005)
まるまる
2006/02/22 15:39
・・・とこの辺りですね(国際軍事データ2005)
防衛費の高さを考えたら
逆に国産に拘りすぎているように思えます
国産の割合が高い国ってみな
武器輸出大国なんですよね
日本は武器輸出も出来ないのに
やたら国産に拘って自分で自分の首を絞めているような・・自衛隊だって市場が狭いし


なので、ユーロファイター良い選択肢ですよね
ドイツ戦車にドイツ潜水艦も
西側では最も成功した部類ですし
もっと外国産(米以外)を導入しても良いかと思います


それと
日本は外国の兵器を導入するにしても少数なので無駄にコストがかかるんだと思います
高くつくからさらに導入数を減らしてしまい
また高くなるという悪循環・・

なので

外国(アメリカ)に常にぼられているってのは
マスコミによる植えつけられたイメージだと
私は思いますね

長々と失礼しましたが
軍事に詳しい方でもマスコミの報道の影響を受けている人って多いのでつい・・
まるまる
2006/02/22 15:43
 いっそのことF-35AとF-35Cを入れて軽空母を保有しては?
 F-4の減勢に間に合わないというけど当面戦争する予定もないし。
電気屋
2006/02/22 18:49
↑F−35Cは軽空母には載せられませんよ
軽空母に乗るのはF−35Bですね

そもそも戦争とは予定で起こせるものではないですし、日本は始めから戦争は放棄していますから
戦争に成るかならないかは外国軍の意思しだいです

ただ空母保有論って核武装並みに非現実的じゃないでしょうか?
海で言えば、その分潜水艦や哨戒機に力を入れたほうが良いかと思います

それとキヨタニさんに聞きたいのですが
次期FXは1兆円規模といわれているのに
一機200億円程度で30機配備と言うのは随分少ないと思いますが
まるまる
2006/02/22 19:49
安全保障の観点からは兵器は国産で行く方がよいわけです。が、現実は米軍でさえ、外国兵器を導入しています。小火器や陸戦兵器は外国企業に国内でつくらせていますが。
 90年代我が国はだいたい兵器の輸入では概ね2〜3位であり一概に日本の兵器輸入率が低いとは言えません。
 
 ただ、仰るように我が国には輸入すると価格が上がるから国産した方が安い、ということをしたり顔で言う人がいますが、これは誤りです。それならば第三世界の国がアメリカの戦闘機やドイツの戦車を日本と同じぐらいの金額で導入しているか、というとそんなことはないわけです。すくなくともソ連が崩壊して世界のめーケットが統合されて以降はありまません。

基本的にぼくはF−22の導入に反対です。空幕はF−22を希望しているようですが。
今回のFXはF−4の穴埋めですから元々50機程度の機数が予定されています。第三世代ならばその程度の機数でしょうが、高性能で値の張るF−22ならば予算の制限を考えれば数を減らすべきでしょう。 
キヨタニ
2006/02/22 21:30
ぼくは軽空母であればありだと思っています。
英仏が今時正規空母を持つのは流石に時代錯誤と思います。軽空母ならば運用費はたいしてかかりません。
空母は政治的な意味合いを持つ兵器ですから将来の環境と政治的な意味合いのバランスがとれれば導入してもいいと思っています。

あと日本で輸入兵器が高いのは防衛庁自衛隊が商社におんぶにだっこで無理難題をふっかけるからというのと、きちんとトライアルを行わずに米国製ありきで導入を決定するケースが多いからです。
キヨタニ
2006/02/22 21:39
 確かに現状では軽空母でもコストや憲法うんぬんの問題がありますが日本の生命線であるシーレーン及び離島の防衛を考えると空母による艦隊に対する航空支援は絶対に必要ではないでしょうか。
電気屋
2006/02/22 22:42
補足
上の意見は日本が本気で国連常任理事国になったりアジアで主導権を握ろうとしているならという意味です。
電気屋
2006/02/22 23:17
 ソ連が会った時代から海自はシーレーン防衛を主たる任務であると主張してきました。
海原雄山じゃなかった、治氏が主張していたように不可能です。
 だいたいシーレーンの定義自体曖昧でした。仮に我が国からアラビア湾、米国西海岸までとするならば、我が国一国では不可能です。他国と協力しなくてはならない。となると憲法に抵触する。
 海自は本気ではなかった。ですから排水量の大きな本格的な艦隊補給艦も整備してこなかった。
 ただし、台湾海峡ぐらいまでならもう少し頑張ればなんとかなるでしょう。そうなれば空母は価値を持つと思います。

 ですが、空母を持つことの第一の意義は外交の押し出しが強くなることです。空母というのは一種ステイタスで、分かりやすい軍事的なステイタスなわけです。しかも軽空母であろうと、3,4隻も持つと周辺国から舐められなくなるでしょう。
 また、外洋に進出しようとしている人民解放軍海軍に対する瓶の蓋的な意味合いを持つでしょう。
キヨタニ
2006/02/23 00:17
The All 1/2
●低強度(非対称)紛争防止
 上記で、検索すべし、無数に出てくる。
 いわゆる、さまざまなテロ防止のこと。

●「一蓮托生の地球村」化
 産業の網目を細かくして、武力によらずに
 国家間の紛争を回避する戦略。
例えば、阪神淡路大震災の時に、特殊なネジ一本が日本からの供給が止まって、全世界の工場の7割が生産に支障を来たすが如き状況下では、日本の各地が世界工場となっていて、軍事
民生を問わず、日本の攻撃を不能とする戦略も
意味す。その他、これに類する部品は無数にあり。皆さんの腕にある時計の針なんてのも、そのひとつ、この工場が破壊されたら、全世界の
時計産業に重大な支障が発生する。






guest
2006/02/23 06:04
2/2

200年以内に、全ての地下資源を人類は食い潰す
と計算すれば(この計算も甘いと見る)、国家なる粗雑な幕藩体制の崩壊どころか、種の永続性危機すら発生する認識を持ちて、防衛(軍事)は、「地球規模の市民防衛」への一部切り替えしか無い。すなわち、国防総省の軍事民営化推進策は正解なのだ。日本でも、早急に防衛の一部民営化は必要との主張へつながる。
先ずは、模擬戦闘の民営化はどうか?

giest
2006/02/23 06:04
国家を廃して世界を統一するのであれば、防衛体制自体不必要になると思いますが。
キヨタニ
2006/02/23 18:42
>国家を廃して世界を統一するのであれば、防衛>体制自体不必要

そう、それが未来の理想の姿なのだ。そして、
すでに実現されている世界がネットゲーム産業
だと思う(幕藩検閲はあるけれど)
バーチャルから、体感ゲームへ、さらに、未来には「リアルネットゲーム」の世界への変化なのだ。

極論すれば「悪しきグローバリズム」と国家(幕藩)の対立なり、矛盾した国際社会の基で
の幕藩防衛戦略は長続きしない。

「一蓮托生の地球村」なる感性の基で地球市民による防衛の一部民営化はどうかと言う提案。例えば、電脳児側がダミーテロリストロボットを用いて、現職部隊の戦う民営化は即時に出来る。

国境無き超企業の理念(悪しきものかも知れない)と、幕藩威信の対立に於いて、幕藩の崩壊を食い止めることが出来るなどは幻想なのだ。これが民間企業の世界戦略認識だと思う。



guest
2006/02/24 05:15
国家はなくなりません。それは異なる地域、ことなる宗教、異なる歴史観など利害や信じるものがちがうからです。実際中共や北鮮と我が国が同じく国になるとおもいますか。また唯一の超大国は米国ですが世界中が米国の価値観に共鳴してその一部となりたいとおもっているでしょうか。
仮に世界が一つになるにしてもその過程で、激しい争いが起こるでしょう。だれかがボスになるからです。統一というエネルギーは混乱と戦乱を生み出すだけです。

世界統一、戦争のない社会とうは理想でしょうが、実現は不可能です。
キヨタニ
2006/02/24 12:59
認識の方向がチト違うような?

J国(幕藩)の兵器作りに寄与し、C国(これも幕藩)では、軍事近代化に貢献せねばならないなどと言う矛盾した粗雑な幕藩経済で生きねばならない(悪しきグローバリズム)大和新世代の心平静を保つには、遠くの灯台が必要であり「地球規模の善き合理性探求」「種の永続性寄与」が無ければ、ホリエモンとなってしまうと言う意味。キヨタニさんも、この未来認識を持つのは難しいですか?

ボーダレスな民間企業理念と、国家なる粗雑な幕藩制度の乖離は深刻な問題となっているのです。悪しきグローバリズムによる地球規模のマダラ模様の「非対称なる戦い」の方が幕藩間の紛争より、少しはマシな程度だと思えませんか?

この認識を持ちてボーダレスな「低強度(非対称)紛争市民防禦システム」の構築と、その初段階実験の重要性を主張す。







geust
2006/02/25 05:38
正直、何を仰っているのか理解しがたいのですが。
キヨタニ
2006/02/25 11:24
世界統一政府というのは現時点においては単なる空想でしょうね。それも良い空想でもないと思います。
nao
2006/02/25 23:59
資源がある国はそれを独占したいと思う、特定の宗教(ないしイデオロギー)を国教としている国はそれを世界中に押しつけるでしょう。さらに、隣国同士、民族間で紛争を繰り返してところは山ほどあります。実際に我が国と特定アジアが同じ国になることを許容できないでしょう。いま中国と一緒になれあば10億人の貧民を背負い込むことになります。また先方さんが、徴兵令を言い出したらどうします?多数決を採用するならば日本人は勝てっこありません。
キヨタニ
2006/02/26 01:57
F-22の話から、どこか遠くへ行ってしまってますが、F-22ねた?で少々...。
買うのにいくら出すかは別にして、昨今の戦闘機は、コンピュータの塊、化け物です。
この分野の商品は、入れ替わりが激しく、国産F-2が装備化されたころ主流だったMMXペンティアムやら72pinSIMMは、いまや中古のPC漁らないと一般で手に入れることすら出来ません。
今風な戦闘機が、どんな部品、どんなソフトを使っているかも知りませんが、維持管理に金がかかりそうですよね。ましてや戦闘機といった兵器は、ノウハウや知的所有権の塊だろうし、コピーで入れ替えて安く済ませるなんて出来ないでしょうし(^^;。
おそらく、F-22もそんな商品のひとつになるんじゃないでしょうか?
高い車を買うと維持費も嵩むの例に倣い、F-22も高いんでしょうねえ、ランニングコスト。
高いからだったのか、なかなか買い進めることが出来ずF-2導入を打ち切るくらいの自衛隊に、その2倍はしそうな値段の戦闘機を買って維持できるだけのポテンシャルがあるとは思えないのですが、キヨタニさんどうお考えですか?

kou
2006/02/26 02:14
The All:

●国家(幕藩)とは、崩れ行く仮の姿。
●超企業(昔は多国籍とか無国籍と表現す)と
 は、一種の「地球村」機構。

国際労務から見れば、この状況下で、国家(幕藩)が超企業に擦り寄る構造に変化している途上を気付くべし。

だから、如何に、ドンパチ兵器を拡充しても、
意味の無い側面がある。産業の網目を細かくし国家(幕藩)間の紛争を事前に阻止する方がいい。これを「非対称なる防衛」と表現す。この前提で、F-22の購入を考えれば、平成大本営的有人機至上主義である。軍事の無人化/遠隔化/ネットワーク化/一部民営化/JISでの無人兵器開発が方向ぞ!今時、巨額な有人機購入なんて、本当にどうかしている。民間主導の無人機開発こそ、これからの軍事革新の方向なのだ。

まともに物も作れず、その品質や、メンテナンスはゼタラメで、国家(幕藩)維持の費用を他国、多国に、依存し(米国債)を塩付けさせる軍事国家が長続きするとはとうてい思えない。

未来の防衛をこの様に考えよ!

guest
2006/02/26 04:20
メーカーはF−22は既存機より運用コストが低いと言っております(笑)。

現在の空戦では戦闘機の機体自体の能力より、
搭載するミサイルやら電子戦機、AWACS、などのとのシステムとしての航空戦力の構築が
重要です。また航空戦力の維持にかける総予算のなかでどれだけ新戦闘機にカネをかけるかを冷静にみるべきです。

単に優秀な新世代の戦闘機を導入すれば航空戦力が飛躍的に上がるというのは幻想です。

現在のところ我が国の最大の仮想的は中国、北朝鮮です。彼我の航空戦力を考えるに2020ぐらいまでは、F−15Eベースの新型機で十分に優位を保てるはずです。寧ろ空中給油やら、基地の通信設備、無人機(戦闘機含む)などの研究開発、調達、基地防衛能力の向上などにカネと資源を振り向けるべきです。


キヨタニ
2006/02/26 23:22
>メーカーはF−22は既存機より運用コストが低いと言っております(笑)。

それって、能力3倍維持費が2倍ってんじゃないでしょうね(苦笑)

わたし、前々から疑問なことがあります。
確かに戦闘機の無人化には、ゼロカジュアリティという観点で意味のあることかもしれませんが、その究極としての無人機同士の戦いには何の意味もないような気がしてます。
無人機といっても戦闘が出来るほどのものであれば安くないでしょう。
だったら、はじめから話し合いで・・・とは申しません。将棋か碁で決めたら良いんじゃないでしょうか、勝敗を。
F-22には、さまざま疑問があります。
たとえば、中距離戦闘。F-22もレーダーを使わなければ相手は見えないはずです。見えなきゃ優位な位置への遷移も出来ないだろうし、レーダーを使えば相手に存在を気取られます。
自らのステルス性と相反していると思うんですが、どうなってるんですかね?
kou
2006/02/27 01:40
The All:

日本では、防衛を旨とする軍事(防衛)システムだから、軍事の無人化/遠隔化は最もやりやすい国である。だから、パイロットレス”神風特攻&モニタリングメイン&攻撃機”でいいのだ。今は、国家、防衛、企業を超えて、遠隔手動操縦型無人機は、コストパフォーマンスに於いて、趣味側が10年以上、現職側より進んでると見る。

問題は、平成大本営(防衛族、防衛官僚、現職者)側に、兵器の無人化/遠隔化/ネットワーク化/一部民営化/無人機のJIS規格化に、あまりに強いアレルギーがあることだと思う。

米国/EC/中国/韓国でさえ、ロボット航空機は、自律型(UAV)が開発限度であり、日本の趣味側(中/高/大/院)が着想した遠隔手動飛行概念は無い。純粋に技術的に見て、はるかに日本は進んでいると気付くべし。遠隔手動操縦機は、どこの国でも、未開発な分野であるも、日本では、過去からロボット技術が民間で蓄積され、技術階層も厚くのである。
guest
2006/02/27 04:43
まあメーカーのセールストークを真に受ける人はいないでしょうが。複合材料なんぞをふんだんにつかったり、パーツのモジュール化を進めていることとかでしょう。
F−22がアウトレンジで敵を攻撃する場合、味方のAWACSやらUAVなんぞからのデータによ頼るわけです。ですからF−22を有効に活用するならばさらなる投資が必要となるわけです。
キヨタニ
2006/02/27 12:52
同感です。
AWACSやUAVなどからのデータ...いまの航空自衛隊には、F-22よりも先に投資しなければならない対象がありそうな気がします。でも、それらのインフラがあれば、まだまだF-22は必要ないんじゃないかな?とも思いますが・・・。
少々しつこくなりそうなので、この辺で(笑)
kou
2006/02/28 00:47
F−22はステルス性が高いので自分のレーダー使っても敵には分からん、という言い分もあうるでしょうが、それがどれほどのものか。しかも対艦ミサイルやらポッド類を搭載した場合その利点は消えるわけです。
やはり「戦える空軍力」の構築の方がさきでしょう。
キヨタニ
2006/02/28 23:03
F−22を欲しがる理由を無理矢理考えてみると、特定アジアの某国のF−15K(あ、言っちゃった)を圧倒出来る能力を求めたんじゃないかと。
とはいえ、そのKもいろいろボロボロらしいですが。
F−18ベースにすべきだとその昔思ってましたが、事実上の「ライノ」が騒音問題だの何だのあるのを考えると日本で使うのは難しいかと。
何せ、エンジンテストするだけで芝が燃えちゃうくらいパワーがあるとか。騒音さえ何とかなれば本命になれるかも知れないのに。さもなくば本気でF−15系列で速やかな戦闘攻撃機への改良を目指すか。
新しい豪華なオモチャを欲しがるのは人の常だけどね。アメリカがフルスペックで売ってくれて、ブラックボックスもいじれるなら買う意味はあるんじゃないかと。
D・Dダレル
2006/03/02 04:00
スーパーホーネットの騒音はすごいですからねえ。
それに機体開発はF−16と同じ時代だし。総合的に航空戦力の向上を図るならばF−15系だと思いますね。
F−22はFXXで検討でしょう。それよりも日本の航空産業の再編成がさきでしょう。
キヨタニ
2006/03/02 19:32
ホーネットが日本に配備される直前の報道特集見てかっこいいなーと見惚れたものです。デザインそのものはライノも大好きなんだけど悩み所はやはり騒音ですか。
F−2が地元に割とすんなり受け入れられた理由が「騒音が思ったより少ない」ですからね。
パワーに余裕があるからよほど武装しない限りわざわざバーナー焚かなくても飛べるし。
F−15と同じ系列(といったら乱暴かな?)なんだからメンテもやりやすいはずだし、本命はやはりF−15の近代化ですね。

ちなみに北のとある場所でエンジンだけメンテするサイレンサーの中にイヤマフ無しで入ったことがあります。ミリタリパワーならまだ耐えられますがバーナー(オーギュメンターと言うのかな)焚いたらさすがに死ぬかと思いました。音というより圧力ですよ。
そこでF−1の悩みをいろいろ教えてもらいました。
去年は百里で航空観閲式の訓練やってる時に仕事で行きましたが、他の連中が耳を押さえてしかめっ面してるのに一人だけ「うーん、いい声だ」とかほざいて部隊の方にまで呆れられたアホです。
日本の航空産業…三菱がこの先どうなるか…
D・Dダレル
2006/03/03 04:53
まず、今後我が国で国産機を開発する気はあるのか、また他国との共同開発するのか。戦闘機の製造能力を維持していくのか、そのようなグランドデザインを明確にすべきでしょう。
キヨタニ
2006/03/03 16:33
このまま安保がずっと続くと良いですね...。
素人
2006/08/03 22:06
タイフーンがいいと思います。キヨタニ様と同じ理由です。
今更、言っても仕方ないけどEF2000計画に日本も参加すれば良かったのに。
欧州との共同開発は日本にとってメリットが大きいと考えます。
アラメイン伯
2006/09/13 16:34
初めまして石友です。
キヨタニさんはタイフーンを導入するべきと言っておられますが、タイフーンで中国のフランカーや韓国のスラムイーグルに対して圧倒的な航空優勢を確保出来るのでしょうか?
自分はタイフーンでは役不足だと思います。
石友
2007/02/16 10:20
 現状でF−22を採用すれば我が国の航空産業界を維持するに必要な技術の習得と、仕事量が確保できなくなる。自国の航空産業の存続が危うくなることは、長期的な安全保障上マイナスです。
個人的にはタイフーン(今後の改良も含めて)はとりあえず、相応の優勢を確保できると考えます。
また問題なのはF−2が本当の意味で戦力化できるのか、またF−15Jの近代化のペースなど含めて、限られた予算の中でどれだけ今後10〜20年ぐらいにわたって航空優勢が確保できるのという面から問題をとらえるべきで、単にFXそれだけを論じると論を誤ると考えます。

キヨタニ
2007/02/25 23:15
なるほど。
ところでキヨタニさんは防衛省技術研究本部で研究開発されている先進技術実証機「心神」についてどう思われますか?
自分はFSXで実現出来なかった「21世紀のゼロファイター」を造れるチャンスなんじゃないかと期待しているんですが。
よろしかったら、FSX計画をキヨタニさんがどう考えていたかも教えてください。
石友
2007/03/01 17:23
 個人的には次世代戦闘機を開発するのでれば、外国と共同開発しかないと思います。
 技本の研究が役に立たないとはいいませんが、他国のまねごとのような研究のような気がします。
 というのも、予算が少なしい、絶対失敗しないような研究しているからです。アメリカのように投機性は高いが先進的かつ個性的な研究ができない。
 かといって実戦的なノウハウの蓄積もない。故に我が国だけで極めて先進的な戦闘機を開発することは困難であると考えます。

 それから技本が研究開発と評価を両方やるのは無理があると思います。
キヨタニ
2007/03/01 23:48
つまり技本への予算を増やすか、他国と共同開発するべきと。
ただ、共同開発となると武器輸出3原則の見直しが必要です。安倍総理はやってくれますかね。(公明党が邪魔しそう)
石友
2007/03/03 14:54
武器輸出の緩和は近く実現するでしょう。問題は自衛隊がしっかりしたドクトリンをつくれるかどうかです。それがなければまともな兵器はつくれません。

それから技本の技術評価と開発の機能を分離すべきです。
キヨタニ
2007/03/04 16:55

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