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zoom RSS エア・ソフト・ガン法規制の盲点と論点

<<   作成日時 : 2006/02/19 23:19   >>

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 ぼくは今度のエア・ソフト・ガンはやむなしだと思います。

 ですが、法律を作ったところで問題の根本的な解決にはなりません。
今度の法改正では昨年おきたエア・ソフト・ガンの乱射事件と、違法改造事件をごっちゃにしています。
 いくら威力を規制してもおもしろ半分でエア・ソフト・ガンを乱射する輩は出てくるでしょう。 

 今度の法改正は暴走族がなくならないからといって車の製造販売を規制するようなもんです。
 
 乱射する馬鹿者に対しては重い刑罰を科すぐらいしか抑止方はないでしょう。例えば乱射で10年くらい込むなら余程のバカじゃなかぎりやらんでしょう。
 
 ですが、一方銃刀法が曖昧なのをいいことにパワーアップに血道を上げる業者やマニアがいることも事実です。またそんな業者の広告を載せいてる専門誌も専門誌です。
 
 そんなに実銃を撃ちたければグアムにいけば宜しい。実銃で撃ち合いをやりたければアフリカあたりに義勇兵としていけば宜しい。

 威力が高いほどリアリティがでる、というのは幻想です。所詮オモチャはオモチャ、サバゲはゴッコです。
 そういうことが分からないアホウが世に多いのもこれまた事実です。この手合いは言っても治りません。

 また業界もマスメディアに対する対処があまりにもお粗末です。業界団体は自分たちでエア・ソフト・ガン、遊技銃という名称を作りながら、それを普及させる努力を怠ってきた。エアガン=空気銃=実銃なのだから、ろくな知識もないマスメディアがエアガン、エアガンなんぞと連呼すれば「エアガンは危険」と云う色に世論が色に染まるのは当然でしょう。
 海外では「エア・ソフト」という名称が定着しているのが何とも皮肉です。

 また一部の専門誌は売らんかな、の精神で不良パーツ業者の広告を掲載してきました。

 業界が本気でこの問題に対応するのであれば、BB弾の重さを制限するという手もあったはずです。例えば0.2gぐらいを上限とすればいくらパワーを上げても無駄になります。
 業界団体以外の業者が重い弾を製造しても、その業者の弾を売る小売店にはメーカーや問屋がスクラムを組んでエアソフトガンを売らなければいいんです。

 個人的には今回の規制の0.98Jはオモチャとしては十分なパワーだと思います。ですが、問題は今回の法改正が悪用する輩に対してピンポイントで対処するものではなく、ユーザー全体に投網をかける形を取っていることです。

 今後同じような事件がおこれば、今度は更に威力を下ろ、ということになるでしょう。それが実際に問題の解決に役立たなくとも。それが嫌ならば業界やユーザーは悪用した人間に重罰を科すような規制の方針を提言すべきです。



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コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
>業界団体以外の業者が重い弾を製造しても、
>その業者の弾を売る小売店にはメーカーや
>問屋がスクラムを組んでエアソフトガンを
>売らなければいいんです。

某D社の絡んだ独禁法違反事件はもう少し色々ありましたっけか。

まあ、元々あまり根拠なく(西ドイツ(当時)の定める規制では実銃となるカテゴリーが0.5Jだったからとか?)定めた0.4Jの規制に従うと、サバゲにもシューティングにも使い物にならない製品だったのがパワー競争の遠因だったように思います。

今はホップアップで普通に射程が伸びてますから、某TM社電動製品の箱出しレベルであれば遊ぶのに十分でしょう。

今度の法規制はユーザに与えられた最後のチャンスだと思ってます。
(この次はまぢで"てっぽうの形のおもちゃ全面禁止"かもしれん)
くまー
2006/02/20 11:03
いろいろ提言しても、業界は相変わらず「危機感が無い」のでどうなる事やら。
そして相変わらず「バカ」が事件を起こし新聞に載る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060220-00000303-yom-soci
数年前にも個人で呼びかけした人がいたようだが、ユーザー側も「個人主義」な方が多いので運動にまで発展しない、そういえば「0,4ジュール規制」を率先して破ったのが当時の「ASGK」の会長(理事だったか?)のW社のK会長(あえて言えば帰化人)、当時のガン雑誌には謳ってないが少年誌にはそのパワーを謳っていた(他の会社は少年誌への広告を自粛していた頃の話)、ダブルスタンダードは此の頃からの話(実際はもっと前からなんですがね)、そういえば彼のW社のIK氏は「知的所有権の保護」で勝訴したようですが、ご自身で問屋街やパーツメーカー(たまたま問屋で見かけたのです)に頭下げてた頃の気持ちはもう無いのでしょうね、デザートイーグルの失敗で某国からの訴訟(実際はもっと酷い話)におびえていた頃が有りましたっけ。
伊佐男
2006/02/20 11:42
お為ごかしの、自分たちが守る気がない自己規制はするべきではなです。
あくまでできる範囲の自己規制を提言し、国に対しては普通のユーザーを圧迫することなく、脱法者に対して厳しい罰則を求めるように運動すべきです。

ホリエモンに限りませんが経済犯罪が多いのは
我が国では罰則が極めて軽いからです。

 
キヨタニ
2006/02/20 13:14
いろいろ調べると、未だに危機感が無い業界ないですね、今こそ業界が頑張るところだと思うのですが専門誌も大きな記事が無いようです。
そのくせ「新たな事件は起きています(通行人が市販のノーマルで撃たれた程度ですが)」
>基本的に「業界の自主規制だけに全部をゆだねれる状態ではない」という風に世論は固まりつつあるようです、業界は反論する気はないようですし、、、、。
ざんぶろんぞ
2006/02/23 16:07
 乱射するような愉快犯を厳しく罰するべきという態度を業界がとって、バイクと暴走族のといったアナロジーを多数挙げれてメディアにプレゼンすれば随分流れは変わったような気がしますが。
キヨタニ
2006/02/23 19:01
探偵ファイルでもこういう「馬鹿」を記事にしてました、あそこも十分にヘンなところですが
(完全にエアガンとモデルガンを混同していたりしますし。
http://ura.tanteifile.com/
50ジュールってのはあんまりです。
ざんぶろんぞ
2006/02/25 14:03
規制されて「合法」の墨付きがもらえるので、トイガン業界の未来にとってプラスだ、と言ってる連中(トイガンユーザー)も多いです。規制されるという事がどういう意味を持つのか、想像力の無い連中だと呆れ返っております。
水元六郎
2006/02/25 18:29
大事なものは失って初めてそのありがたさが判ります、そして「失った物は二度と還って来ません」過去の規制を知っている私はいろいろ話しましたが理解してもらえません、悲しいです。
ざんぶろんぞ
2006/02/25 20:34
規制をするにしてもそのプロセスが問題です。現在の銃刀法があまりにもあいまいである。と同時にエア・ソフト・ガンを改造してワルサをする連中もいる、この手合いを駆除するために方策としては必要でしょう。ですが今回の規制は関係者の当事者能力の欠如ですから。

規制といえばこれだけプラでリアルなものができているのに金属製のモデルガンは黄色く塗れというのはナンセンスです。
キヨタニ
2006/02/26 01:51
1ジュール弱という今回の規制値はちょうどいいといえばちょうどいい数値ですな。W社の製品で某あぶない刑事さん仕様のガバを友人にプレゼントしたのですが、「これはご禁制の品になるのか」と心配されたものです。
渋谷の本店見たけど古い銃は斬り捨てて売れるガバだけでやっていきやがれと憤りながら帰りましたが。
そういえばキヨタニさんと因縁浅からぬホビージャパンのアームズマガジンですが、今月号でエアガン規制について早速特集してましたな。あとはちゃんと原稿料なり必要経費をキヨタニさんに払ってまたライターとして紙面で見られるようにして欲しいなというのが古参の読者のささやかな希望です。
軍事研究読めよと言われそうですが(笑
D・Dダレル
2006/03/03 05:31
 自社のバッジをつけた「特派員」が取材現場で暴力事件を起こしても「雇用関係がない」と開き直る会社ですからね。

 今後何があろうと、ぼくがHJで仕事をすることはないでしょう。
キヨタニ
2006/03/03 16:38

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