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zoom RSS 米20人に1人英語読めず 16歳以上、移民増一因か

<<   作成日時 : 2005/12/20 15:51   >>

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米教育省が18日までにまとめた「2003年読解力調査」で米国に住む16歳以上の男女のうち、20人に1人に当たる約1100万人が英語の文章を読めないと分かったそうです。
特にヒスパニック系の増大が原因らしいです。

 ほぼ東京都の人口に匹敵する数の人間が英語を読めないことになります。
 移民国家の宿命と言ってしまえばそれまでですが、この問題は近い将来アメリカの経済的発展のさまたげとなるでしょう。

 確かに移民はアメリカ社会のダイナミズムとなっているでしょう。ですが、英語の話せない移民の多くは負け組として底辺に溜まらざるをえないわけです。
 そこから這い出ようとして軍隊に入ったり、スポーツや音楽などの世界に身を投じるものもいるでしょう。ですが彼らはごく少数派です。

 親が英語がよく理解できない貧民層は地元の歩いて移動できる範囲でしか生活できない。遠い将来のことは考えず、とりあえず言葉が通じる地元のコミューンに引きこもる。投資として子供に教育を施すという気も起こさない。

 ですから子供たちは始めからハンディキャップを背負っている。子供たちもアメリカンドリームの体現者はごく少数派であることを知っています。
 手っ取り早くカネになるが犯罪です。

 これが中国系あたりだと元々商人のセンスもあるし、小金が貯まれば中華料理の店でも出して、死ぬほど働くわけです。で、その金で子供や孫には教育を施す。ユダヤ人や日本人も教育に熱心です。ですが、こういう移民はごく少数派です。

 特に米国社会では70年代末ぐらいから、儲かっていても会社を整理して、資産を売り出し、株価を押し上げるといった数字だけを見るような経営がまかり通るようになりました。

 そこそこ儲かっているホワイトカラーですら明日唐突に失業、というのが珍しくありません。
 ましてや字も読めない底辺層の労働者にステップアップのチャンスが巡ってくる可能性は低くなります。


 特に90年代以降、国内から製造業が海外に拠点を移しているので尚更この傾向が強くなっています。
 米国では以前から金持ちと貧乏人の二極化の傾向がありましたが、この傾向がそれに拍車をかけています。刑務所も満員御礼状態です。

 アメリカの社会自体が成功者が弱者を踏みつけて成功する社会ですが、今後もそれが可能かどうか。 野放図な移民の受け入れは破綻するのではないかと、ぼくは思います。
 


(共同通信) - 12月18日16時14分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051218-00000057-kyodo-soci

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コメント(8件)

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確かに、アメリカは「勝ち続けている限り」に
おいては快適な社会なんでしょうけどね。
ある意味、世界の大部分を占める「土地に生えて広がっていった社会」の土着性からかけ離れた一種異様な社会であると思います。
私は、アメリカ社会を上記の「社会」というよりスポーツやゲームを行う「フィールド」と
捉えております。だから、競技環境の整備と
ルールの遵守にうるさいのだ、と。
アメリカ社会の土着性が生まれなければ、そのうち、「アメリカから出て行く移民」が生まれかねませんね。設備と環境が悪化した「施設」は廃れるしかないのでありますので
TOR
2005/12/20 21:35
現在では勝ち組と負け組の差があまりにもありすぎるでしょうね。
土俵にたつ前に門前払いというのが現実のような。それに比べればなんだかんだ言っても日本はまだまだ平等社会ですよ。
 
キヨタニ
2005/12/20 22:07
少し前まで、大学を出て就職先がなかったり、
会社を解雇されたら田舎に帰って畑を耕す、と
いうのが普通に選択肢として出てきてましたし。
私は生まれたときから都市の住人ですし、それが既に三代続いているので帰る田舎はありませんが、ある時点まで田舎の貧困撲滅政策を推し進めた田中角栄と自民党政治は良好に機能してたのであります。
しかし、近年までアメリカ文化の同化能力の強さは研究対象になるくらいでしたのに、言語の統合も難しくなってきてる、というのは驚きです。今世紀中期には、またモンロー主義に回帰して同化政策と内政に力を注ぐ政権が続くのでしょうか?
TOR
2005/12/20 23:03
アメリカ文化の同化能力が高かったのは単純だから、ではないでしょうか。
ハリウッド映画などが好例でしょう。単純明快なわけです。日本文化のように忖度という面倒なものがない。ぼくはアメリカ文化は出汁を使わない文化、整数で割りきれる文化などと表現しています。
モンロー主義といっても内部が外国化している今日昔日とは異なった定義になるでしょうね。
キヨタニ
2005/12/21 12:44
アメリカでおきることは、程度の差こそあれいずれ日本でも問題になると思うわけで、日本も外国人受け入れは慎重にすべきだと思う、国際化だとかのいい格好しいの論議でいくと、後に取り返しのつかない事になる気がする。過去のばら撒き政策が現在の財政難を招いた反省をこめて。
トトロ
2005/12/21 17:31
ぼくはロンドンに住んだり、色々な国を訪れてきましたが、移民が成功した国はみたことがないです。
特定の言語と文化をもつ民族がコミューンをつくると、そこがトラブルの元になるわけです。若者が身ひとつきても成功すれば家族を呼び寄せる。家族、特に大人は新しい言語、習慣にならず、自分たちのコミューンに留まり、同化しようとしない。それが元からの住民とのトラブルになりやすい。
 これを解消しようとすると教育や都市整備などで巨額の投資が必要となり、税金、受け入れ側の負担になるわけです。しかも必ずしも成功しない。
 それがまた新たな不満となる。一回定着してしまった移民を送り返すのはドイツの例をみても明らかなように非常に困難です。
 



キヨタニ
2005/12/21 23:22
日本の場合、ある種隠蔽されていますが
在日問題がそれにあたるのでは?
小生、北海道出身なのでアイヌ問題はそれなりにしっていますが、ぶっちゃけ「現在同化進行中」でありまして在日のような問題は皆無です。
昨今の韓国政界事情を見ていると、近いうちに
半島統一が達成されそうですが、そうなると
在日が日本に居座る根源理由が消滅します。
帰国と送還と帰化と一般外国人化に分けて
対処すべきと思いますがキヨタニさんはどう思いますか?
正直、総連と民潭がなければ今頃同化は完了してたと見ているのですが
TOR
2005/12/22 02:24
在日の人たちの多くは自ら選んで日本に来た、ないしは残った人たちです。今の世代は日本語がマザー・タンです。
それでも日本に帰化するのは嫌だ、でも日本人並の待遇は欲しいという。それは甘えです。
アメリカでもどこで日本人はその国に同化しようとして努力しています。それは国民として同等の権利を得たいからです。「戦勝国民」ないしは「被害者」として厚遇しろと要求するのは厚かましいと思います。少なくともその国の国籍をとるのが有るべき姿だと思います。
同じようにある国に特定の民族ないし集団が移住して同化も、国籍取得も行わず、それでいて国民同様の権利を甘受しようとすれば摩擦になるのは必至です。
キヨタニ
2005/12/22 13:02

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