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zoom RSS 司法のしゃべりすぎ−の著者の判事が、減点評価した横浜裁判所長の罷免を請求。

<<   作成日時 : 2005/12/01 00:42   >>

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 現在の裁判所の判決文は裁判官の個人的な視点による余分な作文による「蛇足」が多いと「司法のしゃべりすぎ」という本で批判した井上薫判事が、上司たる横浜地裁所長から「判決理由が短すぎる」と言う理由で減点評価されました。
 そこで井上判事は反撃、「人事権を武器にした裁判干渉」であるとして、浅生重機横浜地裁所長を罷免を求める訴追請求状を国会の裁判官訴追委員会に提出したそうです。

 ぼくは井上判事の主張に賛成です。判決文に余計なお説教を書くから、裁判の判決がぶれるし、また控訴の際の論点が不明確となります。

 更に問題なのは、弁護士を含めて法曹界の人たちの文章に悪文が多いのです。何がいいたいか判らない意味不明の文章があまりにも多すぎます。
 まあ、日本国憲法の前文を読んで何の疑問も感じない感性の人たちが多いのでしょう。

 上の顔色ばかりをうかがってばかりのヒラメ判事が多い中、このような上司の罷免を要求する気骨ある判事がもっと増えて欲しいと思います。


「判決短すぎる」と減点の判事、上司の所長罷免を請求
日本経済新聞  2005/11/29
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051129STXKC017929112005.html

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
私は報道の範囲の予備知識しかないのですが(つまりこの判事氏の意見論文は読んでません)、おそらくは意見の内容でなく発表媒体を問題とされたと邪推します。ギルド社会としての法曹の品位を保つ紙誌(学会誌であるとか、法律関係専門の出版社であるY社の雑誌)に発表していたなら、ここまで上司に評価を下げられることにはならなかったであろうと考えるのです。
言い換えれば、一般週刊誌に出稿したことにより、別の意味で「司法のしゃべりすぎ」と評価されたのではないかと。
ここまで問題が大きくなると、逆に再任拒否にもなりづらくなるとは思いますが、しかしその後は例えば社会的評判になりそうな事件の少ない裁判所に配置されるなどで牙を抜かれるのがありがちな将来ではないかと邪推いたします。
thin
2005/12/01 07:44
実際に裁判を経験したならば、如何に裁判官に常識がないかというのが実感できます。
また、個別の判決文を見ても主文の後の作文に判決と矛盾する内容が多々見られます。特に行政訴訟などに多いです。裁判官なら判決文、主文に一貫性をもたせ、余分な解釈が生じない様にするにべきです。
せめて、ドイツみたいに弁護士から裁判官を選ぶとか。このままの体制で素人の陪審員を導入すればエラいことになると思います。

キヨタニ
2005/12/01 19:47
防衛庁「省昇格」、公明党神崎代表が容認
http://www.asahi.com/politics/
update/1129/013.html
『 公明党の神崎代表は29日、福岡市内で講演し、自民党内で再浮上している防衛庁の省昇格問題について「政府が来年の通常国会に閣法として提出したいのであれば、党内で議論して結論を出したい。ただ、省昇格が今なぜ必要か国民にわかりやすく説明することが重要だ」と述べ、党として一定の条件を付けた上で容認する考えを示した。その例として「例えば防衛国際平和省とか、防衛国際貢献省とか(に名称に変えて)、自衛隊の性格が変わったということを国民に示すことが必要ではないか」と指摘した。』

ここに書き込むのは不適当だと思ったのですが、あまりにもバカバカしい提案でしたのでお知らせまでに。

「防衛国際平和省」なんて間抜けな名称は勘弁してほしいです。
k.mokuson
2005/12/01 19:54
 名称に関する主張で留まっているなら、まだマシです。
 偵察衛星を「情報収集衛星」と呼ばせるだけではまだ足らず、「偵察だけでは、近隣諸国に脅威を与える。気象観測機能も持たせるべきだ」と主張した「市民が主役」の党もありますからね。こういう党が衆院選で大敗したことは、当然の結果でしょう。
土門見人
2005/12/01 21:12
以前、判決文は外国語に訳せ、とコメントしたものですが、なぜ国連の公用語や、外交官の信任状がフランス語で書かれているか不思議に思っていました。
アルゼンチン大使を勤めた方の著書に、信任状は日本語とフランス語の2通とあったので。英語でもスペイン語でもない。
結局、言語としてはフランス語が一番論理的で各国語に翻訳した時間違いが少ない、という事だったと思います。まず、結論。なぜその結論になったかの説明。補足として反対論が併記される場合、なぜそちらを採用しなかったかを記述する。
論文の書き方と同じなんですね。だから記号論やら流行るんですな、あの国では。
日本語でもこれはできます。現に大勢の日本人が海外で論文を発表しているのですから。
裁判官には論文形式で判決文を書かせるべきです。
っていうか、司法試験に小論文も無いのかな。
Tammy
2005/12/01 22:03
防衛庁の省昇格
問題のキモは現在の防衛庁が内閣府の一下部組織でしなく、政策官庁ではないことです。
一丁前の官庁でないから、政策を打ち出せないわけです。政策をつくれる官庁になるということは必要でしょう。
国会でこの本質の部分での議論がなされていないような気がします。名称以前の問題だと思います。
それに
キヨタニ
2005/12/01 22:21
判決は全部外国語で公表というのは必要でしょう。現在の判決では無理でしょう。
また一定期間に一本の論文を書くのを義務化するべきでしょう。

キヨタニ
2005/12/01 22:26
 一応、司法試験の論文試験は、設問の事件を、裁判官になったつもりで処理されることを要求されるものです。頭が研究者の私には、とてもできない試験です(だって、判例に従って書かないと点数にならないから。私のように、自分の書きたいことを書くと、0点になる)。
土門見人
2005/12/01 22:46
海外では教授や学者を名乗る場合、まずペーパーを見せろといわれますよね。日本では土井たか子が憲法学者の肩書きを使っていましたが、だれもその憲法論文を見た事が無い。土井だけではなく、日本の憲法学者の論文ってあまりにも公開されているものが少ないと思いませんか?一般書籍では主に改正反対の立場から書かれたものや対談集はたくさん出ているのに。
そういえば、大日本帝国憲法の論文がほとんど無い、とも聞きましたが、日本の憲法学者って、ナニやってるんですかね。
Tammy
2005/12/02 02:36
憲法学って殆どの護憲屋さんの権威付けみたいなモンでまともな学者がいるんですか?というレベルですね。その意味ではエッセイストの林望氏の書誌学と同じレベル。司書とどこが違うの。 谷沢 永一氏がある書誌学の権威が古本屋の親父との雑談をそのまま論文にしていると書いていましたが、憲法学者も似たようなものでしょう。

司法試験って落とすための試験ですから、砂を嚼むような暗記作業をしなくてはならない。20代の多感な時期を囚人以上の精神状態で数年を費やすことはぼくにはできませんね。
キヨタニ
2005/12/02 13:17

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