陸自の個人装備は昭和のセンスのガラパゴス。

陸自のガラパゴス規格と昭和なセンスはなんとかならんもんですかね?

40ミリ擲弾銃の弾薬だってわざわざNATO規格を採用せずに独自規格。
だからAAV7のMk19には使えない。相互運用性の確保ってなにそれ、おいしいの?
という世界です。

5.56ミリ弾もNATO弾と違う。偽物なのでちょっと違うみたいな話です。こういう例を上げると蒙昧な軍オタが重箱の隅をつつくような話をしてNATO弾だって完全な互換性はないのだと擁護するわけですが、それが事実ならばNATO規格の弾薬を採用したNATOばかじゃない?って、話になります

これは携行用40ミリじゃなくて、21世紀になってライフルグレネード。06式擲弾を採用したことも同様です。旧帝国陸軍と同じセンスです。
一部の例外を挙げて外国でも使っていると強弁しますが、世界の多くの軍隊は40ミリ(あるいは旧ソ連の30ミリ)グレネードを採用しています。そのメリットの差は明らかです。逆に21世紀になって新たにライフルグレネードを開発、採用した国なんてない。

この手合目的が自衛隊バンザイで、自衛隊は常に正しいという新興宗教ですから説得して無駄す。陸自も06式擲弾は失敗と認識しています。だから新小銃用に40ミリランチャーを採用すること予定です。ですがこの手の自称「銃器の専門家」的マニアは、それに対して06式でいいのだ、必要ないとはいわずに、諸手を挙げて歓迎するでしょう。知性がない人たちとはそういうものです。

7.62ミリ弾もそうです。寸法はNATO弾と同じですが弱装弾です。米軍との相互運用製はないが、64式と弾の共用化というのは60~70年代ではある種の合理的はありました。
ですが、89式の普及が遅れたために延々と64式が現役となったので、機銃弾をNATO弾あるいは同等の弾と置き換えることができなかった。これは米軍との相互互換性がないだけではなく、NATO弾に比べて射程が短く、威力もない。
それでもいざとなればNATO弾の使用が可能だという実銃に触ったこともないようなマニアさんがいますが、そりゃ無理ですよ。レギュレータの調整も必要ですし、弾道特性も違う。アニメやラノベの世界と現実の区別がついていません。
そしてAAV7やオスプレイ、ミニガン、狙撃銃などの弾薬の7.62ミリNATO弾は輸入ですが、普段国産弾薬がないと有事に戦えないという「自称銃器の専門家」たちは文句をいいません。自衛隊は常に正しい、ですからね(笑

ボディアーマーにしてもそうです。現在の3型では直りましたが、2型まではモールの規格がデファクトスタンダードの米軍規格ではなく、独自のセンチの規格。外国製排除して国内メーカーに仕事をふるための姑息な仕様です。戦争する気がいかにないかわかる話です。

更に申せば、特殊部隊や海自の臨検部隊など一部をのぞけば、未だにプレートキャリアーも採用されていない。これまた諸外国の軍隊では普通に普及している代物です。ソフトアーマーにプレートを装着するとものすごく重たくなるので疲労が激しいし機敏に動けない。だから諸外国では任務に合わせてプレートキャリアーを使用しています。プレートは前後だけではなく、近年は左右にも装着されるようになってきています。

しかも自衛隊は諸外国と異なってプレートのサイズまで独自規格です。これまた外国製を排除しようという浅ましい魂胆からでしょう。


>「ガラパゴス化」と言う言葉は、日本市場で求められる水準以下で国際標準が決まることにより日本が国際標準から取り残されることを指しており、こと防衛分野に限って言えば「ガラパゴス化」とは国際水準以上の防衛力を持っていることになり、日本にとってはいいことなのかもしれません。
https://dragoner.hatenadiary.org/entry/20090109/1231519214

石動竜仁君はある意味中二病をこじらせたマニアの典型例です。
自衛隊の擲弾やボディアーマーのどこが「防衛分野に限って言えば『ガラパゴス化』とは国際水準以上の防衛力を持っている」と言えるんでしょう。寝言はねていってほしいものです。

諸外国はドッグイヤーで開発が進むのに自衛隊ではタートルイヤーです。ガラパゴス化すると「外敵」がはいってこないので、進化のペースが遅い。個人装備の進化はテンポが早いので10年も経てば2週遅れになります。
しかも「外敵」を想定していないので、外敵に勝つことを考えず、自衛隊ムラの中で歓迎される組織防衛が優先されます。このためますます世の中から遅れるのですが、自分たちは最先端だとお互いを褒めあうので、それが理解できません。

自衛隊が内戦だけを想定しているならば、それでいいのですが普通に考えれば外敵と戦うわけです。独自の生態系のガラパゴスやオーストラリアの生物が「外敵」から駆逐されたのと同じ道をたどるのが陸自の運命となるでしょう。

納税者として客観的に自衛隊の問題点を視ることから目を背けて、かつての軍国少年宜しく、自衛隊バンザイ、自衛隊無双と問題点を美化して諸手を挙げて礼賛することは贔屓の引き倒しとなります。それは自衛隊の弱体化に自ら手を貸すことであり、仮想敵を利する行為です。無能な味方は敵よりも始末が悪い、地獄への道は善意で舗装されているとはよく言ったものです。


Japan In Depthに以下の記事を寄稿しました。

【NEW】防衛大臣囲み取材は「三密」
https://japan-indepth.jp/?p=51726


軽装甲車の防御力強化策のトレンド
https://japan-indepth.jp/?p=51500

現代の主力戦車の進化は限界 前編
https://japan-indepth.jp/?p=51241

現代の主力戦車の進化は限界 後編
https://japan-indepth.jp/?p=51261


European Security & Defence に以下の記事を寄稿しました。
https://euro-sd.com/2020/04/articles/exclusive/17070/bulldozer-contract-win-for-hitachi/


東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。

培養肉がこの先「有望」な食材になりうる事情
環境負荷や食料自給の観点からも期待集まる
https://toyokeizai.net/articles/-/342551
防衛記者クラブの「台所事情」何とも厳しい実態
不要不急の支出、財政破綻の危機を迎えていた
https://toyokeizai.net/articles/-/343696

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