JSF氏とモスボールの真実

この話も、もう十年前の話ですから暴露してもいいでしょう。

物語の始まりはこの大石英司氏のブログからです。

中国は仏製武器で埋め尽くされる
http://eiji.txt-nifty.com/diary/2007/07/post_4f90.html


>これは失敗します。何しろロシアが持っているというカタパルトの技術自体が、必ずしもバトルプルーフされたものじゃないですから。どの程度使えるかは、誰にも解らない。結局試行錯誤の挙げ句に失敗した頃、フランス人が揉み手で近づいて、空母の技術やあれこれとラファールをセットで売りつけるんですよ。

これに対してSF氏はシャルルドゴールのカタパルトはアメリカ製であり、それを勝手に他国には売れないよ、と指摘してます。これ自体は問題ではありません。

大石氏も別なエントリーで以下のように述べています。

>↑先日の中国軍の空母保有に関する私への反論です。フランス製カタパルトが実質米国製であるというのは、私が知らなかったことで、これは貴重な情報を有り難うございました。
http://eiji.txt-nifty.com/diary/2007/08/post_458e.html

これが大人の態度というものです。我々プロも神様ではありませんから、知らないことも多々ありますし、思い違いすることもあります。お仕事の場合は編集者のチェックが入りますから、その段階で気づくこともありますが、それでもミスが見逃される場合もあります。ミスは最大減に減らす努力はしていますが、それでもミスは起こるわけです。

問題はSF氏及び、「信者」と呼ばれる人たちが人間の誤りに対して非常に不寛容であることです。以下のJSF氏のコメントからもそれが伺えるでしょう。

>貴方は完全に間違った事を書いている以上、此処で訂正する必要があります。どうしても此処で書きたくないというなら、私のブログで釈明してください。


>私は間違いを絶対に犯すな、とは言っていません。その後のフォロー、訂正が重要だと考えています。軍事評論家の江畑謙介氏は、そのあたりの対応がとても上手いですよ。間違っていたら「何故、間違えてしまったのか」という特集を組む程ですから。

この台詞をよく覚えておきましょう。
一応上記のようなコメントをされておりますが、それが全くの虚偽であることが後に証明されてるわけです。
しかも後述しますが、JSF氏は尊敬しているはずの江畑氏の著作を実は対して読んではいないようです。
>以下はJSF氏の記述です。

>P-3Cの予備機保存(モスボール状態)を含んでいますから、それを除外すると海上自衛隊の使用している哨戒機の数は右肩下がりの傾向が見て取れます。P-3Cは冷戦期の100機体制から80機体制へと削減されています。防衛省はP-Xについて、削減されるP-3Cよりもさらに少ない約70機で能力を維持できるとしています

http://obiekt.seesaa.net/article/47180716.html


江畑謙介氏「日本の防衛戦略」によると
「現在の法制では自衛隊の予備機保管ができず、スクラップ廃棄にするか使い続けるしかないのでまだ充分に機体寿命のあるP3Cをスクラップにせず一定時間毎に『使い回し』して」とあります。

実はJSF氏は軍事に対して詳しくも無く、思い込みが激しいので多くの間違いを書いています。それをこのエントリーのコメント欄で指摘されましたが、氏は黙殺したり、非を認めませんでした。他人に厳しく、自分に甘くというよくある話です。
ところ該当ブログでJSF氏の過去のブログなどでの主張も誤りがあるじゃないか、あれはどうなのだとの突っ込みが多数入りました。

防戦一方になったJSF氏は以下のように煙幕をはります。

>はい。関係の無い話題は秋葉原デモなども含め、私のブログで全て引き取ります。ですので、私への批判は私のブログに書いて下さい。
>ここでの本題は、中国の空母に関して、ロシアやフランスの技術がどう関わってくるかというテーマだった筈です。
>無関係な話題は控えます。

ブログ主でも無いのに、上から目線で命令するのが氏らしいものいいです。

それで、モスボールの件は以下のように何度も問いかけられていますが、氏は答えません。

>で、P3Cのモスボールの件は?
>自分が叩かれると信者に守られている自分のブログに引きこもる。そういうわけですか?

>攻め込んでおいて都合が悪くなると籠城ですか。
P3Cのモスボールの件はどうなったの?
他人のミスをあげつらうことを目的にした文章を書くのに、まさかリサーチもせず、思いこみで
かいたのですか。
それはJSFが他人を非難するときの常套文句ですよ。
他人に厳しく自分に甘くですか。
人にはあれこれかくあるべしと説教を垂れているのにね。


で、信者は擁護しようと必死。
>数度の警告にも関わらず、そのような長文を載せる意図が分かりかねるね。
JSFのエントリーに対する疑問は、JSF本人が言うとおりにオブイェクトに投稿してくれ

ところがブログ主の大石氏はこれです。
>>数度の警告にも関わらず、

> たいへん申し訳ありませんが、そのような警告を発する資格をここで持っているのは、唯一ブログ・オーナーたる私だけです。もちろん第三者が余所へ誘導する権利やそれを表明する権利はあります。
 JSF氏やそのご友人がここに現れて、その話はあっちでしろよ、ゴルウァ! と主張する権利を私は認めはしますが。私自身は、戦車の話にしてもF2の話にしても、3点バーストの話にしても、双方の主張を楽しく拝読していまして、たぶん私みたいなギャラリーは一定数いると思うので、あっちでやってくれという意思は全くありません。みんなが双方のブログを読んでいるわけではないし、私自身もう向こうのブログを全く読んでいないので。

まあ、正論以外の何者でもありません。それで、更に執拗にモスボールの件を問い詰められるとこれです。

>お返事が遅れて申し訳ありません。家族が重大な病気に罹り、ここ数日は自分の所の更新で精一杯でした。お盆に入ってようやく時間を取れるようになりました。

>モスボールの件については、訂正記事を書くことを約束します。私が持っているソースは世界の艦船やCHFさんが出した国会答弁くらいですから、それとは異なる見解を紹介するべきだと感じています。

常識的に考えればちょっとコメントするよりもブログを更新する方が大変だと思いますが、家族が重篤な病気にかかって自分のブログは更新するわけです。
そのような時間があればむしろ、自分への間違いの指摘を多数されているこちらのコメント欄に回答すべきでしょう。ブログの更新はむしろ別に急ぐ話ではありません。重篤な病気も本当かどうか疑われても仕方ないでしょう。そしてこれです。

>>なお、私の家族の罹った病名は、肺ガンです。別件の手術で入院している際に、検査でたまたま発見されました。タバコなんて吸ったことの無い人だったのに・・・。

>>※ 筑紫哲也氏が肺がん告白 「NEWS23」を休み治療へ
>>http://www.asahi.com/national/update/0514/TKY200705140406.html
>>
>>昨日、第一報を聞いた瞬間、アハハ! と嗤ってしまいますた

>大石先生も愛する家族が肺ガンに罹ったら、こんな事は絶対に言えない筈ですよ。

>ヘビースモーカーだから自業自得・・・まではいいとしましょう。ですが、「アハハ! と嗤ってしまいますた」とまで書いてしまうのは、とても著名作家のする事ではありません。

>2chの厨房と何が違うんですか。

ご自分でこのコメント欄では、本題に関係ないことは書くな!と恫喝している本人が全く別なエントリーを批判して煙幕をはっているわけです。
ますますご病気が本当かどうか疑わしく思われます。ぼくらの商売は疑うのが仕事ですからね。悪しからず。

で、大石氏にたしなめられる。

>>>大石先生も愛する家族が肺ガンに罹ったら

>JSF様、マルチポストはご遠慮下さい。当ブログでは、新規コメントは右欄最上段に表示されますので、マルチポストしてアピールする必要はございません。
 ご家族がご病気というのは大変お気の毒なことです。私も今、帰省もままならない状況で故郷に残した両親の老いを看取る必要に迫られて気が滅入る毎日です。

それでもSF氏はこんな言い訳を。
>>>関係ない話はするなというのならば、関係ない身内の肺ガンの話もここですべきではない。
>私は大石先生の肺ガンに関する個別記事で話を続けているので、話題逸らしではありません。

でモスボールについては。

>>>モスボールの件に関して簡単に白旗を揚げていいのでしょうか。
>白旗は掲げていません。江畑氏の本は発注して自分で確認した後、別方面からのソースを探して裏取りをしてから記事にする予定です。だから少し時間が掛かるかもしれませんが了承してください。江畑氏は同じ本で「新DDHは計7隻建造される」と驚くべき内容を記しており、この件と合わせて出版社にも問い合わせてみようと思います。


さて、懸命な読者諸氏のご明察通り、このメント欄のいくつかのコメントはぼくのものです。ぼくはJSF氏を追い込んで、氏の言質をとったわけです。物品法に関する知識があれば別にモスボールが不可能なことは誰でも分かる話です。
JSF氏は装備調達のイロハに当たる物品法の存在も知らなかったし、江畑氏の著作も実はよく読んでいなかったわけです。尊敬しているというのにね。

JSF氏は絶対に江畑氏の出版社に問い合わせしないだろうし、調べもしないでバッくれるだろうといいう確信がありました。ですからしばらく泳がせておいて、逃げようのない証拠を突き付けてやろうと思いました。包囲撃滅戦です。

機会は思ったより早く来ました。
http://kiyotani.at.webry.info/200810/article_5.html

このブログのコメント欄で以下のように述べました。

>>P3Cの余剰機ですがモスボールされて
>この件に関しては最近よく質問されるので、国際航空宇宙展で講演した海上自衛隊幕僚監部、防衛部 装備体系課長 内嶋治1等海佐に確認しました。回答は以下の通りです。
>現在海自では余剰機は部隊でローテーションでまわしています。モスボールはしていません。ただ、予算が足りないため、一部の機体は部品取り用に使っており、飛行可能な状態にはありません。

本当はこの件は2~3年引っ張ってやろうと思っていたのですが、たまたまいい機会だったので、ちょっと早いからまぁいいかと。
JSF氏が絶対この件に関して、江畑氏の件の本の出版社に連絡したり、自分で調べること無くバッくれているだろうと確信していましから、ネタはもっと熟成させようと思っていました。


このコメントを書いておけば誰かSF氏のブログにコメントするだろうと思っていたら、案の定でした。
http://obiekt.seesaa.net/article/108041924.html

さすがに、これを突き付けられたので、JSF氏は認めざるを得なかったわけです。
ぼくが巧妙に仕掛けた罠にまんまとはまった形です。

恐らくご本人の異常に肥大したガラスのような自尊心と認知欲求は大きき毀損されたことでしょう。

ですが、すぐに調べて訂正すれば、ここまで騒ぎは大きくならなかったでしょう。
別に江畑氏の出版社問い合わせしなくとも済む話です。

それでも自分の「責任」を薄めようとしたのか、ネタ元は「世界の艦船」だと案内しております。

>なお私がP-3Cはモスボールされていると判断したのは、海人社の『世界の艦船』誌に、以前から何度も記述があった為です。実はつい先月号(2008年10月号)にもP-3Cがモスボールされているという記述がありました。

>シーレーン防衛の切り札 対潜哨戒機「P-3C」配備

>>P-2Jに代わる対潜哨戒機として昭和56年度より就役が始まった。上の写真は56年12月,アメリカで生産された1~3号機が厚木基地に到着した際の一齣。その後シーレーン防衛構想の柱の一本である「P-3C 100機体制」のもとライセンス生産が進み,平成9年度までに101機が調達され,海上自衛隊は本家の米海軍に次ぐ「P-3C王国」となった。そのASW能力は導入当初から定評があったが,以後も段階的に近代化が図られており,現在も世界最高峰の性能を有する。下の写真はこの100機体制が完成した頃の撮影だが,現在は潜水艦脅威の減少もあり,80機だけを現役とし,残りはモスボール状態で保管している。総重量56トン,速力731キロで,攻撃兵装は対潜魚雷4本など。
『世界の艦船』 2008年10月号,35ページ

そうであればこの問題が持ち上がったときに世界の艦船に問い合わせをすればよかったはずでしょう。
もう一度以下のJSF氏の文章を掲示しましょう。

>貴方は完全に間違った事を書いている以上、此処で訂正する必要があります。どうしても此処で書きたくないというなら、私のブログで釈明してください。

>私は間違いを絶対に犯すな、とは言っていません。その後のフォロー、訂正が重要だと考えています。軍事評論家の江畑謙介氏は、そのあたりの対応がとても上手いですよ。間違っていたら「何故、間違えてしまったのか」という特集を組む程ですから。

このような主張をするのであれば、速やかに江畑氏の出版社や、世界の艦船編集部、あるいは防衛省の広報あたりに連絡を取るべきだったでしょう。他人には非常に厳しい要求をしておいて、自分はのらりくらりと逃げようとするのは二重基準です。


そもそも既にご案内のように物品法についての知識があれば、モスボールの話は盲信しません。
物品法については江畑氏も度々著作で触れておられます。JSF氏が本当に江畑氏のファンであればご存じのはずなんですけどねえ。

まあ、この一件以来JSF氏はぼくに恥を掻かされたと思ったのか、ぼくを貶めようと必死になるわけですが、人間が小さいし、醜いとしか言いようがありません。

JSF氏やそのフォロワーが求めているのは、真実の追究ではなく、名前を出している活動しているプロが間違ったことを発見したら、自分たちは匿名に隠れて、徹底的にあげつらうことためでしょう。
そしてそれを自分がやられたら相手を逆恨みします。


しかもそれをやればやるほど自分の残念な知識の無さ、トンチンカンさを宣伝する結果になっています。だから途中からJSFは実はおかしいのでは、と気づいて離れって行ったフォロワーが増えたわけです。

この件のしばらく後になって、月刊「航空情報」にJSF氏の記事が掲載されましたが、ですがその後全く記事の発注は無かったようです。つまり仕事を頼むのに値しない、その程度の実力であると編集者が判断したわけです。

同じ頃にぼくも同誌の編集部から依頼がありました。確かJSF氏の記事が掲載された同じ号にぼくの記事も掲載され、ご本人は随分とはしゃいでいたと記憶しておりますが、その後連載の依頼を受けました。多忙と航空が専門ではないことを理由にお断りしたのですが、どうしてもということでしばらく連載をしていました。JSF氏に実力があったならば、ぼくが断われば、連載依頼があったはずです。ところがそれはありませんでした。

氏にはプロの物書きとして技量が無かったということです。無論新人ですから、つたないところもあったでしょうが、伸びしろがある、将来性があると思えば「航空情報」からの発注は連載ではなくとも、あったはずです。

繰り返しますが、他人の誤りを指摘するのであれば、普通に間違っていますよと伝えればいいわけです。ところが氏の信者と呼ばれるフォロワーを煽って、人格否定をするような物言いをします。

そういうことをやっていれば同じことをやれるのは目に見えているでしょう。人を呪わば穴二つ。です。自分が何かコンプレックスやルサンチマンを抱えており、それを晴らすために攻撃的になるのでしょう。

恐らくご本人はネット社会ではよくありがちな、ネットにアクセスすると全能感を持ってしまったのでしょう。
しかも軍事の知識もろくに無く、一般教養も低いように思えます。ご本人は修士で、英露語に堪能という話になっていますが、今にしてみればショーンK氏のようなものであるとよく分かるでしょう。

しかも自覚がないから、他の人間にもケンカを売っています。その好例がブログ。「隅田金属日誌」の文谷数重氏です。ぼくは彼がプロでビューする前から、ブログを読んでいて、かなり専門知識あり、自衛隊の幹部か業界の関係者では無いかと思ってました。そして読書家で、教養が高い人間であると推測していました。事実その通りでした。

ところがJSF氏は文谷氏をコミケで同人誌うっているオタク、ぐらいの認識しかなかったでしょう。JSF氏やその信者は文谷氏に男根主義と揶揄されたら、ちんこ呼び割りされたと怒るわけです。

男根主義はマッチョ趣味だということが理解できない。その言葉を知らなくても、水準の知性と教養があれば文谷氏がどういう文脈で、どのような意味でこの言葉を使ったか分かるはずです。


端的申せば、JSF氏は軍事に関するまともな知識がなく、ネットで表層的、自分に都合のいい情報を漁っているだけの程度の悪いオタクであり、性格と社会常識、一般常識に欠ける人間であるということです。


この話に関しては、黙っていようかと思ったのですが、面白し10年も経ったからいいか、と思ってデスクローズしました。悪しからず。

ご本人は未だに反省の色が全く見えないようです。駄目な人間というのは自分の間違いを指摘されても、それを聞かず、ひたすら同じ間違いをする人のことを言います。氏の行状は一生ならないでしょう。













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