お仕事の原稿と、趣味のブログの違い。

同じネットでの掲載でも、東洋経済オンラインなどのサイトの記事はお金を頂いて、お仕事で書いているものであり、このブログは趣味で書いているものです。

この二つは全く異なるものですが、両者を同じだと思っている人が多いこと。
それは「仕事」と「趣味」を同一視することです。

例えば物書きの素人で、主張の発表の場がブログだけ、ならばそれはその人の主張のすべてでしょうが、ぼくの場合は、お仕事は編集者からこういう原稿を、という話があったりするし、その媒体の編集方針に併せて記事が選ばれています。またお金を頂いて書いているわけですから、資料も多く当たって書いたりもしています。プロですから。

対してブログは完全な趣味です。お仕事がリングの上の戦いならば、ブログは場外乱闘です。パイプ椅子で殴ろうが、栓抜きで殴ろうがOKだと思っております。趣味ですから。仕事ではアレ首相とか書きませんよ。

ブロゴスはこのブログを転載していますが、支払いは何らありません。アゴラは多少支払いがありますが、基本ブログをそのまま転用したいというお話なので、多少お行儀がわるい文章は編集部で直しているようです。だからといって、「お仕事」を意識して書くつもりはありません。

よく市ヶ谷や霞ヶ関のOBや官僚の方々から、ブログに関して「キヨタニさんのいっていることは正しいけど、表現がどぎついから反発する連中もいるんだよね。もう少し丸くならない?」てなお話を頂くこともあります。
転載先のコメント欄などでもたまに見かけます。

ですが、「仕事」では多少皮肉を効かせても穏当に書いているつもりです。
場外乱闘はラフだから盛り上げるというのもありますし、ある意味フラストレーションの発散の場でもあります。

それに鈍感な上に、自分たちが一番偉いと思っている裸の王様的な市ヶ谷の方々には、ある程度インパクトある物言いじゃないと通じない、という事情もあったりします。オブラートに包んだような話だと彼らは分かりませんから。

だからある意味挑発していることころもあります
それにプロであるならば、表現に問わずそれが真実かどうかを気にするべきです。
たとえその指摘が自分の組織にとって不利でも、真摯に受け止めるのが職業人というものでしょう。

それからブログは早耳情報的な情報も割合に積極的に載せたり、あとは所々重要な情報をちりばめたりもしています。分かる人には分かるけど分からない人には分からないような話です。たまに業界関係者からその件で連絡を頂くこともあります。

例えば経済など軍事外の話を書くと、お前は軍事以外の素人だから書くなとか、いちゃもんつける人もいますしね。
別に趣味で書いているからいいじゃないというのもあるけど、四半世紀も世界の軍需産業取材してきて、自分でも会社を経営して世界と取引しているですけどねえ。

そのような批判をする人の言を換言すると「専門家である俺様からすれば、素人であるお前は」ということになるでしょう。で、以前ではあなた様はどなた様でしょう。さぞや実績のある学者か経営者でしょうと水を向けると黙っちゃう訳です。

しかもその手のことを言う人間に限って、軍事に関してコメントするわけです。軍事の「素人」である自分はコメントする権利があると思っているらしい。世間ではこれを二重基準といいます。如何に自分のリテラシーが低いか、頭が悪いか公言しているようなものですが、悲しいかなその自覚がない。

別にどんな素人だってネットで発言する権利はあります。それが駄目だというのであれば、ぼくらが政治で投票するなんておこがましいことで、投票を廃止すべき、ということになるでしょう。政治問題のあらゆる分野に精通している人間なんていませんから。

繰り返しますがお仕事の原稿とブログは全く別物です。

誤字脱字が多いのは自分でもなんとかと思っているのですが、元々校正は苦手です。ですからお仕事の原稿ほど校正に労力は避けません。しかも二足のわらじですから。だからある程度開き直っているわけです。
プロだからなんとかしろと言われると、半分はお説ごもっともと思うのですが、後の半分は趣味で書いているのがいやなら読むなよと。そんなにいうんだったら、あなたボランティアで校正引く受けてくれますか?
と尋ねたら嫌だというでしょう。人には自分のために無料奉仕を強要し、自分はなにもしたくないというのはフェアではないとぼくは思います。



■本日の市ヶ谷の噂■
リンク機能を外し自らモンキーモデル化した陸自のAH-64Dの稼働は13機中5~6機、半分は飛べるだけで火器が使用できない有様。その64Dのサポートは2025年で終了。19年以降は部品枯渇の恐れも。同じ重量の黄金と同じ価格の攻撃ヘリは一度も戦力化せずに鉄屑化、との噂。
















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