半世紀遅れている日経と黒田日銀総裁の経済常識。 「経済の専門家」の実態

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO17393710W7A600C1SHA000/

円相場と輸出の関係薄い? 政府・日銀の見方に変化

2017/6/6 23:56[有料会員限定]日本経済新聞



> ある国の通貨が安くなると、国内でつくった物を外国で安く売りやすい。だから通貨が
安くなってしばらくすると、輸出が加速度的に増えていくのが経済学で「Jカーブ」と呼
ばれる現象だ。その国の輸出が増えるぶん他国が割を食うから、通貨安誘導は「近隣窮乏
化策」と戒められる。

>そんな常識を覆すように日銀の黒田東彦総裁は「日本は円安が進んでも輸出が増えなく
なった」と5月の討論会で嘆いてみせた。相次ぎ国際会議に出席した麻生太郎財務相も会
う人々に同じことを言っていた。2013年春の金融緩和に伴う円安で勢いづいたアベノミク
ス。当事者である黒田氏や麻生氏がわざわざ円安の効用を卑下するのはなぜなのか。


>政府関係者が指摘するのはここ数年の教訓。足元の輸出数量は順調に伸びているが、海
外の好景気に伴う増量が大半で、確かに「Jカーブ」効果は小さいようだ。

>もっとも、輸出増が期待通りでなかったとしても、企業の海外利益を膨らませ投資や賃
上げを喚起する円安の恩恵はなお軽視できない。円安が進むほど外国人投資家が日本株を
手がけやすくなり株価が上がる面もある。「教科書通りにはいかない」。黒田氏は経済の
難しさに悩ましそうな表情を浮かべる。
(編集委員 上杉素直、高見浩輔)

これはリフレ教の教祖様の自己批判も影響が大きそうです。
教祖様を盲信していたら、間違っちゃった、テヘッ! ですからねえ。

“教祖様”にざんげされた日銀
バーナンキ前FRB議長の反省
http://diamond.jp/articles/-/130528?page=2

>黒田東彦総裁率いる現在の日銀の金融政策は、バーナンキ氏を“教祖”の一人とするリフレ派の考えに沿って実施されてきたものだからだ。そのため、“教祖様”に素直に「ざんげ」をされてしまうと、日銀としてはこれからどうしたらいいのかという問題が生じる。

>「私はよく理解できていなかった。特に初期の論文では楽観的過ぎた。中央銀行がデフレを克服できると決意して金融緩和策を行うことに、私は確信を持ち過ぎた」

>彼はかつて、日本のインフレ率が低いのは金融政策が誤っているせいだと、日本銀行を激しく罵倒していた。しかし、ここにきてその論調は様変わりを見せている。「他の見解に忍耐を示さなかった」と反省の弁を述べていた。


よく「自称経済の専門家」と称する実体経済に参加したことの無い、学校で畳の水練やったような人たちから「お前は経済がわかっていない」と上から目線で怒られますが、所詮経済学なんてのは疑似科学です。
物理や化学と違って、同じ条件で実験ができない。できるのは過去の事例の分析だけです。
ですから権威があって声の大きな奴の意見が「定説」になるわけです。

科学よりも宗教に近いわけです。

しかも経済学といってもいろいろな流派があるのですが、いまの主流とされるのは一部でしかない。拝金のユダヤとピューリタンの悪いところの超合金みたいなアメリカの主流の経済学しか、経済学としか見てないわけです。
所詮、株や株屋、金貸しに迎合している学問です。

人間の心理も実体経済も勘案しない。だから株主が儲かって、経済のパイさえ拡大していればOKといった、論調をはってきた。ところがアメリカでは中間層が没落し、貧乏人は更に貧乏になっている。この現実をメディアが「経済の専門家」の言うとおりだと無視してきたからトランプなんぞといういかがわしいおっさんが、今までの政治やメディアとは違うというだけで大統領になっちゃったわけです。


日経と黒田総裁の「そんな常識」は半世紀前の話です。
実際に商売やっている人間からすれば、それせいぜい昭和の話ですよね、です。
これだけ日本企業の生産拠点が海外に移転し、高度成長期のような円安で輸出が伸びるなんて考えられない。
ぼくは安倍首相が就任する前からそう申しておりました。これは子供でも分かる話です。
洋服にいたっては、日本企業の製品含めて96パーセントが外国製です。

それに日本製といっても、部品やコンポーネントは海外製品だったりします。
繰り返しますが日経や黒田総裁のセンスはまだジョニ黒が珍重されていた、昭和な時代の話です。

それを確かめるため、多額の国費と、国の借金つぎ込んで確認したと。
こんなことは日経の偉い人と黒田総裁が民間企業で3ヶ月も丁稚奉公すれば分かる話でしょう。
そんな社会実験に警鐘も鳴らさずに、煽ってきたのが日経です。
やはり日経は株屋のための新聞で、実体経済なんかどうでもいい、株価が上がるか乱高下すればいいと思っている媒体です。ですからいつも申し上げているように、日経の記事は盲信してはいけません。
信じていいのは掲載されている広告と文化欄だけです。

しかも未だに「企業の海外利益を膨らませ投資や賃上げを喚起する円安の恩恵はなお軽視できない」なんて言い訳をしております。
まず賃上げは殆ど起きておりません。円安による物価の上昇、特に食品や日用生活品の値上げ、さらには社会保障費の個人負担が増えて、実質所得が減り、国が借金ジャブジャブやっているので、将来に不安を持つ国民は思いきった消費をしません。ですから個人消費は低迷したままです。GDPが多少増えて「景気判断はいい」となっておりますが、それも眉唾。そもそも景気がいい、とう定義もお上が決めたものです。
殆どの日本人は景気がいいなんて実感ありません。しかも国の借金で、乗数効果の低い公共事業とか、日銀が株や土地を買ったりして無理矢理相場を押し上げている官製相場であり、そのつけは将来に払う必要があります。


何度も申しておりますが、円安は個人消費を冷やします。
ところが黒田総裁やリフレ派はインフレになればみんなガンガンカネを使うんだ、と仰っておりました。そうであれば消費が増えているはずです。輸入業者もそっくり消費者に値上げ分を転嫁できるので、もうけが膨らむはずです。
ですが、実際にはそんな事象は起きておりません。

しかも円換算で濡れ手に粟の大企業は自社の賃上げは勿論、下請けにももうけは漏らしません。全部内部留保。
株価が上がっても、その利益を得る株主の7割は外国人。円安で国民を痛めつけて、もうけは外国人にばらまいているわけです。


未だに自分たちの所業を反省しないのが日銀と日経の偉い人たちです。間違いを認めないの人はまた同じような間違いを必ず起こします。それは日経や黒田総裁をみれば明らかでしょう。
よい子のみさんは真似をしてはいけません。全く博打打つならテメエのカネでやって欲しいものです。



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