【狼少年症候群】トヨタ大幅減益の大見出し。マスメディアが不況をつくる

トヨタ、9年ぶり営業減益に 09年3月期見通し
http://www.asahi.com/business/update/0417/NGY200804170015.html

 だからどうだというのでしょうか。
 あそこは内部留保をため込んでいて4~5年ぐらいは一台もクルマを売らなくてもやっていけます。減益ぐらいで大騒ぎをして一面トップで大騒ぎをする必要があるのでしょうか。

 かつてのオイルショックにしてもバブル崩壊後にしてもメディアは過剰に不況だ、大変だと煽り結果GDPの6割を占める個人消費に冷や水を浴びせてきました。

 円高で輸出企業の業績が下がるとメディアは大騒ぎしていますが、トヨタやコマツなど優良企業は海外に製造拠点を持ち、材料にしても最も安いところから調達できます。また海外で生産した製品を日本に輸入する場合、円高の方が有利です。ですから外からみるほど為替の影響はありません。
 また円高で儲かっている企業もあるのですが、これらについてはまるで報じません。
 
 しかも輸出はGDPの約1割に過ぎません。また日本の製造業は非常に強い非価格競争力を持っています。これがフィリピンとかどこでも手に入る一次産品しかないような国は確かに大変です。パイナップルとか砂糖を輸出している国の通貨が急激に上がれば、同じ商品を輸出している国は多数ありますから深刻な打撃を受けるでしょう。

 更にいえば我が国は特許権や版権使用料などの収入は大幅黒字です。円高になればこれらが更に増えます。また外国への投資のリターンも実質的に増えます。

 円高と資源価格の下落で原油、食品などの調達費はかなり下がっています。
 これは消費者にも恩恵があります。メディアは最近までガソリンが高いから、運送業者やタクシー運転手、漁民などが大変だと大騒ぎしていました。今や原油価格はピーク時の半分です。しかも円高だからですから更に安くなります。また外食産業や小売店もこの恩恵を受けます。
 これが南アの様に自国通貨が大幅に下がった国とは事情が異なります。

  ところが「よかった、よかった」という報道をメディアはしません。円高で儲かっている企業や潤っている個人の話は報じません。これはフェアではありません。大変だ大変だ、と悲観的な記事ばかりを大きく報じるのは世論をミスリードします。

 円高はGDPの6割を占める個人消費を刺激します。なんでこの事実を無視するのでしょうか。


 そうやって悲観的な記事を連発すると消費マインドが冷え込み、企業も宣伝費を削ります。つまり新聞やテレビ、雑誌などの広告出稿は減ります。センセーショナルな記事で多少発行部数が増えたぐらいでは補えないぐらいのダメージを自らに課しているわけです。
 真にもって奇特です。

 メディア各社が損をするのは勝手ですが(ぼくらのギャラや経費にも影響するのでホントは勝手ではないのですが)、世間様に迷惑をかけて欲しくないものです。


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