現代の士農工商とごね得

漁船の燃料費を一部補助へ 気仙沼市「金額は少ないが、国や県に救済策を促したい」
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080718/lcl0807181107002-n1.htm

 先週ですが、全国の漁民が一斉に出漁を取りやめて「スト」を打ったのは。
で、お上に燃料費の負担をしろと。

 いいですねえ。
 そういってごねると税金を恵んでもらえる業界は。

 ゴネれば当局からお金が降ってくる。まあ全部我々の税金からなんですけども。



 別に大変なのは漁業だけでは無いわけです。我々の出版業界なんて90年代以来氷河期並みで、それが更に悪くなっています。無論石油などの値上がりで紙代や書籍や雑誌などの搬送業者も大変です。

 少なくとも物書きはここ20年以上ギャラが上がっていません。しかも単行本の発行部数も、激減しています。状況は漁業よりもかなり深刻ではないかと思います。知っている人間でも結構廃業したり、田舎に帰った人も知っています。

 ですが我々物書きがストを打ってもお上は金をくれないでしょう。
 燃料費の高騰をモロに受けるのは零細な海運やタクシーがラーメン屋やソープランドでも他の産業も同じですが、補填はまずないでしょう。

 まるで士農工商そのままですなあ。

 この手の抗議行動を行って金がもらえるのは農業漁業など昔の士農工商でいえば「農」です。
 士は官僚、商工が我々零細な自営業者自由業者です。もしかするとその下かも知れません。ローンが組めなかったりカードを作れなかったり差別されますからね。何のことはない士農工商は生きているわけです。

 職業に貴賎無し、といいますがそれは嘘です。少なくともお上は貴賤あり、あるいは大事にする業界はあります。漁業なんか海自が訓練するとか、ロケットを打ち上げるとか、あるいは何らかの工事があると漁業補償をもらったりもしております。

 別にあたしゃ、国に所得を補填してもらおうとは思っていません(もっともくれるというならば拒みはしませんが)。

 ですが、特定の業界だけを国や地方自治体が特別扱いするのであれば、その理由を教えて欲しいものです。

 またこういうゴネれば金が降ってくると思っている業界、農業もそうですがほど自助努力をしません。困ればゴネればいいのですから。ごね得を許すとそれはその業界の将来を暗くすると思いますが。

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