バイオエタノールはメジャーなエネルギーソースにならない

 と、ぼくは思います。サトウキビの絞りかすやら余ったワイン、とれすぎて値崩れしたイモなんぞを原料にするならば、これは健全だと思います。

 ですが、わざわざそのためにトウモロコシやら食用の作物を栽培して燃料用するというのはどうでしょうか。
 まず、将来地球全体でトウモロコシを食料業界と燃料業界で奪い合うようになるのではないでしょうか。
 地球上で飢えているが人間がいっぱいいるといっても問題は絶対量の不足ではなく、偏在である。例えば我が国なんぞでは実際のに食べる用の何割か分という大量の食品が廃棄されている。それが問題であって作物の燃料利用の本質的な問題ではない、という意見もあるでしょう。
 
 また現在多くの穀物が家畜の飼料になって、それが肉やら乳製品やらに形を変えているわけで問題ないじゃないかという考え方もあるでしょう。だったら、家畜に飼料を食わせずに、そのまま穀物を喰った方が「エコライフ」だ、肉を喰うのを止めてしまえ、その分をバイオエタノールに回せばいいという考え方もできるでしょう。

  
 これららの問題と食用の作物をバイオエタノールに使用するこことの合理性と、倫理性の整合性は考えるべきでしょう。

 それとは別の問題もあります。これらの作物を作るために、大豆やら牧場をつくるためにアマゾンの森林を焼き払って、畑にしちゃようなことを平気でやる業者が出てくるでしょう。

 となれば、「地球に優しい」燃料とことにはなりません。その場合、単に燃料の多様化が進むだけ、ということになります。

 なんでもかんでも「地球に優しい」とか「エコ」とラベルを貼って商売にネタにするのはどうかと思います。
 寧ろ、食用油の廃油などある程度定量的に入手可能な各種の廃棄物のリサイクルをシステムとして構築するほうが正しいのではないでしょうか。

 バイオエタノールはあくまで廃物の有効利用に止めるべきではないでしょうか。
 親が昭和一桁世代なものでしょうか、食い物を燃やして自動車を走らせるというのはなんだか罰当たりなような気がします。

"バイオエタノールはメジャーなエネルギーソースにならない" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント