展望なき防衛装備庁の装甲車開発その2 将来水陸両用装甲車は画餅


我が国の装甲車開発を踏まえた
次世代水陸両用技術の成果と今後の展望

防衛装備庁 プロジェクト管理部
事業監理官(情報・武器・車両担当)付 事業計画調整官
1等陸佐 井上 義宏
https://www.mod.go.jp/atla/research/ats2019/doc/inoue.pdf

さて後半は現在進められている水陸両用装甲車の開発の自画自賛です。
これまた世界に冠たる日本の技術が~ みたいな話です。


そもそも論ですが、防衛省、陸幕に水陸両用装甲車の開発調達能力はありません。

だって、2年掛けて調達するかしないかを決めるという話を、「アメリカ様から言われました」と半年に端折ったわけです。
自分で決めるつもりはなく米帝のいいなりに装備調達を決めた。
その上既に発注した指揮通信車型と回収車型の到着を待たずに、APCだけでトライアルやったフリでした、おおすみ級からの発進テストも瀬戸内海で一回やったりき。想定戦場である南西諸島でのリーフや護岸での登攀テストもしていない。

しかも、米海兵隊からは俺達の中古買えばいいじゃない。安いし、俺たちも助かるからさあ、と言われたのとに単に陸幕がおニューが好きなのか、新品買って米帝様に媚をうるためか知りませんが新品買っちゃったわけです。

現場では整備も大変だとかで、どれだけ稼働率が維持できているんでしょうか。はじめからこの手の装甲車は塩水につけるんだから整備が大変だという認識があったかも疑わしい。

武装のMk19グレネードランチャーも訓練弾は無理やり、規格違いの96式自動擲弾銃の訓練弾を改造して使おうとして駄目だったとか、あんたら軍隊ですか?一体どこのお嬢様だ、といわれても仕方ないぐらい残念な経緯があります。

更に申せば、経験が無いのですから、英海兵隊のバイキングのような二連結ATVや通常のAMVのような水陸装甲車を揚陸艇と組み合わせ運用するというリサーチや、トライアルもやるべきでしたが、やりませんでした。

「だってUSMCが使っているんだもん」というなら陸幕も装備要らないでしょう。

そういう人たちがまともな水陸両用装甲車装甲車を開発できると信じるは随分とナイーブです。いつも下品で恐縮ですが、フランス書院の官能小説やらAVみて3D女性を口説こうとするようなものです。

2-3-b. 3,000馬力級エンジンの概要
(日本のエンジン開発の傾向)(P16)
211217装備庁水陸両用装甲車開発_page-0016.jpg
• コンパクト、軽量かつ高出力の水陸両用車エンジンを開発中 (今年度中に納入予定)
• このエンジンは、民生技術を活用し現有エンジンをアップグレードし、高性能かつ高い
信頼性を確保

3-1. 3,000馬力級エンジンの必要性
(将来水陸両用技術)(P18)
211217装備庁水陸両用装甲車開発_page-0018.jpg
• 我が国における水陸両用技術は3,000馬力級エンジンの実現により進展
• 3,000馬力級エンジンはサンゴ礁(礁池・礁嶺)の克服に必要

>40トンの車両において、履帯とウォータージェットを同時に
使用しサンゴ礁を克服するために3,000馬力が必要

3-2. サンゴ礁克服の必要性
(将来水陸両用技術)(P19)
211217装備庁水陸両用装甲車開発_page-0019.jpg

これは裏返せば、リーフ登攀能力のない、AAV7をどうして無審査で買ったの?、という話になります。ビーチでしか揚陸できないAAV7は無駄だったと告白しているようなものです。

3-3. 将来水陸両用技術の概要(P20)
211217装備庁水陸両用装甲車開発_page-0020.jpg
これもテクノナショナリズムを煽るだけの話です。
まず、例によって陸自で一体輌の水陸両用装甲車が必要で、それはどの程度のタームで調達し、開発費含めたプロジェクトの総額はいくらか、ということを提示していません。
調達数が30輌か200輌かでは1輌あたりの開発費は何倍も違ってくるし、そもそも開発するかしないか、という問題になります。

それをやらずに新しいおもちゃ作らせてくださいというのは随分と虫のいい話です。

また軽量履帯に関しては装備庁もMHIにも金属製を採用するそうです。ゴム製履帯には十分な強度が無いという話ですが、バイキングなどのATVはゴム製履帯を採用しています。ジェーンズのIDRの10月号ではゴム製履帯の強度に関する記事が掲載されています。
果たして装備庁やMHIは実際に実験したのでしょうか。このクラスの車体であればゴム製履帯を採用すれば1トン以上の軽量化が可能です。当然ながらサビにも強い。世界的な有力メーカーであるソーシー社の製品でも使って試験をするべきかと思います。まさか、装備庁が試作させたゴム製履帯だけを基準にしているのでしょうか?



3-4. 日米共同研究 (FY2017-2022)(P21)
211217装備庁水陸両用装甲車開発_page-0021.jpg
このプロジェクトは日米共同ですが、アメリカはどの程度本気なのか、調達数はどの程度を計画しているのか、その点のコミットメントは全く取れていません。

そして米海兵隊はAAV7を退役させる予定です。果たして本当に彼らが新しい水陸両用装甲車を欲しているのか。大変疑問だと思います。
【水機団涙目】米海兵隊AAV7を退役に。
https://kiyotani.at.webry.info/202112/article_9.html

高性能な新型ならば欲するはずだという意見もあるでしょうが、ぼくは否定的です。仮に海上速度が13キロのAAV7より早くともせいぜい50~60キロ程度でしょう。40キロを超える沖合から延々と航行してもいい的になるだけです。

そして上陸後はAAV7並に大きいので、愚鈍で地上戦闘ではこれまたいい的になります。
普通に考えれば、空輸可能な装甲車や、バイキングやACVのような装甲車を揚陸艇で上陸手前まで運搬するほうがリーズナブルと考えるでしょう。
それに重たい30ミリ機関砲を搭載した砲塔を装備するよりも、それは無人車輌に搭載するほうがいいのではないか、という発想も出てくるでしょう。

211217装備庁水陸両用装甲車開発_page-0024.jpg
4.結 言 (P22)
○ 我が国の島嶼侵攻事態時に、水陸両用車を用いて、島嶼防衛を効率的・効果的に行うために、水際機動性や海上航行速度の向上を実現することが有用
○ 本研究においては、装甲車の研究開発にて得られた国産技術のノウハウを活用するとともに、日米共同研究により、内容を充実
○ これら取り組みで、「諸外国との防衛装備・技術協力の強化」を推進

これらの主張は既に上記で述べたような疑問があり、自己正当化をするための官僚作文に過ぎません。決して潤沢ではない防衛省の開発費をこのような将来性の低いプロジェクトで浪費するのは避けるべきです。

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この記事へのコメント

Goodman80
2021年12月19日 14:48
日本政府、次期戦闘機のエンジンと機体の一部を英国と共同開発する方向で最終調整
https://grandfleet.info/japan-related/the-japanese-government-makes-final-adjustments-to-jointly-develop-the-engine-and-part-of-the-next-fighter-aircraft-with-the-united-kingdom/
次世代の戦闘機はとんでもない量の発電量が要求されるようです。旅客機みたいに発電専用の第三のエンジンが必要とされるかも。F-3の概念図はテンペストそっくりなんだが、一緒にやった方が税金の無駄遣いは減ると思うんだが、全てはアラー(三菱様ともいう)の思し召しか。
KU
2021年12月19日 14:53
頭痛が痛くなってまいりますた( ノД`)…。ガチで装備庁も解体して陸海空自に、それぞれ好き勝手にやらせたほうがまだマシな気がしてきましたが....。装備品の研究開発が手段じゃなく目的と化しているし。しかも、外国製品を比較検討したようにも見えないし。とにかく「わが大日本帝国の技術力わ世界一!」てな、井の中の蛙状態だし。こんなアホな組織を維持するために、税金なんて払いたくないですよ。

>陸自の次期装輪装甲車の候補の一つ“パトリア AMV XP ”

https://worldtanknews.info/armoredcombat/patria-amv-xp-one-of-the-candidates-for-the-gsdfs-next-wheeled-armored-vehicle/

>>>信頼と実績がある装甲車両です。

フツーの軍隊は、この2つを重んじて装備品を導入しますよね(^_^;)。トヨタの車やコマツの建機だって、信頼と実績があるから世界で売れてるわけで。この2つと最も縁遠いのが防衛省自衛隊orz。けど今回のトライアル、よくもまあ、AMVを残したよなあ。
偽陸士
2021年12月19日 22:02
陸自も水陸両用車輛に固執し過ぎ。

たぶん頭の中はWWⅡのイメージのままなんでしょうね。

沖合いの輸送艦からAAV7や輸送ヘリを発進させるよりか、高速艇で素早く海岸に取り付いた方が遥かに安全でコストも掛からないと思うのだが。
どうしても水陸両用が欲しいならBMPでも買えばいい。


F-3もいい加減止めて欲しいものです。
大人しくテンペスト買って部品生産の仕事を貰えば充分でしょうに。
ブロガー(志望)
2021年12月19日 22:20
お邪魔します。
 ふと思ったのですが、ホバークラフトには
・水上でも陸上でも凸凹に弱い。
・砂浜なら兎も角岩場とかでは浮上走行に必須のゴムのスカートが敗れる可能性がある。敵対者にとってもそこが狙いどころである。
・重い物は運び辛い。
・燃費他のコストが高い。
といった問題が考えられます。有用足り得るかは状況次第といったところでしょうか。また旧ソ連が開発していた海鳥のように翼と海面との間に空気を挟む表面効果機も、その後は寡聞にして聞きません。恐らく相応の人・モノ・金をつぎ込めば実用化はできるのでしょうが、その「動機」が不足しているのではないかと。アニメでお馴染みの二足歩行兵器も、宇宙空間なら兎も角重力の制約がある地上では「歩く棺桶」になりかねません。と考えればこれに関しては「特効薬」など無く、既存の物を組み合わせて凌ぐしか無いのでしょうが、防衛装備庁とその周辺は「自分達なら『特効薬』を作れる」とでも思っているのではないかと。
Goodman80
2021年12月20日 08:53
世界で売れる韓国製「K9自走砲」何がイイのか? 武器が売れない日本との違い
https://trafficnews.jp/post/113665
海外に売れる売れない以前の問題で、最初から性能時点で遅れ、アップデートも現地対応もしないのでは売れるはずも有りません。井の中の蛙性能で、価格も数倍な物が売れるはずも有りません。最近知られるようになった維持費もアホみたいに高い。C-2やP-1ってステルス仕様なんですかね?
記事の内容からすると防衛装備庁は韓国の組織より遥かに劣り、幼稚園レベルです。真面な開発が出来ると思う方がおかしいのです。日本は南北に長く、部隊によって必要な装備や服装等も違うはずです。小銃の仕様弾薬等最低限の決まりを作り、現地の裁量に任せ、防衛省は納期・価格調整、契約等に特化した組織にすべき。AMVやバイキングを採用するにしても沖縄と北海道ではクーラーやヒーター等違う物が必要です。末端の兵隊さんの環境改善が急務、前線にクーラーがいらないなら、肉体労働もしない防衛省の建物の方が必要性は遥かに低い。各駐屯地内も同じ。防衛省内はクーラーを全廃すべき。
ロシアは温度調節の出来る装甲スーツの開発も行っています。兵員数の遥かに少ない日本に出来ない訳が有りません。総理大臣も玩具の戦車に乗っけて貰うのではなく、一般の兵士と一緒に演習に参加すべきでしょう。少しは真面な頭になれるのでは?
Goodman80
2021年12月20日 09:08
統計不正、検査院が国会報告せず 「行間に書き込んだつもり」
https://www.asahi.com/articles/ASPDM5G3XPDKUTIL05V.html?iref=comtop_Politics_01
会計検査院の存在意義自体が無い。各省庁の顔色伺いではやってます組織なので税金の無駄遣いで、解体すべき。とてもG7とかに参加できる先進国とはまるで思えない。軍部独裁のミャンマーとか文句言えるレベルではまるでない官僚による独裁国家。やはりGHQによる再占領は必要なのか。
ミスターフリゲート
2021年12月20日 11:04
goodman80さん
>やはりGHQによる再占領は必要なのか。

冗談でもやめてください。自分たちでやりもしないで無責任すぎます。とにかくやれるだけやるしかありません
やれやれ
2021年12月20日 16:17
ブロガー(志望)さん、
LCACの様なホバークラフトの欠点は仰る通り。ビーチには向いていますが…珊瑚礁は…
多少スカートが破れても致命的にビリビリで無ければ浮上するので一回限りの使い捨てなら何とかなるかも?
とは言えホバークラフトは早いことは早いのですが、だからと言って隠密行動がとれるわけもなく思いっきり目立ちます。簡単にミサイルで撃破されるでしょう。先に揚陸する時はいいのですが、先に揚陸された場合は運用に無理ありますね。

それと地面効果翼機ですが、これが流行らない理由は急旋回ができないからです。急旋回しようとすると翼端が水面に触れてしまいます。なので特に高速走行の時は旋回半径が凄く大きくなります。小型でも同じ問題で小回り効かないですから大型なら尚の事。直線を真っ直ぐ飛ぶには向いていますが、それだとミサイルどころか大砲とか無反動砲の的になるだけかと。

個人的に色々考えて見たこともあるのですが、
揚陸作戦は相手が小銃程度ならまだしも、
色々武器を持ち込んでいると現実的では無いですね。誘導兵器やドローンが沢山あるとそれだけで全滅されかねません。

結局空から空挺降下するのが一番の早道かと。
どこまで使えるのか分かりませんがヴィーゼルの様な空挺戦車とか小型車両に短距離ミサイルや誘導できる無反動砲を一緒に落とす方が相手にダメージ与えてこちらの損害は海からの揚陸作戦より少なめになるのでは無いかと愚考します。


Goodman80
2021年12月20日 18:32
ミスターフリゲートさん
控えめに見ても今の状態は戦前よりも酷いです。敗戦でリセットされても70年経つとこのレベル。やるしか無いですでは代案に成りません。批判の為だけの発言はネトウヨと同じです。
この国は自己修復は出来ないので外圧による変革しか有りません。霞が関に中性子爆弾でも落ち、試験対策だけが上手な高偏差値バカが一掃されれば変わるかも。
ミスターフリゲート
2021年12月20日 23:42
Goodman80さん
>この国は自己修復は出来ないので外圧による変革しか有りません。
霞が関に中性子爆弾でも落ち、試験対策だけが上手な高偏差値バカが一掃されれば変わるかも。

それが有権者たる貴方が言うことですか?正気疑います。もしあなたが私の前にいたとしたら逮捕覚悟で殴りたいですね。その発言が冗談でなく本気なら尚更。なにが原爆落とされろだよ。てきとうなことを軽々しく言いやがって。便所の落書きレベルまで落ちぶれたんですね。
・・・若いもんが偉そうにほざくなと思いでしょうが、言っていいこと悪いことあります。
外圧ってなら外国の顧問メインで立て直しとかありますでしょうが。それでも満足しないなら特殊部隊を送って自民とアホ官僚だけピンポイントで潰す(これも賛同できないが)、程度にしてください。
原爆だの中性子爆弾など、大量の犠牲者と大損害を招く方法なんて誰も賛同しません。貴方の発言は全ての国民を敵にしたものです。
正直言って不快しかないです。二度とこの発言はやめてください。
19190213
2021年12月21日 10:14
ミスドさん
それならば以前清谷さんも地方に核を落として住めなくしてやれぐらいは言っていた気がしますねw
というか、賛同できないといいつつ暴力の代案を示している時点で同じ穴の貉かと思います。
一人やろうが大勢やろうが殺しは殺しです。
現実的に起こりえないのに目くじら立てなくても良いと思います。
偽陸士
2021年12月21日 11:07
Goodman80様。

>この国は自己修復は出来ないので外圧による変革しか有りません。
霞が関に中性子爆弾でも落ち、試験対策だけが上手な高偏差値バカが一掃されれば変わるかも。

この国が自発的に変革を遂げられないのは、明治以来の役人主導に依る国家運営が最良であると皆が思い込んでる事が原因です。

つまり哲学の戦いなのです。

強欲と腐敗と冷笑は銃弾では倒せません。


ミスターフリゲート様。

>原爆だの中性子爆弾など、大量の犠牲者と大損害を招く方法なんて誰も賛同しません。貴方の発言は全ての国民を敵にしたものです。
正直言って不快しかないです。二度とこの発言はやめてください。

どんな発言であってもやめろと無理強いはいけません。
思想(イズム)をファッショ(束ねる)のは滅亡の第一歩です。
今の日本に吹き荒れる忖度の嵐は正にファシズムそのものです。
権力者が直接手を下していない点が、欧米と違いますが、戦前も令和の日本も正にこの状態です。
19190213
2021年12月21日 11:07
やれやれさん
空挺も揚陸も土台は同じですよ。
敵が準備した地域には実行できないかとんでもない損害を負う。
寧ろ空挺の方が難易度は高いです。
降着地は限定されるし、重装備は使えない。
おまけに補給は困難。
パラだけで言えば、敵が展開する前に先んじて要所を確保するために降りるか、大陸の軍隊みたく攻勢時に有力な友軍が攻勢を仕掛ける際の補助になると思います。パラは使い勝手悪いです。
となるとヘリボンしかないんですが、ヘリだって降着地をまず確保しないと簡単に落とされます。
そして継続的な補給は場合により困難です。
部隊規模で降着できそうな場所なんて相手は当然警戒してますのでこれを主攻とするのは難しいんですよ。

一番巧くいくパターンは、海岸線が長くて相手兵力が地形に比して少ない時かと思います。
”いない場所”に降ろすのが一番ですからね。
やるならば、ソ軍方式がベターかなとは思います。
空挺(渡河点確保のきっかけ)+揚陸(本命)で渡河しちゃうのが無難かなと。

一番の土台は有力な敵を排除しないと両方難しいというところですから、多分洋上の機動速度も装甲車としての中途半端さや脆弱性というのは本質ではないと思います。
基本的に海と空を占めて、その上で徹底的に叩き敵の重装備を粗方潰した上での残敵掃討(一寸軽く言い過ぎですが)と思った方が良いです。

海と空を占めて我の火力をしっかり通すことで、残敵の火力を下げ機関銃程度に対処できる車両又は舟艇で被害軽減しますってレベルで良いと思います。
ご認識なさっているとは思いますが、攻勢において一番大事なことは変わらず空と海を占めることだと思います。
何もないところに降りたいという本質は空挺も揚陸も同じかと思う次第です。


余談ですが
中多運用が標準化されつつある中で、AAVの洋上での無防備さを理解していないはずはないと思います(そうでなければ、本当に機甲科の為の政治的な装備導入でしょうね。)。
中多は照準とミサイル発射役を分離できます。
迫のようにFOが狙い、本体は隠れつつ発射し移動し退避する。
射程もそれなりにあるんで沿岸部でも奥に引きこもりつつ使える。
そういう武器もあることを考えれば、AAV運用は基本的に海と空がしっかりしないと使えない。
それを差し置いても、リーフで使えないのは説明できないのですけどもね。
粗方空と海でお掃除してくれないとああいう車両はそもそも運用できないと思います。
”お掃除できるのか”という点を空と海で共有していないならば、もうマルチドメインが既に有名無実になっている証拠でもあるんでしょうけども。
19190213
2021年12月21日 11:14
AAVについて陸に聞くのも良いですけども、空と海にきくのも良いかもしれんですよね。
空と海を抑える自信はありますか?と。
ないっていうならば、AAVは陸自のオ〇ニー確定で火山災害や水害が起きやすい自治体に売り飛ばすべきかもしれません。

マルチドメインはやるべきこととして合致していても、どうもリソースを見ると相手に比して小さくマルチドメインは出来ないような気がしてならないと思う次第です。
キヨタニ
2021年12月21日 11:39
別に人間のいるところに落とせとは言っていませんよ。
疎開させた上で核を使って汚染させればそこは物理的に住めなくなるので、そこで自治体を維持して税金の浪費することはできなくなるよ、ということです。

>19190213さん
>
>ミスドさん
>それならば以前清谷さんも地方に核を落として住めなくしてやれぐらいは言っていた気がしますねw
>というか、賛同できないといいつつ暴力の代案を示している時点で同じ穴の貉かと思います。
>一人やろうが大勢やろうが殺しは殺しです。
>現実的に起こりえないのに目くじら立てなくても良いと思います。
偽陸士
2021年12月21日 14:20
清谷様。

>別に人間のいるところに落とせとは言っていませんよ。
疎開させた上で核を使って汚染させればそこは物理的に住めなくなるので、そこで自治体を維持して税金の浪費することはできなくなるよ、ということです。

007シリーズのゴールデンフィンガーじゃないですか。(笑)

それはさておき、国家財政が破綻した上に山河も無しでは目も当てられません。

逆に稼げるようにするのです。

チーズやバターを緊急輸入するその一方で、牛乳の大量投棄。
常温保存牛乳の不認可。
大麻栽培の禁止。
どぶろくの禁止。
猟銃の住宅近くでの発砲禁止。
分不相応な林道からドローンの活用へシフト。
医療と教育のリモート化。


これらを取り除けば農村は甦ります。

もっとも先に団地や住宅地が廃墟になるのが先ですが。
19190213
2021年12月21日 15:54
清谷さま
失礼しました。
当時は衝撃を受けましたが今になってみれば私も自分で生きようとしない地方は切り捨てるのが良いのかなとは思うようになりました。
私自身ド田舎の出身ですが、公共インフラや鉄道などを無理に維持しているのは感じるところがあるので、要すればインフラ民営化を進めていくのが良いのかと思ったこともあります。
誤引用して申し訳ございません。
やれやれ
2021年12月21日 16:45
19190213さん、
頭で想像する程現実はうまく行きそうに無いって事ですかね。
地味に空爆して敵を無力化するしか無いですかね。
無人機があればそれらに肩代わりさせつつと言う戦法もあるかも知れませんが。
やはり上陸されて長期間占拠される時点で空海に穴が生じたとしか思えない訳で、その場合は奪還できなさそうですね。
何故なら自衛隊の空海が制圧してないなら敵が制圧しているのと同じ状況でしょうから。
大攻勢で奪い返す?逆に大攻勢かけられて自衛隊終了の予感。
19190213
2021年12月21日 21:39
やれやれさん

>地味に空爆して敵を無力化するしか無いですかね。

ベストだと思います。
ただし、この辺は空さんも海さんも疑わしいですよね。
理想で言えば海と空を占めて陸が馬乗りになって仕留めるのがよろしいのでしょうが、戦力差がww2大戦末期程には開いていないので常々言われているフォークランド紛争にやや似たような形状になるかもしれませんね。
あれも航空・海上優勢はお互いに推移するも最終的には勝者側の英軍が握っていたと思いますのでどういう形であれども海と空を占めなければ善戦はしても敗北は免れないのではないかとも思います。

>やはり上陸されて長期間占拠される時点で空海に穴が生じたとしか思えない訳で、その場合は奪還できなさそうですね。
何故なら自衛隊の空海が制圧してないなら敵が制圧しているのと同じ状況でしょうから。

正直、空さんと海さんの方針が解らないんですよね。
知識が薄いのもあるんですが、必ずしも絶対に敵が出てきても戦うわけではないということ位しか言えないんですよね。
ですから、温存し1~数か月後にということもありえなくはないです。

基本的に海、特に空は防御的な側面で見たときに弱いユニットなので基盤である基地や地上にある時に撃破されてしまうというのは戦史では防御側が常に受けてきたものになるので今回で言えば、中国のドローンや誘導兵器の攻撃にどれだけ対処できるか。
もしくはどれだけ躊躇うか(例えば市街地近くであったり、米軍共用施設であったりと)。そしてどれだけ初太刀を避け戦力を温存できるか。
そういった結果により、反転攻勢の時期もこちら側の出せる手数も変わるのかと思います(もちろん仰るように手も足も出ないケースもあると思います。)。

長期化した場合は、彼らの地上軍が島を陣地化し恐らく接近拒否を展開するでしょうから難易度は跳ね上がりますね(その前に港に機雷まくなり破壊したりしたいですね。)。



>無人機があればそれらに肩代わりさせつつと言う戦法もあるかも知れませんが。


中国のドローンちょっと拝見したんですがあれはかなりやばいですね。
小さい自爆ドローンなんてゾッとしますね。
戦場の霧が晴れつつあることにより、やはり攻勢側が優位な戦場になりつつあるようで防御側としては芳しくないです。
明確に守れるかどうかは言いたくはないですが、本気で来られると破綻すると思います。

こっちにもあればいいんですけどね・・。

>大攻勢で奪い返す?逆に大攻勢かけられて自衛隊終了の予感。

戦争は落としどころが難しいですからね。
なんせ彼らは両用戦部隊だけでも6個旅団とスケールが違いますからね。艦船数も多いですし仮に取り返しても再度攻勢というのは絶対にないとは言えないですよね(こちらは一会戦やれたら限界かと)。
正直開戦すれば敵の兵站線や策源地である港や空港は誘導兵器で叩いてほしいとは思うんですが彼らの国民の世論が沸騰することを思えばものすごく怖いですね。
それで長期化するのだけは絶対に避けないと。
最悪でも限定戦争にするための努力はしっかりしないといけないと思います。

そういうことを踏まえると、単純に軍備で追い払うということよりも外交努力の方が重要になるかもしれません。
勿論彼らは、あまり信用できない人らではあるんですがある程度はつながりを持ちつつお互いに利害を持ち殺しては困る相手としてやっていくのも手かもしれません。
そういう意味では、物心両面の準備はしつつも嫌々ながらも握手する必要性もあるのではないかとも思います(この辺が元首相のAさんと相いれない所です。日本の軍備の酷さ解ってんのかなと)。

私の見識だけでは外交的にはどれが最善かというのがいまいち定かではありません。
やれやれ
2021年12月22日 21:50
「ただし、この辺は空さんも海さんも疑わしいですよね。」
とりあえず空海さん(有名な弘法大師じゃないです。海空だと変換が大変なので(笑)それとまず空が制空権を確保しないと海自が火だるまにされちゃいますからね)

「正直、空さんと海さんの方針が解らないんですよね。」
幕僚長はじめTOPの人たちはよく考えて防衛構想を練って欲しいところですね。

「特に空は防御的な側面で見たときに弱いユニットなので基盤である基地や地上にある時に撃破されてしまうというのは戦史では防御側が常に受けてきたものになるので今回で言えば、中国のドローンや誘導兵器の攻撃にどれだけ対処できるか。」
掩体壕も少ないし対空防御も短SAMとVADSでは十分とは言えないでしょうね。
今月の航空ファンは那覇基地特集でしたが、最も有事に近いところなのに不安しか無いですね。那覇空港の隣だし海自航空基地共々ドローンの防御力は皆無かも。

「中国のドローンちょっと拝見したんですがあれはかなりやばいですね。小さい自爆ドローンなんてゾッとしますね。」
誘導無反動砲みたいなものですからね。しかも小さくて軽いから結構数を持ち込めるでしょうね。攻撃する側からするとかなり厄介な存在になると思います。その辺り自衛隊がどこまで理解しているのやら。

「最悪でも限定戦争にするための努力はしっかりしないといけないと思います。」
向こうも全面戦争まではしたいとは思わないでしょう。
地域限定なら米軍も出てこないでしょうけど、都市部や基地などの攻撃が多くなると米国も出てこざるを得なくなるでしょうから、必要最小限で最大の効果が得られる方法を取るのではないかと。

「単純に軍備で追い払うということよりも外交努力の方が重要になるかもしれません。」
まず第一にここでしょうね。何の前触れもなく突然襲ってくることは兵站の上でもありえないですからそれなりに軍を動かして来るには必ず何か動きがあると思います。変な事をさせない外交努力は惜しむべきでは無いでしょう。
とにかく戦争にはお金も人も物資も掛かるので余程コスパに見合う作戦でも無い限り動かないとは思いますが。
NAKA
2021年12月23日 22:48
正直、さんご礁と格闘している間に戦闘は終わっているとおもう。米軍でさえ開発に失敗して廃棄(水没事故による)しようと言う時に何を考えているのか。

但し、歩兵戦闘車の戦闘での必要性はシリアの激戦地で証明済みなので、買えるものならロシアに行くほかないだろう。
ただ、BMPとBTRの用途の違いすら分からない、わが国のレベルでは使いこなせないだろうが。
19190213
2022年01月02日 01:20
>向こうも全面戦争まではしたいとは思わないでしょう。
地域限定なら米軍も出てこないでしょうけど、都市部や基地などの攻撃が多くなると米国も出てこざるを得なくなるでしょうから、必要最小限で最大の効果が得られる方法を取るのではないかと。


強く同意します。
ただし、それは相互の信頼性がある程度あってのことかとも思います。
前置きとして、ここで言う信頼性というのは、戦争の三位一体で言うところの政府を指す従属性や国民を指す暴力性の問題であって所謂(○○人は信頼できない)といった話の類ではないです。

政府が政治的目的を達成するために外交の延長線上にあるのが戦争というのはご存じではあると承知していますが、しばしば戦争においては両国民の敵愾心が増すことによって全くもって理性をはずれた暴走状態になることがあります。
例えば敵性言語とかですかね(あれは民間発祥だったかと)。

しばしば、政府は手段の一環として国民を煽るもしくは鼓舞することがあります。
そこまでは良くても互い憎悪が募れば抑えが利かなくなることだってあるはずです。
そういったことを考えて尚且つ起こったとしてもそれを抑えることができるだけの組織の機械的な信頼性が担保されているかどうかというのは気になるところです。

国民の温度感を振り返れば、中国では尖閣諸島問題時には漁船の船長を祭り上げたかと思えば一時すれば監視または軟禁し沈静化を図りました。
ただし、そののち国有化に併せて日系企業はしこたま殴られたのはご記憶にもあるとおもいます。これは果たして政府にとっての限界だったのかそれともガス抜きとして許容だったのか。

あのエネルギーは相当に恐ろしいと思います。
そういうことを踏まえると空海自は、”どこまで行動してよいのか”というラインが気になりますね(仮に集積地、策源地への攻撃が正しい軍事的な方法だったしても、彼らの国民はそれをどうとらえるか)。
始めは互いに合理的でも何かの拍子にたがが外れる。
彼らの政府の信頼性が不明であるゆえにその点が非常に怖いところです。
19190213
2022年01月02日 01:28
まぁ逆もまたあり得るわけで、国民に対して自衛隊は強い強いと誤認させれば、こちらの国民も又”まだやれる”と攻勢限界を見誤ることだってあるかもしれんのであんまり自衛隊に阿るメディアは有害なのかもしれません。
ありのままを伝えてくれるのが良薬になるのかもですね。