展望なき防衛装備庁の装甲車開発。
防衛装備庁には装甲車開発の展望や戦略はありません。
単に国産装甲車を作りたいという情念だけです。
端的に申せば技術屋の寝言です。
産業として如何に継続、発展させて行くかという視点が全くありません。
我が国の装甲車開発を踏まえた
次世代水陸両用技術の成果と今後の展望
防衛装備庁 プロジェクト管理部
事業監理官(情報・武器・車両担当)付 事業計画調整官
1等陸佐 井上 義宏
https://www.mod.go.jp/atla/research/ats2019/doc/inoue.pdf
1-2 日本における装甲車開発の概要(P7)

2-3-a.国産技術の概要(日本のエンジン開発の傾向)(P15)

国産エンジン、トランミッションすげーだろ、みたいな話です。
これで喜ぶのはテクノナショナリズム大好きな軍オタとか国士様です。
装甲車用のエンジンもトランスミッションも各モデルの調達数が極めて少ない。
それは毎年の調達数が少なく、またファミリー化をおこたってきたわけです。この文書でもそれに対する反省はなく、技術自慢ばかりです。
装甲車の調達は1モデル30年にも及びます。
ですから例えば300両調達するのであれば平均、10両です。エンジンもトランスミッションも10基です。民間の大型トラックと比べて極めて少ない。
30年の途中でとっくに旧式化しています。そしてその旧式化したコンポーネントをメーカーである三菱重工、その下請け企業はラインを30年以上(最後に作ったロットの維持のためには10年は必要でしょう)、40年は必要でしょう。当然ながらコスト効率はたいへん悪い。
そしてそのような少数生産のエンジンの信頼性は高いのか。これまた大変疑問になります。
例えば、エンジンならばMTU、キャタピラー、イベコ、シュタイアーなど、トランスミッションであればレンク、アリソン、ZFのようなメーカーと比べて、性能、品質、信頼性、コストはどうなのか。多分かなわないでしょう。
大量に生産するということは、それだけ利益も大きくなり、研究開発費も多くなります。対して家内制手工業、工芸レベルの我が国のエンジンやトランスミッションが対抗できるかどうかは疑われて仕方ないでしょう。
ではどうしたらいいのか。
一つの解は輸入品に切り替えることです。MHIのカスタムエンジンをキャタピラーやMTUに変えれば、高い信頼性、性能、安いメンテコストが実現できます。
それはイヤだ、国産を維持したいというのであれば知恵を出すことが必要ですが、装備庁に知恵を出す人はいないようです。
国産でもやりようはあります。
●調達期間を短くして、30年かけるところを5~10年にする、であれば量産効果は3~6倍になります。
●ファミリーを進める。これまで陸幕や装備庁は死ぬほど嫌なのか、諸外国が当たり前にやっているファミリーを拒否してきました。このため少数生産ばかりでコストが極めて高いものになりました。今進められている共通戦術車輌、次期装輪装甲車になってやっとファミリー化が実現しそうです。共通戦術車輌はMHIのMAVに事実上決定、次期装輪装甲車はMAVとパトリアのAMVの一騎打ちとなりましたが、採用にあたって、MAVのエンジンとトランスミッションを搭載するという手もあるでしょう。であればMCV、 共通戦術車輌、次期装輪装甲車のエンジンが共通となり量産効果がでるし、維持整備費も安く上がります。整備員の教育も共通化できます。
ですが、装備庁や陸幕にはそのような発想がないようです。
●輸出の促進。装備庁やMHIの自己宣伝の通りであれば戦車に限らず、中型小型装甲車両向けのエンジンの輸出は可能でしょう。戦車向け政策上できないなんていう、寝言はやめるべきです。エンジンは単なる汎用品です。それを理由に欧州各国は洗車用エンジンも含めて中国に輸出、技術供与を行ってきました。中型小型エンジンならばなおさらです。
●ハイブリッド化、電動化を進める。いまのEVバブルは利権の匂いプンプンのインチキくささ満開ですが、長期的に見れば軍用車両のEV化は進むでしょう。既に英国防省は現用装甲車両のHV化の実験や技術検証を進めています。
ですが現状ではディーゼルが圧倒的に強い。世界の軍隊でもHVやEV化はさほど進んでいません。であれば早いうちに自衛隊でHBV、EVを進めて、輸出を促進して世界のシェアを獲得するという手があるでしょう。残念ながらこれまた防衛省や経産省にはそのような構想は無いようです。
つまり、国産を維持するのであれば生産数を増やすしか無い。それには輸出も不可欠である。ところが装備庁はそんなことを考えずに、目先の装甲車の開発だけを考えて、国産エンジンすげー、国産トランスミッションすげーとやっているわけです。
結果として陸自の装甲車両の更新は遅々としてすすまず、設計者、技術者の経験は深まらず、新しい技術の取り入れもできていません。この四半世紀ほどで、日本の装甲車は技術的にはトルコ、南アフリカ、UAE、シンガポール、韓国から大きく遅れをとっています。
これは現物を見れば分かる話ですが、そのような事実に目をつぶって「ウリナラファンタジー」を信じているのが防衛省、メーカー、軍オタさんたちです。
トルコやシンガポールが急速に技術力を上げたのは、外国製の信頼性の高いコンポーネントを採用したことも大きい。エンジン、トランスミッションに限らず、車軸、伝達系では
主要コンポーネントメーカーが信頼性の高い、リーズナブルな製品を供給していきたからです。これはパソコンのCPUやメモリーがコモディティ化したのと同じことです。
ですから彼らは輸出市場でも大きく売上を伸ばしてきました。何しろ補修部品が世界のどこでも手に入るのですから、それは輸出では大きなアドバンテージです。
そして実力が付けば、それらのコンポーネントを国産に変えて行ったりもしています。
対してイスラエルはパワーパックの設計や開発は行っていますがエンジンやトランミッションは外国製に依存しています。臨戦国家であれば国産しそうなものですが、イスラエルは人口が少なく、国内で自動車産業を育てる市場がないからです。
これは人口の多い、南アやトルコとは大きな違いです。
日本の場合でも、量産を行い、輸出をするということに興味がないのであれば、潔く国産をやめるべきです。少数生産で、高コストで信頼性の引く製品を高コスト作って、高い維持費を払い、将来は撤退して税金をドブにすてるのであれば、それはやめるべきです。
日本政府、防衛省、経産省、そして業界にやる気がなく、惰性で国内開発生産基盤の現状維持をするのは自ら日本の安全保障と産業の弱体化を招くだけです。
週刊東洋経済12/25、1/1合併号に寄稿しました。
増額で自衛隊は強くならない(P166)
Japan In Depth に以下の記事を寄稿しました。
新聞が誤報する史上最大の防衛補正予算
https://japan-indepth.jp/?p=63181
単に国産装甲車を作りたいという情念だけです。
端的に申せば技術屋の寝言です。
産業として如何に継続、発展させて行くかという視点が全くありません。
我が国の装甲車開発を踏まえた
次世代水陸両用技術の成果と今後の展望
防衛装備庁 プロジェクト管理部
事業監理官(情報・武器・車両担当)付 事業計画調整官
1等陸佐 井上 義宏
https://www.mod.go.jp/atla/research/ats2019/doc/inoue.pdf
1-2 日本における装甲車開発の概要(P7)

2-3-a.国産技術の概要(日本のエンジン開発の傾向)(P15)

国産エンジン、トランミッションすげーだろ、みたいな話です。
これで喜ぶのはテクノナショナリズム大好きな軍オタとか国士様です。
装甲車用のエンジンもトランスミッションも各モデルの調達数が極めて少ない。
それは毎年の調達数が少なく、またファミリー化をおこたってきたわけです。この文書でもそれに対する反省はなく、技術自慢ばかりです。
装甲車の調達は1モデル30年にも及びます。
ですから例えば300両調達するのであれば平均、10両です。エンジンもトランスミッションも10基です。民間の大型トラックと比べて極めて少ない。
30年の途中でとっくに旧式化しています。そしてその旧式化したコンポーネントをメーカーである三菱重工、その下請け企業はラインを30年以上(最後に作ったロットの維持のためには10年は必要でしょう)、40年は必要でしょう。当然ながらコスト効率はたいへん悪い。
そしてそのような少数生産のエンジンの信頼性は高いのか。これまた大変疑問になります。
例えば、エンジンならばMTU、キャタピラー、イベコ、シュタイアーなど、トランスミッションであればレンク、アリソン、ZFのようなメーカーと比べて、性能、品質、信頼性、コストはどうなのか。多分かなわないでしょう。
大量に生産するということは、それだけ利益も大きくなり、研究開発費も多くなります。対して家内制手工業、工芸レベルの我が国のエンジンやトランスミッションが対抗できるかどうかは疑われて仕方ないでしょう。
ではどうしたらいいのか。
一つの解は輸入品に切り替えることです。MHIのカスタムエンジンをキャタピラーやMTUに変えれば、高い信頼性、性能、安いメンテコストが実現できます。
それはイヤだ、国産を維持したいというのであれば知恵を出すことが必要ですが、装備庁に知恵を出す人はいないようです。
国産でもやりようはあります。
●調達期間を短くして、30年かけるところを5~10年にする、であれば量産効果は3~6倍になります。
●ファミリーを進める。これまで陸幕や装備庁は死ぬほど嫌なのか、諸外国が当たり前にやっているファミリーを拒否してきました。このため少数生産ばかりでコストが極めて高いものになりました。今進められている共通戦術車輌、次期装輪装甲車になってやっとファミリー化が実現しそうです。共通戦術車輌はMHIのMAVに事実上決定、次期装輪装甲車はMAVとパトリアのAMVの一騎打ちとなりましたが、採用にあたって、MAVのエンジンとトランスミッションを搭載するという手もあるでしょう。であればMCV、 共通戦術車輌、次期装輪装甲車のエンジンが共通となり量産効果がでるし、維持整備費も安く上がります。整備員の教育も共通化できます。
ですが、装備庁や陸幕にはそのような発想がないようです。
●輸出の促進。装備庁やMHIの自己宣伝の通りであれば戦車に限らず、中型小型装甲車両向けのエンジンの輸出は可能でしょう。戦車向け政策上できないなんていう、寝言はやめるべきです。エンジンは単なる汎用品です。それを理由に欧州各国は洗車用エンジンも含めて中国に輸出、技術供与を行ってきました。中型小型エンジンならばなおさらです。
●ハイブリッド化、電動化を進める。いまのEVバブルは利権の匂いプンプンのインチキくささ満開ですが、長期的に見れば軍用車両のEV化は進むでしょう。既に英国防省は現用装甲車両のHV化の実験や技術検証を進めています。
ですが現状ではディーゼルが圧倒的に強い。世界の軍隊でもHVやEV化はさほど進んでいません。であれば早いうちに自衛隊でHBV、EVを進めて、輸出を促進して世界のシェアを獲得するという手があるでしょう。残念ながらこれまた防衛省や経産省にはそのような構想は無いようです。
つまり、国産を維持するのであれば生産数を増やすしか無い。それには輸出も不可欠である。ところが装備庁はそんなことを考えずに、目先の装甲車の開発だけを考えて、国産エンジンすげー、国産トランスミッションすげーとやっているわけです。
結果として陸自の装甲車両の更新は遅々としてすすまず、設計者、技術者の経験は深まらず、新しい技術の取り入れもできていません。この四半世紀ほどで、日本の装甲車は技術的にはトルコ、南アフリカ、UAE、シンガポール、韓国から大きく遅れをとっています。
これは現物を見れば分かる話ですが、そのような事実に目をつぶって「ウリナラファンタジー」を信じているのが防衛省、メーカー、軍オタさんたちです。
トルコやシンガポールが急速に技術力を上げたのは、外国製の信頼性の高いコンポーネントを採用したことも大きい。エンジン、トランスミッションに限らず、車軸、伝達系では
主要コンポーネントメーカーが信頼性の高い、リーズナブルな製品を供給していきたからです。これはパソコンのCPUやメモリーがコモディティ化したのと同じことです。
ですから彼らは輸出市場でも大きく売上を伸ばしてきました。何しろ補修部品が世界のどこでも手に入るのですから、それは輸出では大きなアドバンテージです。
そして実力が付けば、それらのコンポーネントを国産に変えて行ったりもしています。
対してイスラエルはパワーパックの設計や開発は行っていますがエンジンやトランミッションは外国製に依存しています。臨戦国家であれば国産しそうなものですが、イスラエルは人口が少なく、国内で自動車産業を育てる市場がないからです。
これは人口の多い、南アやトルコとは大きな違いです。
日本の場合でも、量産を行い、輸出をするということに興味がないのであれば、潔く国産をやめるべきです。少数生産で、高コストで信頼性の引く製品を高コスト作って、高い維持費を払い、将来は撤退して税金をドブにすてるのであれば、それはやめるべきです。
日本政府、防衛省、経産省、そして業界にやる気がなく、惰性で国内開発生産基盤の現状維持をするのは自ら日本の安全保障と産業の弱体化を招くだけです。
週刊東洋経済12/25、1/1合併号に寄稿しました。
増額で自衛隊は強くならない(P166)
Japan In Depth に以下の記事を寄稿しました。
新聞が誤報する史上最大の防衛補正予算
https://japan-indepth.jp/?p=63181
この記事へのコメント
>ではどうしたらいいのか。
一つの解は輸入品に切り替えることです。MHIのカスタムエンジンをキャタピラーやMTUに変えれば、高い信頼性、性能、安いメンテコストが実現できます。
それはイヤだ、国産を維持したいというのであれば知恵を出すことが必要ですが、装備庁に知恵を出す人はいないようです。
仕事が欲しいならライセンス生産という手もあります。これがベストとは言いませんが、独自開発で少数生産して値段高騰になるよりかはマシかと。
「AMV 採用にあたって、MAVのエンジンとトランスミッションを搭載する」、で宜しいでしょうか?紛らわしいですもんね(^_^;)、AMVとMAVって。私も、たまにNMSとNSMを混同しちゃいますもんorz 。にしても、やはりというか共通戦術車輌はMAV一択ですか...。去年の時点でTwitterには、こんな画像も出ていましたから今さら、驚くことでもないのでしょうけど...↓
https://mobile.twitter.com/military_hobbys/status/1279178320345575424
たしか、主砲はブッシュマスターII でしたか。完成品を輸入するんですかね。
南アやトルコ、ですね。
国産コンポーネントを取ることが一番の再生の早道かもしれませんね。
「国産エンジン、トランミッションすげーだろ、みたいな話です。」
すげーだろに向けられている国は韓国しかないでしょうね。
しかし韓国製の自走榴弾砲は売れている。
日本のそれってすげーって言えるようなものなのでしょうか?国内をちょろちょろ動くだけですよね。それも舗装路か演習場。過酷な環境での信頼性がどうなのか、国外で何年も運用して問題が出ないのか激しく心配。
それに技術的にすげーだったとしても極めて高価で少量しか生産できないのではコスパは最悪。凄さが半減どころか何十分の1に落ちますな。素晴らしい製品を安く(適価)沢山世に送りでして喜ばれて一流品だと思うのですが日本は対局のようで。
「30年の途中でとっくに旧式化しています。」
問題はここです。自分の財布では無いので好き勝手無駄な資金投入しますね。高いとか安いとか関係なく。それが国と企業の弱体化を生んで企業のゾンビ化ともなっているのに。
それにその頃はエンジンでは無くモーターに切り替わっていますよ、間違いなく。モーターの方がパワー出せるし低速トルクも大きいのでトランスミッションも不要。ポルシェ博士がエレファントやマウスを作っていた頃とは性能も信頼性も全く比較にならない程進んでいますからね。パワーパックの交換なんてする必要もなくなります。バッテリパックの交換に変わるかも知れませんが。30年も経っていると少なくともHVにはなっているでしょう。エンジンも充電用として小さいのが働くだけになっているかも知れません。エンジンが無いだけで排気や騒音で見つけられる可能性も減っていくしゆっくり走れば隠密行動もできるかもしれません。
「●調達期間を短くして、30年かけるところを5~10年にする」
最低限やるべき事ですね。同じものを少量の長期生産ほど効率の悪いことはありません。今なら途中で下請けが逃げ出して調達途中で納入できず突然死する可能性も考えられます。
「●ファミリーを進める。」
なぜ自動車会社を見習わないのか不思議ですね。
同じプラットフォームを使って別の車種を作るのは普通なのにそれすら極めて数が少ない。74式戦車の下回りは割と使われている方でしょうか。
「●輸出の促進。」
かねがね不思議なのがそんな素晴らしい技術のエンジンやパワーパックを何故輸出しないのか?これに尽きますね。
ネトウヨなどはパクられたらどうする?で思考停止でしょうけどそうそう簡単にパクれないのは大好きな韓国が証明していますけどね。それにエンジンだけなら機関車とか船とか発電機とか別の用途もその気があれば転用可能な訳で、デチューン版を民間用に作って売ればエンジン価格も量産効果で下がるし信頼性も品質も揉まれて上がるでしょう。そんな脳味噌が防衛省もメーカーにも無いのでしょうね。或いは既にチャレンジして見向きもされなかったか、自社の他の製品と共食いが嫌だからなのか。まずは海外の展示会に持ち込んで拡販に勤しむところからですね。
「●ハイブリッド化、電動化を進める。」
ようやくトヨタが重い腰を上げて発表しましたが既に周回遅れなのに投資規模も投資期間も「あれでも」普通レベルで大したことがない。
トヨタの社長はドヤ顔でしたけどその程度で大きな顔するなと言いたい。トヨタでさえそれなんですから推して知るべしでしょう。世界中でHVやEVの兵器や装甲車が出揃った頃におっとり刀でじゃあうちも本気でやろうか、が良いところでしょう。
ドローンでさえ大幅に遅れている現状を見れば先んじることは無いでしょう。
「「ウリナラファンタジー」を信じているのが防衛省、メーカー、軍オタさんたちです。」
一回外の世界を見てこいと言いたいですね。
まあ防衛省と防衛産業だけじゃありませんが、皆利権の為なら弱体化も無駄な税金投入も厭わない素晴らしい人達ということですね(呆)。こんな事が日本中で蔓延しているから将来投資をせずにお金を溜め込んで競争力が無くなりゾンビ企業が増えていくんですよ。
未来のあるべき姿を想像して開発や投資をしないで、小手先の改良だけでうまくやり過ごすではイノベーションは出ませんよ。ウサギとカメのウサギです。しかもスタート直後から寝っぱなし(笑)。はあ、やれやれ...
>やれやれさん
>
>「これは人口の多い、南アや取ることは大きな違いです。」
>南アやトルコ、ですね。
>国産コンポーネントを取ることが一番の再生の早道かもしれませんね。
>
>「国産エンジン、トランミッションすげーだろ、みたいな話です。」
>すげーだろに向けられている国は韓国しかないでしょうね。
>しかし韓国製の自走榴弾砲は売れている。
>日本のそれってすげーって言えるようなものなのでしょうか?国内をちょろちょろ動くだけですよね。それも舗装路か演習場。過酷な環境での信頼性がどうなのか、国外で何年も運用して問題が出ないのか激しく心配。
>それに技術的にすげーだったとしても極めて高価で少量しか生産できないのではコスパは最悪。凄さが半減どころか何十分の1に落ちますな。素晴らしい製品を安く(適価)沢山世に送りでして喜ばれて一流品だと思うのですが日本は対局のようで。
>
>「30年の途中でとっくに旧式化しています。」
>問題はここです。自分の財布では無いので好き勝手無駄な資金投入しますね。高いとか安いとか関係なく。それが国と企業の弱体化を生んで企業のゾンビ化ともなっているのに。
>それにその頃はエンジンでは無くモーターに切り替わっていますよ、間違いなく。モーターの方がパワー出せるし低速トルクも大きいのでトランスミッションも不要。ポルシェ博士がエレファントやマウスを作っていた頃とは性能も信頼性も全く比較にならない程進んでいますからね。パワーパックの交換なんてする必要もなくなります。バッテリパックの交換に変わるかも知れませんが。30年も経っていると少なくともHVにはなっているでしょう。エンジンも充電用として小さいのが働くだけになっているかも知れません。エンジンが無いだけで排気や騒音で見つけられる可能性も減っていくしゆっくり走れば隠密行動もできるかもしれません。
>
>「●調達期間を短くして、30年かけるところを5~10年にする」
>最低限やるべき事ですね。同じものを少量の長期生産ほど効率の悪いことはありません。今なら途中で下請けが逃げ出して調達途中で納入できず突然死する可能性も考えられます。
>
>「●ファミリーを進める。」
>なぜ自動車会社を見習わないのか不思議ですね。
>同じプラットフォームを使って別の車種を作るのは普通なのにそれすら極めて数が少ない。74式戦車の下回りは割と使われている方でしょうか。
>
>「●輸出の促進。」
>かねがね不思議なのがそんな素晴らしい技術のエンジンやパワーパックを何故輸出しないのか?これに尽きますね。
>ネトウヨなどはパクられたらどうする?で思考停止でしょうけどそうそう簡単にパクれないのは大好きな韓国が証明していますけどね。それにエンジンだけなら機関車とか船とか発電機とか別の用途もその気があれば転用可能な訳で、デチューン版を民間用に作って売ればエンジン価格も量産効果で下がるし信頼性も品質も揉まれて上がるでしょう。そんな脳味噌が防衛省もメーカーにも無いのでしょうね。或いは既にチャレンジして見向きもされなかったか、自社の他の製品と共食いが嫌だからなのか。まずは海外の展示会に持ち込んで拡販に勤しむところからですね。
>
>「●ハイブリッド化、電動化を進める。」
>ようやくトヨタが重い腰を上げて発表しましたが既に周回遅れなのに投資規模も投資期間も「あれでも」普通レベルで大したことがない。
>トヨタの社長はドヤ顔でしたけどその程度で大きな顔するなと言いたい。トヨタでさえそれなんですから推して知るべしでしょう。世界中でHVやEVの兵器や装甲車が出揃った頃におっとり刀でじゃあうちも本気でやろうか、が良いところでしょう。
>ドローンでさえ大幅に遅れている現状を見れば先んじることは無いでしょう。
>
>「「ウリナラファンタジー」を信じているのが防衛省、メーカー、軍オタさんたちです。」
>一回外の世界を見てこいと言いたいですね。
>
>まあ防衛省と防衛産業だけじゃありませんが、皆利権の為なら弱体化も無駄な税金投入も厭わない素晴らしい人達ということですね(呆)。こんな事が日本中で蔓延しているから将来投資をせずにお金を溜め込んで競争力が無くなりゾンビ企業が増えていくんですよ。
>未来のあるべき姿を想像して開発や投資をしないで、小手先の改良だけでうまくやり過ごすではイノベーションは出ませんよ。ウサギとカメのウサギです。しかもスタート直後から寝っぱなし(笑)。はあ、やれやれ...
後半ですがが、「次期装輪装甲車はMAVとパトリアのAMVの一騎打ち」「MAV採用にあたって、AMVのエンジンとトランスミッションを搭載するという手」の書き間違いでしょうか。
しかし、「https://www.mod.go.jp/atla/research/ats2019/doc/inoue.pdf」の水陸両用車って、サンゴ礁で非常に凸凹していると思うのですが、キャタピラとウオータージェットの組み合わせでどのように上陸できるというのでしょうか?私の知っているサンゴ礁は、非常に凹凸のある地形で、こうした車両が擱座せずに走れるとは思えないのですが。。。「宮古島の吉野海岸」などを見ていても、ゴツゴツした地形なのですけどね。。
>そもそも論として、武器輸出禁止って縛りがあったことでノウハウを得られず、当のメーカーもやる気なしなど様々な原因が絡んだ結果が今ってことですな。
武器輸出制限もさることながら、武器等製造法や銃刀法で自由に物を造れないわ所持も出来ない時点で国産兵器や自主外交など世迷い言です。
>仕事が欲しいならライセンス生産という手もあります。これがベストとは言いませんが、独自開発で少数生産して値段高騰になるよりかはマシかと。
ライセンスから更に進んで、合弁企業にまで踏み込むと武器輸出もやり易いかと。
もっとも製品まるごとでなくパーツやコンポーネントに専念するのも手かと
補足が足らなかったようで、申し訳ありません。この部分は↓
「MAVとパトリアのAMVの一騎打ちとなりましたが、AMV採用にあたって」、で宜しいでしょうか。ともなれば、MHI製のエンジンやトランスミッションを積んだ、日立謹製の国産AMVが爆誕するのかと思ふと胸が熱くなる....!
>F2後継の次期戦闘機、開発に英参加...政府方針
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211218-OYT1T50247/
そこまでするならガチで、テンペストに丸乗りしたほうが合理的な気がしますけど。タイフーンの時のように、あれもこれも開示するよ~とまで言って来ているんだし。
>KUさん
>
>>>>「MAVとパトリアのMAVの一騎打ちとなりましたが、MAV採用にあたって」
>
>補足が足らなかったようで、申し訳ありません。この部分は↓
>
>「MAVとパトリアのAMVの一騎打ちとなりましたが、AMV採用にあたって」、で宜しいでしょうか。ともなれば、MHI製のエンジンやトランスミッションを積んだ、日立謹製の国産AMVが爆誕するのかと思ふと胸が熱くなる....!
>
>
>>F2後継の次期戦闘機、開発に英参加...政府方針
>
>https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211218-OYT1T50247/
>
>そこまでするならガチで、テンペストに丸乗りしたほうが合理的な気がしますけど。タイフーンの時のように、あれもこれも開示するよ~とまで言って来ているんだし。
>KUさん
>
>>>>「MAVとパトリアのMAVの一騎打ちとなりましたが、MAV採用にあたって」
>
>補足が足らなかったようで、申し訳ありません。この部分は↓
>
>「MAVとパトリアのAMVの一騎打ちとなりましたが、AMV採用にあたって」、で宜しいでしょうか。ともなれば、MHI製のエンジンやトランスミッションを積んだ、日立謹製の国産AMVが爆誕するのかと思ふと胸が熱くなる....!
>
>
>>F2後継の次期戦闘機、開発に英参加...政府方針
>
>https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211218-OYT1T50247/
>
>そこまでするならガチで、テンペストに丸乗りしたほうが合理的な気がしますけど。タイフーンの時のように、あれもこれも開示するよ~とまで言って来ているんだし。
>陸上自衛隊:隊員の盾となって走る「軽装甲機動車」、意外な弱点もある?
https://motor-fan.jp/mf/article/27742/
ホントにこの人、海外の類似装備品に関する知識や情報を、ガチで知らんのじゃないかと疑いたくなるときがあるんですが(^_^;)。クラブ加盟社と同様、防衛省自衛隊側の公式コメントを鵜呑みにしているとかしか...。それはそれで、LAVの後継候補として名前が挙がっている車体って、いずれもLAVより遥かに積載量がある車体ばかりですよね。何とも皮肉な感じに見えるのですが。さらに欲を言えば、ブッシュマスターのようにフロントガラスが分割されていない車体にしてほしいですね。なんでまた、オーストラリア軍もガラスが分割されているハウケイを選んだんだろう...。国産という観点もあったのでしょうか?
これに米国が加わるので(僕は政府に変りますが)、真面な調達などくそくらえです。両者に搾取されてゴミ兵器が雀の涙程支給されるだけなので、自衛隊のメインの仕事である演習も出来なくなる日は近いでしょう。AAV7は水陸機動団では小規模な演習しか出来ないので、第七機甲師団へ移動させればガラはデカいので大好きな演習にはもってこいでしょう。
https://trafficnews.jp/post/113665
>>>輸出対象国の懸念や要望を敏感に捉えた改良を厭わない
輸出するなら、このくらいやらないと。日本の今の状況だと、とにかく売れれば良い、という感じですもんね。
>AAV7は水陸機動団では小規模な演習しか出来ないので、第七機甲師団へ移動させればガラはデカいので大好きな演習にはもってこいでしょう。
AAV7に限らず施設科以外の装軌車は、全部7Dに集めて集中して運用メンテするのが良いでしょう。
狭い本土で演習するより北海道か海外に演習場を確保した方がやり易いはずです。