財政制度分科会(令和3年11月15日開催)防衛関連資料を読むその3


財政制度分科会(令和3年11月15日開催)の防衛に関する資料、参考資料を解説評論していきます。

https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20211105zaiseia.html

「資料」と「参考資料」2つがあります。まずは資料の方から見てみましょう。
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia20211115/01.pdf


主要国の国防費対GDP比(2020年度)P7
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ここでは主要国の国防費のGDP比率を示しています。
>○ 我が国の防衛関係費は対GDP比で0.9%程度であり、NATO基準では1.2%程度と推計。
>○ NATO加盟国は、2024年度までに2%水準に引き上げることを目標に設定(2014年の会合にて決定)。

自民党は先の衆議院選の選挙公約で防衛費をGDPの2%にすると公約しましたが、それは今の我が国の算定比率の0.9パーセントなのか、NATO算定基準なのか。NATO算定危機順であれば今でも「軍拡」と同じレベルの1.2パーセントです。

しかも第二次安倍政権からやっている世論操作である、翌年の防衛費と当年の補正予算に一体化で実質的な防衛費の額は、記者クラブメディアがそのまま報じる政府大本営よりも
多くなっており、中国よりも多い可能性があります。

そしてNATOは2%だというのは早計な話で、NATO加盟国の多くは、2014年の決定の2%の目標に2024年に届くことは大変難しい、あるいはやる気がない国が多いかと思います。ましてコロナ対策で多くに国が金欠状態です。達成は難しいと思います。

それから見過ごされがちですが、我が国は人口比でいえば英仏の約二倍であり、経済規模も大きい。そして両国のように核戦力の維持にカネは使っておりません。それで英仏並のGDP比率にせよ、という根拠は薄弱であります。
そして我が国の債務はNATO諸国よりも遥かに大きいわけです。日の出る玩具を嬉々をとして買うような余裕が本当にあるのでしょうか。

自民党の言うGDP2パーセントのNATO並というのは、憲法改正と同じで、単なる思いつきのスローガンでは無いでしょうか。

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この記事へのコメント

やれやれ
2021年11月30日 21:45
「日の出る玩具を嬉々をとして買うような余裕が本当にあるのでしょうか。」
最高ですね、これ。実に日本らしい。
火の出る玩具より強力な所とかネトウヨ大歓喜ですよ。

それにしても...政権与党がネトウヨや酷使様並の脳みそしか無いのがなんとも。救われない国ですなあ...
それで強化されるどころか弱体化される所までがお約束とか
ギャグそのものですなあ...嗚呼。
KU
2021年11月30日 23:36
軽装甲機動車後継候補の「試験用車両M型」は タレスのハウケイらしい

https://mobile.twitter.com/JmaEod/status/1465664185933565953

まさかのハウケイ...って、どこから「M」の一文字が出てきたんだろう...。でもわたくすわ、意地でもトルコのNMS4×4推しであります!(^_^ゞ
Goodman80
2021年12月01日 10:33
軽装甲機動車の後継だが米国でもJLTVでハンヴィーの全てを更新する訳でも無いので、米国と同じようにJLTVの調達は最低限にし、大量の装甲型ハンヴィーで更新するのが望ましい。発展性の無い高機動車などと言う物も含めて。これらのブリキのおもちゃに乗せられて、紛争地域に行かされる隊員さんの為に、早急に更新して貰いたいもの。
ミスターフリゲート
2021年12月01日 18:35
Goodman80さん
>軽装甲機動車の後継だが米国でもJLTVでハンヴィーの全てを更新する訳でも無いので、米国と同じようにJLTVの調達は最低限にし、大量の装甲型ハンヴィーで更新するのが望ましい。発展性の無い高機動車などと言う物も含めて。

ついには高機動車も役立たずと言い出しますか。尤も海外展開する部隊分だけハンヴィーに置き換えるのはいいと思いますけどね。
というより、JLTVなんぞ調達計画に含まれていないのでは。個人的にはイヴェコLMVとかのレベルでもいいと思います。
Goodman80
2021年12月02日 09:41
ミスターフリゲートさん
高機動車はハンヴィーの劣化版で装甲も追加出来ず、車両価格も安い訳では有りません。開発したこと自体が無駄な車両です。
軽装甲機動車の後継と言いますが、こんなものを後方部隊の主装甲車にした陸自がアホなので、主装甲車としての後継であればブッシュマスター防護機動車(の様な物)が後継車です。これらの車輛の警備車輛であれば最低でも12.7mmRWSを装備し、装甲も強化した物が必要です。調達数も少数になるので輸入と成るでしょう。
単純に今の軽装甲機動車の後継であれば、イヴェコLMVは良い車輛だと思います。
偽陸士
2021年12月02日 12:31
Goodman80様。

ハンビーも収納スペースが余りありません。

ランドクルーザーに追加装甲を施した物と、トルコからコブラを買えば安上がりかと。

高機動車は高価で数が揃わないのは確かです。
操縦し易いクルマではありましたが。
Goodman80
2021年12月02日 13:39
偽陸士様
ランドクルーザーを調達すれば73式小型トラックも高機動車もいらず、軽装甲機動車も装甲型を購入すれば全く問題は無いのですが。
各基地でもランドクルーザーは購入されていましたよね。よく見かけましたから。
19190213
2021年12月02日 15:01
goodman80さん
>高機動車はハンヴィーの劣化版で装甲も追加出来ず、車両価格も安い訳では有りません。開発したこと自体が無駄な車両です。
軽装甲機動車の後継と言いますが、こんなものを後方部隊の主装甲車にした陸自がアホなので、主装甲車としての後継であればブッシュマスター防護機動車(の様な物)が後継車です。これらの車輛の警備車輛であれば最低でも12.7mmRWSを装備し、装甲も強化した物が必要です。調達数も少数になるので輸入と成るでしょう。
単純に今の軽装甲機動車の後継であれば、イヴェコLMVは良い車輛だと思います。

残念ながらそれは、高機動車登場以前の陸自を知らないかつ経緯を無視した見方です。
高機動車登場以前は装甲化なんて夢のまた夢の話で、そもそもIEDがどうのとか海外派遣うんねん以前の時代です。装甲車両と比較はできないですし時代的な背景を無視しています。
尚且つ高機動車登場以前は、他国が普通に行っているそもそも歩兵の自動車化も”できていない有様”で三トン半ですら足りず本管内に輸送小隊がある有様でした(トラックがないのでシェアリング状態です。)。想像より酷い状態ですよ。
そこに10名を輸送でき尚且つ120Mやトレーラーをけん引できる汎用輸送車両が入ってきたことは非常に価値が高いものです。
空中機動部隊としてもヘリで吊り下げで120Mと同時に一機のCHで運べ尚且つ陸自にしては車両の容積が大きくその他砲器材を積める余積があります。
そして何よりも機械的信頼性も高く不整地機動能力も悪くない。
自動車化すらできなかった軍隊擬きからすればソフトスキン車両の神ですよ。
三トン半と違って兵員の消耗を抑えられるといった面からみても必要不可欠な車両です。
19190213
2021年12月02日 15:31
LAVのドライバー曰く装甲車両とソフトスキン車両の車両特性は違うそうですね。
重いので思ったように止まらんし、不整地ではすぐバランスを崩すと(実際に富士ではよくひっくり返ってます)。
単純にLAVがクソだからとかではなくこれって装甲車両の当たり前でもあるのだろうとは思います。
まず重いしバランスもソフトスキン車両と同じようには扱えない。
その点を踏まえればですが
ランクル改造→ソフトスキン軍用車両
はまだ分かります。
ランクル改造→装甲車両
というのは足回りに不安を抱える結果になるのがオチだとは思います。想像よりもずっと重いはずです。
装甲車両は例えばウニモグのような化け物をベースにするか元から装甲車両として企画した方が結果的には良いものができるんじゃないかと思います。
19190213
2021年12月02日 17:01
>自民党の言うGDP2パーセントのNATO並というのは、憲法改正と同じで、単なる思いつきのスローガンでは無いでしょうか。

道路が駄目だから、今度はここに寄生したいんでしょうね。
Goodman80
2021年12月02日 21:23
19190213さん
ランクルは拡張性が高く国内や海外でも装甲車両に改造されています。軽装甲機動車レベルなら問題有りません。駐屯地で普通に使われているのはランクルですよね。
高機動車は73式トラックよりは大きく拡張性も有りますが、ハンヴィーを差し置いて開発されるほどの性能は有りません。ハンヴィーのデッドコピーなので室内も広くありません。無理な軽量化をした為、装甲板の追加などほぼほぼ不可能です。何度も言いますが、改めて開発する必要の全く無かった車両です。
ミスターフリゲート
2021年12月03日 20:34
Goodman80さん
>高機動車は73式トラックよりは大きく拡張性も有りますが、ハンヴィーを差し置いて開発されるほどの性能は有りません。ハンヴィーのデッドコピーなので室内も広くありません。無理な軽量化をした為、装甲板の追加などほぼほぼ不可能です。何度も言いますが、改めて開発する必要の全く無かった車両です。

確かに兵員輸送にはハンヴィーには劣るかもしれません。ですが拡張性を考えると、レーダーを載せたりミサイルを載せたりと、いろいろ利用されているのですから全く開発するのに無価値・無駄だったというわけではないかと。とはいえ高価だったり装甲の追加で不安ならランクルでもいいと思います。
Goodman80
2021年12月04日 07:49
ミスターフリゲートさん
高機動車の改修型と同じ様な物なら米軍で既に配備済みでした。ハンビィーの車体で何ら問題無いのです。通常の用途ならランクルの方が格段に実用的です。ランクルの車体を使い装甲車も作れます。73式1/2トラックよりもランクルの方が性能は上です。現に駐屯地で使用する車輛はランクルです。改修が必要で大型の車体が必要であればハンビィーの車体を輸入し、それ以外はランクルを調達するのが遥かに実用的でしょう。
偽陸士
2021年12月04日 11:48
Goodman80様。

どうせならフランスから、パナールを輸入しましょう。

通信システムやアイアンドーム、潜水艦やラファール。

良い製品がたくさんあります。
フランスを頼りましょう。
Goodman80
2021年12月04日 16:02
偽陸士様
パナールと言うとVBLですかね。此れを調達するならトルコ製の方が‥。ラファールはFCSの性能の割に価格が‥。原潜ならイギリス製も‥。まあ、米国製オンリィは止めて、フランス等他国の物をバランスよく調達して、調達リスクを減らしていくべきとは思います。日本も潜水艦用高張力鋼、複合材料、センサ類等優れた物も有るので、既製品を改良して調達する事は可能です。
偽陸士
2021年12月04日 22:07
Goodman80様。

オーストラリアから商談を破談にされた同士のフランスと、SLBM搭載型潜水艦を共同開発するのです。

フランスの情報システムや特殊作戦の経験は貴重です。

日本の周辺国は日本が核保有国フランスから潜水艦を輸入したという、実績だけでも相当嫌がるはずです。

原子力推進でなくバッテリーのみとなった場合、そのぶん船体を延長することになるでしょう。

ショートセイルならぬロングセイルになりますかね。(笑)
Goodman80
2021年12月05日 12:18
偽陸士様
フランスとSSBMとSSNの共同開発で有れば、SSBNをフランスから購入できるのでかなり有効と思います。軽装甲部隊の装備も運用も他国より優れています。日本の陸自には重要なパートナーと成るでしょう。