財政制度分科会(令和3年11月15日開催)防衛関連資料を読むその1



財政制度分科会(令和3年11月15日開催)の防衛に関する資料、参考資料を解説評論していきます。

https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20211105zaiseia.html

「資料」と「参考資料」2つがあります。まずは資料の方から見てみましょう。
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia20211115/01.pdf

はじめの4ページまでは現在の防衛を取り巻く環境などの解説です。

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本題は4ページ目からです。
4P 防衛費の推移
○ 平成25年度以降、防衛関係費は一貫して増加。
○ 格段に速度を増す安全保障環境の変化に対応するため、防衛力を強化する必要があるが、同時に厳しい財政事情を踏まえ、SACO・米軍再編経費を含め、防衛関係費をメリハリある予算としていく必要。

平成25年度以来防衛費は増え続けており、防衛の強化の必要性は認めるものの、メリハリはつけろよ、という注文をだしています。
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このページのグラフで気をつけないといけないのは、第二次安倍政権から始まった翌年度の防衛費と当年の補正予算の一体化です。
もう嫌になるほど書いておりますが、補正予算の趣旨を外れた装備など本来本予算で調達すべきものを補正予算で調達することが恒常化しています。

こんな不明瞭会計をやっていて、中国の軍事費が不透明だか批判するのは噴飯ものであります。

グラフには注釈として当初予算ベースをありますが、このカラクリをこの資料を参照にする委員の方々がどの程度御存知でしょうか。来年度からは本来補正に入れるべきではない補正の金額もあわせて、あるいは補正を当初予算に合算したグラフをつくるべきだと思います。

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この記事へのコメント

Goodman80
2021年11月26日 14:09
技能実習生の「駆け込み寺」ベトナム人尼僧の訴え 入国緩和も、“現代の奴隷制度”は「本当に悲しい」
https://dot.asahi.com/dot/2021112500037.html?page=1
こんなバカな国に働きに来る様な奇特な外国人などいないでしょう。連れてくるだけで救済もせず放置、長時間・重労働で低賃金、技能の欠片も身に着かせる気など全くない。役人やなんちゃら団体の人間は自分達がWASPにでもなったつもりなんでしょうか、思い上がりも甚だしい。
偽陸士
2021年11月26日 16:00
Goodman80様。

技能実習生という奴隷制度。
即刻廃止して単純労働目的の長期滞在を認めるべきです。

労災による死傷者、劣悪な就労環境。

さらには就労斡旋時のピンはね。
これが反社会的組織の有力な資金源になっています。

外国人も日本人同様、税制、労働法規や各種社会保険の適用がなされるべきです。
偽陸士
2021年11月26日 16:11
清谷様。

>来年度からは本来補正に入れるべきではない補正の金額もあわせて、あるいは補正を当初予算に合算したグラフをつくるべきだと思います。

その通りです。
目的外使用された金額をベースに議論されても、結論自体誤った物になるでしょう。

財務官僚にしては、珍しく詰めが甘いような。
KU
2021年11月26日 22:07
>防衛費補正、過去最大7700億円 野党「これが経済対策なのか」

https://www.asahi.com/sp/articles/ASPCV5WR4PCVUTFK014.html?iref=sp_poltop_all_list_n

こうも野党やメディアが、防衛費の補正予算に関心を持つのって初めてですかね(^_^;)。今までもフツーに補正で輸送機やら哨戒機やら装輪装甲車やら買い漁っていてもスルーしていたくせにさ。けど政府も政府で、ミサイルやら魚雷やら挙げ句には宿舎の新設すら経済対策!とか言うのもさあ。先日の衆院選で小選挙区も比例も自民党に投票した人間が言うのもなんだけどw、無理やりすぎでしょ。なんで財務省も通しちゃうの?んな体たらくだから、足下見られて好き勝手されるんでしょ?
KU
2021年11月26日 23:55
>防衛費補正、過去最大7700億円計上=米に配慮、前倒し配備へ

https://trafficnews.jp/post/112979

>>>そもそも補正で主要装備を大規模に取得するのは異例。

今までもあったのに?w↓

>防衛補正予算1966億円の買い物リストを検証

https://toyokeizai.net/articles/-/100679

この時も本予算で落とされた装甲車だの何だのを、シレッと買いまくっていましたよね。

>>>財政法29条は「予算作成後に生じた事由に基づき特に緊要となった経費の支出」に限り補正予算の編成を認めており

完全に条文の趣旨を無視しているじゃないですか。政府も防衛省も。ホントに法治国家なのか?日本は。
KU
2021年11月27日 05:56
>海上保安庁令和3年度補正予算だー!

https://mobile.twitter.com/zakogumo/status/1464157599629070337

>財政法 抄 

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000034

海保もフツーに、補正で巡視船やら哨戒機やらヘリを買い漁っていますたね( ノД`)…。けど、こちらも財政法29条の趣旨に合致しそうなのは、(2)業務基盤の強化 ③ 原油価格の高騰への対応(船舶・航空機燃料) 43億円 くらいですか。
KU
2021年11月27日 10:55
令和3年度自衛隊記念日観閲式

https://youtu.be/Pc_ry3D0W1A

観閲行進も観閲飛行も無い、ものすごく質素というか簡素というか、岸田さんと同様に地味な式典でしたね...。どうせなら毎回、このくらいの規模にすりゃあ良いでしょ。カネが無いんだからw。
Goodman80
2021年11月27日 13:07
3G停波で増加する「スマホ持ってるだけ難民」 周囲の人々の困惑は続くのか
https://www.news-postseven.com/archives/20211127_1708930.html?DETAIL
使いこなせもしない高級ドローンを購入させられて、いたずらに消耗していく自衛隊に被る気がします。まあ、宇宙とか電磁波戦とかサイバー戦とか他にもいっぱい有るんですが、人材を育ても、確保もせず人もいないのに予算だけ使う、お前ら巨人軍監督か~!
KU
2021年11月27日 15:01
>陸上自衛隊の観閲式 戦車などの行進なし

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4414511.html  

>>>練習などで隊員の拘束時間が長くなると、災害対応など本来の任務に支障が出るおそれがあるため

本来の任務に支障が出る
本来の任務に支障が出る
本来の任務に支障が出る

なら何も陸海空で毎年毎年、持ち回りでやる必要はないでしょ?ハッキリと、本来任務ではないと防衛省自ら言い切っているんだからw。
19190213
2021年11月27日 20:55
KUさん
同感です。
観閲行進で武威を示せる時代は終わりました。
幾ら自衛隊にとっての最新装備を並べても彼らと比べると貧弱であることだけが浮き彫りになります。
又、観閲行進のためにだけに、プレ観閲式(これは部内のもので観閲式の前年辺りにやっていた気がします。)+観閲式本番と時間を浪費します。
観閲式一つ当たりの人員は単純に更新する部隊だけではなく警備や誘導、接遇とかなりの人員を拘束します。
それをおおよそ一か月程度拘束するのですから時間とカネの無駄の象徴と指摘されても仕方がありません。
警備人員や誘導の隊員や車両を見ればわかりますが、1師団以外からも応援が来ています。
多くの部隊の時間を浪費しています。

レッドアローを幾ら頑張っても敵はそれを見て脅威と感じるのか?
という疑問すら感じないのが彼ら自衛隊です。
訓練がしっかりできる年と災害派遣や式典で訓練が思うようにできない年はまばらに繰り返されます。
はっきりって、繰り返し基礎をやるのもほどほどにしていかないといつまでたっても部隊として次の技術に進めません。
例えばですが、本来コータムが入ってきたことによってC4irが小部隊にも付与されるはずだったわけですが、これは実際訓練で使ってみないことには末端ユーザーはそもそも使いこなせない上に、指揮者だってその有用性が深く理解できないはずです。
新しい装備に切り替えるのですから、その習熟の時間だって必要なわけです。
特にソフト面で大きく変わるとその機能を使いこなすには、多くの時間と教育者や機会が必要です。
それを設けないからこそ、自己位置や友軍位置が解る装備を持ちながら擾乱射撃で味方に砲弾を降らせるような失態を犯すのです。
コータムは言うて機能さえ”万全に動けば”かなり強いアイテムです。
万全にというのは無線の出力うんねんもですが、ユーザー(指揮官から末端まで)がそれをそれぞれ理解し活用できないことには始まりません。
少なくとも、毎年時間を浪費していい訳がないのです。

特にコータム配備時の時代は、味方位置情報がメインであったかもしれませんが、現在ではドローン偵察などによってより多くのリアルタイム情報が取りやすい環境があります。
戦場の霧が晴れつつある現代では、ただただ地形地物に隠蔽掩蔽を依存していくだけでは簡単に敵情解明をすまされてしまいます。
敵の情報収集器材の妨害と我の機材の活用など研究するべきことは山ほどあるのです。
式典は時間の無駄だと私も思います。
偽陸士
2021年11月29日 14:02
KU様。
19190213様。

観閲行進が金と時間の無駄だと、自衛官も事務官も良く理解していると思います。

問題はそれを観てはしゃいでいる来賓や、彼等から支持を得たい政治家の不見識にあります。

軍人だの大統領親衛隊だの内務省軍だの沿岸警備隊だの武器を持った役人は、昔の戦争を今、そしてこれからを戦おうとします。

そこを正す仕組みがシビリアンコントロールです。

WWⅡの護衛空母、WWⅠの護送船団方式。
いずれも政治家が職業軍人の反対があったにもかかわらずゴリ押ししたものです。

では、政治家の出来が違うのでしょうか?
そうではありません。
政治家が馬鹿で不勉強で非才なのはどこも同じです。


では負けたそしてこれからも負ける日本と、勝った英米は何が違うのか。

政府が近代化工業化を国民に無理強いして何でも言うことを利かせた日本と、逆に物資不足に怒った消費者が無策な政治家と艦隊決戦大好きな海軍を吊し上げた英米。

それだけの事でしかありません。

ゴムやアルミを自国で賄えず、輸入に頼っていたのは皆同じです。

訴訟なら弁護士と、家を建てるなら住宅メーカーとの二人三脚。

安全保障は自身の懐が直接痛む事が無いのか、関心がいまいちになるのも平時では無理もありません。

そこはメディアが実情を報じて警告を発するところですが、取材対象に記者クラブで便宜を図って貰っているので期待出来ません。

そんな訳で私は選挙は棄権せず、与党の脚を引っ張る野党に票を投じ、外貨を買い続けます。

地道に過ぎますが。(笑)