自衛隊をダダで使えるガードマン代わりにオリンピックに派遣するな。
自衛隊をダダで使えるガードマン代わりにオリンピックに派遣するな。
オリンピックに際して防衛省は約8500名の自衛官を派遣します。これに対してリベラルも保守派も感情的な応酬をしているように見えます。
隊員のオリンピック派遣の根拠は以下の法律です。
(運動競技会に対する協力)
第百条の三 防衛大臣は、関係機関から依頼があつた場合には、自衛隊の任務遂行に支障を生じない限度において、国際的若しくは全国的規模又はこれらに準ずる規模で開催される政令で定める運動競技会の運営につき、政令で定めるところにより、役務の提供その他必要な協力を行なうことができる。
これを根拠に保守派は派遣を当然と主張します。
ですが法律が示しているのは「派遣できるよ」ということであり、派遣しなければならない、というものではありません。
しかも法律は「自衛隊の任務遂行に支障を生じない限度において」とあります。
果たして今の自衛隊で可能でしょうか。
充足率が6割程度の部隊はゴロゴロしています。特に現場で働く任期制自衛官は充足率が低い状態が恒常化しています。
部隊の医官は充足率が2割強でしかなく、本来護衛艦に乗っているはずの医官はのっておらず、海外任務だけ乗り込みます。看護官も充足率が低く、自衛隊病院の夜勤を回すのが手一杯です。
このような状態で戦時あるいは、大規模な自然災害などの派遣に支障を来さないのか大変疑問です。
そもそも、不良外人興行師がやっている利権運動会に、「ただで使えるガードマン」として派遣するのは大変問題があります。本来主催者が金を出して警備会社に頼むべきものでしょう。興行師が濡れ手に粟で儲けるために自衛官を差し出すのは国辱ものです。
まあ、ロンドンオリンピックのときのようにテロ差対策で対空ミサイル部隊を展開するとかであれば仕方のない話ですが。
防衛省はできないこともできます、というのが習いグセになっています。ですから政府も国民も充足率や予算が低いなどということは考えずに何でも自衛隊に頼みます。ですが、それは自衛隊の弱体化をみずから招くものであります。
ロハで使えるガードマン代わりに自衛官を派遣すべきではありません。
ちなみにぼくが記者会見で岸大臣に質問した回答は以下の通りです。
https://kiyotani.at.webry.info/202107/article_7.html
A:
大会組織委員会から、大会運営に関する協力依頼があったことから、自衛隊法第100条の3に基づき、総勢約8500名の隊員にて協力を 行います 。
自衛隊法第100条の3に基づ く 協力における費用の負担については、自衛隊法施行令第124 条 において、隊員の給与及び糧食費、自衛隊の車両等の修理費以外 のもの は、協力を申し出た者(大会組織委員会)が負担するものとされております。
防衛省としては、隊員の給与及び糧食費、自衛隊の車両等の修理費のうち、令和3年度の予算に 大会運営に関する協力 のために必要な糧食費として、約1.4億円を計上しております。
大会組織委員会に負担頂く費用のうち、 大会運営に関する協力 に必要な備品等については 、大会組織委員会に要望 し調達していただいております。隊員の移動に伴う費用については、掛かった費用を 大会組織委員会に 支払い頂くこととしておりますが、 清算前であり、現時点ではお答えできません。なお、 大会運営に関する協力 のための特別な手当ては予定しておりません。
オリンピックに際して防衛省は約8500名の自衛官を派遣します。これに対してリベラルも保守派も感情的な応酬をしているように見えます。
隊員のオリンピック派遣の根拠は以下の法律です。
(運動競技会に対する協力)
第百条の三 防衛大臣は、関係機関から依頼があつた場合には、自衛隊の任務遂行に支障を生じない限度において、国際的若しくは全国的規模又はこれらに準ずる規模で開催される政令で定める運動競技会の運営につき、政令で定めるところにより、役務の提供その他必要な協力を行なうことができる。
これを根拠に保守派は派遣を当然と主張します。
ですが法律が示しているのは「派遣できるよ」ということであり、派遣しなければならない、というものではありません。
しかも法律は「自衛隊の任務遂行に支障を生じない限度において」とあります。
果たして今の自衛隊で可能でしょうか。
充足率が6割程度の部隊はゴロゴロしています。特に現場で働く任期制自衛官は充足率が低い状態が恒常化しています。
部隊の医官は充足率が2割強でしかなく、本来護衛艦に乗っているはずの医官はのっておらず、海外任務だけ乗り込みます。看護官も充足率が低く、自衛隊病院の夜勤を回すのが手一杯です。
このような状態で戦時あるいは、大規模な自然災害などの派遣に支障を来さないのか大変疑問です。
そもそも、不良外人興行師がやっている利権運動会に、「ただで使えるガードマン」として派遣するのは大変問題があります。本来主催者が金を出して警備会社に頼むべきものでしょう。興行師が濡れ手に粟で儲けるために自衛官を差し出すのは国辱ものです。
まあ、ロンドンオリンピックのときのようにテロ差対策で対空ミサイル部隊を展開するとかであれば仕方のない話ですが。
防衛省はできないこともできます、というのが習いグセになっています。ですから政府も国民も充足率や予算が低いなどということは考えずに何でも自衛隊に頼みます。ですが、それは自衛隊の弱体化をみずから招くものであります。
ロハで使えるガードマン代わりに自衛官を派遣すべきではありません。
ちなみにぼくが記者会見で岸大臣に質問した回答は以下の通りです。
https://kiyotani.at.webry.info/202107/article_7.html
A:
大会組織委員会から、大会運営に関する協力依頼があったことから、自衛隊法第100条の3に基づき、総勢約8500名の隊員にて協力を 行います 。
自衛隊法第100条の3に基づ く 協力における費用の負担については、自衛隊法施行令第124 条 において、隊員の給与及び糧食費、自衛隊の車両等の修理費以外 のもの は、協力を申し出た者(大会組織委員会)が負担するものとされております。
防衛省としては、隊員の給与及び糧食費、自衛隊の車両等の修理費のうち、令和3年度の予算に 大会運営に関する協力 のために必要な糧食費として、約1.4億円を計上しております。
大会組織委員会に負担頂く費用のうち、 大会運営に関する協力 に必要な備品等については 、大会組織委員会に要望 し調達していただいております。隊員の移動に伴う費用については、掛かった費用を 大会組織委員会に 支払い頂くこととしておりますが、 清算前であり、現時点ではお答えできません。なお、 大会運営に関する協力 のための特別な手当ては予定しておりません。
この記事へのコメント
警備は警官以外は警備会社に金だして委託するべきだし、コロナで回せる医者が足りないと言うなら中止にするべきでしょう。コロナ禍なのに無理矢理行おうとするから歪が出て穴埋めに自衛隊ではね。
それに急造の警備員で良いのでしょうか?拳銃の携行は?
暇(失礼)している幹部だけを派遣すればまだマシかも知れませんが。
アメリカにかつての勢いが無い事も理解出来ず、いまだ自国の安全と独力はアメリカ様に守ってもらえると盲信し、予算を蕩尽しいたずらに隊員の労力を消耗。
有事になれば苦戦するのは確実です。
どうすれば勝てるかと言うより、どうすれば負けないかに知恵を絞る事になりそうです。
その前に新型コロナを発生刺せて、大恐慌に突入かも知れませんが。
https://www.tv-tokyo.co.jp/broad_tvtokyo/program/detail/202107/23828_202107181830.html
テレビ東京系列 明日2021年7月18日(日) 18時30分~21時30分
どんな裏側を見せてくれるのでしょうか。
いみじくもどっかの偉いさんが口に出してしまったように外国人からは中国人と日本人は見分けがつかない、言い換えればその程度の存在感しかないということがその証左でしょう。
まぁ日本人の側からすれば、無理やり五輪を開催してセルフ葬式するオワコン国家と、状況も落ち着きつつある(だろう)中で華々しいセレモニーを行う中国とではもはや比べるのも烏滸がましいと思いますが……。
今新型コロナウィルスの影響で会社に籍を置いたまま別の会社に出向する流れがあると聞いています。ですからいっその事日本の労働者の多くを自衛隊で抱えて、それを民間企業やオリンピック等に出向させるといった形態にしてはどうかと。企業は購買力の高い先進国の消費者は必要としても賃金等の高い先進国の労働者は必要としていないでしょうから。また中世の同業者組合ギルドの流れをくむ欧米の職種別労働組合と違い日本の労働組合の多くは会社別組合なので、終身雇用の崩壊と共に弱体化し、結果労働者が企業や資本家に対して弱くなってしまっているので、それを補えるのではないかと思ったりもします。尤も「今の」自衛隊は民間企業以上に共同体(ムラ)化しているので、第二自衛隊みたいなのを作らないといけないでしょうが。
三宅さん、東京音楽隊から横須賀音楽隊に異動していたんですね。てか、番組最後は海自のPVと化していたようなorz。空挺団が出てきたときわ、真っ先にハカイダーを思い出してしまいますたが(^_^;)。他にもまあ、いろいろ突っ込み所があれこれと...。あんな自走高射機関砲が
30年以上に渡り何にも改修されないままとかとか...。
めんどくさいので自衛隊派遣を要請すれば、文句も言わず、自前で面倒見れるし、タダだし、大臣バカだし、上手く使われているんでしょう。
テロ活動とかを支援・依頼する連中はオリンピック共催人とほぼほぼ一緒の人種だから、テロリスト達もスポンサー様の機嫌を損なう訳にはいかないから、アホなアマチュア以外には有り得ないでしょう。特に次の開催国様が藻を光らせているだろうし。
>>空挺団が出てきたときわ、真っ先にハカイダーを思い出してしまいますたが(^_^;)。
奇遇ですね。僕もです。あの後どうなったのか。改善していいることを願っていますが。
>>他にもまあ、いろいろ突っ込み所があれこれと...。あんな自走高射機関砲が
30年以上に渡り何にも改修されないままとかとか...。
改修と言いましても、どこを改修すべきなんでしょうかね。エンジンと足回りは少なくともそうですが、あとはレーダーの更新、対空ミサイル付与、ドローン対応化ですかね。
射撃を検知してスナイパーの位置を割り出す対スナイパー兵器「ブーメラン」狙撃探知システム
https://www.youtube.com/watch?v=8BYB529ZByU
「ブーメラン」システム自体は汎用性が高そうなので、色々な応用が利きそうです。
>改修と言いましても、どこを改修すべきなんでしょうかね。エンジンと足回りは少なくともそうですが、あとはレーダーの更新、対空ミサイル付与、ドローン対応化ですかね。
改修と言えば米海軍の20㎜CIWSなんかだと光学サイトなんか追加してましたし、海自の護衛艦でも見かけますね。
陸自の場合自走対空砲に限らず、一度装備を採用するとなかなか改良されず隊員の士気を削いでいます。
更に不味いのがメディアがこの自衛隊の体質を批判せず、取材対象におもねってしまい木鐸の役割を果たしていません。
そんな所を周辺国の政府も市民も見逃しはしないでしょう。
なにせ兵役経験者ばかりですから、日本人よりは観察力があります。
自公と記者クラブには次の選挙で、御退場頂きたいものです。
自衛隊の機関砲は、安全距離から撃たれる対地ミサイルを破壊できるシステムでなければ、置物のゴミでしょう。
改修するならそのラインからですね。
https://grandfleet.info/russia-related/cheapest-5th-generation-fighter-checkmate-expected-procurement-costs-25-30-million/
ウェポンベイを作る為のステルス形状的な機体みたいですね。ステルス性能自体は重要視していない感じ。韓国のKF-21にウェポンベイを付けちゃった的な機体かも。既存の部品や素材を使ってなるべく安くなる様に纏め上げた機体のようで、価格設定がえげつない、話半分にしてもF-16Vと同程度。このまま完成すれば同クラスの機体より、受注競争に一歩リードできるはず。
どこぞの国のアホな計画よりよっぽど進歩的。バブルからもう50年、いい加減バブルの夢から覚めないものか。
https://www.youtube.com/watch?v=uRbUng9bWW4
兵士一人一人を大切にするイスラエル、全く考えもしない日本。どうしてこんな国に成ってしまったのか、前大戦の問題を全く考慮できない自衛隊。どこが先進国なのか、江戸時代から全く進歩の無い国家もどきの植民地政府。自衛官は兵士になってはいけないと言う事なのだろう。江戸時代の武士=お役人、自衛隊幹部=特別国家公務員。
赤外線からのステルスですか、これは良いですね。
偽装だけのギリースーツや体に草や木を付けた偽装より
余程良いですね。色々応用ができそうです。
もともとイスラエルは、周辺アラブ諸国と比べて、頭数が少ないのも一人ひとりを守りきろうとする姿勢につながっています。
戦争の大きな要素の一つが頭数ですから、頭数が少ない方が人海戦術やったら、破滅への一本道です。(同じキルレートでも、不利)
兵士が一秒でも生き残ることこそが戦力になるという確固たる方針あってこその開発物という見方ができます。
五輪バイトが証言するオリンピックの杜撰な実態「ホテル合コン、身元偽装、学生ノリ…」《レイプ事件は起こるべくして起きた》
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd5cdfef21c6e88825b28373d4e4e74410ec4ffa
口コミで募集しているので極めて高給、好待遇らしい。自衛官とは正反対な待遇と思われる。役人って本当にバカなんじゃないだろうか?