73式装甲車の後継はどうするのかねえ?
装軌式の73式の後継はどうなるのでしょうか。
現状陸自内でも議論はあっても話は進んでおりません。
現実的なのは装輪ですが、共通戦術車あるいは次期装輪装甲車をこれに当てるといところでしょう。共通戦術車は事実上三菱重工のMAVベースの車体で話が進んでいます。これが十分に使えるならば(疑問も多々あるようですが)、これを当てるならば量産効果が出て、調達単価が下がるでしょう。
次期装輪装甲車に関しては現段階では国産か輸入か決まっていません。
もっとも機甲科は装輪車を毛嫌いする文化があるので、相当抵抗はあるでしょう。
そもそも論をいえば、現在の機甲部隊の規模を維持するか否かの問題もあります。
いつも申しておりますが、我が国本土に短期中期的に、連隊規模の機甲部隊が揚陸してくるようなことは想定が難しいわけです。であれば現在各300両の戦車、火砲をもっと減らしてもいいでしょう。であれば機甲部隊のAPCの数も減ります。
装軌ならば既存車両の活用も考えるべきです。
73式の近代化も考えるべきです。より高い出力でコンパクトなエンジンやトランスミッションを安くて信頼性の高い外国製に換装して、履帯もゴム製に変える。また燃料タンクを後方左右に移して生存性を高める。増加装甲、RWS、ナビゲーションシステム、バトルマネジメントシステムなどを搭載して、ドローンの運用も考慮する。増加装甲は一番後でもいいでしょう。米軍もM113を色々と改良して使い続けてきました。
既存装備の転用であれば廃棄処分の費用も掛かりません。またいままでの整備や訓練のアセットも有効活用できます。
また以前から提案しているように、74式戦車や90式戦車、99式自走榴弾砲をAPCに転用するなども本来考慮すべきでしょう。自衛隊は既存装備の転用に極めて消極的です。
ですがトイレットペーパーも買えない、未だにプレートキャリアすら導入できない貧乏軍隊ですから安価に装備を入手するために知恵を絞るべきです。
■本日の市ヶ谷の噂■
住友重機械工業が機関銃ビジネスから撤退との噂。
Japan in Depth に下の記事を寄稿しました。
アショアの代案「イージス重巡」
https://japan-indepth.jp/?p=58316
現状陸自内でも議論はあっても話は進んでおりません。
現実的なのは装輪ですが、共通戦術車あるいは次期装輪装甲車をこれに当てるといところでしょう。共通戦術車は事実上三菱重工のMAVベースの車体で話が進んでいます。これが十分に使えるならば(疑問も多々あるようですが)、これを当てるならば量産効果が出て、調達単価が下がるでしょう。
次期装輪装甲車に関しては現段階では国産か輸入か決まっていません。
もっとも機甲科は装輪車を毛嫌いする文化があるので、相当抵抗はあるでしょう。
そもそも論をいえば、現在の機甲部隊の規模を維持するか否かの問題もあります。
いつも申しておりますが、我が国本土に短期中期的に、連隊規模の機甲部隊が揚陸してくるようなことは想定が難しいわけです。であれば現在各300両の戦車、火砲をもっと減らしてもいいでしょう。であれば機甲部隊のAPCの数も減ります。
装軌ならば既存車両の活用も考えるべきです。
73式の近代化も考えるべきです。より高い出力でコンパクトなエンジンやトランスミッションを安くて信頼性の高い外国製に換装して、履帯もゴム製に変える。また燃料タンクを後方左右に移して生存性を高める。増加装甲、RWS、ナビゲーションシステム、バトルマネジメントシステムなどを搭載して、ドローンの運用も考慮する。増加装甲は一番後でもいいでしょう。米軍もM113を色々と改良して使い続けてきました。
既存装備の転用であれば廃棄処分の費用も掛かりません。またいままでの整備や訓練のアセットも有効活用できます。
また以前から提案しているように、74式戦車や90式戦車、99式自走榴弾砲をAPCに転用するなども本来考慮すべきでしょう。自衛隊は既存装備の転用に極めて消極的です。
ですがトイレットペーパーも買えない、未だにプレートキャリアすら導入できない貧乏軍隊ですから安価に装備を入手するために知恵を絞るべきです。
■本日の市ヶ谷の噂■
住友重機械工業が機関銃ビジネスから撤退との噂。
Japan in Depth に下の記事を寄稿しました。
アショアの代案「イージス重巡」
https://japan-indepth.jp/?p=58316
この記事へのコメント
ぶっちゃけ、自走榴弾砲とその後方支援以外の装軌式はエンジン足回りシステムなど全て共通化かつ近代化した方が兵站の負担も減ります。装輪式も同じです。
99式は近代化や共通化も兼ねてAPCやBMPTにしたり、武装解除して代わりにドーザや放水銃などを取り付けて、噴火や山林火災用に消防庁に納入するってのもありかと
予算を出してくれない、金の使い方が下手などいろいろあると思いますけどね。
■本日の市ヶ谷の噂■
その話が本当なら、むしろ撤退して正解なのでは。言うこと聞かん銃もとい64式のデータの件でやらかしているとい聞きましたし
http://blog.livedoor.jp/googleyoutube/archives/51984574.html
まああながち間違いではないのですが、あるコメント。
3. 名無しの共和国人民 2021年04月05日 18:09 ID:idMVdXsi0
動機が何であれ、わざわざあんな殺人集団に志願する連中は人間としておかしいし何かしらの欠陥あるよ。ただ、「自衛隊員」では「災害救助隊員」として働こうという意志がある奴はまだ救いようがある。
まぁ自衛隊の武装全て廃棄して災害救助隊として再編成するのが一番望ましいけどねぇ。
正直言ってバカですね。全世界同時に武装解除でもしない限り無理だというのに
やっと住重が退場されますか。
これで重機関銃他高性能な輸入品に変われば良いのですが。
品質記録を改ざんしないと出荷や整備も満足にできないと
なると仕事するだけ無駄だとようやく気づいたようですね。
国にも防衛省にも忖度する必要も無くなるし、隊員はマトモな
銃火器に切り替われば少しは安心でしょう。
長期的に見ればWinWInの関係かと。
いよいよ住友重機も防需から撤退かあ...。となると、ミニミの後継として同社が提案していた機銃も取り下げるのでしょうか?それならそれで、箸にも棒にもならないガラクタを買わずに済みますよね(^_^)。何なら、アサルトライフルも機銃も全て日本製鋼所に集約してもらいたいですが。
>>>共通戦術車&次期装輪装甲車
北欧生まれの8輪装甲車わ、いつ届くのやら( ノД`)…。MAVはMAVで、あまりデザインが好みぢゃないorz。けど、数を揃えられれば良いですね。どうせだからIFVや指揮型だけでなくアンビュランス型も造って欲しいですが。
http://www.jwing.net/news/37051
NMS4×4かEAGLEでお願いします!(^_^;)。まかり間違っても、JLTVだけわ止めてくらさい!
44. 名無しの共和国人民 2021年04月05日 22:16 ID:idMVdXsi0
>>38
「元自衛隊」とかよくもそんな恥ずかしい肩書き使えるよな
戦後日本と世界の癌(自衛官)でしかなかったくせにそれすら自覚せず、反省もしていない何よりの証拠だよ
自衛隊に多くの問題はあるのは事実ですが、戦後日本と世界の癌てのはもはや言い過ぎとしか。こういう人は全否定の考えしかできないんでしょうね
出来ているのですが、予算化されるか?は別問題ですかね。
車体は、89式とほぼ同じサイズのようです。
また、同じ車体で89式の砲塔流用の89式後継も同時に開発して、一緒に試験していたようです。
空海自は間近に敵を感じられますが陸自には有りません。使い物にならないゴミ兵器でも全く問題にならない訳です。人がいて戦術が決まらなければ、必要な装備も決まりません。まあ、今の処日本本土に真面な上陸作戦を行える国は無いので、のようなもの陸軍で問題はありません。
>>まあ、今の処日本本土に真面な上陸作戦を行える国は無いので、のようなもの陸軍で問題はありません。
中国は多くの揚陸艦艇の他、水陸両用の装甲車も多数保有しているので油断は禁物かと
日本には米軍もいますし、日本の海空自もかなり優秀な装備を持っています。それを排除して上陸作戦を行うことは今の中国には不可能です。よって、潜水艦等を使ったゲリラ戦闘しか行えません。これらに対応するのは自衛隊では無く、警察ですがゲリラ対策用に自衛隊よりよほど高価で優秀な武器を各県警単位で購入しているので、陸自よりも対応度は高いでしょう。
それに住重製の使えないライセンス生産等を持たせた隊員さんを死地に追いやるのは耐えられません。今迄のゴミの代金を全て払わせて真面に動く輸入品を購入してほしいものです。
>ミスターフリゲートさん
日本には米軍もいますし、日本の海空自もかなり優秀な装備を持っています。それを排除して上陸作戦を行うことは今の中国には不可能です。よって、潜水艦等を使ったゲリラ戦闘しか行えません。
油断は禁物です。
米日の対中優勢はそう長く持ちません。
いつまでも制空権、制海権は維持できますまい。
九州か四国辺りとられるのは覚悟しておいた方がいいかもしれません、
>これらに対応するのは自衛隊では無く、警察ですがゲリラ対策用に自衛隊よりよほど高価で優秀な武器を各県警単位で購入しているので、陸自よりも対応度は高いでしょう。
警察だけでは対処は戦力不足かと。
どの地域をどう狙われるか予測がつきません。
銃刀法を撤廃し民兵の育成に取り掛かるべきです。
日本の海岸線で大規模な揚陸作戦を出来る場所は非常に限られています。自衛隊の海空兵力に対抗できるだけの海軍兵力は中国には有りません。日本に大量にミサイルを撃ち込み降伏後には可能になるでしょう。
ゲリラ対策であれば警察も陸自も同レベルなので、専門の自衛機関は有効と思います。但し志願する日本人は殆どいないでしょう。基本、外人部隊となると思いますが、彼らは金次第なのでどちらに銃口を向けるのかは給料とか待遇次第と言った処でしょうが。
>偽陸士さん
日本の海岸線で大規模な揚陸作戦を出来る場所は非常に限られています。自衛隊の海空兵力に対抗できるだけの海軍兵力は中国には有りません。日本に大量にミサイルを撃ち込み降伏後には可能になるでしょう。
私はミサイルよりドローンの大量投入があると考えています。
これだと既存の米日の戦力をもってしても、持ちこたえられるかどうか。
>ゲリラ対策であれば警察も陸自も同レベルなので、専門の自衛機関は有効と思います。但し志願する日本人は殆どいないでしょう。基本、外人部隊となると思いますが、彼らは金次第なのでどちらに銃口を向けるのかは給料とか待遇次第と言った処でしょうが。
私は外国人部隊より、日本もアメリカ並みに一般市民に武装する権利を認め、海上民兵位なら対抗出来る様にするのが良いと考えています。
>>私はミサイルよりドローンの大量投入があると考えています。
これだと既存の米日の戦力をもってしても、持ちこたえられるかどうか。
ドローンと言いましても、翼竜みたいなでかいやつなのか、民間にも普及しているタイプなのかによって話が変わってくるかと。民間にも普及しているタイプは、どうやって戦力投射してくるのか、ということですかね。
ただ翼竜みたいなでかいやつは可能性はあります。どのみちドローン対処部隊の編成と装備調達は不可避でしょうが。
>>私は外国人部隊より、日本もアメリカ並みに一般市民に武装する権利を認め、海上民兵位なら対抗出来る様にするのが良いと考えています。
否定はしませんが、日本のために戦うと答えた確率は11%と世界最低クラスです。それに「無敵の人」や京アニを放火した青葉のような奴が現れたら、どんなことになるかわかりません。かなりハードルが高いかと
>ドローンと言いましても、翼竜みたいなでかいやつなのか、民間にも普及しているタイプなのかによって話が変わってくるかと。民間にも普及しているタイプは、どうやって戦力投射してくるのか、ということですかね。
ただ翼竜みたいなでかいやつは可能性はあります。どのみちドローン対処部隊の編成と装備調達は不可避でしょうが。
恐らく緒戦ではハーピーやハロップを、その後は手の平サイズと場面に応じて切り替えて来るかと。
敵ドローンの発進ポイントをこちら側に接近させないに越した事はありません。
>否定はしませんが、日本のために戦うと答えた確率は11%と世界最低クラスです。それに「無敵の人」や京アニを放火した青葉のような奴が現れたら、どんなことになるかわかりません。かなりハードルが高いかと
犯罪者はどうしたって武器を手に入れます。
自衛する側が武装すれば襲撃側の装備は大型化し、周囲から見咎められやすくなります。
ただ京都アニメーションの場合は武器よりも、建物の防犯システムや防火対策で何とかならなかったかと考えてしまいます。
それ書いたgoodman80 さんでなくて僕です。
>>恐らく緒戦ではハーピーやハロップを、その後は手の平サイズと場面に応じて切り替えて来るかと。
ただ知っている限り、ハーピーやハロップの類は陸軍所有であり、それをどう飛ばすのかが問題です。中国本土から飛ばしても、航続距離からして、南西諸島にギリギリ届くか届かないかの距離かと。ただ、海軍の艦艇に装備されてたら話は別ですが。
Goodman80様。
取り違え大変失礼致しました。
ドローンですが翼竜の様な大型なものはともかく、ハーピー位なら空母どころか貨物船からでも打ち出せます。
将来、護衛艦上にはRWSを所狭しと配置する様になるのでは無いでしょうか。
一番良いのがドローンが射出される前に母艦を沈める事ですが、敵もそこは護りを固めて来るかと。
結局、空母と有人機の組み合わせから母艦と無人機に置き換わっただけにも感じられます。
ただ、実力だけで言えば限定紛争の中で先島を抑えるだけの力量は隣国にはありそうな気はしますね。
ただやるかというと全く採算は取れないし各方面旨味がないというのが実情だったりするのかなと
装軌式の車が欲しければ、IFVとしては、新しい89式もどきを増産しつつ、89式もしっかり改良して、2つのエンジンや主兵装、センサーを共通化し、200両程度整備すると良いと思います。1990年に製造したIFVをそのまま使う軍隊はほとんどありませんが、改良して使い倒している軍隊はたくさんありますので、ごく普通かと(そもそも、89式の暗視装置は絶望的に古く、最新の第3・4世代赤外線暗視装置に比べると、もうお話にならない低性能ですし。90式の赤外線暗視装置ですら、もはやかなり低性能ですよね。最新のやつは暗視なのにカラーでくっきりはっきり見えるものがあり、尋常じゃない高性能です)。
・戦車250両(+予備50両)、IFV 200両、73式装軌APC近代化版200両で、戦車配備の重即応機動連隊を5個ほど作って終わり。
・機動戦闘車250両、WAPC600両、軽装甲機動車400両ほどで、中即応機動連隊を10個ほど。
・軽装甲機動車1000両と高機動車などで、軽即応機動連隊を15個ほど。
・空挺即応機動連隊を2個、水陸両用即応機動連隊を2個。
これで6個即応機動連隊(実質増強大隊)基幹の師団を5個と、空挺旅団(2こ連隊)1こ、水陸両用旅団(2こ連隊)1ことかで12万人弱の陸自にすれば良いのでは?(人員削減で経費捻出。人件費削って、トイレットペーパーもセーターも買えるようにしましょう。)
期待させて申し訳ありませんが、実は96式装甲車、防御率が低いと聞いてて、次期装輪装甲車が出たのは96式が低性能だと聞きます。
戦車は多すぎる気がしますか。全く役立たずとは言いませんが、ドローンや無人機もある今は戦車の有用性が失われつつありますし、敵も戦車持ってくる時間がかかります。それに日本は狭いので、戦車同士の撃ち合いする場所は限られます。100両くらいですかね。
キドセンも同じかと。多くても80〜100で主砲ではなくリフレッシュ化と装備を機関砲・対戦車ミサイルにしたものにすべきですかね。
軽装甲機動車はオススメできないかと。防御率も低いですが、NBCや通信機も足りてないとか。改造でいいのではと思っていましたが、他の方はお金かかるし、新しいのを購入した方が早いのではともありましたし。
新しいもっと良いものがあるからそれが配備されるまで待とう、という発想をやめるべきと思います。本来、大半の歩兵が装甲車化されるものだと思います。ソフトスキンで移動するのは、普通は空挺、空中機動と山岳部隊だけです(米軍の軽歩兵部隊は、実態はヘリボーン部隊ですからね)。せめて半分でも装甲車化しようと思うと、1500-2000両のAPCが必要なので、96式は大事に使うしかないかと。エンジンと足回りをオーバーホールして、最新型の赤外線イメージャとネットワークをつけ、7.62mm機銃用で良いので小さなRWSをつければ満点でしょう。
軽装甲機動車も中途半端な車体ですが、本来あの手の車両の主任務である、偵察・斥候任務と、連絡や兵站部隊の護衛に充当すれば良いかと。1500両ほどありますが、この手の車両で軽装甲偵察中隊を編成するなら、一個小隊7両、4個小隊30両ほどで1個中隊とすれば、「連絡や兵站護衛」を除くと30個中隊ほどしか編成できないでしょう。
先のコメントでは34個機動連隊(実質増強大隊)で陸自編成を提案したものですが、そのうち15個の軽連隊に2個中隊ずつ配備すれば十分かと。編成の是非はともあれ、「軽装甲機動車1500両」というのは全く持って大した物量ではなく、陸自の(軽)装甲化の貴重な装備として、普通に機甲科偵察部隊で大事に使用すれば良いのではないでしょうか。
お金はかかります。故に人員削減とセットです。若者が半減している今、装甲も無く榴弾射撃でばったばったとやられるような装備体系をしている余裕はないと思います。