海自FFMに対する評価。
海自のFFM二番艦が一番艦に先んじて進水しました。
FFMの最大の目玉はその艦としての能力ではなく、クルー制の導入でしょう。
音響艦ひびきで試験的に導入されたクルー制はFFMで本格的に導入されることになります。3隻あたり4チームのクルーが編成される予定です。
それが可能となったのはまず船体の小型化と省力化で乗員を通常のDDの半分、イージス艦の三分の一程度に抑えることができたからです。
また艤装の標準化を厳格に行ったことです。これまでの護衛艦では同じ型でも艤装がその都度異なっていたので、例えば一番艦と5番艦ではまったく違っていたりしました。これだとクルーが交代したときに戸惑い、支障が出てきます。戦闘時ならばそれはなおさら深刻になります。
逆に言えば既存の護衛艦はそれ故にクルー制を導入できない。特にイージス艦のようにクルーの数が多いなら尚更だ、ということです。艤装に関して言えば、修理のときに共通化すればある程度は可能となるとは思いますが、検討はすべきです。
またクルー制度を全面的に導入するのであれば、今後建造されるイージス艦を含めて護衛艦、潜水艦の艤装の共通化が必要となるでしょう。特に最もクルーの確保が難しい潜水艦は最優先ではないでしょうか。
クルー制を導入したFFMは現在行われている海賊対処などの海外任務では大きな期待がもたれているでしょう。既に英海軍などではおこなわれていますが、フネを派遣して交代のクルーは航空機で現地の港まで移動して現地で乗り込む、ということができればわざわざフネが往復することなく(その分燃料費も浮く)、クルーの負担も減ります。例えば中東と日本の間の移動が片道2週間とすれば往復で一ヶ月です。その時間がセーブできます。
現在この移動期間があるために半年交代となっていますが、クルー制ならば2~3ヶ月交代ということも可能となります。
ただ一方で艦のコンセプトは歪んでいるように思えます。建造費はゆき型と同程度にすぎません。それでまともな現代的なフリゲイトが建造できるのか?というのがそもそもの疑問となります。
実際に取材していると「安く作ること」が目的化しているように思えます。搭載機器でも世界を見れば安くて高性能のものが多数あるのに、国内業者発注ありで、「安くなるから低性能でいいでしょう?」という調達が見られます。これはコンピュータやジャイロ、レーダーなどで顕著です。
再三申し上げて来ましたがRWS(リモート・ウェポンス・テーション)はその好例です。
実績のなく、高くて低性能な国産RWSを採用しています。そもそも採用にあたって評価したのは日本製鋼所とコングスバーグだけです。英国、イスラエル、海軍用RWSを生産している国々のメーカーの製品をきちんとリサーチしていません。
特にトルコを調査していなのは問題です。トルコのアセルサンは多くの海軍用RWSを開発し、輸出実績も少なくない。そして価格は欧米よりもかなり安い。コスト低減を真剣に考えるならばアセルサンの製品の調査はマストのはずでした。ところがそんなことはやっていない。
採用された日本製鋼所のRWSにしても既存の艦に搭載して運用試験すらしていない。それで採用されているわけです。そもそも陸用に開発されたRWSですから、海上で監視や目標探知が問題なくできるか。塩害対策は万全かなどと調査するべきことは少なくなかったはずです。
そして割高な国産RWSに下駄を履かせるために、レーザーレンジファインダーや自動追尾装置を外しました。艦にセンサーがあるからいいのだと強弁していますが、であればどこの国のRWSもそうしていますが、ぼくの知る限りそんなものは存在しません。
海幕も装備庁もなんのためにRWSを導入するのかという、そもそも知らないのではないでしょうか。近接している高速艇やドローンなどを排除するためにはレーザーレンジファインダーや自動追尾装置は必須です。また交戦が正当かの証拠保全のためには録画機能も必要ですがこれもないようです。
そしてコスト削減ならば高くて信頼性の怪しい住友重機制の12.7ミリ機銃ではなく、オリジナルのFNのものを調達すべきだったでしょう。ところが国内業者に金を落とすためにわざわざ高くて高性能選んでいるわけです。
海幕はRWSの導入を単に機銃の数を減らし、見張りと共用化することによって省力化することが目的だったのではないでしょうか。艦内から見張りができれば担当者の負担も減ります。それらができればいいということでしょう。
装備庁の説明では他に機銃も搭載しません。つまり最低でも180度ぐらいはRWSの死角となります。特に艦の後方はがら空きです。他の護衛艦と違い、後部に搭載されているは機関砲を装備したCIWSでなく、ミサイルのみを搭載したSea RAMです。
他国の水上戦闘艦のように、死角ができないように12.7ミリ及び、7.62ミリ機銃や7.62ミリのミニガンも搭載されていません。調達コストとクルーを減らすためでしょう。
また他国で搭載されている中口径機関砲のRWSもありません。これでは主砲と12.7ミリ機銃を搭載したRWSの間はがら空きとなります。またドローン対策でも問題です。今のRWS2基ではほとんど役に立たちません。
それから機関も問題です。これはFFMに限ったことではないのですが、海自の護衛艦は30ノット以上の最高速度が求めています。
先週の海幕長会見でも尋ねましたが、高度な機密でいえないと言われましたが、おそらくは米海軍の空母の護衛でしょう。ですがこの程度のことは民主国家ならば当然納税者に説明するような話で秘密でもなんでもありません。
護衛艦の最高速度を欧州の水上戦闘艦並に27~28ノットにすればエンジンの調達費用もそうですが、燃料費や維持整備費が格段に下がります。更に統合電気推進にすれば尚更です。
そうすれば船体にも余裕がでるし、エンジンの場所も自由にレイアウトできます。船体の余裕ができれば、乗り組む員の居住環境の改善もできますし、浮いたアブラ代を航海手当に回すこともできます。そうすれば多少なりとも、リクルートも楽になるでしょう。
「海軍かっこいいぞ、フネは楽しいぞ、カレーがうまいぞ」という宣伝だけでは人は集まりません。
またスペースが余分にできるならば、イージス艦ならば搭載ミサイルも増やせるし、その他の艦では例えば水陸両用部隊や特殊部隊を収容することもできるようになります。欧州ではそういうフネも増えています。
後は旧式艦やミサイル艇の早期の退役、FFMの隻数低減、警備艦はキャンセルして、フネの数を減らすべきです。今後クルー制の導入は潜水艦も含めてFFM以外にも広がるでしょう。そうすれば艦の稼働率は上がります。より少ないフネで回せるはずです。
また逆にクルー制を導入するのであれば、隻数を減らさないと人間が不足します。
今のように充足率が8割もなく、医官も乗っていない護衛艦では戦争できないでしょう。
10倍に薄めたカルピス10杯よりも5倍に薄めたカルピス5杯のほうが良いでしょう。
その分UAVで水上監視を行えばいい。先日の会見で海幕長はUAVではフネの機能を完全には置き換えられないと仰っていましたが、ISRや哨戒は可能であり、またソノブイや単魚雷の搭載も可能です。さらにもうせば調達&維持コストが法外に高いP-1も調達数を減らすべきです。
現実問題として現在の隻数を維持したまま、艦艇乗員の充足率を上げるのは無理です。
根性論では問題は解決しません。海幕は充足率やその他の情報を米海軍並に納税者に開示すべきです。あれもこれも秘密にすれば、外部のからの批判や提言もはいってこず、唯我独尊になります。それをやっていた帝国海軍と大日本帝国がその結果どのような末路をたどったか今更言うまでもないでしょう。
それから海幕長には、アショア代案でイージス艦増勢になった場合、レーダーはSPY7SPY6と混成にするのかと尋ねました。海幕長の回答は
まだ採用をSPY6に絞ってない、SPY7で統一もありうるとのお話でしたが、これを信じる人がどれだけいるのでしょうか。
まあ、大人の事情があるかとは思いますが。
FFMの最大の目玉はその艦としての能力ではなく、クルー制の導入でしょう。
音響艦ひびきで試験的に導入されたクルー制はFFMで本格的に導入されることになります。3隻あたり4チームのクルーが編成される予定です。
それが可能となったのはまず船体の小型化と省力化で乗員を通常のDDの半分、イージス艦の三分の一程度に抑えることができたからです。
また艤装の標準化を厳格に行ったことです。これまでの護衛艦では同じ型でも艤装がその都度異なっていたので、例えば一番艦と5番艦ではまったく違っていたりしました。これだとクルーが交代したときに戸惑い、支障が出てきます。戦闘時ならばそれはなおさら深刻になります。
逆に言えば既存の護衛艦はそれ故にクルー制を導入できない。特にイージス艦のようにクルーの数が多いなら尚更だ、ということです。艤装に関して言えば、修理のときに共通化すればある程度は可能となるとは思いますが、検討はすべきです。
またクルー制度を全面的に導入するのであれば、今後建造されるイージス艦を含めて護衛艦、潜水艦の艤装の共通化が必要となるでしょう。特に最もクルーの確保が難しい潜水艦は最優先ではないでしょうか。
クルー制を導入したFFMは現在行われている海賊対処などの海外任務では大きな期待がもたれているでしょう。既に英海軍などではおこなわれていますが、フネを派遣して交代のクルーは航空機で現地の港まで移動して現地で乗り込む、ということができればわざわざフネが往復することなく(その分燃料費も浮く)、クルーの負担も減ります。例えば中東と日本の間の移動が片道2週間とすれば往復で一ヶ月です。その時間がセーブできます。
現在この移動期間があるために半年交代となっていますが、クルー制ならば2~3ヶ月交代ということも可能となります。
ただ一方で艦のコンセプトは歪んでいるように思えます。建造費はゆき型と同程度にすぎません。それでまともな現代的なフリゲイトが建造できるのか?というのがそもそもの疑問となります。
実際に取材していると「安く作ること」が目的化しているように思えます。搭載機器でも世界を見れば安くて高性能のものが多数あるのに、国内業者発注ありで、「安くなるから低性能でいいでしょう?」という調達が見られます。これはコンピュータやジャイロ、レーダーなどで顕著です。
再三申し上げて来ましたがRWS(リモート・ウェポンス・テーション)はその好例です。
実績のなく、高くて低性能な国産RWSを採用しています。そもそも採用にあたって評価したのは日本製鋼所とコングスバーグだけです。英国、イスラエル、海軍用RWSを生産している国々のメーカーの製品をきちんとリサーチしていません。
特にトルコを調査していなのは問題です。トルコのアセルサンは多くの海軍用RWSを開発し、輸出実績も少なくない。そして価格は欧米よりもかなり安い。コスト低減を真剣に考えるならばアセルサンの製品の調査はマストのはずでした。ところがそんなことはやっていない。
採用された日本製鋼所のRWSにしても既存の艦に搭載して運用試験すらしていない。それで採用されているわけです。そもそも陸用に開発されたRWSですから、海上で監視や目標探知が問題なくできるか。塩害対策は万全かなどと調査するべきことは少なくなかったはずです。
そして割高な国産RWSに下駄を履かせるために、レーザーレンジファインダーや自動追尾装置を外しました。艦にセンサーがあるからいいのだと強弁していますが、であればどこの国のRWSもそうしていますが、ぼくの知る限りそんなものは存在しません。
海幕も装備庁もなんのためにRWSを導入するのかという、そもそも知らないのではないでしょうか。近接している高速艇やドローンなどを排除するためにはレーザーレンジファインダーや自動追尾装置は必須です。また交戦が正当かの証拠保全のためには録画機能も必要ですがこれもないようです。
そしてコスト削減ならば高くて信頼性の怪しい住友重機制の12.7ミリ機銃ではなく、オリジナルのFNのものを調達すべきだったでしょう。ところが国内業者に金を落とすためにわざわざ高くて高性能選んでいるわけです。
海幕はRWSの導入を単に機銃の数を減らし、見張りと共用化することによって省力化することが目的だったのではないでしょうか。艦内から見張りができれば担当者の負担も減ります。それらができればいいということでしょう。
装備庁の説明では他に機銃も搭載しません。つまり最低でも180度ぐらいはRWSの死角となります。特に艦の後方はがら空きです。他の護衛艦と違い、後部に搭載されているは機関砲を装備したCIWSでなく、ミサイルのみを搭載したSea RAMです。
他国の水上戦闘艦のように、死角ができないように12.7ミリ及び、7.62ミリ機銃や7.62ミリのミニガンも搭載されていません。調達コストとクルーを減らすためでしょう。
また他国で搭載されている中口径機関砲のRWSもありません。これでは主砲と12.7ミリ機銃を搭載したRWSの間はがら空きとなります。またドローン対策でも問題です。今のRWS2基ではほとんど役に立たちません。
それから機関も問題です。これはFFMに限ったことではないのですが、海自の護衛艦は30ノット以上の最高速度が求めています。
先週の海幕長会見でも尋ねましたが、高度な機密でいえないと言われましたが、おそらくは米海軍の空母の護衛でしょう。ですがこの程度のことは民主国家ならば当然納税者に説明するような話で秘密でもなんでもありません。
護衛艦の最高速度を欧州の水上戦闘艦並に27~28ノットにすればエンジンの調達費用もそうですが、燃料費や維持整備費が格段に下がります。更に統合電気推進にすれば尚更です。
そうすれば船体にも余裕がでるし、エンジンの場所も自由にレイアウトできます。船体の余裕ができれば、乗り組む員の居住環境の改善もできますし、浮いたアブラ代を航海手当に回すこともできます。そうすれば多少なりとも、リクルートも楽になるでしょう。
「海軍かっこいいぞ、フネは楽しいぞ、カレーがうまいぞ」という宣伝だけでは人は集まりません。
またスペースが余分にできるならば、イージス艦ならば搭載ミサイルも増やせるし、その他の艦では例えば水陸両用部隊や特殊部隊を収容することもできるようになります。欧州ではそういうフネも増えています。
後は旧式艦やミサイル艇の早期の退役、FFMの隻数低減、警備艦はキャンセルして、フネの数を減らすべきです。今後クルー制の導入は潜水艦も含めてFFM以外にも広がるでしょう。そうすれば艦の稼働率は上がります。より少ないフネで回せるはずです。
また逆にクルー制を導入するのであれば、隻数を減らさないと人間が不足します。
今のように充足率が8割もなく、医官も乗っていない護衛艦では戦争できないでしょう。
10倍に薄めたカルピス10杯よりも5倍に薄めたカルピス5杯のほうが良いでしょう。
その分UAVで水上監視を行えばいい。先日の会見で海幕長はUAVではフネの機能を完全には置き換えられないと仰っていましたが、ISRや哨戒は可能であり、またソノブイや単魚雷の搭載も可能です。さらにもうせば調達&維持コストが法外に高いP-1も調達数を減らすべきです。
現実問題として現在の隻数を維持したまま、艦艇乗員の充足率を上げるのは無理です。
根性論では問題は解決しません。海幕は充足率やその他の情報を米海軍並に納税者に開示すべきです。あれもこれも秘密にすれば、外部のからの批判や提言もはいってこず、唯我独尊になります。それをやっていた帝国海軍と大日本帝国がその結果どのような末路をたどったか今更言うまでもないでしょう。
それから海幕長には、アショア代案でイージス艦増勢になった場合、レーダーはSPY7SPY6と混成にするのかと尋ねました。海幕長の回答は
まだ採用をSPY6に絞ってない、SPY7で統一もありうるとのお話でしたが、これを信じる人がどれだけいるのでしょうか。
まあ、大人の事情があるかとは思いますが。
この記事へのコメント
竹内修さんもTwitterで、その点は評価されていましたね。棚の配置も統一していると。
>>>RWS
何年か前に掲載されたイメージ図↓
http://livedoor.blogimg.jp/ddogs38/imgs/b/1/b139a6d2.png
だと、たしかOTOメララのRWS が載っていましたよね。ついに海自も海外製のRWS採用に踏み切ったか!と小躍りしていたら( ´∀`)、日本製鋼所謹製よ再びですかorz。例え世艦とかで海外製の装備品を見掛け、これとか良くネ?とか言ってもガン無視されるんだろうなあ...。伝統墨守だか何だか知らんけど。井の中の蛙。
いえ、最悪それでも目が醒めないかもしれないですね。
因みに、日本に寄港した英海軍の強襲揚陸艦やフリゲート艦にはミニガンや7.62機銃が多数配置されてましたから、114ミリ砲及び30ミリ機関砲などの大中口径砲よりも接近された際の迎撃に小口径機銃で対処する意思が明確に表れてます。
まあ、実戦を経験した軍とそうじゃない軍の差と言ってしまえばそれまでなのですが…とは言え、他国の戦訓を活かす事は出来る筈なんですがね!とにかく残念です。
>>UAVで洋上哨戒
mq9ガーディアンの武装型ですかね。それに空対艦ミサイル、FFMやイージス艦などとリンクさせる感じでしょうか。
>>FFMの削減
最大でも10隻ほどとして、残りをイージス艦などにする感じでしょうか?
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/19264739/
聴取キタ━(゚∀゚)━! ぜひ、起訴まで持っていってほしいですね。
新規建造のイージス艦はアーレイバーク級フライトIIIの輸入を。
>>新規建造のイージス艦はアーレイバーク級フライトIIIの輸入を。
国産もライセンス産も止めて完全輸入と?
それともコンセプトのみ輸入ということでしょうか?
フライトIレベルのこんごう型でさえ、アーレイ・バーク級フライトIIIと同じ大きさで、フライトIIAレベルのまや型に至っては10m長い全長です。新規調達予定のイージス艦は、乗員の居住性の改善の為、其れよりも大型化すると言っています。日本側の船体設計が明らかに問題ありとしか思えません。旗艦能力の有るイージス艦が8隻も有るですから、旗艦能力も今後の艦には不要です。国内の設計に対する不信から、アーレイ・バーク級フライトIIIを輸入するのが最善であると考えます。FFMの様なゲテモノ艦を平気で完成させる海自の常識に幻滅を感じるしか有りません。
旗艦能力を省くくらいなら国産でもできると思うのですが。それでも国産もライセンス産も一切認めないと?
一つあるとすれば、自衛隊は買い物が下手。
>>国防を米軍に委託
そんなのアメリカの判断で決まるため、期待できません。本気で言っているんですか?
ライセンス生産なら、まあ良いでしょうが、FlightⅢは約2,000億円、FMSで輸入なら約2500億円、ぼったくりライセンス生産で約3200億円と言った処でしょうか。
名無しさんが言っているのは、日本政府には国防に関する能力が無い(裁量権自体持たされていない)、「だったら、丸投げでも、同じじゃん」と言う事を言われているのだと思います。白人派遣国家の防波堤替わりに使われる植民地国家の悲哀は感じられますが。
独ラインメタル 豪州軍向けの次世代戦闘車両KF41「リンクス」の試験車両を公開
https://trafficnews.jp/post/102042
電波暗室内での試験画像ですが、この車両の電波反射率でも測定しているのでしょうか。もしかしたら、ステルス仕様になっているのかも知れません。
>>「だったら、丸投げでも、同じじゃん」
これは調達に対して言っているのですか?
それとも米軍に委託させても同じだということで?
まさかあなたも国防を捨てろと言うのですか?
>艦にセンサーがあるからいいのだと強弁していますが、であればどこの国のRWSもそうしていますが、
>ぼくの知る限りそんなものは存在しません
RWSとは一体……
紛らわしいですし「RWSモドキ」とか「RWSダマシ」ってちゃんとした呼称を付けておいて欲しいですね(笑)
>まだ採用をSPY6に絞ってない、SPY7で統一もありうるとのお話でしたが、これを信じる人がどれだけいるのでしょうか。
>まあ、大人の事情があるかとは思いますが
歯に衣着せぬ清谷さんにしてはお優しい言い方ですね(笑)
この件は特捜も探っているそうですが、まぁSPY7の採用中止とか黒幕のタイーホなんて期待できそうも無いですね……。
>まさかあなたも国防を捨てろと言うのですか?
そんなもの最初から有りません。日本列島はロシアから米国本土を守る為の防衛線だったのが、中国が加わっただけです。在日米軍の弾除けに過ぎない自衛隊に、そんな必要性は求められてはいないのです。陸上イージスも新型イージスも使命は米国本土へ飛んでいくミサイルを途中で撃墜することです。一応国家としての体裁を辛うじて許されているに過ぎません。米国政府>在日米軍>日本政府>防衛省>自衛隊と言った処でしょうか。
>まさかあなたも国防を捨てろと言うのですか?
国防を捨てる人は此処には来ません。(笑)
今、問われているのは国産兵器と面子に拘りこの國の独立と自由を失うか、兵器産業を切り捨て面子も捨てて独立と自由を護り抜くかその覚悟です。
自分は他の心優しい皆様と違い、国産と云うだけで憎いのですが。
どうしても国産にしたいなら、武装する権利を役人に独占させるのをやめさせてからですね。
規制は品質を殺す。
>そんなもの最初から有りません。日本列島はロシアから米国本土を守る為の防衛線だったのが、中国が加わっただけです。在日米軍の弾除けに過ぎない自衛隊に、そんな必要性は求められてはいないのです。陸上イージスも新型イージスも使命は米国本土へ飛んでいくミサイルを途中で撃墜することです。一応国家としての体裁を辛うじて許されているに過ぎません。米国政府>在日米軍>日本政府>防衛省>自衛隊と言った処でしょうか。
最初から無かったとは思いませんでした。
確かに日本はアメリカの属国には違いありませんが、属国にしても隷属の程度に違いはあります。
自らの裁量を拡大する努力は何処の国もやってます。
ただギリシャみたく東西をフラフラする器用さは日本には荷が重いですが。
ただアメリカの勝利の方程式に日本が入っているかは、怪しいものがあります。
ならば我々の独自の試算を、幾つも用意する必要があります。
役人にゃ無理かな。(笑)
武装する権利を民間にも、ですか。良いのもしれませんが、規制緩和したらで効果はあるのかはわかりませんし、心理的な抵抗もあるのかとあります。
私としては、航空機、砲・銃その他武器システム、装甲車などは国産にこだわる必要はないと思っていますが、艦艇は造船技術の継承も考えると、ちょっとなあとあります。それに90式対艦ミサイルのように、ハープーンより射程の長いミサイルは、残してもいいのではと思ってしまいます。
因みに、陸海空全てに言えたことですが、ライセンス生産ということにはどう考えで?
Goodman80さん
では国防自体でたらめだと?なら今後どうすべきなんですか?自分は戦略や調達などの体制を見直しすべきと思うのですが
US Navy DDG 51 Flight III program reaches new milestones
https://www.navalnews.com/naval-news/2020/11/us-navy-ddg-51-flight-iii-program-reaches-new-milestones/
レドームが大型化して、艦橋も上に伸ばされている様で、なるべく大型化せずに無理やり詰め込んだ感じの有るFlight IIaと比べると随分すっきりした感じです。
規制撤廃は市場に拠る淘汰を企業達にもたらします。
>因みに、陸海空全てに言えたことですが、ライセンス生産ということにはどう考えで?
ライセンスだと向こうからコンポーネント買ってきて組み立て、割高なばかりか技術がみにつか無いのが問題かと。
それよりは昔、エアバスと川重がやろうとしてた合弁事業の方が良いと思います。
米国の無茶ぶりに無能な官邸、防衛省及び自衛隊が稚拙な対応する為に、イージスアショアや島嶼防衛等、余計な予算を使い、迷走し続ける訳です。御用有識者では無く真面な第三者を検討に加えることで、米国の求める状況に近づけると思われます。在日米軍は自衛隊が自国よりいい装備は出来ない様に制御していますが、偶に性能の良い物を開発する企業は確実に潰されています。それは、官邸、防衛省及び自衛隊についても同じです。
偽騎士さん
日本は属国では無く保護国レベルなので、在日米軍により未だに統治されている状況です。その状況を掻い潜って改革を行う様な人間は、即刻潰されるので、大統領の靴を舐める様な総理のみ続投を許される現在、存在すること自体が極めて難しいでしょう。中国は失敗すれば今の日本状態にされるので、過去の日本帝国の失敗を綿密に調査して、慎重にかつ大胆に行動している様です。周りの状況も過去の失敗も顧みない日本の小役人達には不可能と思いますが。
>日本は属国では無く保護国レベルなので、在日米軍により未だに統治されている状況です。その状況を掻い潜って改革を行う様な人間は、即刻潰されるので、大統領の靴を舐める様な総理のみ続投を許される現在、存在すること自体が極めて難しいでしょう。
確かに日米合同会議に観られる異様な、米軍と官僚の関係。
これらを黙認してきたのは、誰あろう日本国民です。
知らなかった訳じゃない。
貿易のお得意様、軽武装で済ませられる。
面倒臭い。
そんな状態でもイージスシステム、E2-C、E3、パトリオット等のお買い物をしてきたのですが、今回のSPY-7は余りに悪手です。
アレ政権のスタンドプレーでしょう。
アメリカにしてみれば別にSPY-6でも構わなかったと思いますよ。
それに今回、宗主国のお家騒動も一段落。
検察の動きもこれを受けたものでしょう。(笑)
日本人はもっと投票すべきです。
役人と政治家に緊張を強いるべきです。
保護国であれば尚更、宗主国の内輪揉めは美味しく頂くべきです。
その為に記者クラブの無力化、ミリタリーオンブズマン、情報公開法。
改善の余地は有ります。
評判が良くないミサイル艇は、北朝鮮の不審船に追いつけ、かつ、いざというときは、足しとしてはなりそうな海軍戦力の一つとして使うというスケベ心の産物と予想します。
追いかけ、追い払うには、今の建造予定の警備艦か新規開発で運用コスト低減に主軸を置いた高速警備艇位で良かった事を考えると無駄金ではないかと思います。
わざわざ、ミサイルを搭載出来る高級仕様ではなく、最低限の機関砲機能で充分だったのに、高くする必要はありません。
米国が日本に押付ける武器は型落ち品なので数年で維持すら困難になる代物です。SPY-6を売却するにしてもAN/SPY-6(V)1では無く、AN/SPY-6(V)4になると思います。それも米国に逆らえない様、盛大なウィルスまみれで。逆にSPY-7はこれから真面に出来上がる分良かったのではないかと愚考する次第です。
戦前に日本国民を洗脳して日本を戦争に駆り立てたマスコミと教師たちが(そして自分達だけは生き延びた)、戦後は米国の手下となり戦前の日本は悪、米国は正義の洗脳教育を行っており、それを大多数の日本人が信じている以上、改善はまず不可能かと。同じ小役人国家の中国より数段墜ちる日本の小役人には、宗主国の隙に何かやる様な能力は無いでしょう。
ネット他の情報を見ると、日本だけでは無く世界の海軍で新規艦船の建造に関して色々あるようです。それは「方向性の見極めが難しい」だけではなく、あまりに高コスト化したため「王道」が歩み辛く、コスト削減のために色々やった事が却って「余分なコストの発生」「費用対効果の低下」といったものを発生させているのではないかと。
第二次大戦後の水上艦は「艦同士の戦い」から「ミサイルを含む航空機及び潜水艦から如何に身を守るか」に中心が移り、さらにドローン等が新たな脅威になりつつあります。となればいっそドローン母艦みたいにして、矢面に立つのはドローンや無人艇やロボットにするのが良いのではと思ったりもします。往年の戦艦等には着弾観測のための観測機を積んでいましたから、それにならって
・完全に沈まない半潜水艦タイプにでもして敵のレーダーに映り難くする。
・自艦のミサイル他の誘導等はドローンや無人艇等を用いる。
といった艦はどうかと思います。言わば「完全には沈まない伊400潜」みたいな。
最後に言えば「海自は何を目指すのか、日本は海自に何をやらせるのか。」ではないかとも思われます。旧海軍は「海を渡って攻めてくる"黒船"を撃退する」事を目指しましたが、それとは異質の海上輸送を巡る戦いの中で滅びました。今海上輸送を巡る戦いの中心は米海軍でしょうから、「周辺海域の防衛に徹するのか、米の海上輸送を巡る戦いにも関与するのか。」ではないかと思われます。周辺海域の防衛であれば「マジの殺し合いで勝つ」よりも「如何に相手にプレッシャーをかける、もしくは足を引っ張る」事を目指すべきではないかと。
>第二次大戦後の水上艦は「艦同士の戦い」から「ミサイルを含む航空機及び潜水艦から如何に身を守るか」に中心が移り、さらにドローン等が新たな脅威になりつつあります。となればいっそドローン母艦みたいにして、矢面に立つのはドローンや無人艇やロボットにするのが良いのではと思ったりもします。往年の戦艦等には着弾観測のための観測機を積んでいましたから、それにならって
・完全に沈まない半潜水艦タイプにでもして敵のレーダーに映り難くする。
・自艦のミサイル他の誘導等はドローンや無人艇等を用いる。
といった艦はどうかと思います。言わば「完全には沈まない伊400潜」みたいな。
賛成です。
新しい戦争には新しいコンセプトの艦艇が必要です。
昔、ソ連の砕氷船のアイデアに半潜水の物がありました。
日本でも砕氷船にかこつけて建造すれば丁度いいかも。
ただ、SS-24がCLUB‐Kになった様にロシアに先を越されそうですが。
護衛艦もそれと同じで、1ノットから10ノットまでは簡単に速度が上がるけれど、27ノットから30ノットまで上げようとするとムチャクチャ燃料を消費するし、維持整備費がかかるわけだ。しかも任務をこなすには最高速度が27ノット出せれば十分なのですね。