河野防衛大臣会見令和2年7月31日(金)における質問

河野防衛大臣会見令和2年7月31日(金)におけるぼくの質問です。
https://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2020/0731a.html

Q:富士学校で例年10月に行われている合同調査会同という研究会が、9月に今年はあると思うのですが、例年メディアには非公開なのですが、大臣、こういったものはメディアに公開するという考えはございませんでしょうか。

A:考えたことがございませんでしたので、ちょっと検討します。

Q:私、実は一度だけ業者の資格を取って入ったのですが、別に何の機密もなくてですね、それでも学校長の挨拶とかも全部録音も禁止、撮影も禁止でかなり厳しくやっているのですが、普通に外国に行けば公開している話が何でこんなにみんな秘密にするんだろうという感じで、しかも研究に関してほとんど業者のレポートの丸写しみたいなものだったんですけどね。そういったものは、内部だけでやっていると全然違和感を感じないんでしょうけど、やっぱり外からちゃんと監視されているというか、外の目がちゃんと入ってるというふうにした方がよりよろしいのではないかと思うのですがいかがでしょう。

A:いい御提案ですので検討したいと思います。


ぜひメディアに公開して欲しいです。それが納税者に対する責任説明を果たすことになります。なんでもかんでも秘密にするのは自衛隊の宿痾です。
外部にもれないからいい加減なこともします。外部の目が入ったほうが緊張をもって職務を遂行することになります。富士の合同調査会堂に限らず、需品の見本市なども全てメディアに公開すべきです。


Q:次期戦闘機に関していくつかお伺いしたいのですけれども、まず報道の中では触れられていないんですけども、スウェーデンという選択肢はあるのでしょうか。スウェーデンの場合は今考えているのが、既存のグリペンの改良型と、テンペスト、イギリスのテンペストに乗っかるという方式と、後は独自開発をどこかパートナーを集めるっていう形で考えているというような報道があるんですけれども、こういうことに防衛省は興味があるのかということと、後は空自のですね、調達能力に本当に問題はないのかというところがありまして。以前のT-7練習機に関していうと、かなりはっきり言うと、これ官製談合じゃないですかということがあったんですね。ていうのは、始めは、調達コスト、単価に関していうと、富士重工は高くて、それいきなりこう3割4割に落としてきたと、半年で飛行機の値段が落ちるわけないじゃないかと。その後結局、中島代議士なんかのスキャンダルがあって中止になったんですけれども。であれば、中止にならずに他の候補を選べばよかったのに、それをまた中止にしてやり直したと。今度、もう一回再度やると、今度は富士重工の方がやっぱり値段が高かったと。ピラタスの方が安かったんだけれども、運用コストは富士重工の方が安いといって空自は採用したのに、実はめちゃくちゃ高かったということがあったんですね。もう1つUH-Xに関していうと、これまた23.75億円で調達というのが50億円超えています。これも、空幕長にも会見で質問したんですけれども、「コストが劇的に安くなりません、頑張ります。」というお答えだったんです。これでほぼ調達コスト2倍ですから、LCCは実質的に2倍になるわけで、約2,000億円。F-35、20機分ぐらいのお金が消えちゃっているわけなんですよね。こういうことをやっているのがやっぱり官製談合やっているんじゃないかと、始めから採用する候補ありきなんじゃないかというふうに疑われても仕方がないんですけれども。そういう体質の組織が新しい戦闘機、そして今度また練習機、中等初等もたぶん調達すると思うんですけれども、それが可能かどうか、いかがお考えでしょうか。

A:スウェーデンとの共同開発というのは現時点で視野に入っておりません。次期戦闘機については装備庁が担当してやるものですから、御心配いらないと思います。


果たして大丈夫でしょうか。今回はあまり評判の芳しくない武田装備庁長官が留任だそうです。そして空自には何度もご案内のように、収賄さえなければ官製談合やってもいいんだという組織文化があります。これは次期練習機調達や戦闘機調達で大きな問題になることが予想されます。


Q:先ほど大臣、人事に関してお話しになったかと思うんですけれども、防衛省・自衛隊に限らず、他の省庁でも約2年ぐらいで、皆さんポジションを変わるということが多いと思うんですけれども、非常に、ポジションにいて仕事を覚えたら変わってしまうところがあると思うんですけれども、もう少し、そういうローテーションを長くする、コロナの面での引っ越しをということも含めてですね、やっぱり負担が大きいと思うんですけれども、そういうことをお考えになったことはございますでしょうか。

A:人事については、ローテーションというよりは適材適所でこれからもやっていきたいと思います。


防衛省の人事に関しては組織的に回していかなければならないところはあるでしょう。ですが、2年では早すぎます。せめて3年は同じ部署を担当させるべきだと思います。
因みに英国の国防系組織のPRチーフオフィサーは15年以上同じ人物です。そして彼の前職はMI5です。ぼくも彼のボスに呼ばれて日本の装備調達について話をしたことがあります。
単に広報をするだけではなく、我々と積極的に情報交換をするしそのためのスキルももっています。他のスタッフも長年に渡って勤務しています。広報は戦略的な情報組織だといいう認識があるわけです。せめて広報だけでもスタッフを固定して欲しいものです。ただし、そのポジションにそぐわないということがわかれば、早期に更迭すべきです。


■本日の市ヶ谷噂■
民主党時代の某防衛大臣は米国大手企業から迂回用団体を経由して金品を得ており、これについて東京地検や週刊文春が内偵中との噂。


Japan In Depthに以下の記事を寄稿しました。
高速水陸両用装甲車の開発はムダ
https://japan-indepth.jp/?p=52904

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この記事へのコメント

KU
2020年08月03日 12:44
>>>■本日の市ヶ谷噂■

昨日、ツイートで呟かれていたネタがコレでしたか(((^_^;)。すぐに防衛大臣でググると、民主党時代は北澤さん始め4名いらっしゃいますから確率は1/4...。既に地検も文春も動いているとなると、そう時間を置かずに記事が出るんだろうなあ。
やれやれ
2020年08月03日 13:48
「ぜひメディアに公開して欲しいです。それが納税者に対する責任説明を果たすことになります。なんでもかんでも秘密にするのは自衛隊の宿痾です。」
公開するべきものや秘密に当たらないものを徹底敵機に秘密か使いにして本当に秘密にするべきものが簡単に漏れていた...としたら大笑いですね。ありそうで怖いですが。

「そして空自には何度もご案内のように、収賄さえなければ官製談合やってもいいんだという組織文化があります。」
いったいどんな文化なのか...呆れますね。これでは競争意識より仲間意識の醸成しかないでしょう。

「広報は戦略的な情報組織だといいう認識があるわけです。」
このような発想は無かったですね。自分の会社を見ても会社や製品のCM、業界紙への売り込みなどはありますが積極的に会社をアピールできているかと言うと全然そうではありません。求人の募集が少ないのも何している会社かイマイチ良くわからないと言うのもあると思います。誰でも知っている分かりやすい製品では無く縁の下で支えるような仕事ですから。同じことは自衛隊にも言える気がします。20年位昔に比べればかなりマシになりましたが、正直な感想を言えば自衛隊イベントが主でどんな仕事をしていてそれがどう防衛に結びつくのか、戦闘職種の人は分かりやすいでしょうがそうでなければそれ以外みたいな感じを受けますね。実際は違うのは分かりつもりですが果たして自衛隊を殆ど知らない人にはどうでしょうね。後は地味に地本の広報活動位でしょうか。
戦略的に情報の広報と言う観点からすると合同調査会や官製談合などは正に真逆の行為と言えるでしょうね。影で悪いことをしている悪の組織的な位置づけと言うか。
本当なら公正明大にやってますよと明るい所で堂々と行った方が
組織の健全性を印象づける事にもなると思うんですがね。
不正が生じたのでこの社の提案はケリますとかすれば随分違うと思います。

「■本日の市ヶ谷噂■」
ほう、これは楽しみですね。
文春砲が民主党以外に延焼してくれるともっと嬉しいのですが。
aaa
2020年08月03日 14:27
頑張ってくださいね。

思うに、はじめから官製談合ありきなんじゃないですか。

キャリア組の天下り、メーカー側も定年延長だとかに対応して税金を盗用したいと。

それにあわせて新兵器開発をでっち上げて作れるモジュールを組み合わせると。世界の動向は無視すると。

ムラ仕事だけど。

危なっかしい、呆れるけど。
19190213
2020年08月03日 19:48
人材について合う合わないというのは色々あると思います。
戦闘員に最適でも普段の業務に合わない奴もいますし、はたまた戦闘員失格の烙印を押された隊員に整備や人事等の事務をやらせたら優秀だったとか簡単に評価出来るものではないかと思うのです。
これは、幹部の方々にも言えると思うのですよね・・・。
号俸制度でちゃんと評価していると仰るかも知れないですが、実際は硬直化しているように思えます。
実際に評価して上がるとは聞きますが必ずしも個人の技量や人材としての価値を評価しているようには思えないです。

まず、号俸が下がる事は聞いたことがないです(私の狭い範疇では階級が上がる以外で)。
それに先程申し上げたように、各々作業領域に合う合わないがありますからその職域の作業割合を数字で出したうえで号俸を能力に応じて評価してやれば良いのではないかとも思ったりします。(要は号俸は、勤続年数を除外した上でのより細分化した新しい能力評価(今みたいな汎用性の高いものではなくより細分化したもの)と業績評価によってのみ評価され、就く役職によっては下げることも可能にする。)
そうすれば、階級が上がったり役職が変わった場合に得意・不得意に応じて過不足分なく給与を払えるのではないかと。
個人に関しても働きに応じて評価されるのであればやりがいに繋がりますし自衛隊で良く言われる”出来る奴が損をする”現象も減るのではないかと。これは、若年層の離職を防ぐ為に必要です。

 又、役職に関しても作業量に大きく差があるのが実情です。
例えば、運用訓練幹部等は非常に負担が大きくしかも、重要な役職です。
それにも関わらず、他の小隊長を兼任するなど負担が集中している場合があります。
勿論初級幹部にとって修行的な意味合いもあるのは存じていますが、平時にあれほどの負担があっては有事にかなりきついのではないかと。
そう言った特定の役職に応じて手当を与えるべきだと思います。何故草刈掃除だけ担当の人間が良い給料を貰っているのかと・・・(残酷ですがピーターの法則どおりの事が起きると自衛隊では極端な場合島流しにします・・・しかしそれに関して給与が変化する訳じゃないので周りも不満ですし当人も顧みない。)。

飯の数が物を言う割合を減らしていけば、古参でそれに胡坐をかく事もなくなりますし、出来る奴が不満を持ち先鋭化していくのも緩和されるのではないかと。

私はベース給を上げるのには反対します。
そもそも一律に上げれば分散し効果は薄くなる上に胡坐をかく人間が得をする。
費用対効果が著しく低いのです。

それと3曹の階級を細分化させるべきかと思います。
今では2曹への門が狭まりベテランの熟練者と若年3曹が混在しています。
これを一律に3曹とすると他部隊間での業務(どれぐらい出来る奴か分らないから)では迂遠な感じがします。
当の3曹方にしても上がらない階級と処遇にうんざりしているようにも見えます(先に上がった2曹に対して猛烈に陰口を叩く陰湿な姿を見かけました。アレは病気ですし周囲も気分のいい物ではない。)。

特に海兵隊と訓練した際に、伍長相当の階級がないので士長連中に”お前ら階級を訊かれたらコーポラルと答えろ”なんて馬鹿な事もなくなります。
伍長辺りを新設し新任者辺りに適用すればある程度整合性が取れそうな気もするんですけどね。

頸を切れないのであれば、勤続年数という謎の加算を可能な限り減殺するのはやむを得ないと思うのですよね。アレこそが競争意識の無くなる要因かつ隊員のやる気を奪う根源ですし一部の人間が定年まで適当に過ごす原因だと思います。

そもそもですが飯の数を増やしたら皆が皆熟練者になる訳じゃないですので性善説的に評価するのはもう辞めた方が良いです。
全体の何パーセントかは、残酷ですがどうにもならない層が存在するわけです(単に他の仕事が向いている者とか・・どうしょうもない人とか)。
これらから逃れる訳でなく、昇任させないとか解雇する(予備役行)という選択肢を自衛隊はいい加減検討するべきですし毎年教育サイクルを繰り返しているんですから統計を取って許容できる数字を出すべきです。

式典とか無駄な業務をやらないといけないから実員を維持するんじゃなくて組織の能力に応じて出来るであろう仕事量を考えて欲しいものです。
きっと仕事量も点数化出来るでしょうし、人事にだってAI化させたり電子化すればこういう複雑な人事だって可能になるのではないかと思ったりもします。
幹部だって仕事が楽になると思うんですがね・・

妄想に過ぎないですけれども。
マリンロイヤル
2020年08月04日 20:31
>>防衛省の人事に関しては組織的に回していかなければならないところはあるでしょう。ですが、2年では早すぎます。せめて3年は同じ部署を担当させるべきだと思います。



自衛隊に限りませんが、日本の公務員制度の宿痾ですね(笑)沖縄戦で米軍上陸が4月1日で、予定された人が赴任できてなかったり、直前に赴任して担当正面の検討すら出来ない指揮官が居たりで大混乱してましたね。最前線の部隊で「定期異動」を行う陸軍もどうかと思いますが、この宿痾の根は深いですよ。
やれやれ
2020年08月05日 14:33
米Amazonの衛星インターネット計画「Kuiper」。FCCが3,236基の人工衛星打ち上げを承認
https://www.gizmodo.jp/2020/08/217956.html

あまりにも途方も無い計画で呆れましたが、Amazonは世界征服計画でも初めたのでしょうか。
冗談はともかく自衛隊もAmazonの軍門に降って通信を借りたほうがいいかも知れません。
19190213
2020年08月05日 23:46
やれやれ様
アマゾンに降るのはアリですよね。
通信だけではなく・・あの会社はロジスティクスの権化ですから、そのほかの分野でも全部とはいかなくてもイズムを提供して貰えば良いと思います。
コンサルタントをやって貰えば少しは賢くなるのかもしれません。
寧ろ西側諸国や西側に組する武装組織が今後、アマゾンから支援を受けるというのは面白いかもしれません。
米国にしてもそれを覗き見るのは楽しいでしょうし。