10式の調達は終了にして、後は90式を近代化したほうがいいじゃないのかね?
防衛省は戦車だけを10式に更新していますが、戦車に随伴する89式戦闘装甲車はほぼなんの近代化もなく、延命もされておりません。87式自走高射機関砲などもそうです。
戦車だけで戦争できると思っているならば、そこいらの戦車フェチや戦車ゲームのマニアと同じレベルです。本来諸兵科連合の近代化というビッグピクチャーを描かないと、機甲部隊の近代化なんかできません。
まあ、しらたきも、ネギも、焼き豆腐、醤油も、卵もなく肉だけ焼いて、これがすき焼きだと言い張るようなものです。
必要な装備のポートフォリオを考えて、その上でどの程度予算を戦車にかけられるかを考えるべきでした。であれば10式の開発に1千億円、300両の調達に3千億円、合わせて4千億円も戦車にかけられないことは明白でした。陸幕は当事者能力がなかったということです。
10式の調達数は110両程度ですがここらで生産中止にして、後は90式の改修にしてはどうでしょうか。教育所要を除けば100両が10式で後の200両は90式の近代化した方が安い。主砲、C4IR、エンジンなどを換装すればいい。更には補助動力装置の搭載も必要です。重量以外は同じ能力の付加が可能です。しかも安い。恐らくは改装費は一両あたり3億円もしないでしょう。であれば、10式60~70両調達する予算で200両の90式の近代化が可能です。
基本本州は10式、北海道は90式を配備すりゃ、メンツも立つでしょう。
1年に70両程度の改修ならば3年で終わります。そうすれば10式と同じ弾薬が使用可能になります。これまで通り10式を漫然と調達するのであればその間は10式と90式の弾の互換性がない状態が20年続きます。無論下位互換性があるので90式の弾を10式では撃てますが。両方の弾薬を作るならば調達単価も上がります。
無論二種類の戦車が長い間同居することになりますが、それは10式の調達が続いても同じことです。
更に申せば10式も採用されて10年です。近代化、特にC4IRの近代化を考える次期にきています。10式のC4IRを近代化し、合わせてそれを90式の近代化にも採用すればよろしい。更に申せば、90式、10式ともに乗員用のクーラーを入れて夏場、特にNBC環境で戦えるようにすべきです。あとは普通科との通話のための電話や、RWSも搭載すべきです。またマイクロUAVの運用能力を付加することも考えても良いかもしれません。
90式に近代化の余力がないというのは財務省を騙すための方便に過ぎません。実際ぼくは10式開発のために90式をテストベッドにして試験していた陸将補に方に聞きましたが、90式の方が車内容積も大きく、近代化の余地は大きいということでした。
大本営発表をそのまま信じるのはリテラシーが欠如した情弱です。
常識的に考えれば車内容積が遥かに狭いT-62とかT72でも、C4IR込の近代化しています。
より余力のある90式の近代化ができないなどということはありません。
10式の調達を中止して、90式を近代化して残った90式はモスボールするか、前に提案した重APCでも転用すればかなりの予算が浮くでしょう。それを他の装備の近代化に回すべきです。
Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
90式戦車の有効活用考えよ
https://japan-indepth.jp/?p=52366
陸自新小銃に多くの課題
https://japan-indepth.jp/?p=52127
防衛省、陸自の新小銃と新拳銃公開
https://japan-indepth.jp/?p=52014
19式自走榴弾砲を安価に調達する方法
https://japan-indepth.jp/?p=51931
European Security & Defence に以下の記事を寄稿しました。
https://euro-sd.com/2020/04/articles/exclusive/17070/bulldozer-contract-win-for-hitachi/
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
培養肉がこの先「有望」な食材になりうる事情
環境負荷や食料自給の観点からも期待集まる
https://toyokeizai.net/articles/-/342551
防衛記者クラブの「台所事情」何とも厳しい実態
不要不急の支出、財政破綻の危機を迎えていた
https://toyokeizai.net/articles/-/343696
戦車だけで戦争できると思っているならば、そこいらの戦車フェチや戦車ゲームのマニアと同じレベルです。本来諸兵科連合の近代化というビッグピクチャーを描かないと、機甲部隊の近代化なんかできません。
まあ、しらたきも、ネギも、焼き豆腐、醤油も、卵もなく肉だけ焼いて、これがすき焼きだと言い張るようなものです。
必要な装備のポートフォリオを考えて、その上でどの程度予算を戦車にかけられるかを考えるべきでした。であれば10式の開発に1千億円、300両の調達に3千億円、合わせて4千億円も戦車にかけられないことは明白でした。陸幕は当事者能力がなかったということです。
10式の調達数は110両程度ですがここらで生産中止にして、後は90式の改修にしてはどうでしょうか。教育所要を除けば100両が10式で後の200両は90式の近代化した方が安い。主砲、C4IR、エンジンなどを換装すればいい。更には補助動力装置の搭載も必要です。重量以外は同じ能力の付加が可能です。しかも安い。恐らくは改装費は一両あたり3億円もしないでしょう。であれば、10式60~70両調達する予算で200両の90式の近代化が可能です。
基本本州は10式、北海道は90式を配備すりゃ、メンツも立つでしょう。
1年に70両程度の改修ならば3年で終わります。そうすれば10式と同じ弾薬が使用可能になります。これまで通り10式を漫然と調達するのであればその間は10式と90式の弾の互換性がない状態が20年続きます。無論下位互換性があるので90式の弾を10式では撃てますが。両方の弾薬を作るならば調達単価も上がります。
無論二種類の戦車が長い間同居することになりますが、それは10式の調達が続いても同じことです。
更に申せば10式も採用されて10年です。近代化、特にC4IRの近代化を考える次期にきています。10式のC4IRを近代化し、合わせてそれを90式の近代化にも採用すればよろしい。更に申せば、90式、10式ともに乗員用のクーラーを入れて夏場、特にNBC環境で戦えるようにすべきです。あとは普通科との通話のための電話や、RWSも搭載すべきです。またマイクロUAVの運用能力を付加することも考えても良いかもしれません。
90式に近代化の余力がないというのは財務省を騙すための方便に過ぎません。実際ぼくは10式開発のために90式をテストベッドにして試験していた陸将補に方に聞きましたが、90式の方が車内容積も大きく、近代化の余地は大きいということでした。
大本営発表をそのまま信じるのはリテラシーが欠如した情弱です。
常識的に考えれば車内容積が遥かに狭いT-62とかT72でも、C4IR込の近代化しています。
より余力のある90式の近代化ができないなどということはありません。
10式の調達を中止して、90式を近代化して残った90式はモスボールするか、前に提案した重APCでも転用すればかなりの予算が浮くでしょう。それを他の装備の近代化に回すべきです。
Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
90式戦車の有効活用考えよ
https://japan-indepth.jp/?p=52366
陸自新小銃に多くの課題
https://japan-indepth.jp/?p=52127
防衛省、陸自の新小銃と新拳銃公開
https://japan-indepth.jp/?p=52014
19式自走榴弾砲を安価に調達する方法
https://japan-indepth.jp/?p=51931
European Security & Defence に以下の記事を寄稿しました。
https://euro-sd.com/2020/04/articles/exclusive/17070/bulldozer-contract-win-for-hitachi/
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
培養肉がこの先「有望」な食材になりうる事情
環境負荷や食料自給の観点からも期待集まる
https://toyokeizai.net/articles/-/342551
防衛記者クラブの「台所事情」何とも厳しい実態
不要不急の支出、財政破綻の危機を迎えていた
https://toyokeizai.net/articles/-/343696
この記事へのコメント
陸将補の方に、ですね。
所で74式もまだ残っていますが、あと何両位あるんでしょうね。
日立のドーザーも下半身は74式とかにでもするとかミサイルキャリアにでも改造するとか。
防衛省が主力戦車という物をどう考えているか、ポートフォリオの事ですがそれが全てでしょうね。案としては十分ありだと思います。90式って340両もあるんですね...
ドンガラとかメカ物は使える部分は流用してエレキ物は全部入れ替えて10式の中身を入れる位の事はできそうに思いますが。
まさか未だにドラム缶の半分も容積を使う割に30年前のパソコン並のコンピュータに拘る事はないでしょう。そんな物もう何年も整備しても使えないですよ。会社のパソコンだって10年は使えない。性能以前にガタが来ますからね。早期の入れ替え案件だと思いますよ。
パワーパックも全部三菱謹製ならまだ同じものを生産できるか、改良して高性能低燃費化できる余地もあるかも知れませんね。
酷使様の脳みその中は未だにガルパンの戦車(第二次大戦頃)と同程度で人間が操作して走って大砲が撃てればOKみたいな事考えていそうですが、エレキ物が絡むとそんなに単純じゃないんですよね。なぜ10式が砲身の先っちょにワイングラス載せて落とさないように砲塔を動かせるか考えたら分かりそうなものですが。
90式もガルパンの戦車と同じ様に考えているからアップグレードの事に無関心なのでしょう。
そうそうガルパンで思い出しましたが謎カーボンで車内を補強しなくてもスポールライナーを入れれば十分ですよね。
ここの製品のテストや使用して遊んでいる?人の動画を見て驚嘆しました。youtubeにも色々動画ありますね。しかも日本でも売っているようです。
https://line-x.jp/index.aspx
https://www.linex-auto.co.jp/news/2015/12/08/3843/
https://www.linex-auto.co.jp/about/movie/
ハンガーをもっと作れ。
備品や燃料を揃え、整備員や工場を増やして、稼働率上げろが正しい方向性になります。
半分の大きさで同じ値段の輸送機とかないわ。
開発費で航空輸送基地作った方がいろいろ役立つわ。
国防(自衛隊)への愛ある指摘と言っても差し支えない諫言が自衛隊の歪んだ装備調達に変化を与えてるようにも感じます。
陸上イージスの調達中止も形はどうあれ実現しました。
河野大臣は考える力のある大臣かと思います。在任の間は質問という形でも現状への疑問を投げ掛け続けてほしいと考えます。
邪魔は多いでしょうが応援しております。
対象となる相手はロシアのT-14辺りになりますが、装甲が1000~1100mmと言われており、何とか損傷を与えられるのは、ラインメタルの130mm砲だけ。同程度の装甲と砲弾40発を砲塔と車体前面に、側面、上面、下面にそれなりの装甲、砲塔上面にRWS、砲塔又は車体内にAPU、C4I、各種センサーを搭載すれば60t前後とすると、エンジンは10式のものの12気筒版1800psが必要となります。
この戦車と同行できるT-15の様な重武装な装甲車両も同時に開発、配備する必要があります。武装を落として兵員数を増やした装甲車両も必要ですし、同じシャーシを使ったツングースカの様な対空車輛も開発すべきです。
これらを支援する為の、装輪装甲車群と多種ヘリコプター部隊等後方支援部隊も重要です。又、偵察や後方攪乱等の為の特殊部隊も必要でしょう。
ただ、日本の道路事情から北海道以外での運用は不可能ですが。この程度の部隊が運用可能な道路網の整備が、まず、達成すべきで、10式ですら四国、本州で運用出来ない東洋の子ザルのまま終わっていく未来しか見えません。
某一部のオタク連中は国産ならどれだけ高くても良いとか宣ってるけど
https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20200616-00183562/
に違和感しかない解説。流石JSF氏。
河野大臣の説明は私も違和感ありますが、それが主な原因では無いでしょう。良い言い訳に使われただけでしょうね。
所がJFS氏の説明が酷すぎて。どうしてそう都合よく曲解するかね。
「配備を急ぐ必要があったイージスアショア」
なら無難に従来型を選ぶはず。そうすれば工期もコストもずっと少なくて済んだのに。トンチンカン過ぎて呆れました。
個人的には、74式90式近代化の代わり、10式を防御力向上改造工事した上でAPCとして使用するのもありかと。16式も機動戦闘車じゃなくて、防御力向上でAPCにすればいいのかと。
>通りすがりの名無しさん
>
>清谷氏、10式は防御力が低いから使い物にならない、74式の近代化で十分、そもそも日本の環境は日本外国問わず戦車の運用に不向きとおっしゃったはずですが。74式を廃止する代わり、10式のダメなところを改善するならともかく。
>個人的には、74式90式近代化の代わり、10式を防御力向上改造工事した上でAPCとして使用するのもありかと。16式も機動戦闘車じゃなくて、防御力向上でAPCにすればいいのかと。
個人的には防御力向上で装軌式のAPCへ改造するのはありかと思うのですが
90を強化するのは確かにいい案かもしれませんけども、90使うのかと言えば答えはノーに近いかもしれませんね。
だったらば、10は生産を辞めて90も放置してヘリや衛生、普通科、訓練費にいくらか突っ込んで残りは海自や空自に渡すか若しくは国庫に還せばいい。
そりゃ現場で真面目に検閲受けて大規模着上陸クラスの戦いを考えないといけない人たちは戦車が無くなるのは恐怖だろうけども実際はそのような戦いは生起しない訳でだったら現状維持でも良いし対戦車戦闘にしたってMMPMなんてかなり良い火器があるんだからそこまで神経使わなくても良い。
近年多い歩兵の支援にしたって既存の戦車や擬きで十分かとも思いますね。
北海道の7師団がロシアのT-14と交戦することはないでしょう。
T-14は未だに量産・部隊配備ができていないようですし、シリア内戦に姿を見せていないT-14が北海道に現れることなど考えられない。太平洋戦争末期に参戦したソ連もT-34やSUを満州以外に投入できなかったのが、占守島守備隊の善戦につながったわけです。状況は当時からさほど変化していない。であれば、陸自の戦車は90式の改修で十分なはずですし、130mm砲は絶対に必要とは到底言えない。
自分もイージスアショアの見直し、良い兆候と思います。
このままイージス艦に代わってくれれば良いのですが。
さて本稿の90式の活用法ですが、自分には戦闘工兵車、戦車回収車、野戦救急車に100両ずつに改造した方が良いと考えます。
演習に際して装軌、装輪問わずスタック、脱輪、履帯のトラブルが多かった記憶が有ります。
また90ベースの野戦救急車が有れば、前線の隊員にとってどれだけ心強いことか知れません。
工兵車も同様です。
戦争も災害派遣もPKOも大規模な土木工事を伴います。
弾が飛んでくるか悪天候か、考えたくも有りませんが原子力災害かも知れません。
戦車は10式を100両で打ち止めにして、浮いた予算で無人砲塔に換装すれば充分に思えます。
自走対空砲、歩兵戦闘車は16式ベースにすれば装軌車の数を抑えられます。
goodman80様。
新型戦車を開発するよりも90式に130㎜を載せ、スウェーデンのSタンクみたいに無砲塔にするのが最良に思えます。
10式だと車体が軽すぎる様に思えるので。
90式はエンジンの設計の失敗で(平成の誉エンジンと呼ばれた)、エンジンルームが異様に長く、この駆動系の交換は必須です。ハイブリッドサスペンションも交換、装甲の強化、人員、設備の再配置等、改修に大幅な手間がかかり、三菱重工は改修をやらないでしょうし、自衛隊の能力では改修の指揮すら出来ないでしょう。もし本気で改修するので有れば、イスラエルとか改修の得意な国家、企業とかに丸投げするしか、ありません。今の『先進国日本』のレベルはその程度です。
海自の場合、艦船や航空機の延命措置を行っていますが、陸自が不熱心なのは何か理由があるのでしょうか。
「演習に際して装軌、装輪問わずスタック、脱輪、履帯のトラブルが多かった記憶が有ります。」
装輪式は悪かったと聞いていますが装軌式もですか?
総火演でも10式だったか履帯が外れたとか駐屯地祭でも装軌式で
トラブルがあったとか聞いたことはありますが。日本の装軌式が
弱いのかそもそもそういうものなのかはよく分かりません。
本当は他国の車両とそういう部分も比較するのが良いのでしょうが、
戦車マニアでも車両マニアでもない小生はその辺はさっぱりです。
支援車両は私も考えました。340両もあるんだから多少多めに回してもいいですよね。
130mm砲はいらないのでは?清谷さんも書いていますが弾の種類を増やすのは得策ではありません。砲身もラインメタルから買ってこないといけないし、弾もそうでしょう。威力は相当大きそうですが、当たらなければいいんですよ。それより誘導兵器で先に敵戦車を撃滅できればそもそも戦う必要すらありません。
戦車は戦車でなければ戦闘できないというルールがあるわけじゃないですからね。130mm導入にかかる費用を別の兵器に振った方が良さそうに思えますが。
ところで陸自や内局にはコンピュータの専門家はいるんですかね。
イージスやイーグルはそれでもコンピュータは更新はしてますけど。
永田町もネット選挙に反対だとか石器時代丸出しですが。
人材、人罪というやつでは。
下手したら、戦艦の二の舞いになりかねないものですから。
でっかい大砲載せて、分厚い装甲で覆うというコンセプトは類似ですし。
将来的に価値が低下するなら、無理に新型作る必要はないとも言えます。
>ブリンデンさん
>
>清谷様
>
>海自の場合、艦船や航空機の延命措置を行っていますが、陸自が不熱心なのは何か理由があるのでしょうか。
船の場合、そもそもひとつ当たりの単価が違うのも大きいかと。
あきづき型でネームシップは750億します。
航空機の場合、定期整備で部品を交換しつつ、使用しますが、その時に改修も出来るのが大きいかと。
構造を具体的に知っているわけではないですが、戦車を改修する場合の違いとして、分厚い装甲板や複合装甲をどうにかする必要がないのも大きいのかもしれません。(装甲板や複合装甲を切った張ったする必要があったら、非常に手間です。)
>90式はエンジンの設計の失敗で(平成の誉エンジンと呼ばれた)、エンジンルームが異様に長く、この駆動系の交換は必須です。ハイブリッドサスペンションも交換、装甲の強化、人員、設備の再配置等、改修に大幅な手間がかかり、三菱重工は改修をやらないでしょうし、自衛隊の能力では改修の指揮すら出来ないでしょう。もし本気で改修するので有れば、イスラエルとか改修の得意な国家、企業とかに丸投げするしか、ありません。今の『先進国日本』のレベルはその程度です。
トランスミッションがトラブル続きと聞いてましたが、エンジンも駄目ですか。
クラウス マッファイ ヴェックマンから買った方が良さそうですね。
お邪魔します。
90式戦車は(当時の)輸送の関係で「二つに分割して運び、現地で組み立てる」形になっていると聞いた事があります。61戦車も開発した頃の日本は道路整備がまだ不十分なので鉄道輸送が想定されていて、そのため車幅が制限されて比較的車高の高い戦車になったとも。「分割せずに運べる第三世代戦車が欲しい」という想いが強かった事が10式戦車を生み出したのではないかと推測されます。もしそうであるなら「兵器としての正常進化」ではなく「周辺のツケを本体に押し付けた結果」ではないのかと思いますし、90式戦車が他国の第三世代戦車と比べて軽量である事を思えば、どういう輸送なのかと思ったりもします。今はその輸送の問題はどうなっているのかが気になります。もしそれが本当でかつ未だ解決していないのであれば、今戦車に求められているのは味方歩兵の火力支援というか「盾」の役割である事を思えば、いっそ74式戦車をリノベーションした方が良いのではないかと(74式戦車自体が箸にも棒にも掛からぬ代物でなければ)。
それと航空機の場合1000馬力エンジンの時代は対機戦闘か対地・対艦攻撃かに特化しなければならなかったが、2000馬力になるとそれ程特化する必要は無くなった。2000馬力の単発機には下手な双発機よりも搭載能力の高い機体もあったと聞いた事があります。また陸戦では歩兵で制圧・占領せねば決着が着かない事が少なくないので、その歩兵の「盾」として戦車が必要とされる、戦艦が消えたのは海には「歩兵」がいないからとも聞いた事があります。ですからもしかしたら近い将来「戦車」というよりも「対車戦闘に特化して開発される車両」が終焉するかも知れません(汎用装甲車両の対車戦闘バージョンか)。
自分も日本の装軌が特に弱いとは思いませんが、演習にトラブルは付き物です。
砲班や弾薬班が次の命令が来るまで待機しているときも、レッカーは忙しくしていたのは覚えています。
有事になればもっと回収車の出番が増えるのは確実です。
ベル412の採用のように、既存装備後継の国内開発失敗をリカバリーできなくなった時点でようやく海外同等装備を求める、というパターンがこれからも出てくるのではないかとも思います。装輪装甲車(改)の開発中止、19式自走榴弾砲がMANのトラックを使ったこと、など徐々に他の綻びも見えてきてるように見えるのですが…。このエントリで出た87式自走高射機関砲も、いっそ後継を調達しないという選択肢はありなんでしょうか?
>台湾がM1エイブラムス買うそうですよ。日本も買った方が良いんじゃないですか(笑)
T90にしませんか。
数を揃えられますし、防御システムもなかなか良さそうですよ。
なんと言ってもシリアでの実績は魅力的です。
T-90M プロルイヴ(一個中隊)とBMP-T(2個中隊)で、戦車大隊を各旅団(師団は廃止)に配備すべきかと。本土防衛には戦車など無用なので、BMP-Tを多く配備すべき。
後は防空用にツングースカと戦車回収車とかの支援車両。後はちゃんと動作する小銃、機関銃とそれなりの防御力のある装輪装甲車とか、燃料、弾薬、食料と医薬品等は初期対応分を部隊にとか。
数か月に渡って支援可能な工法部隊とか、直ぐに増産可能なメーカーの生産体制とか。
早急に判断し、各省庁に対応を指示、命令できる政府とか。各国に対し状況を伝え、援助、支援を取付、相手国に対して制裁等を勝ち取る交渉力とか。
まあ、日本は一級の先進国で世界各国の信頼や影響力も多いでしょうから、全く問題は無いでしょう。アハハ!
私も戦車は北海道、四国、九州、沖縄限定で良いと思います。
ただ兵器の戦時増産は難しいので、現有装備を増やしてモスボールしておくのが安上がりと存じます。
普通の軍隊であれば旧式装備品のモスボールは有効と思いますが、自衛隊の場合、場所、人員、予算が有りません。弾薬処もそんな余裕は有りません。現有の弾薬数日分がやっとです。
装備品も全く改修されていないので、将来使用するには大幅な改修が必要になります。必要であれば外国製の旧式兵器を購入する方が、有効でしょう。現有の74式など、今現在使い物になるレベルに無いのです。
弾薬の備蓄も心もとないだけでなく、弾薬庫自体が足りてなかったんですね。
寒い思いして警衛に就いたのに・・・・
それは兎も角、国産兵器はお払い箱にして、外国製の旧式を買い付けてそれをイスラエルか南アに改修した方が良さそうですね。