専守防衛ってどういう意味?

イージス・アショア導入が事実上停止になったので、代案として敵地攻撃能力の獲得が叫ばれています。

ですが、そもそも専守防衛ってどういう定義か、またそれを果たしてそれを国民が理解しているのか大変疑問です。

防衛省のホームページの「防衛政策の基本」の項目は専守防衛について以下のように説明しています。
https://www.mod.go.jp/j/approach/agenda/seisaku/kihon03.html

>専守防衛とは、相手から武力攻撃を受けたときにはじめて防衛力を行使し、その態様も自衛のための必要最小限にとどめ、また、保持する防衛力も自衛のための必要最小限のものに限るなど、憲法の精神にのっとった受動的な防衛戦略の姿勢をいいます。


この文面を読む限り、先制攻撃は許されません。策源地攻撃にしても、攻撃を受けた後ということになります。
専守防衛という言葉は自体は昭和30年頃から使われて、それを国是として定着させたのは昭和45年に就任した中曽根康弘防衛庁長官の時代です。
その当時には北朝鮮が核弾頭付き弾道弾を持つなんてことは想像もされていませんでした。


専守防衛とは自らが信じる正義のために、基本相手から第一撃を許容することです。当然戦いは後手に回るわけですから、国内を戦場とする可能性は高いということです。国民の多くはリスクと被害を理解していないでしょう。学校でも教えていません。

何となく専守防衛=平和主義ぐらいに思っています。
だから策源地攻撃に脊髄反射的に反対する声が大きい。
ですが、本気で自分たちがそれによる被害を許容するという覚悟はありません。
つまりは多くの日本人にとって専守防衛というは自分たちが痛みを許容するという覚悟もない空理空論の抽象概念に過ぎないわけです。

その意味ではミサイル防衛は優等生です。発射された弾道弾を途中で迎撃するわけですから。ただし相応の負担も必要でこれまで政府はイージス艦8隻とパトリオットPAC3の導入で一応の目処がたったといっておりました。

田岡俊次氏は以下のように書いています。
https://news.goo.ne.jp/article/dot/nation/dot-2020062300010.html

>滑稽なのは18年の防衛白書だ。イージス艦が21年度に8隻体制になれば「日本全土を2隻で継続的に防護可能となる」と従来の計画を述べつつ、他のページでは「現状(4隻)のイージス艦では隙間の期間が生じる」として「イージス・アショア」配備の必要を説き、近く8隻になることには言及しなかった。8隻目のイージス艦「はぐろ」(1万250トン)は昨年7月進水し、来年3月に就役する。8隻あれば2隻が定期点検に入っていても、交代で2隻ずつを日本海などに出す余裕は十分ある。

>私がミサイル防衛に関わった自衛隊の高官達に「イージス・アショア導入よりは、艦の搭載弾数を増やす方が合理的では」と言うと、ほぼ例外なく「おっしゃる通り」との反応があった。



ぼくもアショア代案として以下の用に示しています。
https://japan-indepth.jp/?p=50975

まあ、MDは保険、あるいはお守りみたいなものです。率直にいえば日本全土をカバーする必要はない。狙われるのは大都市と基地ですから。

完全を期するならばとてつもない費用と時間がかかります。それを国民も望んでいないでしょう。しかもMDは本来攻撃能力から考えれば中国を主たる対象なはずですが、実際は北朝鮮対策であるかのように認識されています。ある意味北のミサイルはおばけみたいなもので、出るぞ、出るぞといっている間が一番怖い。

ですが、使えば終わりです。基本的には政治的な恫喝のための「使えない兵器」です。ですが、何をするか分からないので一応の備えをしておくべきです。であれば、既存のMDで充分ではないでしょうか。
 
専守防衛に話を戻しますが、専守防衛は、その実態は専守防衛ではありません。それは日米同盟があるからです。我が国は盾で、米軍は鉾といわれています。専守防衛の実態は専守防衛+米軍の攻撃能力となっているわけです。

言うならば、ウチは平和主義者ですから、家の守りは鍵をかけているだけです。といいながらチャカを持ったヤクザを用心棒として小遣い払って居候させておいて、何かあったらカチコミをさせるというシステムです。

米軍というヤクザの抑止力がなければ専守防衛は空論ということです。
事実上「専守防衛」は破綻している、といことです。

ところが国民も政府もメディアもこの実態を理解していません。ですから専守防衛=平和主義と思い込んでいるわけです。

しかも居候のヤクザが必ずカチコミをしてくれるという保障がないことです。

一番いい抑止力は核ミサイル積んだミサイル潜水艦の保持です。こちらが核攻撃されれば、報復で平壌や北京を火の海にしてやる能力を持つことです。

ところがこれは世論が許さないでしょう。

ですからぼくは以前からリチウム電池搭載の通常動力の潜水艦でもいいからミサイル潜水艦を作り、弾道ミサイルを搭載すべきだと主張しきました。この種の潜水艦であれば既存の潜水艦よりも3倍ぐらい潜航航行が可能でしょう。
弾頭にはサーボバリック弾なども含めて検討すればいい。それでも一応の報復能力は保持できます。更に必要とあれば核弾頭を搭載するよ、核武装までラストワンマイルですぜ、というメッセージを仮想敵に伝えることになります。


更に申せばサーバー戦に専守防衛はあり得るのか?
という話があります。もっと根源的にはサイバー戦は憲法のいうことろの「交戦」にあたるのではないか。普通に考えたらこれは「交戦」であり憲法違反でしょう。
サイバー戦に関して政府は明確な法解釈と論理的な説明が必要です。
実際問題としてサイバー戦能力の保持は国防上必要不不可欠です。
ですが自衛隊の予算も人員諸外国からくらべるとお寒い限りですし、有能なハッカーを雇うような柔軟な発想も度量もありません。また自衛隊以外のインフラや企業、他の官庁を守る体制もありません。

自衛隊の「交戦」がまずいならば海保とか、警察庁に主たるサイバー戦能力を与えるべきです。「警察行為」と強弁すれば一応の理屈は付きます。

そもそも論で言えば、専守防衛は国連による軍事支援が来るまで持てばいいといものですが、それ期待していいんですかね?
国防の基本方針には以下のようにあります。
https://www.mod.go.jp/j/approach/agenda/seisaku/kihon03.html

>外部からの侵略に対しては、将来国際連合が有効にこれを阻止する機能を果たし得るに至るまでは、米国との安全保障体制を基調としてこれに対処する。


「敵」が常任理事国である可能性が高いわけで、拒否権を発動されたらどうしますかね?国連による軍事的介入は期待できず、米軍だけが頼りになるでしょう。
もっと根源的には憲法で交戦を否定している我が国が、悪いやつは軍事力で袋叩きにするという、暴力を肯定する国連という組織に加盟して
いていいのだろうか、ということです。法律の専門家はあれこれ小理屈のべてOKだと言っていますが、では国連軍が編成されて、どこかの国を助けるときに自衛隊も参加するんだよねえ、といわれてもそれはNoだというでしょう。

こういうヤクザの言いがかりみたない憲法解釈をいつまでやるんでしょうか。

この機に、専守防衛とは何かという定義の再考、またそれが現実に即しているのかという議論が必要かと思います。


■本日の市ヶ谷の噂■
海上自衛隊の特殊部隊、特別警備隊はその設立に当たって、作家、大石英司氏の小説、「サイレント・コア」シリーズが参考にされたとの噂。


Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。

90式戦車の有効活用考えよ
https://japan-indepth.jp/?p=52366
 
陸自新小銃に多くの課題
https://japan-indepth.jp/?p=52127

防衛省、陸自の新小銃と新拳銃公開
https://japan-indepth.jp/?p=52014

19式自走榴弾砲を安価に調達する方法
https://japan-indepth.jp/?p=51931


European Security & Defence に以下の記事を寄稿しました。
https://euro-sd.com/2020/04/articles/exclusive/17070/bulldozer-contract-win-for-hitachi/


東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。

培養肉がこの先「有望」な食材になりうる事情
環境負荷や食料自給の観点からも期待集まる
https://toyokeizai.net/articles/-/342551

防衛記者クラブの「台所事情」何とも厳しい実態
不要不急の支出、財政破綻の危機を迎えていた
https://toyokeizai.net/articles/-/343696

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 13

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス ナイス
かわいい

この記事へのコメント

マリンロイヤル
2020年06月30日 21:34
敵地攻撃能力なら既にありますよ。P-1哨戒機は、AGM65マーベリックを8発搭載して4000㌔飛べます。夜間に海上から超低空侵入すればB-1爆撃機に近いステルス性を発揮出来るかも。
Goodman80
2020年06月30日 22:00
日本という国は、未だに東洋の子ザルで、弱肉強食の獣たちの中で、「見ざる聞かざる言わざる」の世界に逃げ込んだまま、ラスボスの米国に首根っこを押さえ付けられ、死に物狂いで稼いだ金をカツアゲされ続けているのです。
専守防衛の夢物語が発生するのはオタアニの世界ぐらいで、発射した弾丸は目標になかなか当たらないし、ミサイルも外れることも多いのです。
テロリストが現れたり、敵兵が上陸しても対応するのは、警察で有り、要請があった時点で出動出来るのですが、駐屯地には弾薬が有りません。上級部隊に申請して許可を貰い、役所等の手続きを行い、弾薬の移動が可能になります。要するに、何の役にも立ちません。自衛隊は唯の飾り、実用性は全くありません。
海保や警察等は、一般庶民には偉そうに対応しますが、外国の船や外人(白人)には、完全に腰が引けた対応をします。江戸時代の悪岡っ引きの世界です。
この国は、一般国民を守る気など0.001%も有りません。だから、専守防衛などとお題目を掲げておいて、いざとなったら自分たちの身柄の保証の為、一般国民など生贄に差し出すのは当たり前なことなのです。
スタッドレスタイヤ
2020年06月30日 22:18
ミサイル……もとい「飛翔物体」が飛んでくるたび、お偉方は敵基地攻撃能力を!と叫んでいる気がしますが、そもそもこの国が「敵基地攻撃能力」を持つことは出来るのでしょうか。
いや、理屈の上では持てるのかもしれませんが日本の国力がそれを許すだけの余裕はあるのでしょうか。

『日米同盟の正体』では「米軍ですら北朝鮮のミサイル基地全てを発見することは難しい」と他ならぬ米軍のレポート付きで語られていました。我が国の14倍もの軍事費を使い、衛星や諜報で世界中にインテリジェンスの網を広げているかの国ですらこれが限界だとすれば、我が国が「敵基地を発見し」「それを攻撃する」体制を整えることなど到底不可能だと思われます(データがやや古いので今もそうかと言われると少し怪しいのですが)。

先生方には、どうかもう少しコスト的に現実味のある案を俎上に載せて頂ければと思います。恥ずかしながら厳密な費用の比較が出来ないので、これぞというものは言えませんが(感覚的には清谷さんの言われるようなSLBMの方がなんぼか”安上がり”な気もします)……。
Suica割
2020年06月30日 23:22

もっと根源的には憲法で交戦を否定している我が国が、悪いやつは軍事力で袋叩きにするという、暴力を肯定する国連という組織に加盟して
いていいのだろうか、ということです。法律の専門家はあれこれ小理屈のべてOKだと言っていますが、では国連軍が編成されて、どこかの国を助けるときに自衛隊も参加するんだよねえ、といわれてもそれはNoだというでしょう。
>どうせ、安倍政権も改憲唱えるなら、国連憲章や国際法に認められた権利を行使する組織を持つことは認められるとやった方が分かりやすくスマートだったでしょうね。
反対派も論破は難しいぞ。
国連憲章や国際法が平和的でないことやそれに賛同した国が平和的でないことを説明しなくてはならないから。
国連軍には参加します。
ただ、国連軍を組織するかの話し合いは他国で決めてください。
程度までこないと、筋としておかしいですね。
偽陸士
2020年07月01日 00:55
清谷様。

確かに居候頼みでは、居候にも外敵にも足元を見られます。

ただ弾道ミサイルだと弾数が稼げません。
ここは巡航ミサイルか、自爆ドローンの方が良さげに思えます。

それらを哨戒機、水上艦、潜水艦いずれにも配備出来る様にすれば、相手方も的を絞れなくなるはずです。

さらにサーモバリック弾を弾道ミサイルで、運用するには我国の経験値では未だハードルが高い様にも思います。

通りすがりの名無し
2020年07月01日 01:11
Goodman80さん
今もそうなのかはわかりませんが、やはり有事においては申請もクソもないので、例外化を進めるべきと思います。
・ネガティブリスト化
・領空領海侵犯に、警告に応じない場合は威嚇射撃、領土侵攻は即排除できるように。
衛生にも、看護師が縫合などができるようになど。
やれやれ
2020年07月01日 10:12
「そして誰も忖度しなくなった」政権崩壊がはじまった安倍首相の落日 河野大臣「私はやりたくありません」
https://president.jp/articles/-/36671
イージス・アショアの内情が書いてあります。
無責任な人が大臣であったなら我が身可愛さで忖度して推めたでしょう。
河野大臣は一応責任ある考えではあるようで。

Goodman80
2020年07月01日 10:26
通りすがりの名無しさん
私もそう思いますが、この国の支配階級は誰も責任は取りたくないし、自分たちのどんな小さな権利は手放しません。大人の判断の出来る国では、有りません。権利のみを主張し、責任は取らない小頭の良いの小役人国家なのです。
まあ、世界一のDQN居候が巣くっているので、今のところ本国が攻撃されることは無いでしょう。
但しシーレーンは別なので、使えない護衛艦隊など廃止して、ちゃんとした戦力で、守り通す必要が有ります。イージス駆逐艦3隻、SSN2隻及び補給艦1隻で一個戦隊をインド洋、北太平洋、南太平洋に常時配備する程度は必要と考えます。
後は核攻撃に対して、SSBN4隻、海外の邦人救出の為の海兵隊、特殊部隊及び輸送用の艦船、航空機等が必要です。
後は、国家として邦人はどんな手段を取っても救出する、危害を加えた集団や国家には二度と同じような行動をしないと思わせる、償いをさせると言う意思を全世界に向かって示す必要が有ります。
これが行えて初めてちゃんとした国家として認められるのです。
通りすがりの名無し
2020年07月01日 12:46
Goodman80さん
期待するだけ無駄と?
Goodman80
2020年07月01日 16:41
通りすがりの名無しさん
今の処、極めて低いかと思います。支配者(米国)の命令に従う官僚と言う寄生虫群は、極めてしぶとく生き残る生き物ですし、日本政府は責任を取らさせる機関で有り、彼らの主ではありません。
長い物には巻かれ、自分より弱い者を虐める賎民意識が、革新的に変革されればほとんどの事の変革は可能性も有りますが、もしそうなったらもう一度東京大空襲で数百万人が犠牲となり、GHQの支配が始まるだけでしょう。一般国民には、こちらの方が安定する国家かも?一般国民も官僚並みにしぶといですから。
aaa
2020年07月02日 17:12
国土、領海、領空でのみ自衛権として攻撃するということでしょう。

飛行機が飛んで来る、ウラジオストク、上海、パールハーバーだとか、根拠地は攻撃しません。そういう戦力も整備しません。と。

しかしミサイル、サイバー、衛星、電子、ことごとくだめですけどね。
アメリカはサイバー攻撃には核で応じる、とやってますが。
そういうことなのでしょう。

念仏というかポエム、スピリチュアル繰り返しの人々。

失われた何十年だとか、成績表は終わりですよね。
通りすがりの名無し
2020年07月02日 23:28
先制攻撃や敵基地攻撃能力はもつべきなんでしょうか?
敵基地攻撃能力は、報復用の切り札としてなら大丈夫でしょうが、先制攻撃は報復を食らいますし外交的にも不利になりそうで。
キヨタニ
2020年07月03日 12:32
先制攻撃は一応できないことになっています。

>通りすがりの名無しさん
>
>先制攻撃や敵基地攻撃能力はもつべきなんでしょうか?
>敵基地攻撃能力は、報復用の切り札としてなら大丈夫でしょうが、先制攻撃は報復を食らいますし外交的にも不利になりそうで。
19190213
2020年07月03日 12:52
通りすがりの名無し様
敵地攻撃能力自体は専守防衛の観点からも外れたものではありません。
現に政府見解としては鳩山答弁に代表されるように自衛権の範疇であると回答されています。

> 「わが国に対して急迫不正の侵害が行われ、その侵害の手段としてわが国土に対し、誘導弾などによる攻撃が行われた場合、座して自滅を待つべしというのが憲法の趣旨とするところだというふうには、どうしても考えられないと思うのです。そういう場合には、そのような攻撃を防ぐのに万やむを得ない必要最小限度の措置をとること、例えば、誘導弾などによる攻撃を防御するのに、他に手段がないと認められる限り、誘導弾などの基地をたたくことは、法理的には自衛の範囲に含まれ、可能であるというべきものと思います。」(56(昭和31)年2月29日 衆議院内閣委員会 鳩山総理答弁船田防衛庁長官代読)

しかしながら、これが抑止なり得るかと言えば疑問符が付きます。
相手にとっては手段を破壊されることだけで軍事的リスクは期待されるより低く日本が専守防衛を掲げている以上は状況如何によっては戦力回復が可能ですしミサイル関連だけ限定的に叩かれるのであるならば敵は攻撃に当たって企図をするリスクは根本的に下がります。あくまで手段の破壊に限るということは、同じように敵地に火力投射する他国が行うようなものとは一線を画すものです。我方としてはMDとの複合的な手段として見るものでしょうね。
 そして敵地攻撃と言っても実際にTELを捕捉し続けるのは困難です。
イラクのスカッドハント(大きく分けて二回あります)では米軍・・もとい多国籍軍は多大なリソースを割いています。
そして、隣国を策源地とし特殊部隊(彼らは眼の役目です。)を浸透させる余地があった事は見逃せませんし二回目のイラク戦争ではそもそものイラク空軍が湾岸でダメージ(その後の制裁と戦闘によって)を負いかつての姿を見せることなく米軍に空を譲り渡しています。
つまりスカッドハントはかなりの好条件の中行われたとみるべきであり、片や日本がそれを行うには監視衛星の強化もさることながら周辺国の動向や手段である海空自衛隊の実力の強化は必至です。
繰り返しますがこれは抑止というよりはMDと複合的に使う手段ですし完全無欠なものじゃないです。
政治的なリスクもあって中々踏み切れるものではないですし、踏み切る為の確固たる論拠を求めるには敵の第一射は許容するか国際世論すら納得させるほどのち密なデータがなければそれは専守防衛ではなくイスラエルのような先制的自衛権の発動になってしまう。

鳩山答弁にあるように座して滅びるのを待つ訳じゃないというのは恐らくは国民の理念に反する物ではないと思っていますが専守亡霊・・もとい専守防衛を果たすには相当な忍耐と努力が必要です。

私自身は、清谷様が提案するようにCMSなりSSGNを保有し相手にリスクを与えることこそが抑止や軍事均衡に寄与するものと考えていますし、それを行ってこそ全自衛隊の装備や編成の大規模な転換がより進むものと思います。(ロバート・マクナマラに近いことをやって装備コストを削減したいと考えています。)
但しそれが憲法どうこうに触れるという事は間違いがなく在職ではないと言えども言ってよい事かと詰問されると返答に困るところですが・・・・。
私としては抑止を以て軍事均衡を図り外交能力だけで取引しやすい前提を整えるということを考えればやむを得ないものと考えています。

参考
http://www.nids.mod.go.jp/publication/kiyo/pdf/bulletin_j8_4.pdf
マリンロイヤル
2020年07月03日 18:17
専守防衛も敵地攻撃も、真面目に考えるだけバカらしいですよ。自民党の保守保守詐欺のネタとしてイージス・アショアのウソがバレ過ぎて使えなくなったので、敵地攻撃能力なんて言い出してるだけ。選挙用のホラですからヤル気は無い、真に受けるだけバカバカしいですよ。まあ、敵地攻撃能力議論=選挙が近いのね、ってだけのニュースです。
通りすがりの名無し
2020年07月03日 22:39
マリンロイヤルさん
真面目に考えるだけバカならどうすると?
やれやれ
2020年07月03日 23:24
通りすがりの名無しさん、
私見ですが私も19190213さんやマリンロイヤルさんと
意見を同じくするものです。

仮にですがトマホーク巡航ミサイルを沢山買えばある意味
的基地攻撃能力を持ったと言えるでしょう。
それで相手がビビるかどうか。それと移動式弾道ミサイルをピンポイントでどうやって攻撃するのか?と言う問題は容易に解決できません。どこかの山にトンネル掘って隠しているでしょうから衛星でもグロホでも分かりません。長い時間をかけて分析しても分かるかどうか。北朝鮮に潜入して小型ドローンを飛ばして地道に探すか北朝鮮兵内にスパイを作るか、北朝鮮のコンピュータをクラッキングして位置が特定できる様ならむしろ楽でしょうけど。米軍でもピンポイント攻撃では散々やらかしていますからね、一筋縄ではいかない。
まあ国民に安心感を与える程度でしょう。実効性は薄いと思います。要するに国民への誤魔化しや目眩ましですよ。

むしろ米国他を無視して拉致被害者を全て開放し帰国させるなら投資もするし食い物他も支援するし核を放棄するなら経済立て直しに尽力してもいい(金王朝も保証する)とか懐柔策込で取り入り内部から破壊する位の交渉力があればそれも手ですけど。何も軍事的恫喝やドンパチだけが防衛じゃないですからね。もっとも日本にできるかどうかは敵基地攻撃力より謎ですが。

通りすがりの名無し
2020年07月04日 14:28
やれやれさん
結局はどうすべきなんですかね?清谷氏の意見もダメだと言うなら、結局税の無駄とうことになるわけですが
Suica割
2020年07月04日 15:13
韓国も北朝鮮もお互い国と認めあってくれ。(韓国は北朝鮮を北朝鮮は韓国を自国の領土を不当支配する内乱勢力扱いしてます。)
平和的な統一は大賛成する。
武力による統一は、攻撃された方に支援する。(現在の安全保障の体制と大きく違う。無条件に近い形で韓国を救う訳ではない。場合により、北朝鮮を助ける。)
支援は国連の決議による。
まあ、それなら、北朝鮮は話はしてくれそうだな。
ブロガー(志望)
2020年07月04日 20:36
お邪魔します。
 「専守防衛」なんか嘘っぱちで、本音は「血と死と人の恨みで穢れた軍事なんかで自分の手を汚したくない。戦争大好きなアメリカにでもやらせておけば良い。」です。先の大戦の敗戦時には上記の日本と「脅威と言うかライバルと言うか邪魔者である日本を排除したい。その上で中国の市場と労働力を手に入れたい。」というアメリカの思惑と一致したので戦後日本の体制が作られたのでしょう。アメリカは依然超大国であってもかつて程の優位性は無く、かつ「中国の市場と労働力を手に入れる」どころか中国それ自体が強大なライバルと化した現状でそれが通用するかは疑問ですが、「たとえ自らが作った枠組みでも、一旦入ると自らが枠組みに縛られるようになる」のが「人の性」なので。
2020年07月04日 21:45
通りすがりの名無し
やれやれ
2020年07月04日 22:11
通りすがりの名無しさん、
こういう事に正解は無いと思いますよ。
今も直接攻撃されていないという事は現状でも成功しているとも言えます。
そういう意味では無闇に増強しても税金の無駄とも言えます。
弱いやつほどよく吠えるといいますがそれが相手へのプレゼンスであり戦略です。なので一瞬で核兵器で国全体を屠る能力があったとしても気にせず文句も言うし気にせず実験もするわけです。要するに向は何でも交渉材料にするのでそれにどこまで付き合うかです。それが外交と言うもんですよ。で、どっちが有利に綱引きできるのかという事です。
軍事だけが全てではありません。軍事力も交渉材用の1つです。交渉材料になる程度の軍事力の保有が効率的なんでしょうね。あとは向がどれだけ本気で戦争を仕掛けてくる気があるかと言う所でしょう。それによっても対応が変わるでしょう。安心感と効率を高めるならイージス艦の追加配備とSM3をもう少し多めに買う方がアショアの配備より有効だと思いますがね。
間違っても戦車千両やオスプレイ百機買って恐れおののく国はいないでしょう。意味のない兵器をたくさん揃える事こそ金の無駄遣い、敵を利する行為と言えるでしょう。攻撃側が嫌がる装備の数と費用対効果が防御側がするべき事でしょうね。
19190213
2020年07月05日 00:01
自衛隊お得意の匂わせる戦い方ならば、全部秘匿した潜水艦なり特殊弾頭なり作っておけば良いかもしれません。
中身がどうであれど警戒せざるを得ないのが実際のところで冷戦中のSDI構想じゃないですけれどもやれば相手は疑心暗鬼になる。
中身が例え鰯の頭だったしても毎日拝んでれば道行く誰かしらも神様的な何かなのかなと誤認してくれるかもしれません。