装甲車開発するならば、既存のトラックベースが良いんじゃないか?

陸自は新型の次期装輪装甲車と共通戦術装輪車の8輪装甲車二種類に加えて軽装甲機動車の後継の小型装甲車を導入しようとしています。

共通戦術装輪車は16式機動戦闘車の派生型である、三菱重工のMAVの採用が事実上決まっています。
次期装輪装甲車はそれとほぼ同じクラスの車体を選ぶことになっており、MAV、外国製のAMV,  LAV6.0が候補になっています。

異なったほぼ同じクラスの2種類の装甲車が必要でしょうか。単に兵站に負担がかかるだけでしょう。その意味ではMAVが選ばれればいい、ということになりますがそう簡単ではありません。恐らくは高価な8輪装甲車を揃えるだけの予算が陸自にはありません。派生型がすべて、毎年少量ずつの調達になってまたもや調達に30年もかかるような話になるでしょう。

個人的には次期装輪装甲車と小型装甲車は一本化して大型で安価な4輪ないし6輪の装甲車を採用した方がよろしいかと思います。4人乗りで武装もない軽装甲機動車を主力APCにした愚行を繰り返すべきではありません。詳しくは以下を参照ください。
軽装甲機動車をAPCとして運用する陸自の見識
https://japan-indepth.jp/?p=44450


次期装輪装甲車と小型装甲車の後継ならば例えばブッシュマスターでもいいでしょう。すでに陸自で採用していますから導入もスムーズでしょう。ただし構造上車高が高いのでやや使い勝手が悪い。

あとは既存のすでに定評のある軍用トラックをベースにした装甲車がいいでしょう。例えばメルセデスのウニモグをベースにしたKMWのディンゴ2は4輪6輪があります。任務に合わせて4輪か6輪を選べます。合わせて同じトラックも採用すれば整備、教育、部品など兵站が随分と楽になります。

国産で外国製トラックをベース開発するオプションもあります。国産のトラックよりもコンポーネントやパーツのコストも安いでしょう。
ウニモグの他に、タトラ、ARQUUS(旧ルノー・トラック・ディフェンス)、MANなどもあるでしょう。すでに多くの国で採用されており、性能も品質も確かです。これらをベースに開発すれば開発、調達コスト、開発リスクも低減できます。
またこれらのトラックは諸外国で装甲キャブも開発されているのでそれも魅力です。PKO用にそれらを容易に調達できます。
その中でもウニモグならばすでに自衛隊でも民間でも採用されており、整備基盤も存在します。

因みにウニモグを最初に装甲車に転用したのは南アフリカです。南アは国産トラックシリーズの採用に伴って不要となったウニモグの車体をブッフェルやマンバMk2に転用しました。ソ連崩壊後の90年代にはウニモグやタトラのトラックを流用した装甲車が多数開発されるようになりました。


三菱重工は自社の強みはエンジン、その他のコンポーネントを内製化しているのですり合わせが強いと言っています。確か一理はあります。ですが、反面性能、価格で外国製に勝てないもの現実です。三菱重工のエンジンと、カミンス、キャタピラー、シュタイアー、MTUなどのエンジンを比べてみれば歴然でしょう。重工のエンジンはその車両の専用になりがちで生産数も少ない。アップデートもされない。当然ながらコンポーネントやパーツも高い。例えば軽装甲機動車とランクルのコンポーネントを比べて見れば分かるでしょう。

実際に19式自走榴弾砲の車体は重工の車両をやめて、MANラインメタルディフェンスのトラックを採用しています。

今や装甲車はパソコンと同じで、信頼性があるコンポーネントや素材などを世界中から調達するやり方が増えています。トルコもそれで急速に装甲車両の開発技術を向上させてきました。輸出も増えて、その分経験が積めます。
そして一定以上能力がついてからエンジンなどのコンポーネントの国産化を進めています。


特に我が国の場合、輸出による技術経験の蓄積も知見も得られないので、外国製の車体を使い、開発してみる(当然ながらまともな開発費を装備庁がだす)。またそれを外国製の同様の装甲車と比較して、優れている方を採用し、生産は日本で行う。そうすれば、装甲車両の開発基盤も維持でき、比較的に低リスク、低価格で装甲車両の調達ができると思います。


バトルマネジメントシステムなども外国製を調達すればいいでしょう。国内でまともなものを作るのはノウハウもなく、無理です。

国産のもう一つの宿痾は防衛省と自衛隊に開発に必要な知見と能力が無いことです。
コマツの8輪装甲車の失敗や軽装甲機動車をみれば明白です。軍隊としての当事者意識と能力がない。
装備庁は基礎研究も殆どやっていないし、技官は実際にものを作った経験もない。
海外の動向にも無関心です。

であれば外国のメーカーなりコンサルに丸投げした方が、まともなものが安く入手できるでしょう。



Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。

90式戦車の有効活用考えよ
https://japan-indepth.jp/?p=52366
 
陸自新小銃に多くの課題
https://japan-indepth.jp/?p=52127

防衛省、陸自の新小銃と新拳銃公開
https://japan-indepth.jp/?p=52014

19式自走榴弾砲を安価に調達する方法
https://japan-indepth.jp/?p=51931


European Security & Defence に以下の記事を寄稿しました。
https://euro-sd.com/2020/04/articles/exclusive/17070/bulldozer-contract-win-for-hitachi/


東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。

培養肉がこの先「有望」な食材になりうる事情
環境負荷や食料自給の観点からも期待集まる
https://toyokeizai.net/articles/-/342551

防衛記者クラブの「台所事情」何とも厳しい実態
不要不急の支出、財政破綻の危機を迎えていた
https://toyokeizai.net/articles/-/343696




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この記事へのコメント

Suica割
2020年06月25日 19:24
国産相手でも、エンジンならば、日野やいすゞ、日産のトラックのやつの方が三菱よりいいような予感がする。
町場と同等に考えるのか?
と言われますが、動力源として、使われまくった実績を甘くみてはいけません。
不具合の是正、更なる改良をされまくった履歴、入手可能性等、専用エンジンにない強みがあります。
三菱重工業の民生の自動車関係のエンジンや民生のトラックタイプの大型車両についての話を聞きません。(実際はあるかもしれないが私は知らない。)
それこそが三菱重工業の弱点でしょうね。
重量物を速く車輪を使って走らせるという経験が圧倒的にトラックメーカーやトラックも作っているメーカーに負けています。
それが装輪装甲車開発に響いてきそうな感じがします。
Goodman80
2020年06月25日 19:46
陸自の装輪装甲車は、軽重の2本立てで行くべきと思います。軽は、既に購入済みのブッシュマスター、重はAMV装甲車を選択するのがベストかと。AMVは車体も大きく頑丈な為、様々な派生型を配備可能です。ブッシュマスターは車体も軽量で重武装化は、ほぼ不可能ですが、単価も安く使い易い車両です。
軽量型装輪装甲車の車体にトラックを使用するのもありと思いますが、そのトラックを通常の車両として使用している必要あると考えます。既存の陸自のトラックでは不可能ですし、重装輪回収車の車体なら装甲化が可能と思いますが、非常に高価で走破性も期待できません。他国のトラックメーカーに装甲車の開発を依頼するのであれば、トラックベースの既存の装甲車(ディンゴ等)を購入するしかないと思いますが、ウニモグを多量に運用していないので、余り意味が無いかと。自分としては、配備済みのブッシュマスターが陸自には最良かと思います。
通りすがりの名無し
2020年06月25日 20:07
軽装甲機動車は、装甲の強化とスポールライナー装備、対地雷のV字モジュラー装甲をつけるなどの近代化をした方がいいと思うのですが。
次期装甲車については、つまり三菱製は認めないということでしょうか?
CPR
2020年06月25日 21:53
MAVが既定路線というのが困りものですね。
8輪でお高いものに仕上がり、調達が遅々として進まない未来を想像してしまいます。
MAVが覆る前提ですが、共通戦術装甲車と次期装輪装甲車を一本化という手もありではないでしょうか。
三菱専有を止めて世界の知見を取り込み、単価低減、開発短縮、性能向上を図るべきです。

小型装甲車の方は高機動車かランクルをベースにすればよろしい。
どちらかというと、車幅が広く、車内容積を広く取れる高機動車ベースの方がいいと思います。
LAVを改修する話が挙がっていましたが、4人乗りで車内容積に乏しいのがどうにも使いにくいです。
高機動車ベースであれば、頑張れば1個分隊を乗せることもできるし、救急車型や小型トラック型といったファミリー化も狙えます。
既に高機動車は多少ファミリー化しているという実績があります。
医療面でも、国内の道路事情や地形を踏まえ、小回りが効く装甲救急車の方が運用しやすいでしょう。
災害対応においても使い勝手がよいかと思われます。
何より、トヨタが蓄積している世界から得た知見を活用できます。
更にこの開発で得たデータをトヨタが海外セールスにも反映すれば単価低減や経済活性化といった利益も期待できます。

いずれにせよ、無駄に車種を増やすなど愚行以外何物でもありません。
いつ戦火の火蓋が切って落とされてもおかしくないのが原状です。
装備庁には、その「我が国固有の環境」をしっかり認識して貰いたいですね。
aaa
2020年06月26日 10:19
ズブの素人が異動してきて、「どうせ二年だし。」となにも考えてないだけでしょう。

しょうもないお役所仕事ぶり。
記者クラブもその類いですよね。
Suica割
2020年06月26日 12:22
軽装甲機動車の改修や改造に将来的な明るい展望あるとは思えません。
いろいろ必要なものを盛っていったら、結局、ちょっと使えないねぇってものが出来そうです。
軽装甲機動車が今のATVのような車両で、それなりの防弾性能あれば、現在でも悪くない位の評価になるのでしょうが。
何か日本の戦闘車両って、悪いところで貧乏臭い。
会社でいうと、製造工場ガタガタなのに、本社綺麗にして、担当者を接待漬けにして、銀行や投資家騙しているような感じなのがあります。
19190213
2020年06月26日 13:04
何を求めていくかというのは大事な所ですよね。
一つは国内運用、もう一つはイラクや南スーダンのような海外派遣。
後者はあまり乗り気になれない所ですが、機能的には欲しい所です。
そして運用する数の問題。
今のように国内は高機とLAVの混成・・・国外はそれにMRAPが加わる。

それを、高機と統一された車種のMRAPを使っていくようにするのかはたまた今のように混在させるのか?

私自身は、高機ベース案も現実的で悪くはないとは思うんですがそれを海外で使うと少なからずIEDに喰われるんじゃなかろうかとも思ったりします。
ハンヴィーが重装甲化するにつれ足回りが劣化したり強化してなおIEDには対応できなかったりと派遣込みで考えると高機強化案と言うのは統一車種足り得なかったりするのかなと。
勿論、単価も下がるし輸出もワンチャンある車両に一番なりやすいとは思いますが、海外派遣込みで考えると本職のMRAPは一定数あった方が良いかもしれません。
トラック改造案で言えば車高もある程度あってMRAPにしやすいし元々荷重には耐える方とは思います。
それに陸自のコンテナ化は遅れていますから米軍のトラックのようにコンテナ対応についでにしてしまうというのも手だと思います。
流石にパレットロードシステムを付けろとまでは言わないですが汎用性は高い方が良いですし規格対応するだけならばそこまで開発は難しくないんではないかと(陸自がコンテナ化対応できると言わないし別問題)

しかし私はいっそのこと開発なんて辞めてしまえば良いと思っています。
はっきり言って戦訓を基に開発された向こうの車両買った方が間違いはないですし、国産車が安いとは思えない。
性能も価格もイマイチであるならば開発は必要ないし、国内で本格的な戦闘が起こり得ないならば、無理して揃えなくても良い。
寧ろ海外派遣で使い廻す量だけきっちり調達して置けば良いと思うのです(派生型も含めて)。
やれやれ
2020年06月26日 16:01
自衛隊は安倍政権の「私兵」か政権に利用される「航空ショー」
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/

やらせ臭いと思ったらやはり自衛隊病院の屋上だったか。
濡れネズミ
2020年06月26日 23:17
ラダック地区の失態を取り返す為に中共は無茶をやる気かも知れません。

かつての中露国境紛争や中印国境紛争の様な騒ぎを起こしかねない危険な状況です。

奴らが映画の様なかっこいい姿をしようとして、ふざけた行動を起こす前に戦力を整えなければならない。

こうした意見は、何故か社会には受け入れられないんですが。
偽陸士
2020年06月27日 06:24
濡れネズミ様、

>奴らが映画の様なかっこいい姿をしようとして、ふざけた行動を起こす前に戦力を整えなければならない。

>こうした意見は、何故か社会には受け入れられないんですが。

これは致し方無いのです。
皆が皆、現実を直視出来る程には強く無いのですから。
ただ、政治家、背広組、制服組がそれでは不味いのですが。

大事なのは言い続ける事です。
こんな選択肢が有るぞと。
より優れた選択肢が有るなら出してみなさいと。

ただ事態が切迫してくると今度は逆にプレッシャーが懸かってきて、おいそれとは主張出来なくなりますが。(汗)
CPR
2020年06月27日 09:51
19190213様
本当に戦える車両をと考えるのならば、私も国産装甲車開発を取り止めるべきと思います。
実際に血を流しながら作られたものを輸入した方が優れた装備を早期に戦力化出来るでしょう。
我が国を取り巻く環境は三菱の開発を待ってくれません。
IEDは非常に悩ましいですね。
LAVを・高機動車サイズだと、車体重量と相関する防護力に限界があります。
今のLAVを改修では対応できないでしょう。

やれやれ様
後出し発言になりますが、ブルーインパルスを見上げる病院職員のニュース写真、あからさま過ぎでしたね。
「勤務時間中に」「多数の医療従事者が」「嬉しそうに見上げている」なんて怪しすぎます。
が、あんな「様になりすぎな写真」とニュースを賛美する人もいるようで。
大本営発表を信じる純真な人、酷使様、政府のスピーカー、いずれなのか分かりませんが。

濡れネズミ様
中国が係争地の一部確保か、インドが軍事行動活発化
https://www.afpbb.com/articles/-/3290297
駐屯地を建設したようです。
南シナ海とやり口が同じですね。
これがある程度既成事実化したら、次は尖閣で行動を起こしてもおかしくありません。
Suica割
2020年06月27日 13:26
CPR様

国産にしないメリットは、他にもあります。
まず、時間的な短縮が出来る。(そりゃもう物がありますからね)
スケールメリットでコストが押さえられる。
改良のための開発費も頭割りで安くなる。

さらに外国メーカーになるだけ、民生品で広く普及しているものを組み込むようにお願いしたら、さらに維持補修がしやすくなるでしょう。
何でもそうですが、特注品や規格品でも数の少ないものは高いし、頼んでもすぐに物が来ないのです。
仕事柄、側溝に被せるグレーチングという鉄製の物があるのですが、大きい物が安くて、小さい物が高いから、小さい方が材料費がかからない。おかしい。そう思い理由を探ったら、小さい方は注文生産品でした。
どの世界も特注品は普及品に値段で勝てません。
やれやれ
2020年06月27日 14:30
私も装甲車は国産でなく輸入でいいと思います。
三菱のMRVがどの程度のものかは完成してみないと分かりませんが、16式を見る限り残念感が出そうな気がします。一応基礎研究で対地雷や手製爆弾対応で底がV字型とか成形炸薬弾対策の檻とかバリエーションとか考えていますが、果たしてどれだけ実現されるのか実物を見ないことには。エアコンもスポールライナーも無いようだとゴミ決定ですね。

「後出し発言になりますが、ブルーインパルスを見上げる病院職員のニュース写真、あからさま過ぎでしたね。」
あの屋上の映像を自衛隊中央病院の、と言ったニュースがあったでしょうか?後で調べたら記事になっているのもありましたが、放送だとまず他の病院も複数(建物だけで手を振る姿なし)混ぜてその中に自衛隊病院もありましたが、あのわざとらしい映像を撮った所を自衛隊病院と声高に言う所は自分が見た範囲では無かったですね。なのでどこの病院でヤラセ映像撮ったのだろうと思っていましたが。まあどこの病院でもヤラセ目的の映像であることには変わりないのですが、付き合わされる人は大変だなと思いましたが、白けにに拍車が掛かっただけでした。彼らはヤラセも仕事の一部なんですよね。それを忖度したマスコミ。全く嫌な構図です。政治宣伝以外の何物でもない。願わくば政権を追い落とす事にでも使われれば幸いです。
濡れネズミ
2020年06月27日 21:23
現政権はぬるま湯を維持することに長けている気がします。

経団連にとって、程よく(現実的には反吐以外出ませんが)軍備拡張、程よく外交的と言うのを守っている。
去年の夏に映画版が公開した某海軍漫画じゃありませんが、公共事業としての軍備拡張と言う訳です。

アメリカにしても、ギリギリ妥協できる線を守っているんでしょう。
経済、文化的交流を規制する様に圧力をかけた挙句に、韓国みたいにレッドラインを超えられるよりも制御できる方がいい。

そのせいで、まともな物が手に入らないのはムカつきます。
なんで敵に有ってこっちに無いか、性能が低過ぎてお話にならない公共事業の産廃を押し付けられるばかりなのか。

偽陸士さんやCPRさんが仰る様にいつまでも執念深く言い続けて逃げ道を塞ぐしかないんでしょうね。
TEE
2020年06月27日 21:35
さてさて・・・

内局、陸上幕僚監部防衛部・装備部・富士学校・装備実験隊・教育訓練研究本部、防衛装備庁・・・数え上げればキリがありませんが、所詮はOBが在籍するメーカーの下請けでしかありませんよね?「こんなんでいいんじゃないかな?」で装備決めているとしか思えない装備ばかり現場に押し付け、しかも全国に配備される頃には既に時代遅れの代物しかありません。まあはっきり言って「演習でしか役に立たない、演習場以外で使わない条件付きの訓練用装備品」ですから『陸上自衛隊の正面装備は。』とにかく演習で使えるかどうか?雨降りの後演習場内で泥に嵌らないで動けるかどうか?装備品が使えるかどうかの現場の基準はそこです。実戦でどうかは気にしていないような物を作るのに国内メーカーに金をつぎ込むのはいい加減止めてもいいんじゃないでしょうか?イージスアショア配備取りやめよりずっと簡単ですよ。それに道路交通法の制限内の装備って???そんなんじゃ尚更国産品は使えません。道路交通法改正とセットで海外メーカーの装備品の調達とライセンス生産に切り替えた方が国内メーカーのためにもなると思います。
Goodman80
2020年06月28日 11:23
今になってみると小松への嫌がらせとしか思えない装輪装甲車の発注も三菱に切替える為のやらせとしか思えません。
次期装輪装甲車もMAVの一択なのに「ちゃんと検討の上、決定しました。」のポーズが見え見えです。別にMAVがそれなりの性能、価格であれば、問題は無いのですが、16式の繊細な足回り、最低レベルの防御力、失敗しか予想できないファミリー化。頭痛がしてきます。
開発費、設備費等を丸乗せすれば、貧弱な武装、装甲でもボクサー並みの価格となるでしょう。
真面に国防を考え、どの程度の装備を、どれだけ、何時迄に調達しようと考える防衛省に変わらなければ、何時まで経っても天下り先のポチ発注が続くのでしょう。
私も海外の製品を購入して、国土の状況に合わせ、装甲、武装を決定していくべきと思います。世界には、パトリアAMV、パンデュールII等高性能な車両が有り、派生型も選ぶのに迷うほど有るのですから。
やれやれ
2020年06月28日 12:39
海外メディアも注目、横浜で護衛艦「いずも」の空母化工事が始まる
https://grandfleet.info/japan-related/carrier-construction-of-destroyer-izumono-begins/
細かいことは何も知りませんでしたが、書いてあることを信じるなら加賀の方が先に空母化工事が完了するんですね。
今回の出雲は耐熱鋼板への張替えと定期改修工事が主なようで。
それにしてもわざわざアメリカまで持っていって試験に行くのでしょうか?F35Bなら岩国にいますし機体は借りてパイロットだけ呼べば良いような?
さてどうなることやら。
ブロガー(志望)
2020年06月28日 14:24
お邪魔します。
 かつてPCがスタンドアロンでシングルタスクだった頃、マルチタスクでネットワークに対応したワークステーションというマシンが台頭し、その雄の一つであったサンマイクロシステムズの人間が「PCは時代遅れ、これからはワークステーションの時代」といった事を言っていました。しかしその後PCの性能が向上して、PCでもLinuxとかが入れられてマルチタスクやネットワーク対応が可能になるとワークステーション市場は縮小し、サンマイクロシステムズはオラクルに吸収されました。今有るワークステーションはかつてのようなRISC CPUではなく、IntelのCPUを用いたPCと大きく違わないマシンも少なくありません。またスーパーコンピューターもかつては専用のベクトルプロセッサでしたが、今はIntel系(Cray他)やSPARC CPU(京)を用いる事が多いです。つまりかつての「零戦を試験場に運んだのは牛車」の頃は専用特化でもしないと必要な性能等は得られなかったのでしょうが、汎用品の性能が向上した今では汎用品ベースでもそこそこの性能が得られ、専用品ではより高い性能等が得られてもそのコストを上回るまでには至らないという事ではないかと思われます。様々な用途に広く使われる汎用品の方が問題点とかも出易いでしょうし。
 自分としては「MBTと既存のトラック及びそれをベースにした装甲車両」になるか「MBT及び装甲車両とトラック」のどちらになるのかと思っています。前者ならMBTは益々肩身が狭くなるのではないかと。
CPR
2020年06月28日 16:10
やれやれ様
自衛隊病院のスタッフを動員するのは簡単です。
彼らも自衛官、つまり階級があるので、「やれ」「はい」で実現します。
防衛省自衛隊は現政権と同様、民主主義国家の組織とは思えない情報公開度ですので、まずは疑ってみるがよろしいかと。

Suica割様
仰る通りです。
国産という条件で高機動車ベースを推したのは、部品の共用という観点も含めていました。
重装甲化する場合はシャーシの設計から見直さなければならないでしょうが、それでも既存の高機動車、ランクルとの部品共用率はそれなりの水準に達せられるのではないかと。
民生品の備蓄を流用可能ならば、有事対応力を一層高められます。
小火器でも見られる、装備ごとに担当企業割り振るやり方はいい加減改めるべきだと思います。
とはいえ、これらはあくまで国産路線での話。
今の情勢を鑑みれば、戦闘職種部隊の統廃合(充足率向上)と装甲車輸入で体制構築を急ぐ方が優先されると愚考します。

濡れネズミ様、TEE様
天下りや防衛産業保護の利権が現場に役立たずな装備を押し付ける構造は憤懣遣る方ないです。
イージスアショアやオスプレイのような政治主導とはまた別に、ドクトリンなき装備調達が続いているわけで。
LAVを例に挙げれば、どう運用するかは現場に丸投げですからね。
そういえば、衛生学校もぬるま湯に浸かるのがお好きなようです。
救急法検定が改訂されたという話はとんと聞きません。
濡れネズミ
2020年06月28日 22:07
インド軍は急ピッチでロシアから輸入するだけでなく、国内ライセンス生産を増強する構えですね。
アージュン戦車、BMP-2”サラス“、タタモーターズ”ケストレル“等の戦力化を推し進めるでしょう。
少なくとも、モディ首相はうちの国の首相と違ってかなり鼻息が荒いので、反中共の声をあまり抑えない為に中共が望む展開にならない筈です。

インド国内に存在するマオイスト(ナラクサイト)の決起を誘発させたり、ラシュカレトイバのテロなんてもっと油を注ぐ結果になるでしょう。
それ観たことかと国境地域に空爆を始めかねない。

この件をきっかけに、共産主義国家に対する外交的解決はあり得ないことが再び証明されて左派はガッカリでしょう。
19190213
2020年06月29日 00:20
CPR様
高機装甲化案は一番普及しやすく現実的で尚且つ現場の人間からも受け入れやすいものだと思います。

一方で高機二型を未だに国際緊急援助用に確保しているのは理解に苦しむところです。
そもそも陸自自体が対戦車気狂い病を発症しているのにも関わらず装甲車であれどKPを設けられて相手が複数の対戦車火器を指向しているならばそこに下車せずに前進するのは自殺行為だという事を忘却している。(要約・・APCは無敵じゃないし敵の手段に対して対策が必要。それが下車による分散なのか技術的な解決なのかは自由。)
普段自分たちが嵌める側なのにどうして防御側の着眼を活かせないのか・・・。

海外に当て嵌めれば、少なくともKPにおいて移動目標に対し比較的制度の低いRPGを効果的に運用するにはまず部隊の足を止める事が肝要でその為にはIED等の一撃目が大事になるはずです。
従ってIEDと複数指向されたRPG+軽機のコンビネーションを喰らわない為にはIED対策と車外に出ずに強力な火器を使えるRWSが必要になるはずです。
勿論、車列の先頭に比較的強力な大型APCを配置するとか対策方法はあるんでしょうが、少なくとも敵の思惑を減殺する為にはIED対策は必要ですし車両にRWSは必要です。
敵に伏撃を受けて先ずするべきは応射であり仕留める為ではなく相手の行動を制限させる為に火を出し我方は後退するなり突破するなり選択肢の自由を得るのが無難だとおもいます。
その為には、相手より超越した火力(12.7、擲弾筒等)と継戦能力維持のためにもIED対策は必至だと思う所です。

しかし、RWSは普及していませんしLAVに乗せる話はあっても高機なんかに乗せる話は聞きませんでした。
二型が載せられれば話は別ですが・・・。
そして便利だけれどもどうも環境にベストマッチしていない高機二型を国際緊急派遣用に保持しているのは解せないところです。

高機装甲案は国内運用であればベストマッチであろうと思いますし、私がIED、IEDIEDと声高らかにしたところで国内でそのような事になる気配は無いわけで寧ろ敵地で補給のほぼないゲリラコマンドにとって虎の子のRPGや爆発物は高付加価値目標であるAPCや機動戦闘車に優先的に向けられるものだと思えば高機が敵の主力小銃並びに機関銃に耐えられるのは部隊の継戦能力を上げるものだと考えるところです。(ゲリコマも確率低いですが)

想定は無限大で全てを防ぐのは不可能ですが主要な対策はやらんと駄目でしょと思ってしまう所です。

国内でみれば高機装甲化案は悪くはないと思うのですよ。安価で済むだろうし色んなタイプの車両も作りやすい。何よりも普及しやすいであろうという期待は本邦においては抗いにくい魅力があります。
ただ・・・想定された環境は正しいのかというのは高機2型を見て疑問に思うところはあります。
よしんば対IEDやRWSをやっているならば解らなくもないんですが・・・これも普及しそうにないですし・・。
19190213
2020年06月29日 00:53
冗談ですが陸自が真面目に運用と採用をするには候補たる車両を栄えあるBBCが誇るトップギアに提供することを義務付ける法案を提案します。
彼の番組ならば限界を超えて誰も頼んでも居ない試験を鬼のように繰り返すでしょうからある意味結果の決まった選定はなくなると思います。
https://youtu.be/xnWKz7Cthkk?t=124
Goodman80
2020年06月29日 08:52
高機動車の装甲化は無理です。車両を見れば判る通り華奢で、シャーシが弱いので装甲化による重量増加に耐えられません。再設計となり、新規の車両になります。軽装甲機動車を見れば判る通り、無理な国産化の夢を見るのは、止めましょう。
所詮、高機動車は大型のジープに過ぎません。ソフトスキンとしては、そこそこ及第点と思いますので、このままで良いと思います。
それより、軽装甲機動車は直ちに交換しないといけません。海外には、イヴェコ LMV他真面な車両がいくらでもあるのに、あんな欠陥品を2000両も作るなんて正気の沙汰ではありません。これを真面な車両に交換することが急務と考えます。
19190213
2020年06月29日 11:51
ウニモグで少し思うことが。
本邦において1トン半と呼ばれる車両があります。
こ奴中々の便利屋でして中隊では一寸した荷物運び(例えば訓練中の部隊の炊事班に食材を届けたりと)をやったり或いは通信の車両として荷台に機材を載せ活動したり確か普通科連隊では120RTのFDC車両として運用しているはずです。

FDC或いは通信の車両と言えば非常に戦術価値の高いモノです。
正規戦を語るのは良くないとは思いますが、現在の厳しい電子戦環境の中では電波を扱うこの手の車両に敵の火力が襲い掛かる事もしばしばある物です。
元々それを警戒して車両よりアンテナ等を離して設置し運用していますが敵もそれを承知です。
もし敵火をもろに喰らった場合、FDCを喪失した120・・大隊砲は戦闘団に火力協力出来なくなってしまう。
従って現在ならばこの手の車両はある程度の防護がされるべきなのではないかと思うのです。
そして救急車もこの車両・・・・。

そして高機のような車両は、それはそれで必要不可欠。
今のように普通科連隊(軽)において第三中隊がLAV運用になっている事を踏まえれば、LAVの置き換え+救急車の装甲化とFDC車、通信の車両をウニモグ装甲車で置き換えるのは悪くないとは思います。
需要はそれなりにありますし、普通科軽火器で運用することを留意してウニモグというのは容積、収容人数、不整地走行・・重量増加に耐える足回り、車高の高さ(昔ならば低い方が良いですが)は魅力かもしれません。
偽陸士
2020年06月29日 16:36
>異論もあった。北朝鮮は日本を射程に収める弾道ミサイルを数百発、配備している。自衛隊幹部は「飽和攻撃(同時に多数発射)の対処は、護衛艦に占めるイージス艦の割合や、迎撃ミサイルの数を増やした方が効果的」と指摘する。アショア2基で発射できる迎撃ミサイルは計48発。一方、最新型イージス艦は1隻に発射装置が96発分ある。平時は多様な任務にも使える。

真っ当な異議が陽の目を見ない所が最大の問題です。

オスプレイやグローバルホークも、こんな調子で異論が封じられているのでしょうね。
やれやれ
2020年06月29日 17:21
ブロガー(志望)さん、
「PCは時代遅れ、これからはワークステーションの時代」
懐かしいですね。先日職場の人が定年の挨拶の時にサンマイクロのSun3とか4とかSPARC Stationとか使っていた話をしていました。
私も若い頃はCADなどで良く使用しましたよ。ワークステーションが廃れたのはPCの性能がワークステーション並となり相対的に高性能PCに成り下がってしまったからです。30年以上前ではあからさまな差がありましたが平成に入る頃にはだいぶ落ちぶれてきましたからね。
それと今やIntelすらARMに駆逐されかねない状況に陥ろうとしています。CPUの出荷数では圧倒的にスマホ向けが多くてIntel製は少ない。PC、サーバー用はそこまで多くない。それに先日速度世界一のスパコンになった富嶽はARMの改良型です。AppleもPC用にARMに移行する宣言をしました。時代のトレンドはどんどん変わって行っているのです。また色々変わるでしょうか今のトレンドは消費電力当たりの性能です。汎用なだけでは選ばれません。むしろARMは自社設計できますからある意味専用化できます。植木のように幹はそのままに枝葉を剪定するような感じですかね。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1260702.html


CPRさん、
「防衛省自衛隊は現政権と同様、民主主義国家の組織とは思えない情報公開度ですので、まずは疑ってみるがよろしいかと。」
そうですね。特定の場所での展示飛行では無く都心の色々な所を通るルートなので都合の良い絵になる所を飛んだのかな?程度の認識でした。一番迷惑が掛からないのは自衛隊病院であることは間違いないですね。そこまで思い至らなかったです。

「重装甲化する場合はシャーシの設計から見直さなければならないでしょうが、それでも既存の高機動車、ランクルとの部品共用率はそれなりの水準に達せられるのではないかと。」
装甲型ハンビーみたいな感じですかね?高機動車では魔改造しても心もとないですしスポールライナーは最低限無いと軽装甲機動車と一緒です。あと地雷や即席爆弾には対応できないかと。
目的が軽装甲機動車よりマシって程度ならありかも知れませんが。
個人的にはもう少しマシな車両の方が良いかと。
偽陸士
2020年06月29日 17:33
連稿失礼します。

KU様。
異論に耳を傾け、多数意見を良く吟味し、持論を主張し続けるしか無いと思われます。

迂遠ではございますが。
TEE
2020年07月01日 09:44
CPR 様
陸上自衛隊の「救急法検定」ですが、旧式の同検定では、海外派遣の際に全く役に立たない上に他国の軍隊のレベルには遥かに程遠いと言う事実を知った陸上幕僚監部教育訓練部(当時)が衛生学校に命じて教育訓練系統で各部隊に実施させたものの様です(細部は分かりませんが現場の衛生サイドが知らなかったくらいの話だったようで・・・)ただし、現実は非常にお寒い状況で、最初の数年は①止血帯は隊員各人が迷彩服のベルト等を活用した物を使用、②総合的な救急処置の科目も、評価する隊員が要領を得ないまま実施していて、後になってから衛生学校が各方面隊を回って普及教育をしたとかしないとか・・・?現在も救急法に関する状況は変わらず、年1回の検定の時以外には救急法の教育も訓練もやっていないのが現状だそうです。本当に実戦で役に立つ救急法はまだまだ先のようです。ちなみにあくまでも噂ですが、救急法にとても熱心な中堅の衛生科幹部の方は陸上自衛隊某救急医官に逆らったため、後に難癖を付けられ依願退職をしたとかで、そんなんだから自衛隊の救急はつくづくダメなんだと思う今日この頃です。
すいません、また愚痴りました。
19190213
2020年07月03日 13:13
単純にウニモグが有能すぎる所は在りますね。
素の車両でもアタッチメント変えれば色々できますし(草刈とか凄い)、路外機動性もある。
惜しむべくは調達価格かもしれません。(中古でも民生品は一寸高いかも・・)

実際の所欧州軍ではどれぐらいの価格で調達しているんでしょうかね?
魅力的すぎて欲しいとは思いますが・・
19190213
2020年07月03日 13:26
やれやれ様
CPR様の高機案ですが、仮に路肩爆弾に耐性が低くても正規戦において榴弾にある程度耐えうるならば普通科の戦闘加入速度は上がると思いますよ。
今の多くの普通科というのは基本的には徒歩で危険地帯に進出し地形地物を利用し戦うことになっていてソフトスキン車両というのは最前線では限定的使うそうです。
前にベトミンの行軍の動画を張ったのですがあのようにして企図の秘匿と地形の克服を図りつつ榴弾砲下において一網打尽にならないようにするのだそうです。(だったらもっと山地行進訓練やれよという話んにはなりますが・・・)
従ってソフトスキン車両は全部ではないですが後方に残置することもあります。
よって戦闘に加入する速度というのは装甲化された歩兵部隊のソレとは異なるようです。
確率の低い正規戦を主軸に持ち込むのは良くはないですが、本邦の普通科の装甲化をある程度向上させることは無駄ではないかもしれません。
ただし・・・・何を重視しより安価にするかという観点で見れば適切ではないかもしれない所です。