夏場のCBRN環境下で戦えない自衛隊。

さてもう夏日が増えておりますが、自衛隊は夏場のCBRN(化学、生物、放射性物質、核兵器)環境における戦闘は不可能です。

温暖化のせいもあって、我が国では熱帯のシンガポールよりも高温多湿という日も少なくありません。ところが車輌、特に装甲車輌のクーラー装備率は極めて低いのが実態です。
NBCシステムが搭載されていてもクーラーが搭載されていなければ真夏の戦闘は無理です。
クーラー付きはNBC偵察車などごく一部です。化学防護車には後付もされていません。
16式機動戦闘車は今年度調達分からクーラーが装備されますが、既存の車体には搭載されておりません。96式装甲車なども同様です。実質的な陸自の主力APCである軽装甲機動車に至ってはNBCシステムが搭載されていません。
10式戦車もすでにご案内ですが、基本人間用クーラーはついておらず、機器冷却用クーラーのおこぼれで多少涼しいレベルでしかありません。


防衛省は常々「我が国固有の環境に適した装備」が必要ということを言い訳に、国産装備を調達しているわけですが、ホントですかね?と言いたくなります。

どうも化学科はCBRN事態には化学科だけで対処するつもりでいるようです。自衛隊には諸兵科連合、3自衛隊統合でCBRN作戦をやる気も能力もないということです。
先の東日本大震災でもNBCスーツの備蓄は殆どないことが露呈しました。またヘリや固定翼機などの航空用のNBCスーツは存在すらしていませんでした。これは陸自だけではなく空海自もです。

また海自護衛艦にはNBCシステムが装備されておりますが、フィルターは外国製でほとんど備蓄もありません。国産兵器大好きな皆さんの大好きな「国産護衛艦」がこの有様です。

これでは、例えばある地域で特に夏場アウトブレイクが起って、その地域を封鎖して自衛隊が救助や医療活動を行うことはできないでしょう。

中国軍や北鮮軍は紳士の集団なので、夏場には攻めてこない、特にNBC兵器は使わないとでも思っているのでしょうか。
とても有事を想定している組織とは思えません。


Japan In Depthに以下の記事を寄稿しました。

【NEW】日本に最先端戦闘機開発の能力無し
https://japan-indepth.jp/?p=51870


防衛大臣囲み取材は「三密」
https://japan-indepth.jp/?p=51726

軽装甲車の防御力強化策のトレンド
https://japan-indepth.jp/?p=51500

現代の主力戦車の進化は限界 前編
https://japan-indepth.jp/?p=51241

現代の主力戦車の進化は限界 後編
https://japan-indepth.jp/?p=51261

European Security & Defence に以下の記事を寄稿しました。
https://euro-sd.com/2020/04/articles/exclusive/17070/bulldozer-contract-win-for-hitachi/



東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。

培養肉がこの先「有望」な食材になりうる事情
環境負荷や食料自給の観点からも期待集まる
https://toyokeizai.net/articles/-/342551

防衛記者クラブの「台所事情」何とも厳しい実態
不要不急の支出、財政破綻の危機を迎えていた
https://toyokeizai.net/articles/-/343696

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この記事へのコメント

やれやれ
2020年05月15日 15:04
「我が国固有の環境に適した装備」
まずここが嘘っぱちですよね。そうであるなら国内の各種車のほぼ100%にエアコンが装備されているのに自衛隊車両だけほぼエアコンが無いのは環境を無視した結果と言えるでしょう。
酷使様は気合と根性、汗と涙で乗り切れと言うかも知れませんが、
他人事だから適当ですよね。陸自の駐屯地祭で天気の良い日など気温が相当上がります。で、記念式典で部隊整列させて延々と訓示とか来賓挨拶とか長いと小一時間炎天下に立たされる訳ですが、ポロポロと倒れて運ばれていく隊員を見ると体を鍛えているだけでは防げないんだなと思います。飯もそうですが、戦闘中であったとしても可能な限りの快適性は保証されてないと指揮に関わると思いますよ。戦闘中でなくて移動中や休憩中とかなら尚の事。
隊員はロボットじゃないので常に過酷な状態でも戦えるようにってのは無理な話。ましてや必要な休息や体力回復の為にも快適装備は必需品だと思いますがね。1から10までブラックならそんな職場を希望する人は奇特だと思いますね。
ましてやCBRNに対応しないといけない、窓も開けられない状況なら尚の事。車両の中で蒸し焼きでは戦う以前の話ですからね。

16式でエアコン導入は啓蒙活動のお陰でしょうか。とりあえず
小さな所からでも増やしていかないと。どんどん既存車両に不満が溜まって来ると思いますが、それが広がる一助にでもなれば良いのですが。

「自衛隊には諸兵科連合、3自衛隊統合でCBRN作戦をやる気も能力もないということです。」
新型コロナで自衛隊が称賛されていますが、実態を知ったら驚くでしょうね。実際はほぼ対策できていないと。

「中国軍や北鮮軍は紳士の集団なので、夏場には攻めてこない、特にNBC兵器は使わないとでも思っているのでしょうか。」
どうせ脳内想定だけなので大丈夫なのでしょう。
化学防護隊はNBCスーツ着て暑い時期も訓練するとか言っていましたが、一般隊員はしないのではないでしょうか?
それとCBRN事案は戦争だけでは無いですよね。福島原発でもNBCスーツを使うところは夏場は相当苦しんでいるし。
最近地震が多いのでまた同じような事が無いとも限らないし、
コンビナートや化学プラントのある工場の消化、夏は感染爆発はしないのでは?と言われていますが、大規模クラスタに対する応援など色々想定される事態はありますよね。


あと実は深く考えた事がない事の1つに夏用の戦闘服?(防暑服)とか全員使用しているのでしょうか?暑い時期は駐屯地祭も多くないし真面目に観察していませんでした。迷彩パターンも色も微妙ですが、暑い時期には暑そうな服だな、と今更のように思い出しました。
やれやれ
2020年05月15日 20:36
5/15の番組でカズレーザーが自衛隊の体育学校でゲリコマの格闘戦体験していましたけど隊員も美津濃のプロテクタと金的付けるんですね。しかしゲリコマなら防弾チョッキを着たほうがいいのでは?市街地戦想定とか対テロ想定で訓練しているのだから。まあ格闘教官の育成目的だからなんでしょうけど。
もっと実戦的な装備で格闘戦訓練した方がいいんじゃないかな?
89式とか9mm拳銃の訓練用ダミーモデルは初めて見ました。
19190213
2020年05月15日 22:12
やれやれ様
個人用の化学防護衣は新しいの来ているからないって事はないですよ。
Suica割
2020年05月15日 23:18
神経剤相手なら、全員、PAM打って戦うから関係ないという設定だったら恐いな。
問題だらけの地上イージス配備する金で、アメリカから買ったり、国産メーカーに仕事振るなりして、まともな防毒装備を買えと言いたい。
生物化学兵器テロ対策(オウムの実例で押せる)もありますし、今なら、パンデミック対策で追い風です。
キャンセル料金対策なら、アンテナ二つと各種セットを新しいイージス艦装備に回して、海上迎撃手段の増強に使えばいい。
2020年05月16日 01:11
ケツを拭く紙ですら用意できない自衛隊。衛生って言葉を知っているのかな?そんな組織だからこの体たらくなのは当然といえば当然ですね。
偽陸士
2020年05月16日 03:20
やれやれ様。

もう20年以上前の事ですが、自分も冬の矢臼別で化学防護服を着用したのですが、30分も経たず朝の直射日光に当たり暑さで倒れてへたりこんでしまいました。

有権者の皆様にはそろそろ根性論と訣別して頂きたいのですが、それはないでしょうね。

有事の前に我が国の装甲車輛がスポールライナー、RWS、浮航能力、エアコンを標準装備してくれると良いのですが。

我が国はCBRNeを全部経験してるのに、村の掟第一で進歩がありません。
だから何度でも敗北するのでしょうね。

ならばせめて隊員の私物装備や専門誌の購入を妨げたり教範廃棄の強要は止めて欲しいものです。
やれやれ
2020年05月16日 12:03
19190213さん、
「個人用の化学防護衣は新しいの来ているからないって事はないですよ。」
化学防護隊の隊員以外の隊員も暑い時期でも防護服着て訓練するんですね。

偽陸士さん、
「自分も冬の矢臼別で化学防護服を着用したのですが、30分も経たず朝の直射日光に当たり暑さで倒れてへたりこんでしまいました。」
冬でそれですか?夏はこんがり蒸し鶏になりますね...
昨今は鳶職用にファンが付いている作業着がありますが、
同じ様な感じでフィルター付きの冷却ファン内蔵の防護服みたいな物を作らないと大変ですね。或いは水冷の冷却下着みたいな物とか。着て実演している隊員に聞いてみても結構大変って言ってましたから、素人が着たら相当辛そうですね。

「有権者の皆様にはそろそろ根性論と訣別して頂きたいのですが、それはないでしょうね。」
私も海外行きだして自衛隊の装備ってアレなんじゃね?って疑問が出てきてから隊員の装備の不遇さを知るに至りました。根性を出す時は出してもらうにしても、無用な忍耐に根性を使うのは違うと思います。それに漫画やアニメでは無いので根性では解決しない事は沢山ありますし。
私も色々見てきて血税を沢山投入してこれかよ?みたいな所からですからね。そんな装備で血を流し死なれたら国民としてはなんと言っていいのか。
それまでは完全に他人事でした。餅は餅屋にまかせておけばいいって考えです。自衛隊に興味のない殆どの人は表面しか見ませんから他人事ですよね...
自衛隊を無条件で賛美するだけの軍ヲタと酷使様は他人事どころか足を引っ張っているのでもっとタチが悪い、これではね。
結局清谷さんはじめ自衛隊の実態をマスコミが世に広め改革の一助とするか、防衛省自体の自浄作用(望めないか?)で見直して正常化(清浄化?)するかでしょうか。
Suica割
2020年05月17日 00:51
エアコンない新型戦車なんて、どんなお笑いネタだよ!
と思いましたね。
全て知っていて、日本の戦車を褒め称え、韓国がそういうのを出したら馬鹿にするでは、ダブルスタンダードもよいところ。
不出来なものは平等に嘲笑わないと、日本の兵器品質が上がりません。
19190213
2020年05月17日 01:46
通信機関連で言いたいというか思うのは、実際に使うときは(特に行軍)はどうなのと言う話で通信手は背嚢に個人必需品入れた上で背負うのだから現行の通信手のバックパックが良いとは思えない。
モールシステムのように背嚢に外付け出来るようにした方が良い。(それか中で別けれるパックが欲しい。なるべく密着というか重心が定まっているような形にして疲労軽減して欲しい)
現行だと分解して背嚢に突っ込んだりしていたような気がするがごちゃごちゃして汚いイメージが強い。
生理的に汚いのではなくケーブルがごちゃごちゃしているのが個人的に無理。
同時に背嚢から操作端末やインカムの線が伸びているのもうっとおしい。
https://news.militaryblog.jp/web/integrated-power-cables-for-Soldiers/In-modernization-push.html

http://kinryu.jp/cp-bin/wordpress/2018/04/13/molle-system-02/
typhoon
2020年05月17日 05:42
やれやれ様

私もその番組を観ましたが…カズさんは自衛隊への入隊も進路にあったくらいのマニアですので、意気揚々でしたね。
ただ、実際に入隊してたら…性格的に俯瞰する方ですので、また違った見方してたかもしれませんね。

また小銃に話題を戻したい訳ではないのですが…勿論、訓練で使用する89式やシグのゴムモデルは重要な役割を果たしてるのは理解しておりますが、何故に30年経ってもレール化(先進国の中で唯一してないのでは?)が出来なかったのか疑問だし、やはり平和ボケなのかと思ってしまいます。

因みに装備が遅れてるロシア軍ですら一般戦闘部隊の小銃レール化は完了しております。

これはロシア特殊部隊で、上記の装備とは無関係ですが…射撃訓練が鬼畜レベルです。https://youtu.be/c_li7qyePPU
やれやれ
2020年05月17日 11:12
19190213さん、
確かにケーブルは邪魔ですね。スマホすらBluetoothのワイヤレスヘッドホンで音楽聞くくらいですからね。
ケーブルではなく全部Bluetooth等の近距離無線という手もあるしシンガポールで見たものはそんな感じでした。
ただそれぞれのユニットにバッテリが必要でそれぞれ充電しないといけない面倒臭さはありますが。
それと多様化する個人装備品のバッテリを防弾チョッキの中に内蔵して防弾も兼ねるみたいな怖い電池も開発しているようで。リチウムイオン電池の様に発火しないと良いのですが、燃えなければ効率的な考え方ですね。

typhoonさん、
ビデオ見ました...流石スペツナズと言った所でしょうか。
頭おかしいレベルですね。防弾チョッキを着ているとはいえ至近で互いを打ち合うとかもう...
先日の自衛隊のゲリコマ格闘の教官養成コースとはいえ
違いが異次元すぎて...
あれを防弾チョッキやヘルメット、装備品付けて実弾使って行うとか訓練とは言えキチガイじみている。
正に実戦の鬼みたいな過激すぎる訓練に口あんぐりですよ。
銃がエアガンでBB弾でもしたくない。
突入用の防弾盾も強烈ですがあの防弾チョッキも相当な
防御力ですね。銃弾に撃たれたことも防弾チョッキで撃たれた事もありませんが、弾は防げても衝撃波が吸収できなければ体の方は素手でパンチを腹に受けた以上の痛さを感じると思います。何事もないように平然としているのは防弾チョッキが優秀なのか我慢強いのか。多分チョッキが凄いんでしょうね。
こんなのと戦ったら...一般隊員はひとたまりもなさそう。では陸自の特殊部隊なら...どうでしょうね...
装備、実戦経験含めて勝てそうな気がしない。
TEE
2020年05月17日 19:03
あらあら・・・

カズレーザー氏出演の番組は私も見ていましたが、スポーツメーカーの防具を付けての訓練をやって、防弾チョッキを装着した訓練をって・・・言うように段階的にやって行かないとならないんです。何故なら、一般部隊で年がら年中格闘訓練をやっている訳じゃないんで。格闘検定の早くて1カ月前くらい、大体は2週間くらい前から練習して検定を受ける訳です。その場合もやはり防具を付けた訓練をやって、防弾チョッキを付けた訓練をとなる訳です。いきなり防弾チョッキ付けて訓練・・・っていっても、出来ないんです。実際は!なので、段階的に訓練して体を慣らしてからじゃないとけが人続出で、格闘訓練どころではなくなります。昔々の格闘検定のように型と受け身が出来ればいいって時代じゃないし、過去には殉職者も出ているので、危険と言えば危険な訓練です。

ところで、戦闘防護衣や化学防護衣ですが、当然のようにあの戦闘服の上に着用します。真冬の北海道で着てあまり動かないならいいのですが、オールシーズン動かなければなりません。そして戦闘服の上から着る訳ですから、体温は急上昇します。熱中症の危険が生じるのです。米軍の様にせめて上衣が速乾性のシャツに戦闘服の袖が付いたコンバットシャツを着せている訳ではないので。夏場のCBRN攻撃を演習で状況付与するのは、あくまでも部隊の対応能力の確認と行動を制限することで演習の時間稼ぎになるからじゃないでしょうか?(あくまでも推測です。)元々、装備開発が物別に行われているから、ちぐはぐな事が日常的に起きる訳です。例えば昔高機動車型の救急車開発を衛生サイドがやっていましたが、結局は費用対効果で取りやめとなり、今も1t半野戦型救急車がある訳ですし、WAPCもせめてファミリー化していれば、もう少しマシな部隊運用が出来たはずですが・・・後、これも全国の衛生科部隊がやったそうですが、「WAPCに患者を搭載出来るようにせよ!」と部隊長から言われ苦労したと言う話を聞いた事があります。創意工夫って自衛隊ではよく使っている言葉ですが・・・本当に業務改善提案はほとんど通りません。金がかかる場合は特に。金をかけず、装備を大幅に変えずに使える物だけ通ります。たぶん、陸幕に内局や財務省を説得出来る佐官・将官がいないからだと思いますし、声の大きなOBの居るメーカーさんには逆らわないでしょうし・・・結局はガラパゴス自衛隊で終わるんです。はい。
やれやれ
2020年05月17日 23:18
TEEさん、
「スポーツメーカーの防具を付けての訓練をやって、防弾チョッキを装着した訓練をって・・・言うように段階的にやって行かないとならないんです。」
それは分かります。防弾チョッキ重い上に動きも悪くなりますからね。
たまたま初級だったのかも知れませんが格闘戦の教官を養成するコースですよね?それなりに心得のある人が参加するのではと思ったので。自分が上手いのと人に教えるのが上手いのとは大きく異なりますからね。

「一般部隊で年がら年中格闘訓練をやっている訳じゃないんで。格闘検定の早くて1カ月前くらい、大体は2週間くらい前から練習して検定を受ける訳です。」
格闘検定って言うのもあるんですね。体力検定と銃の検定は聞いたことがありましたが、こっちは知りませんでした。
やはり格闘戦の専任のような方ばかりではないから仕方ないのでしょうね。それ以外にも専門職の訓練があるでしょうから。しかし一般隊員の格闘検定で防弾チョッキを着て試験するのはある意味進化しているという事ですよね。戦闘は武道では無く殺し合いにもなりますから形だけ覚えるよりより実践的に思えます。

「そして戦闘服の上から着る訳ですから、体温は急上昇します。熱中症の危険が生じるのです。米軍の様にせめて上衣が速乾性のシャツに戦闘服の袖が付いたコンバットシャツを着せている訳ではないので。」
本当に蒸し鶏になって的に美味しく食われろって感じですね...目の前に米軍と言う生きた見本があるのにせめて習おうとか思わないんでしょうかね?気合と根性さえあればどうにかなるのでしょうか?戦闘が避けられない凶事だったとしても蒸し鶏で戦えと言うのは味方による虐待かと。
それだけ真面目に状況と言うのを考えてないのでしょうかね。

「1t半野戦型救急車」どう見ても装甲が入ってなさそうなので隊員に大丈夫ですか?と聞いてみたら戦闘が終了したら救急車で運ぶって言われました...えっ?て普通思いますよね。
で戦闘中の救急車はどうするのか聞いたら装甲車で安全な所まで戻って救急車に移しますと言っていました。まあ他に適当な物がなければそれしかやりようがないのでしょうけど。


「「WAPCに患者を搭載出来るようにせよ!」と部隊長から言われ苦労したと言う話を聞いた事があります。」
に繋がる訳ですね。他に有効な手段がないから仕方ないけど実際にやろうとしても苦労する。これでは意味がない。
やはい装甲救急車が無いと戦地からの負傷者の脱出も難しいですよねって落ちがつく。
やはり自衛隊員は命のないチェスのコマ扱いで頭上の演習しか状況が発生しないと思っている?これでは命のかけようがないと思いますよ。実際の戦闘で負傷したら捨てられたも同然。生きて帰れたら奇跡ですよ。軽症でもなければ死んで終了です。これでは行ってこい!じゃなく、逝ってこい!と同じだ。

「結局はガラパゴス自衛隊で終わるんです。はい。」
何とかこの状況を打開しないと張子の虎で終わりそうですね。張子の虎で通用する分にはいいのでしょうが、一皮むけたら...
19190213
2020年05月18日 11:57
戦場から離脱って言うと確かに装甲救急車があった方が良いですよ。
特に戦線が形成されない非対称戦なんかでは特に。
戦線が形成されている場合は後送に際しては普通科隊員(補助担架要員:MOS持ち内容は衛生の最初の教育と大差がない。(四肢に限らない止血や担架搬送、手搬送、基本的な知識、心肺蘇生法等ができる。))
と衛生小隊の人員が連隊の患者集合点まで後送します。
この時は必ずしも車両を使う訳ではないですが、使うとなれば中隊の車両か連隊の救急車を使います。

滅茶苦茶に銃撃戦やってるか砲弾の破片が降り注いでいる地域には基本的にソフトスキン車両は活動しないというか推奨ではないです。(例外もあります。)
先ずは担架か手搬送でホットゾーンから離隔してからでしょうね。
その為に匍匐しながら担架を使う方法とか弾帯を使い匍匐しつつも傷病者を回収する方法なんかが有るんです。これは対戦車火器が発達している現代では仮に装甲救急車があったとしても状況によっては同じで最前線からの離隔は人の手で行った方が良い場合というのは往々にしてあるはずです。

しかし現実ではそもそもの人員が足りていないので””戦闘中””は手搬送で後送や中隊の車両を使ってPCPに後送なんて出来ないのです。(補助担架の意味は半減です。彼らにも衛生資材を多めに持たせるべきです。)
何故なら戦闘力が減殺されるから。優先順位で言えば任務達成が最優先で傷病者を主にしてしまうと現場に張り付く人数が減るからです。(ここは状況によっては米軍も同じ)
だからこそ、現場である程度応急処置をして時間稼ぎをしないといけないのですし当然ショックを防ぐには自己である程度処置する事と悪ければ輸液が必要です。
そういった意味で戦闘が一段落しないと後送されないといった話になるのでしょう。
装甲救急車もそうですが連隊の衛生の数が足りないという根本的問題と衛生の力量が低いという事を解決しないと後送する前の死人が増え続けるでしょうね。


話は変わってクリュンパーシステム寄りの構成だと自衛隊を評する方々が居ますが実際はそんなことは全くなく。
技能は求められている国際的な水準より低く(そもそも上が求めていない。)形式的すぎる約束組手を繰り返し過ぎるからそれが目的になっている。
約束組手は大切でもそれ以上を求めないのはアカンです。
今やっている訓練の大半は兵員として必要最低限な動きの習得であって応用ではないです。
それ以上を求められてはいないという事と時間を有効的に使えていない実情があるのです。(演習場整備のやり方を考えろ+式典辞めろ(笑))
訓練をするに辺り実際は訓練の支援をする人間も必要です。
皆が皆訓練できる訳じゃないし、全部を求めると低いゴールになってしまう。
やはり老兵の首は積極的に馘首して彼らを支援要員として安価に再雇用していくべきだと思います。
彼らは事務は勿論で連隊の管理をやりつつ訓練では支援(糧食や補助官付や警戒要員、一部仮敵、ドライバー等)その一方で各種検定は免除(時間と弾代の節約にもなる)、行進も免除し何なら副業も可にしても良い。
人間が足りない(瞬間的な最大需要に対して)のは事実で緩和させることを考えて欲しいです。
偽陸士
2020年05月18日 15:07
19190213様。

老兵は死なず、ただ兵站軍へ横滑りで良いと思います。

そうなれば、一線部隊に居るときから補給の事が気になるでしょうし、先輩(補給)の意見も無下に出来なくなるのでは?
TEE
2020年05月25日 14:15
そうそう・・・そう言えば

前にも書きましたが、陸上自衛隊の衛生科隊員の数が減少している。という話の続きです。師団普通科連隊は本部管理中隊に衛生小隊を持ち編制定員は小隊長以下29名(編制上小隊長及び衛生運用幹部は医官です。実配置はただの衛生科幹部)で連隊本部に衛生運用幹部が1名で計30名いる事になっています。実際には衛生運用幹部が欠員で、小隊の充足は21~25名居れば多い方で、人員の多い2師団や7師団でも20名前後じゃないでしょうか?充足数が高いイコール准看護師や救急救命士が多い訳でもありません。陸士が小隊の半数とか、陸曹が多くても大半が衛生資材の教育を受けた隊員が多く、准看護師や救命士は少ないのが実情です。これが旅団だと12、3名程度で15、6名居る小隊は多い方です。それだってMOSは師団普通科と同じような比率ですから准看護師等は1、2名くらいじゃないんですかね?ちなみに旅団の普通科連隊は衛生運用幹部が編制に入っていません。小隊長が連隊幕僚の補佐もやっているって具合です。確か。それと師団から旅団にする最、本部管理中隊の隊員を減らすため普通科中隊に配置換えしたり、本部管理中隊の中隊事務室勤務や連隊本部勤務にさせたりしたようです。なので職種は衛生科ですが中隊で人事陸曹とか車両係とかやらされているようです。全ての普通科連隊がそうではありませんが、私が聞いた部隊はそうしているようです。それと小さな駐屯地だと衛生小隊から医務室に勤務員を出しているので、日常業務や小規模の演習はやはり大変なようです。防衛省内局と陸幕は「第一線救護隊員」を養成し、部隊に配属すると言ってましたが、普段一番第一線で患者の救急処置やっているのはこれも前にも書きましたが「衛生資材」のMOSを持った隊員や初級衛生の陸士です。准看護師や救命士が病院や方面衛生隊に集中的に配置されているからです。ですが衛生資材でも救急処置が出来るように教育の中に救急処置も含まれているそうです。それと医官もすでに15年以上前から駐屯地医務室にはほとんど配置されていません。医官の充足が少ないのでこれも病院と方面衛生隊勤務が大半です。ですから週に1~2回医務室に医官が来る日の医務室は大忙しだそうです。診療やって健康診断やって。カルテも処方箋も健康診断の結果も全て医官が居ないと出来ないので。診察終わった後の医務室は静かだそうです。(みんな疲れているんだろうな、きっと。)衛生がこんな状態で米軍みたいな部隊を作っても、生きて帰れる保証は一切ないっていうのが実情?いや愚痴です。全ては理想で止まっています。まあ、内局と某病院医官とその一派が陸上自衛隊の衛生そして救急を牛耳っているうちは進歩しないと思います。すいません。愚痴ばかりで。