国産戦闘機輸出 夜郎自大な取らぬ狸の皮算用

政府自民、次期戦闘機の輸出議論 憲法や武器輸出規制に抵触の恐れ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200411-00000101-kyodonews-pol


>政府と自民党が航空自衛隊F2戦闘機の後継となる次期戦闘機の海外輸出案を3月から議論し始めたことが11日、分かった。
>生産数を増やしてコスト削減を図る狙いがある。だが、浮上した輸出案は、憲法の平和主義や武器輸出を規制する「防衛装備移転三原則」に抵触する恐れがあり、実現は見通せない。

>空自は最大でも100機程度の導入を想定。1機200億円以上になる可能性がありコスト削減は重要課題となる

こう言ってはなんですが、自民党の先生方はフランス書院のウッフン小説やらAVやらをみて、3Dのおねいちゃんを口説こうと思っている田舎の中学生と同じ見識とメンタリティです。
多少穏当にいうならば、ハゼも釣ったことがないような釣りの素人がいきなりインド洋でクルーザーに乗って、カジキマグロを釣り上げたいといっているようなものです。

この記事が転載されたヤフーニュースのコメント欄の日本無双、テクノナショナリズムボケの国士様と、国会議員が同じレベルというのが泣けてきます。

https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20200411-00000101-kyodonews-pol&s=lost_points&o=desc&t=t&p=2



防衛省だの防衛産業からの都合のいい「ご説明」をそのまま信じ込んで、セカンドオピニオンをとったり、自分で考えていないのでしょう。

飛行艇US-2、哨戒機P-1、輸送機C-2、潜水艦売り込むために防衛駐在官まで増やしましたが、惨敗だったでしょう。
三菱重工が満を持して開発したMRJ(現スペースジェット)の開発が難航したことをみれば我が国の航空産業のレベルがわかろうかというものです。人様に売る「商品」をつくることができないのが我が国の航空防衛産業です。

いったいどこに目がついているんでしょうか。

こういうお高い装備の輸出は無理です。こういう商品は優れて外交、政治力が必要ですが、
それが我が国には欠けています。

そもそも防衛省、経産省、政治家も防衛産業を産業だと理解していません。そして当事者意識と能力が低すぎます。

そもそも最大でも100機しか調達しないならば、戦闘機の開発なんてコスト的に無理です。それで国産考えている時点で詰んでいる話です。

FXにしても僅か42機しか導入しないのに、ライセンス国産するんだといっていたわけです。結果FACO生産となって、技術移転はほぼ皆無で値段だけは数割高くしただけです。当時の森本防衛大臣と空幕、技本に当事者意識と能力が欠けていたわけです。最終的に財務省が頑張って輸入にさせたわけですが、こういう人たちにまともな戦闘機が開発できると信じる人たちのリテラシーは詐欺同然のシェアハウスビジネス、かぼちゃの馬車で騙された人たちと同じ程度です。

以下になぜ戦闘機開発及び輸出が無理の理由挙げてみましょう。
○国営企業体質でコスト意識が欠如。市場経済を知らない。
○自分たちの技量のレベルを過大に評価している(MRJが好例)。
○実戦のデータをもっていないし、金を払って買ってくる気もない。
○F-35導入時に生産基盤を潰している。
○防衛省も業界も海外の動向を全く知らない夜郎自大体質。
○まともな情報収集と分析ができない。情報に金を使わない体質。
○みんな大事と、機体、エンジン、システムに薄く広く金をばらまくのでまともな物ができない。
○基礎研究の欠如。
○防衛省、経産省、官邸に防衛産業育成・振興のビジョンもロードマップもない
○失敗したF-2も成功だった言い張って反省しない体質。
○F-2で痛い目にあったのに、日本に核心技術を渡さないアメリカを未だに盲信。
○海外のメーカー、政府と共同開発する経験も能力も欠如。

更に申せばF-35の導入、調達数の増加で国産ミサイルのなどの開発がほぼ不可能になったこともあります。ただでさえも開発費が低くて、そのくせお値段はお高い国産ミサイルはF-35には搭載できませんから(サイズ的に搭載できても米国側にソフトの改修を以来しないといけないができないでしょう)、調達数はざっくり半分になるでしょう。であれば調達単価は2倍、1発あたりの開発費も実質二倍になります。これでは無理です。

国産機が米国との共同開発になった場合、アメリカは核心的な技術を渡さないでしょう。F-2同様にコストがかさみ、調達単価は200億円以上かけて、F-22やF-35の時代遅れのデッドコピーができて血税を溝に捨てることになるでしょう。

ですから、ぼくは先のFXで戦闘機の開発・生産基盤を維持するならばユーロファイター一択だと申してきました。そうすればユーロファイターの改修か近代化にも参加できるし、コンポーネントの輸出も、独自の近代化も可能だったし、技術移転も期待できました。

武器輸出に関しても今のようなお為ごかしはやめるべきです。ホワイト国には原則輸出可能にすべきです。そもそも売るのは駄目なのに買うのはOKというのはおかしな話です。
例えは悪いですが、違法な売春で売るのはNGだが、買うのはOKといっているようなものです。

それから原則、日本の防衛産業で輸出をしない(する気がない)企業からは基本防衛省は調達をやめるべきです。
例えば中型小型の軍用トラックなどは軍民両方で使えるので現行の制度で軍隊向けに輸出しても構わないはずです。ヤマハや川崎重工のバイクは世界の軍隊で使用されています。
幕僚監部も装備庁にも開発を指導する能力がないのでトンチンカンな要求をだすのでクズができます。いかにトヨタでも防衛省の言いなりに作れば高機動車みたいな失敗作ができてしまいます。

自衛隊専用に開発し、生産すれば生産数は他国より一桁二桁少なくなります。当然高コストになります。その上かかった材料、工数などのコストに利益を乗せるわけですから、コスト意識が働くはずがありません。天下りさえ受けていれば、どんなクズを納入しても調達を中止されることはありません。

輸出を考えるならば装甲車輌などでも自前主義はやめるべきです。三菱重工の方たちとお話するとコンポーネントも自前で作っているから、インテグレーション能力が高いのだと仰います。それは一理ありますが、例えばエンジンやトランスミッションなどを専用に作れば、生産数は精々100両単位、少ないときは数両単位です。専用であればコンポーネントのコストは極めて高くなります。例えばカミンスやキャタピラーのエンジン、アリソンやレンクなどの変速機はそれらの二桁~4桁多く生産されています。
トルコの装甲車はこれらの一流のコンポーネントを使っています。耐地雷用の床のクッションは米国のスカイデックス社の製品を使ったりしています。エポックメイキングとなったコブラは米国のハンビーの駆動系を流用していました。

無論彼らも本心では100%トルコ製がいいとは思っているでしょう。ですが、それでは性能とコストが満たせない。だから海外製品を使ってきたわけです。更にこれらのコンポーネントは量産で当然パーツも安いし、世界中で手にはいります。輸出する際には大きなセールスポイントになります。そして近年トルコはエンジンやトランスミッションの国産を進めています。ものには順序というものがあるということです。

ある意味最近の装甲車輌なんてパソコンと同じです。パソコンメーカーはCPUやメモリーなどの主要コンポーネントは外から買って組み立てます。そうしないとコストが合わないし、売れないからです。装甲車などもそうなっています。

例えば我が国の次期装輪装甲車と小型装甲車のプロジェクトは統合して6輪ないし4輪装甲車にする、その駆動系はメルセデスやMAN、タトラなどの軍用トラックを流用するならばコストは大幅に下がるでしょう。あるいはランクルやハイラックスなどをベースにしたより小型のものでもいいでしょう。設計がよければ輸出も可能かもしれません。
なんなら設計も海外のメーカーに丸投げしていいでしょう。

中型トラックにしてもいすゞなどの国内メーカーに輸出をする気がないのであれば、調達をやめるべきです。品質も向上しないし、調達価格は高止まりです。また設計者の設計する回数も少ないし、設備投資や研究開発にも金が使えないので性能の向上も期待できません。日本の小火器をみればわかるでしょう。

対して輸出に成功すれば事業として自立できます。生産数が増えれば従業員も更に納税額も増えます。また果敢に挑戦するというマインドが生まれてきます。これだけ世界で日本の車が売れて販売網もあるわけですから、戦闘機を売るよりは遥かに容易なはずです。

それから防衛省と経産省、国交省はATV(All Terrain Vehicle)に対する規制を緩和すべきです。川重などが作っていますが国内では殆ど売られておりません。ですがATVはいわば21世紀のジープであり、今後世界の軍隊で大きな需要が見込めます。
また国内でも規制を緩和すればアウトドアや農業、林業はもとより、消防や警察、自治体でも採用が増えるでしょう。また無人車輌のプラットフォームとしても注目されています。
既に世界中に販売網があり、軍用型を開発して世界に売ることはさほど難しいことではないでしょう。
無人機で日本が出遅れ、自衛隊も採用が遅れたのは様々法規制があったことが一因です。こういう事例を真摯に反省して次に活かすべきです。ほんらい首相官邸か内閣府にその司令塔をつくるべきです。ですが官邸の首相補佐官やっているのは、高価で役に立たない米国製兵器を防衛予算で買って米国の歓心を買って自衛隊を弱体化させていることです。
きちんと国家として防衛産業の振興のビジョンを作るべきです。

逆にヘリ産業は潰すべきです。BK117を除けば、ほとんど国産開発品はなく、海外はともかく国内市場でも警察、消防含めて売上はゼロで、防衛省に寄生しています。技術力も低い。それが3社もある。中国やロシアだって国内メーカーは統合しています。こういう50代のおっさんニートみたいな事業を、血税を使って維持するのは犯罪的ですらあります

まともな防衛産業の振興ができないならば、防衛産業を潰して全部輸入した方がマシです。その方が納税者の利益になります。

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この記事へのコメント

やれやれ
2020年04月12日 14:42
「この記事が転載されたヤフーニュースのコメント欄の日本無双」
この記事が載った直後のコメントは良識派のコメントで埋め尽くされていたのでこんな戦闘機買うやついないのコメントが溢れていたのですが、酷使様が盛り返して逆転されていますね。
人間耳障りの良い言葉に踊らされるようで安倍などが巣食う原因と思います。自分で考えて調べてみれば荒唐無稽な夢物語だと分かると思いますが。特に製造業で何か製品を世に出した事がある人なら。

「人様に売る「商品」をつくることができないのが我が国の航空防衛産業です。」
その他も含めて見向きもされてないようで。
一応三菱のレーダーがフィリピンに売れたようですが、
その程度が精一杯かと。

「そもそも最大でも100機しか調達しないならば、戦闘機の開発なんてコスト的に無理です。それで国産考えている時点で詰んでいる話です。」
まあF15後期型の更新も含めれば200機にはなるでしょうが、それでも1機200億円では作れないでしょう。
300億円超えると思っています。
100機海外に売るつもりだったと仮定してもやはり200億円以上は変わらないでしょうね。こんな戦闘機買うくらいならF35の最新ブロックを買いますよ。安いし。
或いはF16の最新ブロックかも知れません。新型軽量戦闘機を開発する予定がなければF16は20年後でも作られ続けると思います。F35よりは安いでしょうから。

「以下になぜ戦闘機開発及び輸出が無理の理由挙げてみましょう。」
全くその通りです。個人的には新型コロナの経済的打撃が大きすぎて戦闘機開発に割ける予算は無いと見ています。
なのでT7Aの軽戦闘機型を共同開発できれば良いほうではないかと。普段遣いにはこれで十分でしょう。中等、高等練習機としても製造すれば単価も下がるでしょう。初等、中等練習機としてスーパーツカノやピラタスPC21等を買ってくれば良いかと思います。軽攻撃機を配備しやすくなるでしょうし。

無駄に製造メーカが多いのも集約しないと効率が悪いですよね。仰るようにロシアでさえMigとSuは同じ会社になったし
KaもMiもロシアンヘリコプタ傘下になりました。
利権を手放したくないのでしょうけど三菱、川重、スバルもいらないですよね。ついでに日飛も加えて日本航空機製造にでもすれば良いと思いますよ。
typhoon
2020年04月12日 15:37
清谷様
いつも楽しく拝見させていただいております。

こういう次期戦闘機ネタが記事化されますと〜必ずネット民が現実を無視したコメントを書き込んで来るので、観ててお腹が捩れてしまいます。笑

車もそうですが、ネット民に紛れ込んでいる国産主義者は当然ながら国産車は100%日本製と思い込んでおりますが〜実際は何かしらの部品は欧米メーカーの部品を採用しており、逆に欧米車から日本メーカー部品を無くすことも困難な位グローバルゼーションが進んでおります。
このブログをご覧になってる皆様は鋭い視点・論点お持ちでらっしゃいますので、航空機は更に海外メーカー及びその許可部分で構成されてることをご存知だと思いますので、今回はコメント(最近も上げてますし。笑)しません。

やはり根本的な問題は、ほとんどの日本国民が国防に無関心な為、世界的にも超絶な平和ボケにあると思います。
このご時世ある程度ネットを駆使すれば情報(偽よ含めて)が入って来るのに、関心がないから知る気も無いから全ては他人事です…以前、うちの職場で日本の空を守ってる戦闘機知ってるかを聞いたことがありましたが〜8人聞いて二人だけでした。
因みに、この問いはかなり甘めで聞きました…何故なら、答えられた2人はF-15と答えるのがやっとで〜F-2とF-4には辿り着けなかったので諦めたのです。

スイスの様な国民皆兵ですと国民は防衛を強く意識してますし、一度は政府がグリペン導入したにも関わらず、その際での国民投票で53%否決されて、やり直しをする羽目になりましたがね〜因みに今回はグリペンは選定メンバー入りすら出来ず落選!涙

ご存知の様にスイスは永世中立国ですので、国防政策も独自路線で〜有事の際は隣国と繋がるトンネル及び橋に仕掛けられた爆薬を自ら起爆して陸の孤島となります。
元々時計産業が根付く前は…貧しい酪農国でしたので、次第にヨーロッパの戦争に傭兵を派遣しており、今の民間軍事会社を国が運営してた感じです。
その為〜兵士が怪我をすれば薬品が発達し、自前で銃器を持ち込むので銃器メーカーが発達し、非常食も持ち込むのでチョコレートメーカーも発達し、稼いだ金を本国へ送金するので銀行が発達します…そう、今のスイスを支える産業は全て中世の傭兵産業で形成されてるのです。
時計はフランス革命で逃げ込んだ来た王侯貴族お抱え時計師のお陰でオマケなんです〜なんせその前の時計産業の中心は英独仏ですから!笑

また話が脱線して申し訳ありません…簡単に申し上げるならば、欧米での軍人のステータスは我々が想像する以上に高く、医療従事者並みに感謝されております。
まあ、国を守ってるんですから当然なんですが…そう言えば、日本の番組でスイスを取材した際に小銃が個人宅で管理されてることに驚いた際のやりとりで「スイス人:君は自分で国を守らないなら、誰が国を守ってるんだい?」に対して「日本人:多分、自衛隊の人?」ハッキリ答えられなかったシーンを観て同じ国民として恥ずかしかったですね。

長くなって申し訳ありませんが…最後に英国防省はYouTubeでBritish Military Powerを上げており〜ロンドンの一日の日常から始まってから自国の軍事力観せる流れになっております。
その映像の意図は、平穏な日常で行われてる市民活動や産業活動は国防があってこそ…税金で賄われてる防衛予算は無駄ではございませんので、ご理解ご了承願います。的な感じです。

残念ながら我が国のお上は選挙しか頭になく〜誰も責任取らない為、気にせず垂れ流しですけどね。
通りすがりの名無し
2020年04月12日 15:47
つまり、やる気のない企業からの調達をやめるべきと。
まあ、さすがに戦闘機は敗戦時にノウハウ全てを失っているので無理かと。
逆に政府が輸出とコスト軽減(エンジンなどの足回りは最初から作るのではなく、メルセデスのように市場に出回っているものにする形)を重視して作れと通達出せば、ある程度変わるかもしれません。

質問ですが、ヘリ産業は例え欧州のライセンス生産であっても一切認めないと?
Suica割
2020年04月12日 16:28
物理的に可能なら、軽トラにスティンガー積んだ位のやつとか作った方が売れる気がする。
普通のダンプに対艦ミサイル積むのもいいかもしれない。
今の時代、戦闘機のプログラムも専用品ではなく、WindowsやMacで作成しますよ。
それくらい割り切らないといけないかもしれません。
F2もF16の進化の流れに乗った形での改造ならば良かったでしょうね。
結局、ロッキードの養分とテストヘッドにいいようにされた感じがあります。
それなら、ラファールをフランスと共同開発した方がましだった。
さらにいうなら、艦隊撃破に飽和攻撃が有効ならば、なぜ、飛距離が一般の対艦ミサイルと変わらない軽量対艦ミサイルを作らなかったのか疑問に思います。
Masaya Hariu
2020年04月12日 17:20
「三菱重工が満を持して開発したMRJ(元スペースジェット)の開発が難航したことをみれば我が国の航空産業のレベルがわかろうかというものです。」

MU-300みたいにならないといいのですが…、嫌な予感がします。
ブロガー(志望)
2020年04月12日 19:22
お邪魔します。
 戦闘機と聞いて人々が思い浮かべるのは「敵機をバッタバッタと撃ち落とす航空機」と思われます。しかし超音速巡行が可能なステルス戦闘機F22は相手を「対空ミサイルを撃とうにもどこへ向けて撃てばよいのか分からない。迎撃に上がっても会敵すらできないかも知れない。シェルターにも引き籠もる事しかできない。」状態に追い込む「戦う事すらさせない」機体であり、ある意味「戦闘機の到達点」とも言える機体です。F22以降改めて戦闘機に「何のために何をさせるのか」が問われています。「とりあえず汎用小型戦術機はこれでまとめよう」というのがF35で、特にF35Bは制海艦構想を復活させ、潜水艦とミサイルを含む航空機に押され続けてきた水上艦を生かす役割が期待されています。またロシアにはMig25の後継のような超高速戦闘機の構想があるそうで、「広大な国土、長大な国境線をより少数で(ロシアも少子化しているため)守るための対空ミサイルキャリア」に徹するものと思われます(先立つ物の問題があるかも知れませんが)。一方日本の場合は未だ先の大戦時の「敵機をバッタバッタと撃ち落とす航空機」のままと思われますので、結局はまとめきれずに実機が飛行どころか完成するはるか前に"空中分解"するのではないかと予想しています。
ドナルド
2020年04月12日 21:13
おっしゃる通り、正気とは思えませんね。

以前清谷さんもおっしゃっていたように、やるなら小型機にして機体数を増やすべきです。

・F404エンジンレベル、つまりボーイングT7や、韓国のT-50級とし、
・輸出を考えてこれら2機種にない特性を持たせ
・防空を主任務とした機体として兵装を簡素化し(F35が攻撃を主任務とした機体なので)、主に平時のアラートと、有事の本土防空を任務とする

などが思いつきます。持つべき特徴としては、例えば、

・前方ステルス性(ステルス性能付きのグリペン後継機)
・高速巡航性(格闘戦闘機ではなく要撃機としての性能を高める。F104とかトーネードF3とか、あるいは究極院はYF-23の流れで)
・コクピットの前方視界をモニターに全面依存することで、小さな機首でも大きなレーダーを搭載

などが思いつきます。

高級な発想では、スリークな機体にして、「AAM 4発搭載で、マッハ1.5でスーパークルーズ」などの明確な特徴を持たせれば、輸出でも戦えるかもしれません。AAMはオフボアサイトの高機動ミサイルであれば、格闘性能は必要ない。低級であれば、「AAM 2発搭載で、マッハ1.2でスーパークルーズ」でもよい。

しかしこう書いていても、なかなか辛いですけどね。段階を追って開発しないと無理でしょう。合わせて、機体寿命も短くして、その代わり軽量化し、近代化が難しくなる代わりに、15年程度で改良型(例えばセンサーの塊の機首部をまるきり新開発するとか)の新造をベースとし、どんどん使い倒してゆくような新しい発想が必要でしょう。

RON
2020年04月13日 13:24
いつも興味深く拝見しています。
次期戦闘機の輸出の記事、正気の沙汰とは思えませんね。
ご指摘の数々その通りと同感します。
防衛産業の件ですが、原価積み上げ式と言えども今どきはウハウハ儲かっている企業は無く、あれば不正請求しているものと推測します。住友精密のHPに載っている第三者委員会の報告を読めば良く分かります。
戦闘機ですが、関連企業はF2、F15の先行きが中期ではっきりしたので既に逃げ出しています。次期戦闘機開発、祝初飛行まで10数年も事業は持ちません。例えば2月に中堅のダイセルが防衛事業から全面撤退を表明しました。F15、F2、T4の緊急脱出座席のライセンス国産を担っていましたがF35増勢に加えて既存樹も無くなっていくので無理ないですね。ミサイルなど加工品も一緒に撤退になるようです。この会社に限らずどこも「やってられません」でしょう。国産主導? 輸出? どころか既存樹は整備も補給もできなくなり間もなく運用できなくなるのでは? アラートもブルーインパルスの展示飛行も中止になるでしょう。夢を見ている時間はありません。
濡れネズミ
2020年04月13日 16:13
韓国はFAー50の輸出だけでなく、Kー21改良型の輸出計画も怪しそうです。

新規採用より現状の機材の改修で各国の軍が凌いでいく方針を示しているこの状態でまだ机上の空論を当てにする神経が信じられない。
偽陸士
2020年04月13日 18:41
ドナルド様。

概ね賛成ですが、スーパークルーズとステルスは諦めましょう。

フォークランドの時のハリアーも音速出ませんでしたし、ステルスも既存機より被探知距離が短いだけで、日本近辺まで敵に侵攻されたら余り意味がない様に思います。

空戦時に相手のステルス機を見失わない様にEO-DASを搭載すれば充分に思えます。

贅沢を言えば共同交戦機能、短距離離着陸、整備性、再発進までの時間短縮が実現出来れば嬉しいのですが。
マリンロイヤル
2020年04月14日 06:20
>>当時の森本防衛大臣と空幕、技本に当事者意識と能力が欠けていたわけです。

森本敏は、F35の件だけでなくイラク戦争後の治安崩壊の際に、ブッシュjr大統領がアメリカ軍を増派した事に対して「失敗する」と断言(結果は逆で持ち堪えた)した人です。軍政も軍令も見通しがダメダメな人です。
Suica割
2020年04月14日 08:05
ステルスは必須のようで、空戦には必須とは言えない機能。
こっちが相手の位置をわかっていて、あっちがこちらの位置をわからない事を利用して闇討ちするやり方ですから。
こっちが敵に位置がばれっばれでも、あっちの位置がわかれば、勝ち負けを争えるレベルにはなります。
ステルス性のある機体を開発するより、むしろ見破る手段を研究する方が相対的にリスクが低いように思います。
戦闘機に載せるほど小型化出来なくても、地上用、艦載用に使えますから。
ミサイルは指令誘導でなんとかできますし。
やれやれ
2020年04月14日 16:31
横浜のネットカフェ利用者避難所、自衛隊が勧誘図る
https://www.kanaloco.jp/article/entry-328193.html

「自衛隊神奈川地方協力本部(同市中区)の男性広報官が避難者に対する採用活動のために訪れた。県職員が立ち入りを拒否して広報官は立ち去ったが、生活拠点を失った避難者を狙った勧誘は倫理的な議論を呼びそうだ。」

なんか昔聞いた街をふらつく無職の若者を勧誘するって伝説の話は
本当で未だに生きているんですね...
リアルで呆れました。難民側にも理由は色々あるんでしょうけど
自衛隊に入るくらいならとっくに入っていると思いますがね。
ヨハネコ
2020年04月14日 21:05
清谷センセの記事毎回興味深く読ませて頂いております。
OH-1やミニミのライセンス生産等もっともだと思う内容が大盛りでございます。
今回の戦闘機輸出議論はそれらを大きく上回る何かが潜んでいるような気がしてならないのです。
政治家・議員先生達は一般人より学歴高くボケていなければ判断力もあるかと思います。
よって戦闘機輸出なんざ全く現実味0だということは百も承知かと思われるのです。
ではなぜこんな議論を始めたのでしょうか。
ツイッターで次期戦闘機は高価が予想される → 安くしたい → 数稼ぐため輸出したい → 憲法が,,,と持っていき憲法改正に持っていきたいのだろうとぶちまけさせて頂きましたが、他に理由があるような気がします。
例えばそれは中共の差し金かもしれません。(戦闘機の開発は失敗すれば大きな損失となるので国力削ぐのに効果的)
しかしこんなのはあくまで素人の想像でしかありません。
素人には一生懸命調べ考えてもこの程度なのです。
いずれにせよいくら正論を張っても政権はなんとも思っていない、相手にしないのは明らかと思います。
そこで清谷センセのような気鋭のジャーナリストに暗闇をぜひ暴いて頂きたいのです。
なぜ素人にも結末が分かるような議論を始めたのでしょうか。
それもどさくさ紛れのようにこんな時期に。
Suica割
2020年04月14日 22:07
なにゆえ、ボンバルディア、エンブラエム、エアバス辺りと組まないのかと思いますね。
A400の方が遅いけど、C2よりまともな輸送機だし、ものは悪くない。
開発費も分担すれば、単独よりは安く出来る。
技術も各国の持ちよりでいいものが出来る。
生産分担で自国の部品シェアが減るとかいう人も居るでしょうが、どうせ、C2も外国部品買ってるから一緒です。
人と組むことをなんでそんなに嫌がるのか意味が分かりません。
ドナルド
2020年04月15日 00:05
偽陸士さま、Suica割さま

ステルスやスーパークルーズは、確かに難しいところです。

ただのF404エンジン搭載級の戦闘機なら、韓国のT50もあるし、ボーイングのT7もあります。日本製の機体がより安価になる可能性はゼロに近いので、輸出はできない、ということになります。つまり国内用だけです。

1:そのために何らかの特徴を、というのが先の提案でした。

2:というか、日本としてこうした2戦級の戦闘機を用意して、F35とペアを組ませるなら、確かに清谷さんのいうように、まさにこれらをそのまま導入すれば良い。

政治的にT50はありえなさそうですから、T7をライセンス国産して、T4の一部代替として50機程度(残りはシミュレータで代替)、さらに日本でちょっと改造して航続距離を大幅に増やし(平時任務なので搭載兵装は非常に小さくて良い)、T/F-7Cとか名付けて、アラートと訓練の兼用機としてさらに50機程度購入する。そして、これをベースに、本格的な軽戦闘機を開発して100機程度、国内で用いる。

これをもって、韓国のT50と真っ向勝負、というシナリオはあり得ますね。

特に今、ボーイングはやばいので、足元を見て、T-7周りで、大きな自由度のライセンスを得られるかもしれません。魔改造自由のような。

まあ、空想に過ぎません。
偽陸士
2020年04月15日 01:02
ヨハネコさん。

政治屋に判断力や見識なんて有りませんよ。
頭の中身は国の将来の青写真でなく、支持母体の利益のみ。
それ以外の知識、教養、哲学、歴史なんて邪魔なだけ。
もし有ったら火の出る玩具はアメリカに献上しても、それ以外の分野を強化してカバーする筈ですがそれもしません。

もし仮にそんな権謀術数を張り巡らす器量が有ったら、此処まで経済力、軍事力が衰退することも無かったでしょうね。

日本の衰退は中共の陰謀でなくオウンゴールです。

ドナルドさん。

もしもこの軽戦闘機、練習機が実現したら心機巻返しの機運が生まれます。
これは日本にとって最後のチャンスです。

これで下手打ったらムジャヒディンかベトコンに弟子入りするしか、戦う方策は有りません。
この段階まで来て銃規制なんてやってたら、チベットや東トルキスタンの仲間入りすることになります。
それだったらソマリアの方が万倍マシではありませんか?
Suica割
2020年04月15日 12:07
そんなにアメリカのマネが好きなら、軍服、靴のレベルから全てアメリカから買った方が安くてまともな物が入るのでは?
と、冗談言っても、冗談にならない可能性が高いのがなんともと思いますね。
いっそ、装備は全て共同開発を原則にすべきじゃないですかね?
曲がりなりに技術力維持の基盤は出来ますし、お互いに経費は安くつく。(相手に装備更新計画無くても、最低バージョンアップの研究になるから、話はしてくれそう)
一回、装備担当が常識外れな事を言って恥をかいてまともになる。
悪いことはそうないです。
銃に関しては、M4お下がりでいいや。
それなりに使えるし、64より絶対にましだし、安いし。
Suica割
2020年04月15日 12:22
ミサイルは地上発射型と共用し、沿岸防空対艦能力の向上を図る事にして、調達数を増やし、コスト低減を図る。
その際、巡航ミサイルや対地ミサイルに対応出来ることを要件にする。
それくらいは出来るように思います。