次年度国家予算と、当年補正予算の一体化を報じない新聞という名のPR会社

あいも変わらず、新聞などの記者クラブメディアは来年度予算と補正予算を別個に報じています。

新年度予算案、102兆円台後半へ 過去最大を更新
https://digital.asahi.com/articles/ASMDG4K6KMDGULFA00B.html?iref=comtop_list_pol_n02

>政府は、2020年度の当初予算案で、一般会計の歳出総額を102兆円台後半とする
調整に入った。20年4月からの高等教育の負担軽減や高齢化による伸びなどで社会保障
費が1兆円以上増加する見込みだ。防衛費の増加も総額を押し上げ、101兆5千億円だ
った今年度当初予算を上回って過去最大を更新する。
 20日に閣議決定する。当初予算案が100兆円を超えるのは2年連続。地方自治体に
渡す地方交付税の規模を詰める作業などが続いており、総額はさらに増える可能性もある。



ですが、東日本大震災以降、当年度の補正予算はその趣旨を外れて、来年度予算のふくらし粉、第二の来年度予算になっています。


今年度補正予算3.2兆円、税収下振れで赤字国債を2.2兆円追加発行
https://jp.reuters.com/article/japan-supplementary-budjet-idJPKBN1YH0UD


>政府は13日の臨時閣議で、2019年度補正予算案を決定した。経済対策を受けて4兆4722億円を追加歳出する。低金利による国債費の減額などで補正予算の規模は3兆1946億円となる。歳入では、税収が当初見通しを下振れることで赤字国債を2兆2297億円追加発行する。税収下振れに伴う赤字国債の発行は3年ぶり。

>政府の経済対策に沿って、1)災害からの復旧・復興に2兆3086億円、2)経済の下振れリスクへの対応として9173億円、3)東京オリンピック・パラリンピック後の経済下支えに1兆0771億円をそれぞれ計上する。

>経済対策分の追加歳出に対応する歳入として、2兆1917億円の建設国債を発行するほか、税外収入1881億円、前年度剰余金からの受け入れ8016億円を充てる。



補正予算の大部分が、本来の補正予算の趣旨ではなく、来年度予算で要求すべき事案が多くなっています。仮に本来の趣旨ではない「補正予算」の額が4兆円ならば、実質的に来年度予算は102兆円ではなく、106兆円となります。随分とインパクトが違うでしょう。それもカネがないから大部分を借金で賄います。つまりは見かけ上の予算額を過小に見せて、借金でバラマキしてGDPを嵩上げして、アベノミクス大成功という幻影を宣伝しようとしているのでしょう。

ところがこのような解説をする新聞は殆どありません。
政府の主張をそのまま垂れ流しているだけです。政府に都合の悪い報道や解説はできないのでしょう。そら、どう見ても怪しい新聞への低減税率という「賄賂」をもらっていますから書けないのでしょう。
であれば、彼らは報道機関ではなく、PR会社です。PR会社が官庁の会見やその他の取材機会を独占して、我々ジャーナリストを排除して政府のバイアスの掛かった「報道」という名の「PR」を垂れ流しているわけです。これが果たして民主国家なんでしょうか。


■本日の市ヶ谷の噂■
F-35戦闘機輸入を国産に変える話はやはり米国側から総統官邸じゃねえ、総理官邸に持ち込まれ、それを官邸の走狗である日経とNHKの政治部記者がそのまま垂れ流し。寝耳に水の防衛省や三菱重工は大激怒、との噂。

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この記事へのコメント

濡れネズミ
2019年12月16日 18:00
予算は本当にどうなるんでしょうね。
このところ災害は多いし、オリンピックは誘致した挙句に開催地分散する羽目になって更に予算を食い潰し腐りましたから。

本当は左派の報道機関はここぞとばかりに無駄になっている部分(弱装甲の車両や故障ばかりの国産の電子機器、近代化改修が遅れている艦艇や航空機)を突くもんだと思うんです。

しかしながら大事な広告スポンサーの企業が関わるとみんなお口がミッフィーになるようで、ほんとに腐ってますね。

F-35の件、防衛省さえ寝耳に水ですか。
ロッキード・マーチン社もどっかで本国での安売りの埋め合わせをしたいんでしょうね。
やれやれ
2019年12月16日 18:28
頭の弱い酷使様あたりは102が106になったところで4%しか違わない。誤差の範囲位にしか思ってないのでは?1020円の昼食が消費税上がって1060円に値上げになった程度としか思わないでしょうね、防衛費が6兆円(補正込)なのに4兆円っていったら7割弱ですよ。そう考えたら凄い金額だと思いますがね。まあ4兆円全部防衛予算に突っ込めとか言いそうですが(汗)。
個人的には本当の国家予算の内訳を国内外に知られないがために補正予算と言う闇金を使っているようにしか思えませんが。一見健全ですよと思わせて赤字国債乱発の隠れ蓑かと。本当なら当期予算+補正予算=本当の年度予算で集計して書いて欲しい所ですがね。
赤字国債の補正予算を打ち出の小槌とでも思っているのでしょうか?消費増税したにも関わらず赤字国債額が更に積み上がるという不思議なことが起こっていますよ。税収を増やして返済していかないといけないのに全然増えないどころか借金が増えるとか雪だるまですね。

それにしても大本営の防衛省も取引先の三菱も全く知らないとは...我らが総統閣下はお金持ちなんですなあ。数百億円くらいポンと財布からお出しになるとか、いや天晴...な訳ないですよね。どうせ政府が金出すんだし、自分の世代で払うわけじゃないからどうでもいい、アメリカ様の言うことだけワンワンと聞いていればいいとの立派なお考えなのでしょう。感服いたしました。
KU
2019年12月16日 20:39
>>>総統官邸

いやあ、我らが総統わスゴイ!(>_<)。防衛省や三菱も怒り心頭なのでしょうけど、正面切って官邸にケンカを売る人はいないのでしょうね...。


>防衛省19年度補正、航空機整備などで4287億円

http://www.jwing.net/news/19971

本来の補正予算の使い道に該当しそうなのは、4点目のその他の追加財政需要だと思うのですが...。
偽陸士
2019年12月17日 00:59
三菱や防衛省も知らんかったとは・・・・

いやはや此処まで来ても、自民教信者は安倍様に帰依するのですね。

立派な信仰心に御座います。

皆様方このまま殉教し、本懐を遂げられることをお奨め致します。

信じてない此方にしてみれば、いい災難ですがね。

いつまで需要や市場が無限大だと思ってるんだろう。

グレた御嬢さんのほうが正しいのかな?
2019年12月22日 08:12
読売、朝日、毎日、日経、産経、北海道、西日本、河北、中国、静岡、新潟、信濃毎日、京都、神戸、山陽と全国紙、ブロック紙、有力地方紙は102兆円の過去最高の予算に対して批判的でした。社説で批判しています。
膨張、ばらまき、借金頼み、持続不可能だと。

しかしそれは間違いです。GDPを増やすには減税か国債発行しかありません。借金を懸念しておられるようですが、インフレにならない限り政府債務は問題ありません。

むしろ政府債務を過度に気にしすぎて消費税増税と緊縮財政で経済を悪化させ、税収まで減らす悪循環に陥っています。
今回の消費税増税も失敗でした。財務省は景気悪化は起こらないなどと豪語していましたが、消費の落ち込みは凄まじいものがあります。それに対して経済政策を打ちましたが、経済規模26兆円と称していますが、「真水」は4兆円程度に過ぎません。効果がないとは言いませんが、景気悪化を押し止めることはできないでしょう。

本予算が102兆円ならさらに15兆円増やしたいところです。本予算と補正予算を含めた予算で106兆円なら合計で117兆円くらいは欲しいところです。
そうでなければ結婚適齢期の男女は結婚できませんし、貧困も減りません。1000万人が200万円以下の年収で暮らしているとされます。彼らを救うには歳出を増やし経済を上向かせるしかないのです。

科学技術予算も増やさないと20年後日本はノーベル賞を受賞できなくなるでしょう。受賞数が激減します。

公共事業は台風や地震など災害に備えるために必須です。死者をゼロにすることはできませんが、減らすことはできるはずです。

防衛予算を増やすことは悪いことではないのですが、米国の関心を買うために不要で高価な兵器を輸入することは問題です。防衛予算を増やして自衛隊を弱体化させたのは安倍晋三くらいのものでしょう。

借金して債務を増やすのはケインズ主義ですから不況の際には有効な経済政策です。