日本に国産戦闘機を開発する当事者能力なし。

F2後継戦闘機、「事項要求」で開発費計上へ
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20190821-OYT1T50130/


>政府は、航空自衛隊のF2戦闘機の後継機開発費を2020年度予算案に計上する方向で最終調整に入った。日本主導の開発を目指し、開発費は現時点で総額1兆5000億円以上と見積もられている。F2の退役が始まる30年代半ばの導入を目指す。

 
>共同開発を巡っては、米空軍のF22戦闘機を基にF35の電子機器を搭載する米ロッキード・マーチン社の案などが出ていた。ただ、1機200億円を超え、システムの設計図も「完全に開示される保証はない」(防衛省幹部)ことなどから、日本政府内では否定論が多くなった。一方、英政府は、次世代戦闘機「テンペスト」の開発を目指している。F2後継機と開発時期が重なるため、日英国防当局間で共同開発の可能性について意見交換している。

>後継機配備が始まる30年代半ば以降の空自戦闘機の体制について、政府は、対空・対艦・対地攻撃など多様な任務を遂行できる最新鋭ステルス戦闘機「F35」(ロッキード・マーチン社)147機、空対空能力が高いF15(米ボーイング社)の近代化機約100機と後継機という陣容にする構想だ。

>航空自衛隊のF2戦闘機後継機について、政府が日本主導の開発を目指すのは、国内の防衛産業基盤を維持・強化する狙いがある。


 そもそも我が国にまともな戦闘機を作れるノウハウが存在しません。それはF-2のときも明らかだったでしょう。しかもたかが1.5兆円の開発費で済むというのはお花畑もいいところでしょう。しかも調達は90機程度です。開発費を頭割りすれば費用対効果が悪すぎます。F-2同様に調達単価と開発費が高騰して、調達数が削減され更に1機あたりの単価が高い失敗作に終わるが今から見えています。

 
 更に申せば、先のFXで国産基盤維持の問題をウヤムヤにしてF-35を調達しました。F-35の導入は事実上日本の戦闘機生産基盤の破壊でした。FACOといっても単なる組みてで、
日本製コンポーネントの生産はほとんどなく、技術移転もこれまたほとんどない。財務省が輸入に切り替えろと圧力をかけたのは当たり前の話です。

同時に搭載兵器の生産基盤の破壊でもあります。F-35は国産兵器を搭載できませんから、その分国産兵器の生産数は減ります。であれば調達単価は跳ね上がります。バカでも分かることが永田町や市ヶ谷の人たちにはわからなかったようです。
  そもそも2個飛行隊分、42機では効率的なライセンス生産ができません。

 ですからぼくは当時から調達機数は増やして、ユーロファイターを選ぶべきだ。F-35を導入するならばその後に、B型を少数導入すればいい。それ以外に生産基盤の維持はできないからです。その見解は今も変わりません。

 既に日本の戦闘機の生産基盤は失われており、F-3を国産するにしても生産基盤の維持ではなく、再構築となります。失われた技術、撤退したベンダーも多く、コストはその分高くなるでしょう。

実際問題として共同開発しか道はないでしょう。ですが米国とやるとF-2同様のそれ以上に悪い結果になるでしょう。核心的な技術は全部ブラックボックスで成果だけは米国に持ち去られる。戦闘機に関しては日本の奴隷化を図っています。

ですが日本政府はその奴隷に喜々としてなるでしょう。何しろ自分たちで検討もしないで、米国に言われるまま、不要なグローバルホーク、オスプレイ、AAV7を導入、更にイージス・アショアまで唯々諾々と導入しようとしています。これらの爆買によって、自衛隊の予算が圧迫され、他の装備の稼働率が下がり、需品に回す予算にもことかいています。結果爆買が自衛隊の能力を低下させています。それでも米国製兵器の爆買をやめないのが安倍政権です。

 技術&生産基盤を維持するのであれば英国との共同開発しかないでしょう。ですが盲目的対米追従が習い癖になっている政府、防衛省、空自はそれを選ばない可能性が強いのではないかと思います。ユーロファイターを選択していれば、ライセンス生産や近代化を通じて生産や技術基盤の維持もできたでしょう。


 はっきり申し上げて、日本政府、防衛省、航空自衛隊も当事者意識も能力も欠けているとしか言いようがありません。横田空域も占領されたままで、放置している国に国益が主張できるわけがありません。

 できないことをできると信じる、現実を見ようとしないテクノナショナリズムは危険でしかありません。

■本日の市ヶ谷の噂■
陸自の次期8輪装甲車は三菱重工製の16式の派生型だが、自走迫撃砲の迫撃砲はタレス製2R2M。コマツがブラジル製のこれのコピーを提案しようとしたが陸幕に拒否された、との噂。

この記事へのコメント

山銅
2019年08月21日 18:08
どんな戦闘機かはこれから考える
いくらかかるかは分からないし教えない
でもお金くださいって厚顔無恥としか言いようがない
やれやれ
2019年08月21日 19:53
私も1.5兆円は安いと思います。多分倍の3兆円か4兆円に、90機の機体単価が500億円以上になるのではと見ています。

それに記事にある通り長距離巡航ミサイルを搭載するとF22だとウェポンベイが小さすぎて入らないので機体も一から設計する必要があるのではと。ASM3改だとしても2発載せるのも難しいので完全に新規開発になるでしょうね。適当に考えても全長20m位(胴体のみ尾翼含まず)は必要では?
Su57と同規模かそれ以上の巨大機になりますね。
エンジンはXF9の量産版?今の開発ペースだと順調に行っても物になるのは20年は掛かるのでは?それも予定通りの性能がでるんだかどうだか。OH1のエンジンの様な事があったら目も当てられない上に変わりのエンジンも無いでしょうから。

本当にこんな物を作るのでしょうか?作れるのかという問題もありますが、荒唐無稽な夢の戦闘機でも夢想している陽で。他国の開発と比べてもとても10数年でできる代物とは思えません。ベース機があるならともかく無いでしょうから。テンペストもここまでの機体規模では無いでしょうし
共同開発になったとしても機体の面倒までは見てくれないでしょうね。仕様決定するのが楽しみです(棒)。

とにかく機体規模も勘案しつつ(ベース機の選定込)現実的な要求仕様を煮詰めないとそもそも飛行機として飛べるのかも不安です。ステルスも含めて本当に必要なものは何かをよく考えないと最後は空飛ぶ戦艦の様な訳のわからない物を要求しそうで(途中で頓挫するでしょう)別の意味で怖いです。
濡れネズミ
2019年08月21日 21:08
大変失礼ながら噂が本当なら以下に尽きると思います。

三菱の皆さまへ
マキシム重機関銃のサンプル品のコピーを試みて大失敗した110年前と同じじゃねーか!

馬鹿かと、基礎技術が足りてない上に国際問題スレスレ狙うんじゃねーよ!

賠償金でとんでもねー額請求されるかも知れんのだぞ!

見取り模倣とか唯のデッドコピーじゃねーか!
そして、性能はゴミで値が高いなら最悪じゃねーか!

本当に呆れますね😩
100年前に逆戻り、一体全体どこに誇りある物作りとやらをやっているんですか?
名無しのミリオタ
2019年08月22日 15:18
いやー ここまでド素人感満載のいい加減な内容も珍しい
X-2を見ても あれほどの実証機を用意しているケースは航空機開発史上でもあまりケースがない どうせ航空工学等も何も知らんのが 聞きかじりだけで書いてるんだろ ほんと笑えるよなぁ ゲラゲラ


#飛行機 #乗り物  
はて?
2019年08月23日 17:37
開発費に関しては、既に定評のある東京オリンピック方式で小さなタネを大きく育てるんじゃないかな。


こういった様な事態にこの様に対応するためこういった戦闘機が必要なので諸元がこれこれで運が良ければこの位ですみますってのが全くなくて、戦闘機作りたいから金寄越せやっで済むのか。

こういう国と共同開発するってモノ付きな国があるんだろうか?
KU
2019年08月23日 21:44
>陸上自衛隊、新装備19式装輪155mmりゅう弾砲も公開した「令和元年度富士総合火力演習」レポート

http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1202/945/amp.index.html

例によって例のごとく、また今年も特科の射撃で富士山を作り、それを見たギャラリーが拍手喝采する光景が見られるのでせうか?あんなの、何も何とかの一つ覚えで毎年毎年、やらなくても良さそうですけどね。あれを見ないと、夏が来たのを実感出来ない方がいるとも思えませんし(((^_^;)。それから、あんな自走砲の車体となっているトラックですけども、運転台も装甲化して後部にも装甲キャブを付ければ、安上がりに装甲輸送トラックが揃えられそうですが。


>海上保安庁が全長11メートル大型ドローン導入、監視強化へ

http://www.sankei.com/smp/politics/news/190823/plt1908230031-s1.html

単に視察しただけなのに、さも決まりましたと言わんばかりの、このタイトルorz。
KU
2019年08月23日 22:25
>>>総火演

記事を読み進めたら、しっかり富士山を描く様子が写っておりました。失礼しました。良い加減、誰か関係者でアレを止めようと言い出す人はいないのでしょうか?
やれやれ
2019年08月23日 23:03
また飛ばし記事かもしれませんが、
インドとのUS2輸出交渉が大詰めと今月の航空雑誌に書いてありました。ぐぐったら見つかるかと思ったのですが紙だけのようで。なんでも日本からの輸出3機、インドでの共同組立5機で残りはインドで独自生産だそうで。合計15機らしい。
それに条件が凄い。インドの組立工場、整備場の金銭の一部負担、新明和で作っているボーイング、エアバスの機体部品をインドに移管とか至れりつくせり。真面目に考えたら物凄い赤字を出すことになりますよね。特に新明和は大丈夫でしょうか?って内容です。真偽の程はいかに?
KU
2019年08月24日 12:35
>哨戒機「P1」と輸送機「C2」の値段は高くない。海外からの受注は?

http://newswitch.jp/p/18962

防衛省もメーカーも売る気ゼロな機体を、ひたすら必死になってヨイショしなきゃならないなんて、因果な商売ですねえ(棒)。
やれやれ
2019年08月24日 15:23
名無しのミリオタさん
あなたもいい加減雑誌のヨイショ記事ばかり信じていないで世界に出て実物をご覧になっては如何でしょうか。

「あれほどの実証機を用意しているケースは航空機開発史上でもあまりケースがない」
日本では、ですね。確かにそのとおりです。かたや世界で見るとF22の劣化縮小コピーの実証機を見てスゲーなんて思う国は中露韓米も入れていませんよ。ろくに飛行してないX2も今や倉庫で埃かぶっています。その程度の物ですよ。YF22等と比較したら玩具同然。実証機をわざわざ作らないといけにほど日本が遅れているという事です。しかも殆ど飛ばしていない。所定の試験が終わったので終了ですって馬鹿にしてますよ。いったいどれ程試験できたのやら。自転車だってもっと試験しますよ。しかもその次がない。次世代戦闘機開発の要素技術はやっていますが未だ空を飛んだことがない。実際に戦闘機の検証機YF3を作って試験して検証しないと戦闘機の設計に生かせない。日本にはそれが無いし予定も今のところ無い。ぶっつけ本番で失敗したらそこで終了です。何兆円もお金かけてゴミ屑作って終了なら話になりません。ちゃんと開発ステップ踏んで積み上げた技術なしに戦闘機の機体はできませんよ。飛行ソフトもあれですが戦術コンピュータのソフトは更に難しいでしょう。
やれやれ
2019年08月24日 15:51
はて?さん、
なかなか辛辣ですね。しかし私も同意見です。
逆に日本の金払いが良ければ金だけ出させてウハウハという手も使えますね。日本の要望を入れるには金がこれくらい余計に掛かるを何度かすれば軽く2倍は行くのでは?

KUさん、
もうかれこれ15年ほど行っていませんが、その頃から始めた様な。なので1回は見ました。別に富士山形でなくてもいいんですがね。一回うけたから次も同じでいいかなってノリだと思います。だから止めないでしょうね。榴弾砲の練度を示す目的でやっていますが、GPS誘導だとここまで練度上げなくても当たるんですよね...
高価なGPS誘導弾10発と無誘導弾100発どっちが被害が大きいでしょうね?そうそう偵察して正確な位置が分かってないと。GPSの方はドローン、無誘導はOH1、さてどっちの部隊が先に無力化されるでしょうね?
KU
2019年08月24日 19:50
>>>総火演

やれやれさん

あと、今回はコブラとOH-6の組み合わせでしたよね。まるで、平成の始めの頃みたいじゃないですかorz。新元号になったのにコレ...。しかも↓

>目立たなかったOH-6D、クルーの方曰くラスト総火演だそうで、来年3月全機退役だそうです。

http://mobile.twitter.com/LyaaaaaLywwwww/status/1165139363572797440

となると陸自に於ける観測任務も、こんな感じでドローンで代替ですかね。↓

>【映像】人民解放軍砲兵部隊実弾演習 電子機器を駆使した敵情偵察

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190820-00010002-storyfulv-cn
俘囚剣
2019年08月25日 07:40
濡れネズミさんへ。

図々しいお願いですが
「機関銃コピー計画大失敗事件」
に、ついてくわしく述べている本があったら紹介していただけませんか。図書館でいろいろ読んでみたのですが、わからないのです(みんな口をつぐむのでしょうか?たいへんに不名誉ですから)。ぜひ、細部まで知りたい。興味深い挿話ですので。
ガネット
2019年08月25日 15:59
日本は兵器開発で一度も失敗した事のない優秀な国なので
1機で駆逐艦1隻と同額のスーパー戦闘機が出来るのでは?
ブロガー(志望)
2019年08月25日 22:03
お邪魔します。
 旧陸軍は陸戦に於ける戦車の使い方を最後まで決めきれず、「敵機関銃網に穴を開けて味方の歩兵を通す」第一次世界大戦タイプの九七式戦車を最後まで使う破目になりました。そのせいか対戦車戦闘の比率が低下し、代わって歩兵の盾としての役割が増え、かつ携帯型ロケット弾といった敵戦車以外の戦車の脅威が現れたにも関わらず、陸自は対戦車戦闘に固執し続けているようです。戦闘機でも未だ「敵の空からの脅威に対抗できるのは強力な戦闘機」に固執し続けているのではないかと。
KU
2019年08月30日 17:00
>令和2年度の概算要求の概要

http://www.mod.go.jp/index.html

いよいよ、新小銃&新拳銃の調達が始まりますね。何になったのやら、全く分かりませんが。一方で今回も、陸のUH-Xは調達ゼロですか。
2019年08月30日 23:50
X2とかF3とか自衛隊に関するモロモロを読んだ感想ですが、まさににっちもさっちもガンギマリの日本的組織かとw
あくまでもサラリーマン時代の組織からの体験を元にですが。
おそらく最初に答えありきなんでしょう。
靴に足を合わせるという伝統なアレ。
どういうことかというと物事に取り取り組むのにいくつかの
スタイルがあります。
まずは足し算積み上げ方式。
一個一個積み上げていって最後に結果が出る。
学問や開発はそうですね。確実です。
逆が、おおよその結果を決めて割算してゆく。
引き算方式。
将来的に結果を得たい事象を決める方法ですね。
来年の売り上げ予算を決めるときとか、仕事の工程やスケジュールを決める場合など。
でも外国の事例や過去の事例やら参考になる正確なデータを
元に予測を立てないととんでもないことになります。
たとえば労働時間や工数など、
アホな上司がやちゃうと余裕持たせずに終了時間を決めちゃって。「これが一時間、これが二時間、この作業が二時間ーーーーー見てみい、8時間で仕事終わるやないか!」
でも実際に終わったのは16時間後。
インターバルとか連携のモロモロを計算せずに工数で割った
だけ。
この数字を元に人員コストを組んじゃって現場はクチャクチャ・・・orz!
たぶん自衛隊のおかしな数字や現状の実力に合っていない
無理そうな計画とか、そういう匂いがプンプンします。
答えは決まっていてそれに無理やりつじつま合わせている。
ことなかれ主義が蔓延して、とにかく言われたペーパーを
作成して右から左へ流しておけばいいやと・・・。
担当が白目むいてアメリカ人みたいに手に平上に向けて
肩をすくめているような気がしますw
「もういいや・・・・」と。





高橋
2019年08月31日 00:56
大変申し訳ございません。記事とは全く関係ないのですが、どうしてもGSOMIAに関して質問があります。自分としてもいろいろ調べたのですが分かりません。何が分からないのかと言いますと、なぜアメリカが日本と韓国間のGSOMIAにそんなにこだわるのかと言うことです。日本など足元にも及ばない偵察衛星群を持っているアメリカと韓国がGSOMIAを結んでいればそれでアメリカにとっては十分ではないのでしょうか?別に日本と韓国間のGSOMIA破棄したところでアメリカにとっては痛くないですよね?
なぜ失望したとか言っているのでしょうか?
日本がアメリカに頼み込んで言わせているのでしょうか?
さっぱりわかりません。清谷様に聞くしかないと思いました。
よろしくお願いいたします。