手続き上の問題として記者クラブも認めたフリーランスの参加を半年以上も妨害する防衛省に文民統制尊重の意思はありや?


防衛省がフリーランスを排除
https://japan-indepth.jp/?p=47083

【まとめ】
・記者クラブ容認したのに防衛省はフリーランス会見参加認めず。
・発表ジャーナリズムの記者クラブメディアに権力監視不可能。
・「不都合な真実」暴くフリーランスの参加が報道自由化の一歩。

>佐々木正博広報室長に何度も電話で問い合わせたが、フリーランスの会見参加はいつになるかわからないという。それが半年以上も続いている。では、誰が担当者あるいは責任者かと問うと、「責任者も担当者もいないが話し合いは続けている」という驚愕の回答が返ってきた。

>役所に限らず、組織では事案に関しては担当者や責任者がいるはずである。そうでなければ誰も責任を取る人間がいないということだし、問題が生じた場合の解決もできない。これでこの問題が解決するわけがない。例えば防衛大綱を決める際にも責任者や担当者はいるだろう。

>防衛省の職員には行政官としての能力が根本的に欠如しているのか、あるいはフリーランスの会見参加をなんとしてでも防止しなければならないのかどちらであろう。恐らくは後者の方の理由だろう。

>2015年9月3日、菅義偉官房長官は記者会見で、北京での「抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利70周年」の記念行事で産経新聞中国総局の矢板明夫記者に取材証が発行されていないことについて「記者の扱いは平等に行うことは民主国家として当然だ」と批判した。

>その「民主国家として当然」のことを拒否しているのは我が国も同じである。報道を通じての納税者への情報の提供を政府が阻害することは文民統制の否定でもある。

>記者クラブが国民や報道の代表を自称して他の媒体や記者を排除するのはアパルトヘイトのような人種差別、あるいはナチスドイツの、アーリア人優等主義、旧ソ連のプロレタリアート独裁等と同じ理屈だ。



そもそも会見が町内会と同じような「民間の任意団体」によって行われているわけです。彼らは国民から指名されたわけでも、法的な根拠をもっているわけでもない。

更に問題なのは、防衛省側が主催する各種レクチャー、取材&視察ツアー、懇親会などの多くの取材機会から記者クラブ以外のメディアやフリーランスが締め出されていることです。

これは専門のジャーナリストの育成という面でも大きな問題です。特に若手のジャーナリストにとっては国内の取材機会が極めて限定されています。ことに近年では出版不況やネットの興隆でギャラや経費が減っていてジャーナリストとして喰っていくことが大変困難になっています。

ぼくはそもそも海外取材からこの仕事を始めたし、当時は出版社も経費をだしてくれました。今は全く違います。

このまま行けば専門のジャーナリストやマニア向けの媒体も死滅するかもしれません。
会見も問題ですが、これら多くの取材機会を記者クラブと防衛省によって奪われていることが問題です。

岩屋大臣には大臣どころか政治家としての資質が欠如しているのではないでしょうか。

更に申し上げれば、現在外務省にドイツの雑誌の特派員の資格でプレスパスの申請をしておりますが、一ヶ月以上経っておりますが、未だになんの連絡もありません。この店晒しの状態が続くのであれば、外務省も同じ穴のムジナということになります。そうでないことを祈るばかりです。

面白いのはヤフーのコメント欄で、普段マスゴミガーと騒いでいる人たちが、記者クラブ側の肩を持っています。
それが防衛省の肩をもつことになるからでしょうが、頭が悪いんでしょうね。

フリーランスは信用できないというのであれば、あなた方の嫌いな朝日新聞や東京新聞は信用できるのか?
それになんで日本以外の国は記者クラブがないんでしょうかね?

更に申せば、専門知識のない新聞記者にまともな取材ができるのか。
事実上の政府広報さえあれば、報道はいらないというのでしょう。

まったく馬鹿につける薬はありません。




■本日の市ヶ谷の噂■
今年の陸自、夏の仮面ライダーショー、こと総合火力演習では試作の装輪155ミリ自走砲が登場する可能性あり、との噂。

この記事へのコメント

やれやれ
2019年08月01日 14:22
>このまま行けば専門のジャーナリストやマニア向けの媒体も死滅するかもしれません。

かなり厳しいと思います。航空雑誌も編集長と編集者の2人体制であとはバイトを除くと外部委託の記事と写真だけで作っています。
お手軽といえばお手軽な作りですがそれを毎月ですからね。誤字脱字勘違い写真間違いなど校正しきれない所もちらほら。航空ジャーナル誌も消えて久しいし肝心の本屋にも専門誌を置かなくなってきています。もっと言えば本屋自体が無くなっています。引っ越した当時は近所に大小5店あった本屋が先月までに全部無くなりました。本を買うのにも大きな駅の駅前やSCまで行かないといけないとは...出版業は苦境ですよ。
やれやれ
2019年08月01日 19:54
航空ジャーナルは流石に古すぎましたね。
エアワールド誌です。次はどこが無くなるのか
イカロス出版自体は他の雑誌もあるので
生き残るかも知れませんが後の二誌は
どうでしょうね。
軍事研究は割と置いてありますが、
軍系の雑誌は一冊か二冊しか置いて
所が多い感じですね。

10年後何誌残ってるやら。
2019年08月02日 00:09
いつも拝読しております。

全く同感で,鹿児島県庁記者クラブ,通称 青潮会が数年前に,インシデンツの女性記者を,前知事と当番幹事社が組み,実に卑劣で姑息な手をつかって知事会見から締め出したのも同じ手口でした。

もちろん,国の真似っこが自治体ですから,根元は霞が関にあると思います。

常々ご指摘の自衛隊が抱える問題は,第63期Uとして任官し,短期間ながら在隊した私が覚えた「不安と焦燥」と一致しますが,何十年という歳月を経てなお,かつて下級幹部が抱いたそれが厳然として存在するところに問題の根深さを痛感します。

今後ともぜひ警世の気概溢れる健筆を振るわれて,国民の前にこの深刻な問題点をさらけだし,何よりも第一線の隊員が無駄死をしなくていいように,国が可能な限りの施策を講じるよう叱咤してくださるよう心からお願い申し上げます。

御高説に接しますと,大東亜戦争における高次戦争指導の誤りへの真摯な反省はなされていないのではないかとの感を深く致します。

私は,先人が払った尊い犠牲を顕彰し継承すべきだと考えておりますが,御指摘の現状では,今日まで反省,反省と言い募ってきたのはいったい何だったのだと慨嘆せざるをえません。

まことにありがとうございます。
ブロガー(志望)
2019年08月04日 22:03
お邪魔します。
 専ら当事者同士の力関係や利害関係に基くマネジメントしかやった事が無いので、それらが通用しないフリージャーナリスト等に対応ができないからではないかと思われます。ヒエラルキーの世界に生きてきた連中にはフリージャーナリストとかはあたかも「半グレ」のように見えるのではないかと。更に言えば日本人は「事実」なんかに興味は無く、「人間関係」にしか興味がないからでは。件の芸人闇営業問題でも、「(かつての芸能が真っ当な仕事と見なされず、裏社会と密接な関係を持っていた頃の気風や慣習が未だ残っているといった)何がどう悪いのか」ではなく、「芸人が悪いか、吉本の会長・社長が悪いかという『誰が悪いか』」に集中しているようです。
濡れネズミ
2019年08月06日 12:21
特定の紙面や記者のみがある意味紳士協定を結んで質問するから、問題が表面化しなかったのはあると思います。

近所の本屋で軍事研究等をよく購入しますが、月刊誌のコーナーが寂しくなっていくのがよくわかります。言論誌は特に売れていない。

マニア向けの銃器関連雑誌などの内容も繰り返しになるケースがあり、ネタが尽きて来ているように感じます。

やれやれ
2019年08月08日 18:08
最新鋭ステルス機F35はホントに大丈夫? 稼働率目標は80%なのに最低4.7% 米試験飛行資料で判明
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20190808-00137605/

近接航空支援専用機A10C 72.51%
万能機ストライクイーグルF15E 71.16%
ファイティング・ファルコン F16D 66.24%
世界最強のステルス戦闘機F22 51.74%
F35A 49.55%

とまあF35Aは50%程度の稼働率ですがF35Cは殆ど飛べてない様で
かなり足を引っ張っている模様。
やはり異なる3機種を強引に1機種に纏めるような事するから
いつまで経っても完成に遠い状況なのかと。
やれやれ
2019年08月09日 16:41
自衛隊幹部が異様な低学歴集団である理由
https://president.jp/articles/-/26144

なんと幹部の50%が高卒。そんなにいたんだ、凄いですね。
むしろ曹クラスから幹部になれる人がそんなに多いとは思いませんでした。これは患部...幹部への認識を改める必要がありますね。
防大卒、一般大卒が8割以上だと勝手に思ってました。
空自の幹部で高卒が多いのは航空学生からパイロットになった人が
多いからだと思いますが。
それにしても米軍の幹部が大卒多いとは聞いていましたが、自衛隊の幹部の大卒がこんなに少ないとは思いませんでした。
ある意味昇進の敷居の低いありがたい?軍隊なのかも?
幹部昇格の条件に通信制大卒や国家公務員試験2種の合格を必須とかにでもしたほうが良いのかも知れませんね。
CPR
2019年08月10日 06:11
やれやれ様

自衛隊の幹部は大卒だけでは数が揃わないため、部内の昇任試験を経た幹部が多くおります。
この問題は軍人の社会的地位が低いことが一因であろうと思います。
米国だと、高校の成績優秀はもちろん、州議会議員2人の推薦が必要なほどですが、日本ではそのような制度はありません。

米陸軍の「ゲームチェンジャー」な新装備『ENVG-B』が完全作戦能力(FOC)獲得
https://news.militaryblog.jp/web/Army-reveals-timeline/for-fielding-new-ENVG-B-NGSW.html

オーストラリア軍の2035年に向けた将来兵士コンセプト『カール(Carl)』
https://news.militaryblog.jp/web/Australian-DST/future-soldier-concept-Carl-for-2035.html

個人装備1つとっても差は開くばかり。
早く自衛隊も大改革をしないと、高齢化・人口減少に対応が間に合わなくなると危惧しています。
aaa
2019年08月11日 14:31
こういうのは、訴訟はしないのでしょうかね。

一票の格差だとかは毎回訴訟されてるけど。

報道の自由や取材の自由を明確に妨害してるわけで、その妨害に荷担した組織、個人を相手に訴訟すべきなんじゃないですか?

あんまし聞かないけど。
濡れネズミ
2019年08月13日 10:29
ロシアの爆発事故を引き起こしたのは新型の核ラムジェットエンジン式巡航ミサイルと言われていますが、どう思われますか?
キヨタニ
2019年08月13日 18:02
情報が少ないのでよくわかりません。

>濡れネズミさん
>
>ロシアの爆発事故を引き起こしたのは新型の核ラムジェットエンジン式巡航ミサイルと言われていますが、どう思われますか?
キヨタニ
2019年08月13日 18:03

訴訟も一手だと思っています。

>aaaさん
>
>こういうのは、訴訟はしないのでしょうかね。
>
>一票の格差だとかは毎回訴訟されてるけど。
>
>報道の自由や取材の自由を明確に妨害してるわけで、その妨害に荷担した組織、個人を相手に訴訟すべきなんじゃないですか?
>
>あんまし聞かないけど。
ブロガー(志望)
2019年08月14日 20:47
再びお邪魔します。
 「誰も実現していない事を実現する」事は非常に困難です。世界初のジェット戦闘機、巡航及び弾道ミサイルを実現した科学大国ドイツでも原爆は実現できませんでしたが、アメリカが実現すると旧ソ連及び中国は比較的短期間でキャッチアップに成功しました。日本も1945年にはペニシリンを軍に納められるようになりましたし。核ラムジェットエンジン式巡航ミサイルですが、人類初の人工衛星及び有人宇宙飛行を実現した旧ソ連の頃ならともかく、今のロシアにそれを実用化にまで持ち込める力があるかは分かりません(一応民主国家ですし)。アメリカでも「もう一度月に宇宙飛行士を送り込め」と言われてもそう簡単ではないでしょう(今度は「地球を周回する宇宙ステーション⇒月を周回する宇宙ステーション⇒月面」の順になるか)。