陸上自衛隊、2系列の装輪装甲車ファミリーを導入の不思議。

陸上自衛隊、2系列の装輪装甲車ファミリーを導入へ

http://www.tokyo-dar.com/news/6293/

>防衛省が陸上自衛隊用に2種類の装輪装甲車ファミリー「共通戦術装甲車」と「次期装輪装甲車」を導入する方針であることが、当サイトの取材によってわかった。

>「共通戦術装甲車」は16式機動戦闘車と共に即応機動連隊の中核を構成する8輪装甲車で、16式をベースとした三菱重工の「MAV」(Mitsubishi Armoured Vehicle)に絞られている模様で、本年度予算に参考品購入費として計上された23億円では、MAVが調達される可能性が高い。

>共通戦術装甲車では歩兵戦闘車型、偵察型、120mm自走迫撃砲型などの導入が計画されているが、歩兵戦闘車型は装軌式の89式装甲戦闘車を後継する車輌ではないとの話もある。

>「次期装輪装甲車」は96式装輪装甲車の後継という位置付けで、2018年7月に開発中止が決定した装輪装甲車(改)の調達計画を仕切り直したものと見られる。

>次期装輪装甲車ではAPC(装甲兵員輸送)型、中期防衛力整備計画に導入方針が明記された装甲野戦救急車型などの導入が計画されており、APC型は令和5(2023)年度、装甲野戦救急車型は令和8(2026)年度から調達が開始される見込みとなっている。候補としてはパトリアのAMV XP、ジェネラル・ダイナミックス・ランドシステムズのストライカーなどの名前が挙がっている。



まあ、不思議な話です。陸幕防衛部と装備庁のすりあわせができていない感じを受けます。
装甲車両のファミリー化が実現するのは歓迎ですが、なんで二種類の8輪装甲車が必要なんでしょうかね。
「共通戦術装甲車」は即応機動連隊用で、「次期装輪装甲車」はその他部隊で使用する、主に隊員輸送に供するものだということになっています。機甲部隊で使う89式の後継などは別途調達するようです。

我が国では内地で本格的な戦闘が発生する可能性は極めて小さいと大綱にもかいてあります。であれば重量級で調達及びいひコストの高い8輪装甲車がそんなにいるんでしょうかね?
本当に6輪や4輪車輌じゃ駄目なんでしょうか。4輪といっても陸自でも導入しているブッシュマスターは8輪の96式よりも余程路外装甲能力は高いです。内地で使う車輌は4輪、6輪でもいいんではないでしょうか。少なくともそれを真剣に検討すべきだったのではないでしょうか。

更に申せば、軽装甲機動車と高機動車を統合した次世代車輌も検討されていますが、これも装甲車になるようです。トヨタが関心をもっていると噂されています。単に米陸軍の真似をしているように見えますが、きちんとリサーチをしたのでしょうか。



本来フランスのスコーピオン計画のように、主要装甲車両のポートフォリオと総予算、取得数、調達期間、その根拠を納税者と政治に見せるべきだと思います。

■本日の市ヶ谷の噂■
陸自が導入したAAV7は、溶接がいい加減あるいは不十分な車体が結構あって現場の部隊は困窮との噂。











この記事へのコメント

KU
2019年07月17日 20:52
何だか、陸自のことだから虻蜂取らずになりそうな悪寒がするのですがorz 。おまけに今回のコレとは別で89式IFVの後継車両も導入するんですか?ただでさえ、イージスアショアだのXUH-2だのと入り用な時期なのに、必要な予算と数を確保出来るのですかね?
濡れネズミ
2019年07月17日 22:26
やっぱり、次世代装輪装甲車採用計画は混迷を極めているようですね。

個人的にはオシュコシュ社のM-ATVの問題を他山の石として、海外への平和維持部隊の派遣に使える車両を導入して欲しいです。

アフガニスタンやイラクに展開した連合国の二の舞を17年も経ってから繰り返してしまいそうな上層部と国内メーカーは信用できないので悲しいですが。
ぬこちん
2019年07月17日 23:30
軽装甲機動車と高機動車はコンバットプルーフ(笑)豊富なランクルをベースにファミリー化し配備(街乗りと整備性重視)と16式機動戦闘車の砲塔外した感じで8装輪装甲車ファミリー化じゃダメなんですかね?ただでさえいろんなおもちゃがありすぎて人手不足で疲弊してるのにモノ増やすな!っていう感じがします。防衛省内部に敵国のエージェントでもいるんかと勘ぐりたくなる次第であります。
やれやれ
2019年07月18日 10:04
何で2種類なんでしょうね?
三菱に軸足を移すまでの繋ぎなのか
三菱がこけた場合の保険なのか。

軽装甲機動車の代わりはM-ATVとかで
しょうかね?

にひてもAAV7は中古の再整備品の方が
実は品質が良かった?とかのオチでしょうか。
大金かけて使えない兵器買って品質も悪いとか
話にならないですね。
ゆき
2019年07月19日 05:16
初めまして、こちらのブログとは場違いな内容で恐縮ですが、この度は21日開票の参院選において、ブログ主様に今一度この事を思い出して頂きたく、失礼とは存じますが、書き込ませて頂きました。

国民として忘れてならない2009年、メディアの世論誘導により誕生した民主党政権でしたが、その3年間は公約をほぼ全て反古にし、1ドル80円株価8千円の超円高を誘導し、企業の倒産が激増、雇用が空洞化し、日本は経済破綻寸前まで追い込まれたのは周知の通りです。

現在、国の収益、株価、求人倍率共にバブル後の最高を記録する等、着実に経済を回復させ、脅威を増す中国や北朝鮮への対応、外交においても各国からの信頼を築いている現政権を失う事は、再び苦境の時代に戻る事を意味します。

今回の老後2千万円問題についても、野党とメディアは印象操作で国民を騙し政権を取った、2007年の再来を狙っていると思われ、報告書は年金制度自体に問題を指摘したものではない事はこちらに詳しく書かれています。
https://ttensan.exblog.jp/27649651/

一人でも多くの方が野党やメディアの実態を知り、国を守る為に皆様一人一人が報道される情報の真偽を自身の目で正しく見極め、この度ブログ主様や皆様にもその大事な意思を、是非投票によって示して頂きたいと思っております。
突然の書き込み、長文乱文お詫び申し上げます。
ガネット
2019年07月19日 20:48
安倍ユーゲントのおでましですな。
ブロガー(志望)
2019年07月21日 12:43
お邪魔します。
 この問題の根幹にも「今後陸自は何をどうするのか」があるものと思われます。国内だけではなく海外での平和活動、将来的には有志連合に加わって地上戦等にも参加するのであれば、重量級の車両も必要になるのかなと思ったりもしますが。もしかしたら陸自は「災害対応及び大規模テロへの警戒を主とする軽歩兵部隊+海外での活動及び国内のあらゆる場所での迅速な対応を行う、兵站も含めて先進国レベルの部隊」になるのか望ましいのかと思ったりもします。尤も山本七平が学生将校として徴兵された際に受けた教育が「中国大陸での旧ソ連軍等との戦闘を想定」したものだったので、「南方は程々で切り上げて、ナチスドイツと共に旧ソ連を挟撃」するのかと思っていたら、「それしか教えられなかったから」だったと書いていたので、陸自も「今迄やってきた事をそのままやっているだけ」かも知れませんが。
ito-02
2019年08月28日 08:14
一言言わせてもらえば、現場に必要な物は「使える物」です。検査・監査のために倉庫に置いて置くものではなく、常に訓練や実戦で使える物です。少なくとも陸上自衛隊は編制・装備ともに混迷しているのではないでしょうか?どうしていいかわからないが、即応性だけで「即応機動連隊」を作ってみたり、装輪装甲車もこの際輸入にしたほうがよっぽどマシなのにと思ってしまいます。どこぞのメーカーに声の大きなOBが居て現役に影響力を与えているとしか思えないお粗末さに感じます。ちなみに以前書かれていた「第一線救護員」ですが実際に現在「第一線救護員」をしているのは「准看護師」でも「救急救命士」でもない『無資格の衛生科隊員』が大多数です。色々と問題のある陸上自衛隊衛生学校の衛生資材や衛生整備の教育を受けた陸曹が現場を支えています。もちろん衛生科隊員の教育ですからある程度の救急処置教育も受けていますが、あくまでも部内の隊員に限定した簡単な救急処置に限定されます。ですが彼らがいなければ第一線救護は成り立たないのも事実です。衛生資材も整備も3カ月程度の教育期間しかありません。せめてもう3か月追加で救護に関する教育が必要かと思いますが現状は難しいそうです。まあ准看護師や救命士にとって大多数の無資格者を見下し高度な衛生教育を受けたエリートである事が重要なようです。このままでは陸上自衛隊は本当に戦えません。装備だけでは戦えないし、衛生が充実しても戦えません。バランスのとれた組織になるのはいつでしょうか?